欠陥兵器の提督生活   作:かげぬい

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ホントにありがとうございます!
では4話をどうぞ!


決闘

「無益な争いは、したくないのだがな」

「お前をココから追い出し、みんなを救う」

「和解は無理かね?」

「そんなのは論外だ」

「ハァ・・・なら場所を移そう、ココより外のが戦いやすいだろ」

 

「さっさと来るがいい、もっともお前が私に勝てるとは思えないがな」

『相手は戦艦・・・パワーなら長門が圧倒的有利か』

「その前にルールを確認しておきたい」

「なんだ」

「敗北条件は降参と言ったら、で良いんだな?」

「ああ」

 

「響、合図を頼むよ」

「了解、アリス絶対に勝ってね」

「私なりに全力を尽くすさ」

 

「始め!」

 

『結果は分かりきってはいるが、真正面から殴りにいってみよう』

「フン!」

パシッ!

 

「人間としてはかなり力だが・・・まだまだだな」

長門が殴ってくる。

私は空いている左腕でガードをするが・・・

バキッ!

『骨が折れたか・・・』

 

「今ので声を上げないとはな。少し驚いたぞ」

「戦艦長門に驚いて貰えるとは、光栄ですね」

「いつまでその余裕が続くかな?」

ドゴッ!

 

「ガハッ!」

思いっ切り腹を蹴られた。

『一旦距離を・・・』

私はその場から離脱しようとしたが、右腕が掴まれているため逃げられない。

「まだまだ行くぞ」

 

ドゴッ!バキッ!ドゴッ!ドゴッ!

 

「ガ、ガフッ・・・ゴホッゴホッ」

「どうだ?降参する気になったか?」

「誰がするとでも?」

「そうか・・・」

 

ドゴッ!

「ガハッ!」

また蹴られる・・・だが今回は、長門は蹴った状態で更に力を込めてきた。

 

ブチブチ!

長門に掴まれている腕から嫌な音がする。

 

「これで終わりだ」

ドン!

腕が千切れ支えを無くした私はそのまま吹っ飛ぶ

 

『あぁ、正直言って舐めていた。戦艦長門・・・想像以上だ』

 

「これでは降参も言えないな」

 

「ゲホッゲホ・・・全く、困るよ。腕を千切ったりするのは」

「な、何故その傷で動けるんだ・・・内臓だってかなり損傷してるはずだ」

「さぁ?なんでだろうね?」

 

そして私の腕は再生を始める

『さすがに少しは時間が掛かるか・・・だが左腕の骨はくっ付いている』

 

「そして何故立ち上がるのだ、お前では私に勝てない事ぐらい分かるだろう」

「あぁ、私のスペックでは長門・・・君には勝つ事が出来ない、だが響に勝つと言ってしまった以上は引き下がる事が出来ないのだよ。私も・・・らしいくないと思っているさ」

 

「スペック?何故お前は自分の事を兵器のように言うのだ?」

「ハァ・・・またか、昔は口を滑らせる等は絶対に無かったのだがな」

「兵器だった頃は、こんな事は有り得なかったな」

「ん?何か言ったか」

「いや、なんでもない」

 

「なぁ、ここらで止めにしないか?」

「いや、私はお前を認めない」

「頑固だねぇ」

 

『パワーで勝てないのは実証済み・・・ならばスピードはどうだ?』

 

フッ

私は一瞬で長門の前に移動する

「そら!さっきのお返しだ!」

 

ドゴッ!

「グ、グフ・・・」

 

「確かに長門に比べれば、私の力はそこまで強くない。だが、そこにスピードを乗せれば中々な威力だろう?これでもスピードには自信があるんだ」

「そうか、さっきまでは本気ではなかったのだな」

「私の力がどれくらい通用するかを知りたかったからね。まぁ、あっさりと受け止められてこのザマだけどね」

 

「まだまだ行くぞ!」

私は持ち前のスピードで長門を翻弄しながら攻撃を続ける

『やはり力不足か・・・このままでは埒が明かないな』

 

『後ろに回り込み頭をぶん殴るか』

私は長門の後ろに回り込み後頭部を殴・・・

「そろそろお前のスピードにも慣れてきた」

 

ズドン!

「ガハッ・・・」

私は吹っ飛ぶ

 

『アバラが折れて、肺に・・・』

「ゴプッ・・・ゲホッゲホ」

 

「そろそろ諦めてココを去ったらどうだ?」

「それは・・・ゲホッ。出来ないな、響との約束があるからな」

「何故そんなに固執する?私達は兵器なんだぞ」

「そうやって兵器兵器って言うのが気に食わなのだ。そんなに言って欲しいか?なら言ってやる。お前達は欠陥兵器だ」

 

「私達が欠陥兵器だと?何処にも異常は無いが?」

「分かってないな、兵器に自我がある時点で欠陥なのだ」

 

「兵器というのは上の命令に疑問を抱いてはならない。それがどんなに理不尽な事だとしてもだ。長門はどうだ?提督の命令に疑問を抱いた事はあるか?」

「わ、私は・・・無いと言ったら嘘になるが」

「その時点で兵器じゃないよ。私が言うのもアレだが君達は人間だよ」

 

「ホントにお前は・・・そう思っているのか?」

「あぁ、思っているさ」

 

「ハ、ハハ・・・降参だ」

「ん?なんだって?」

「降参だと言ったんだ。私はお前を提督と認めよう」

 

「アリス・・・やったね」

「響、約束は守ったぞ」

 

「あんたやるやん!あの長門に認められるとはな!」

「えーと、君は誰かな?」

「うちは龍驤や!よろしゅうな」

「龍驤・・・あー、軽空母の」

「せや!搭載数では空母に負けるけど、練度次第では空母並みに戦えるで」

 

