始まりの物語   作:浜風快速

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"アレ"に向けての準備の始まり

さて、今日は土曜日。授業は無いけど部活の日だ。

「おはようございま・・・す?」

何だ、誰もいないのか。

暇なのでこの前東川に教えてもらったソリティアでもやってみる。

 

始めて10分、早速詰んでしまったらしい。やり直しか・・・。

 

始めて30分、また詰んでしまったと見える。ソリティアは詰みやすいから短気な人には無理という東川の何気無い一言を思い出す。

「地道に頑張ろう」

そう意気込んだのを、伊藤先生に聞かれた。

「どうしたんだい?ああ、ソリティアか。私もよくやったなぁ」

「あっ、おはようございます」

「どうだろう、ソリティアで対戦しないか?」

一人用で有名なソリティアで対戦なんて、どうやってやるんだろう・・・

「簡単さ、それぞれソリティアをやってタイムを競うんだよ」

あれっ、何故か心を読まれた気がする。

まあいっか、やろうかな。

「やりましょう!」

「ふふっ、乗り気だね。それじゃスタート!」

開始から5分、先輩がぞろぞろと入ってきたが、軽く挨拶して再開。

10分経過、一度目の詰み。先は長そう・・・

20分経過、部員も大体集まってきた。

25分経過、ギャラリーが集中を削ぐ。と、何と先生クリア。

「あぁ、負けました」

軽いため息も出てしまう。

「ソリティアは意外に技術が要るよ。例えば、ここならこう・・・」

すごい、解説が分かりやすい。流石先生だな。

 

「はい、部活始めるから席について」

『はーい』

「今日はカードゲームのウノをやっていくよ」

「先生、ウノのローカルルールはどうなりますか」

「それも今から解説するから聞いてね」

 

一通りウノのルールと勝敗の決め方、ローカルルールまでの解説が終わった。

僕が慣れているルールで良かった・・・。

 

「早速対戦したいところだけど、一つ聞いてね。今日は、仲の良い人とは対戦しないで下さい」

何だって・・・それはつまり知らない人と積極的にやれということか?

だとしたら僕には無理だな。

僕は休み時間は図書室の隅で読書、仲の良い人と二人ペアを作れの言葉は僕がぼっちになるフラグという典型的な陰キャである。自分で言ってて虚しいけど。

そういう訳で今日は緊張してしまい、誰と戦ったかなんて全くもって忘れてしまった。

 

「はい、今日は大事な話があります」

騒然とする部室。何だ何だ。

「夏にボードゲームの公式大会があり、来月その地区予選と、それを兼ねた高校交流戦に出られることになりました」

小さな歓声が上がる。

「今回は60名を12チームに分けて、全国を目指す地区予選、強い人と交流する交流戦上級、それほど強くない人と交流する交流戦中級に出します。そこで、チーム分けの参考にするために次の活動から数日間総当たりをやります」

大会か、どんなとこと当たるかな・・・。

今からワクワクするよ!




どうも、作者の浜風快速です。
皆様、明けましておめでとうございます。

2020年も浜風快速を宜しくお願い致します。

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