欠陥兵器の提督生活   作:かげぬい

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主「遅くなってしまった」
ア「そうだな、流石に遅すぎる」

主「見る専だった時はね?書いてたデータが消えるなんて有り得ない〜って思ってたんですが、思いっ切り吹っ飛びましたはい」
ア「どれくらいだ?」
主「約2000字です・・・これからは気を付けます」

主「前回でお気に入りが7件も増えました。ありがとうございます!失踪はしません、この作品は完結させます。更新が遅くなったりしますが、どうかよろしくお願い致します」

それでは第13話をどうぞ!


艤装

舞鶴の提督を殺してから2日後

 

「アリス君、急で悪いんだが、今回の報告は呉に来てしてくれないか?」

「呉で・・・ですか?」

「うん、通話が傍受されないとも限らないからね」

「分かりました。では・・・」

今すぐ向かいます。と言おうとしたら・・・バン!と音を立てて提督室の扉が開かれた

「少々お待ちください」

「分かったよ」

 

---------

 

「提督!頼まれてた物が漸く完成したよ!」

「本当か」

「だから早く工廠に来て!」

 

「佐藤さん、今日の夜からそちらに向かいます」

「分かった。待ってるよ」

 

----------

 

「これが、駆逐艦皐月をモデルにして作った提督用の艤装だよ!」

「良い出来だ。呉での話が終わった後に、試してみようか」

「持って行くの?」

「あぁ、早くテスト走行したいからね」

 

「分かりました。しかし呉の方で行うとなると、こちらでの支援が遅くなりますので最新の注意を払って下さい」

「承知した」

 

「それと、他に作って欲しいものがあるんだ」

「えぇ・・・流石に連続はやめて欲しいんですが、かなり睡眠時間を削ったりしたので」

「いや、早急にという訳では無い。艦娘と深海棲艦の戦争が終わるまでに作ってくれればいい」

「それでしたら・・・それで、何を作れば良いですか?」

私は、とある武器の作成を頼む

 

アリスsideout

 

明石side

 

提督に頼まれていた物が、漸く完成した

艦娘のように海の上を走りたい・・・と言ってたけど

何でそんなことを?

考えても分からないので、とりあえず提督に報告をする

 

 

提督は艤装の出来を褒めてくれた

自分が作った物を褒められるのはとても嬉しい

完成まで結構経っちゃったけど

 

そして、提督は更に作って欲しい物があるって言ってきた

流石に・・・と思ったが

急ぎではなく、この戦いが終わるまでに作ってくれれば良いとの事

でも、私はその内容を聞いて驚愕した

 

"対私用の武器を作って欲しい"

 

ドン!

私は提督の胸ぐらを掴み壁に叩きつける

 

「提督・・・なんで私にそんな事を頼むの」

「君なら出来ると思ったからだ。いや、君にしか出来ない」

「なんで・・・なんでですか!」

 

「みんな・・・みんな提督の事が好きなんですよ!」

「いいか、私の体を研究してる君なら分かるだろう。これが、もし漏れたらどうなるか。だからこそ始末をつけなければならない」

「でも、やっとお姉さんに会えたじゃないですか!」

「これは、瑞鶴に言った事だが・・・人間は未知を恐れる。そして私は、艦娘以上に未知の存在だ」

 

私は絶対に作りたくない

みんな提督の事が大好きなのに

 

「私は作りませんよ」

「絶対に使うという訳では無い。念には念をだ」

「でも!」

「命令だ。私を殺せる武器を作れ。サンプルならいくらでも渡す」

なんで・・・

 

「分かりました。でも一つだけ言わせてください」

「何かな?」

「もっと自分の事を大切にしてください」

 

「本来なら、私は戦場で死ぬはずだった。だが、何故か私は今ここに居る。ならば私は、自分で決めた事に全てを注ぐ。それで私が死ぬ事になったとしてもだ」

「提督・・・」

私の手は振り払われてしまった

 

いつか、提督が自分のために生きれるようになって欲しい

 

明石sideout

 

 

響side

 

最近、アリスと2人で居られる時間が減った

一緒に仕事をしているけれど、お姉さんも一緒だからだ

そして、そんな時にアリスが呉に行くと聞いた

なので私はアリスの元に向かった

 