グゥ〜

 

『あー、そういえば最近まともに飯なんて食ってなかったな・・・』

 

「アリスお腹空いてるの?」

「まぁね。あれ?響、暁達は?」

「暁達は伸びてしまっているよ。アリスの腕が引っこ抜かれたのが余っ程だったらしい」

「長門?」

「ア、アレはすまないと思っている」

「ハァ・・・別に良いよ。どうせ治るし、罪悪感があるなら暁達を運んでくれないか?放っておく訳には行かないしね」

「あぁ、分かった」

 

「し、司令官の身体はどうなっているんですか?」

「私も気になるわね。主砲で撃っても立ち上がったし」

「さぁ?なんでだろうね〜」

 

そんなこんな話している内に食堂に着いた

「あら、皆さん・・・提督もいらっしゃるのですね」

「あぁ、突然で済まないのだが・・・ご飯はあるかね?お腹が空いてしまってね」

「えーと、私達艦娘は基本的レーションしか食べないので、作るのに時間がかかりますが・・・」

「何故レーションしか食べないのだ?あんなマズイのは食わない方がいいと思うが」

「前の提督が、私達は兵器だから人間と同じ物は食べるなと」

『ホントあいつは殺して正解だったな』

 

「まぁ、時間が掛かっても良いから作ってくれる?」

「は、はい」

 

「長門、この鎮守府から数時間ぐらいの無人島にゾディアックボートが止まってたのだけど何故だか分かる?」

「あー、確かあの辺は泊地にしようとかそんなのを聞いた覚えがある」

「泊地?」

「あぁ、作戦場所からココまで戻って来る間の中継地点だと思ってくれればいい」

「なるほど・・・」

「結局、そこを泊地にするのは無くなったらしい」

「なんでだ?」

「それは私にも分からない、前の提督なら知っていたんだろうけどな」

「私が殺してしまったからねぇ」

 

「お、お待たせしました」

「おぉ、カレーか。それではいただきます」

 

パクッ

『なんだこれ・・・美味しい』

「アリス・・・泣いてる?」

「そ、そんなにマズかったでしょうか」

「そんな事ない。美味しい・・・ホントに美味しいよ。ご飯ってこんなにも美味しいんだね」

 

「んん、無様な所を見せてしまったな。えーと、気になってたんだが君の名前は?」

「わ、私ですか?間宮です」

「間宮か、君には一つお願いがある」

「な、何でしょうか?」

「君の作るご飯はとても美味しかった。だからコレを艦娘達にも食べさせて欲しい」

「ホ、ホントですか!?」

「あぁ、なにより皆も元気になるだろう」

 

「あ、あれ?司令官?私は・・・」

「・・・司令官?」

「暁ちゃんに雷ちゃん?それに長門さん?」

「目を覚ましたようだね。長門と私の対決の時に伸びてしまったと響から聞いたよ」

「あの時?アリスの腕が千切れて・・・」

「まぁ、アレはショッキングだよねぇ」

 

「暁達は部屋に戻って休みなよ」

「うん、お言葉に甘えさせてもうわ」

「司令官ありがとう」

「ありがとうなのです!」

 

「吹雪達も休んだら?」

「あ、ありがとうございます!司令官!」

「私もそうさせてもらうわ」

 

「長門はどうする?」

「私も休ませてもうよ」

「そうか、お疲れ様」

 

「響、ドックに案内してくれないかな?」

「ドックに?」

「うん、ドックはみんなの傷を癒す所でもあり普通にお風呂としても使えるのだろう?そんな所が汚いなんて嫌じゃないか」

 

「う、うわぁ・・・予想はしてたけど結構酷いね」

「ドックもあまり使ってなかったからね」

「どうしてだい?基本的にココでしか傷を癒せないんだろう?」

「そうなんだけど、前の提督は中破以上の艦娘は捨て艦戦法に使ってたからね」

「佐藤提督も言ってたが捨て艦戦法とはどんな事なの?」

「そのままさ、主力をなるべく無傷で進軍させるために的になるのさ」

「響、早急にドックを綺麗にするぞ」

「う、うん」

 

二時間後

「いや、広過ぎないか」

「汚れも凄いしね、今日中には終わらないかな?」

「一日でもはやく終わらせたいのに・・・ん?妖精さん?なになに、提督を殺してくれたお礼に掃除を手伝う?ありがとう!助かったよ。少しでも人手が欲しかったんだよね」

 

そしてさらに二時間後

「「終わったぁ〜」」

「妖精さん達もありがとうね。ん?今度からはお菓子を用意しておけ?了解、次から何かお願いする時はお菓子を用意しておくよ」

 

「なんだか慣れない作業をしたら疲れたなぁ」

「こうゆう事は滅多にしないのかい?」

「うん、私は戦場に立ってる方が多かったからねぇ」

 

「あぁ、言い忘れてたけど提督室の横にあるこの部屋がアリスの私室だよ」

「あー、響ありがとうね。私疲れたからもう寝るねぇ。おやすみ〜」

「あ、うん、おやすみアリス」

 

こうして私の濃い提督一日目は幕を閉じた




「おい、3日〜4日で投稿するってのはどうなってるんだ?」
「ヒィッ!すいません。忙しくて・・・」
「一日で1000字ちょいやれば3日で投稿出来るだろう」
「た、確かにそうなんですが難しくてですねぇ」
「前書きでも言ったがお気に入りが10件超えたんだぞ?」
「そ、そうですね。ホントにありがとうございます!せめて4日で投稿出来るように頑張りますm(_ _)m」
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