始まりの物語   作:浜風快速

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思いがけない出来事と、大会最終戦の始まり

迎えた第4戦、今度は堅そうな私立に見えた(校名は分からなかった)。

 

今度はパズル5問早解きでの勝負となった。

 

1問目、苦手とするクロスワードで序盤から相手に大きく差をつけられてしまう。 これは終わったかと思い、諦めもあって顔を上げ、相手を見てみると。

 

そこには、いまにも燃え尽きそうな顔があった。

 

スタミナがないのか、それとも単純に1問目に全振りしてしまったのかは分からないが、これはチャンスだと思いながら落ち着いて解いた。

 

結果的に1問目を有利な状況で終えて2問目。 ここから4問目までは得意とするマイナーパズルの連続なので、安定して解いていきたいところ。

 

まずは消しゴムを1回も使わないでクリア、3問目に突入。

 

3問目は残り僅かのところでミスに気づき全消しという、特訓前なら確実にモチベが無くなる状況だったが、何とか持ち応えて4問目……かと思いきや。

 

 

「すみません、降参します」

 

なんと相手は完全にスタミナ、モチベが切れたようで、続行不能と判断し僕の不戦勝扱いとなった。

 

暇になってしまった僕は、チームのメンバーの様子を見る。

 

上岡さんはなぜかとても嬉しそうだ。 余裕綽々といったところか。

森先輩は辛そうである。パズル苦手だったのか……。

古川先輩は余裕とまではいかないが好戦している模様。

そして部長はというと、不戦勝の僕より先に5問を解き終えたようで、相手がまだ3問目であるところを見ると圧勝のようだ。

余談だが、森先輩の相手はずっと「女が二人もいるチームに負けるわけにはいかねえ…」とずっとぶつぶつと言っていた。 正直腹が立った。ボードゲームに男も女も関係ないと思うのだが…

 

 

チーム結果は、部長、古川先輩、僕、上岡さんの勝利で4-1の白星となった。

「森先輩、お疲れさまでした…。」

「くっそぉ、パズルは苦手なんだよぉ。 うぅ…(´;ω;`)」

「まあまあ、最終戦があるし落ち着いていこうぜ。 な、森」

「ぶぢょうありがどうございまず……」

「泣くなっての、みっともねぇぞ」

 

 

最終戦、秋吉南との対戦。種目(?)は5vs5制の将棋。(チームで相談していいというルール有)

最後はここまで全勝の3校中2校による対戦だ。負ければ優勝の可能性が消えるという崖っぷちの対戦でもある。

森先輩が気がかりだが、それでも落ち着いて臨んだ。

 

序盤はなんと古川先輩が快調な早指しで独走。ほか4人の出番ゼロという展開。

中盤に入るや否や、選手交代で上岡さんが入る。 今度はあまりに余った時間を有効に活用して、相談も設けつつチーム戦らしい戦い方を見せてくれた。

終盤、部長を中心にチーム全員で相談しまくりの進行。

 

はたして、僕たちはこの戦いを制し、地区予選大会でチームを全勝、優勝へと導けるのか。 次話をお楽しみに!




どうも、作者の浜風快速です。

2か月以上更新を空けてしまい、申し訳ございませんでした。
この間に新しい小説を書き始め、しばらくそちらを中心に更新しておりました。

ここまで空いたのに見に来てくださった方、本当にありがとうございます。

これからもノロマ更新ではありますが、気長にお付き合いいただけると幸いです。

それでは、また次話で!

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