「アリス!」

アリスは工廠から出てきた所だった

「どうしたの?」

「呉に行くんだよね?」

「あぁ、もう出ようかと思っていたよ」

「あの・・・帰って来たら久しぶりに、2人で話がしたいな」

「良いよ」

「絶対、無事に帰って来てね」

「大袈裟だよ。呉に行って来るだけさ」

「そうだと、良いんだけど・・・何が起きるか分からないから」

アリスは強い、よっぽどの事がない限り大丈夫だと思うけど

絶対は無い

 

「忠告ありがとう。それじゃ、行ってくるよ」

「行ってらっしゃい」

 

この時、あんな事が起きるなんて私達は誰一人分からなかった

それが、お姉さんであるアリシアさんでさえ

 

響sideout

 

 

 

「佐藤提督、今回の件なのですが」

「あぁ、黒幕は元帥・・・どうするか」

相手は海軍のトップ、易々と手を出す事は出来ない

 

「ですが、相手の計画は邪魔出来たはずです

そこまで急ぐ必要は無いのでは?」

「だが・・・」

「佐藤さん、貴方には私がついてます。私という武器を活かすも殺すも貴方次第です」

人間相手に負ける、というのは有り得ない

 

「そうだな・・・急いで失敗するよりはマシか」

「ええ」

 

「話は変わるがアリス君、舞鶴で何をしたんだい?私が行った時、やけに殺気だっていたのだが」

「それは、すみません。佐藤さんの命令で来た・・・というのを明かしたので、恐らくそれのせいかと」

 

「まぁ、それが無かったら情報は得られてないだろうしね・・・

吸うかい?」

「タバコですか、私は今まで吸った事が無いんですよ」

 

 

「では、いただきます」

佐藤さんに火を付けて貰う

 

その瞬間

私は咳き込んだ

 

佐藤さんは笑っていた

「・・・笑わなくてもいいじゃないですか」

「すまない。人間を簡単に殺せて、艦娘相手に対等に戦える君にも苦手な物があるとはね」

「私にだって苦手な物くらいありますよ」

「例えば・・・何があるかい?」

「人間ですね。さっさと死に絶えれば良いと思ってます」

 

そう言った瞬間、1人の艦娘が建物の影から出てきた

こちらに砲塔を向けている

「提督、やはり彼女は危険です。今すぐ離れてください」

「君は・・・大和だったか。なんのつもりかな?」

「大和、何をしている。今すぐ武装を解除するんだ

私は、アリス君と2人きりで話をすると言ってあるだろう」

「加古と川内が言ってましたよね?彼女は魚雷を食らっても立ち上がり攻撃を仕掛けてきたと」

 

「私が、ここで殺します」

「やりたければやるといい。だが、君が私を殺すのと

私が佐藤さんを殺すの・・・どっちが速いかな?」

首に手を添える

「このまま首をへし折る事も出来るし、切り落とすことも可能だ」

 

「2人とも、武器を下ろすんだ」

「私は手を添えているだけですが?」

「君は、全身が武器みたいなものだろう」

「否定はしません」

私は手を下ろす

 

「大和、武装を解除するんだ。アリス君に言いたい事があるなら言えばいい」

「提督!ですが!」

「大和」

「・・・分かりました」

大和は武装を解除した

 

「貴方の目的はなんですか?」

「目的?」

「はい、何故貴方が協力しているのか。それが知りたいんです」

「私は・・・君達が戦争の道具になる事を阻止したい」

 

「何を言ってるんですか?そんな事・・・有り得ない!」

「いいや、有り得る事だ。深海棲艦は人間の武器が効かず、艦娘の攻撃が有効・・・なら逆も然りという事だ」

「艦娘は人間の武器が効かず、深海棲艦の攻撃が有効という事か?」

「正解です。事実、私の攻撃は効いていなかった。だからこそ、気絶させたのです。艦娘と言えど、構造は人と同じ・・・なら弱点も同じなんですよ

その点、兵器としては深海棲艦のが優秀ですね」

 

そう言った瞬間、大和が殴り掛かって来た

それを両手で止める

「な!?」

止められたのを驚いているのだろう

 

「私は、事実を言ったまでだ。兵器として扱われていた身からすると、深海棲艦のが優れている。"余計な感情"も無いだろうしな」

左手で腹を殴られた

 

「ゴハッ・・・」

内蔵がやられたのだろう

私は吐血する

 

「大和!それ以上は止めるんだ。アリス君とは協力関係にあるんだ」

「提督!彼女はおかしいですよ!人間なのに私の拳を止めたんですよ!大和型の私の!」

 

