何日か前、僕はボードゲーム部の入部試験にトップで合格して、晴れて部員番号101のボードゲーム部員となった。 もちろん早原も部員だ。
今日は、その初めての活動日。
「こんにちは! 瀬川です」
「こんにちは。 今日からよろしくね。 僕は213番の戸崎(とざき)です」
「戸崎先輩、宜しくお願いします!」
早速戸崎先輩と仲良くなれそうで良かった・・・
「よっ瀬川、来てたのか」
「こらこら、部室に入るときは挨拶しなさい」
「すみません・・・」
早原は早速先生に叱られてしゅんとしている。少し可哀想だな・・・
「こんにちは! 上岡(かみおか)です」
彼女はクラスメイトの上岡さん。 活発な感じだったからまさかここに入るとは思わなかった・・・
「女子部員は珍しいなぁ。 頑張ってくれよ」
「は、はい!」
その後もなんやかんやあって各学年20名ずつ、計60名が集まって部活開始。
「こんにちは、1年の皆さんは初めましてかな? 顧問の伊藤です。 よろしくね。 じゃあ1年生から自己紹介してもらいましょう。 じゃあ部員番号順で」
「101番、瀬川です。 入部試験ではエアホッケーで部長に勝ちました。 宜しくお願いします」
これ以降も同じように自己紹介、さらに先輩方の紹介も終了。 早原は104番、上岡さんは109番のよう。 上岡さん、意外に強そうだな・・・
「はい、じゃ活動しましょう。 今日は将棋をやります」
『はい!』
「1年の皆さん、詰め将棋はできますか?」
『はい』
「全員できるようですね。 じゃあ出来そうな手数を選んで取っていってね。」
パタパタと1年生たちが問題を取っていく。
「できたら先生のところに持ってきてね。それじゃ、始め」
将棋はそんなに得意じゃない・・・辛うじて7手の詰め将棋が出来るかどうかだな・・・
よし、何とか出来た。
「はい、合ってますよ。 9手に挑戦してみる?」
「・・・(考え中)」
「後ろが待ってるから早く決めなさい」
「じゃ、じゃあやります」
「はい、9手詰です」
「ありがとうございます」
はぁ、叱られてしまった・・・
とにかく、9手を解かなきゃいけな・・・って難しくないかこれ?
「はい、詰め将棋終了」
結局9手詰は解けなかった。
「じゃあ戦法学習です。 今日は横歩取りです」
あっ、知ってるぞこの戦法。
「はい、じゃあしっかり復習してね」
聞き流してたから復習も何もない・・・
「次は実戦です。好きな相手と戦っていいよ」
戸崎先輩は・・・あっ、いたいた。
「戸崎先輩、良ければ戦いませんか?」
「いいよ」
「戸崎も先輩って呼ばれるようになったんだな」
「やめろって」
戸崎先輩、仲のいい先輩がいるようだ・・・
「ありがとうございました」
気付けば一手差といえる接戦で負けていた。
入部試験では勝ったからいけると思っていたんだが、やはり上級生の壁は厚いか・・・
第2戦は・・・上岡さんでも誘ってみよう。
「上岡さん、対戦しない?」
「いいよ~、かかってこい!」
やけに自信満々だな・・・
「ありがとうございました」
余裕の勝利。 さっきの自信は何処へやら、何か落ち込んでるようにも見える・・・
「よし、じゃあ今日は終わりにしようか」
『ありがとうございました』
ボードゲーム部、なかなか楽しそうである。
どうも、作者の浜風快速です。
投稿が遅くなりましてすみません。
気軽に評価、感想を書いていただければ嬉しいです。また、第6話でアンケートを実施中です。ぜひご回答お願いします。
では、また次回!
「はじもの」へのご感想をお願いします。
-
読みやすい/面白い
-
良くも悪くもない
-
読みにくい/つまらない
-
感想を求める前に更新頻度を上げて
-
感想はないし、今まで通り更新して