「アリス君、最初から気になったいたんだが・・・その艤装はなにかな?」

「これですか、これは明石に作らせた。駆逐艦皐月をモデルにした。私用の艤装です」

「アリス君の?皐月・・・なるほど」

「あの、話が読めないのですが」

 

「私は人間では無い・・・という事さ」

「はい?」

「人間と艦娘の混ざり物なんだ。とある鎮守府で皐月を助ける為に、無茶をした訳だ」

まぁ、その結果私は強くなれた

 

「そんな事をしたら、どうなるか・・・」

「あぁ、代償は大きかったさ・・・だが、私は未知を知れば知るほど強くなる」

 

「未知、艦娘のように海を

まさか・・・アリス君!それはダメだ!」

佐藤提督が私の肩を掴んでくる

 

「もしかして、分かりました?だとしたら・・・やはり頭の回転が速いですね。ですが、誰にも言わないでくださいね

言ったらどうなるか、聡明な貴方なら分かるでしょう」

「だが、何故だ?何故そこまで・・・力に固執する」

 

 

「私は、強くならなければ・・・今度こそ、お姉様を守る為に」

 

「アリス君?」

「いえ、なんでもありません。理由に関しては・・・いずれ教えます。絶対に」

「分かった」

 

 

「1つ提案なんだが、今日は泊まっていかないか?君の事だ、この話が終わったらテスト走行に行く予定だったのだろう?夜は危険だ」

「良いんですか?では、お言葉に甘えて・・・」

大和が凄い睨んでくる

 

「やはり、遠慮させていただきます。私が居ては・・・邪魔でしょうから」

「そうか、なら少しだけ待っててくれないか?無線機を持ってくるよ。何かあったら連絡して欲しい」

「提督!何故彼女に、そこまでするんですか?それを教えてください」

 

 

「私はアリス君を"信頼"しているからね」

信頼・・・バカバカしい

そんなの一方的な押し付けだ

 

「佐藤さん・・・私を信頼しないで下さい、私はいつ裏切るか分かりませんよ。ずっと味方だなんて思わない方が良い」

「これから裏切る予定がある人間は、そんな事言わないだろう?」

「貴方は1度・・・痛い目を見た方が良い」

佐藤さんは鎮守府に入っていった

 

 

「私は、もう行こうかな」

「提督を待たないんですか?」

「さっきも言ったが、私が居ては邪魔だろう?」

「貴方は!」

 

「・・・佐藤さんは少し人がよすぎる。君のような人が傍に居た方がいい。私をずっと警戒しているんだ」

私はそう言い残し海へ駆け出した

 

 

------------

 

 

艤装は良好

速度も約37ノットを出せている

やはり、明石にまかせて正解だった

 

武装に関して、今後決めていこう

 

〜数時間後〜

 

1度呉に寄って帰るとしよう

 

私が呉に戻ろうとした時、奴らは現れた

「そこまで呉から離れたつもりは無かったが」

 

戦艦が二隻 重巡が一隻 軽巡が一隻 駆逐が二隻

こちらは武装が無い・・・流石に不利だな

撤退としよう

 

だが、奴らは私を逃がすつもりは無いらしい

砲撃やら魚雷で攻撃をしてくる

 

「明石に胸ぐらを掴まれ、大和と戦闘になり、深海棲艦に襲われる・・・今日は厄日かな」

私は攻撃を躱しつつ逃げる

 

 

撤退から数十分が経ったが、上手く逃げれない

私の撤退ルートを潰すように攻撃をしてくる。

中々の手練だ

 

だが、艦娘と同じ様に燃料があれば・・・いつかは撤退出来る

 

そう思っていた

 

 

私は中々逃げ切れない現状に、少しイラついていた

 

こちらから攻撃をするか?

私が今出来るのは、殴る蹴ると言った体術・・・それをした所で致命傷にはならないだろうし、反撃を貰った場合を考えると得策では無い

 

この考え事が命取りとなった

 

ガシッ

 

ハッとなり下を向くと、私の足を潜水艦の深海棲艦が掴んでいた

 

「は、離せ!」

私が深海棲艦を振り払おうとした、その時

 

追い付いてきた戦艦に首を絞められる

「ア・・・カ」

 

力を込められ、私の視界は暗転した




やっと・・・やっとオリ主ちゃん死亡ENDのフラグを立てることが出来ました。

このルートでは回収しません
一応HAPPY ENDの予定です

ですが、IFルートとしてオリ主ちゃん死亡ENDを書こうと思っております。
その時に回収します(=゚ω゚)و
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