微熱・腹痛・吐気のトリプルパンチを食らってまして・・・
五日間ぐらい家に着いたら寝るぐらいしか出来ませんでした・・・
皆さんも体調が悪いなと思ったら病院に行きましょう!
午前5時
「結局寝れたのは1時間だけか・・・」
「うぅん・・・」
私は響の頭を撫でる
『こんな幼い子達が戦場に行くとは・・・私の血に濡れた手で救える者は少ないが、お前達の事は死なせない。それでお前達が私の敵になろうと・・・そして我が身が滅びようと』
「フッ・・・私がこんなに肩入れするとはな」
「ん・・・アリス」
「おっと、起こしちゃったか」
「もう時間?」
「今は5時ちょっと過ぎだよ」
「そう、なら起きて仕事に入ろうか」
「うえー、めんどくさい・・・」
「今日はビスマルクも来るんだからさ」
「そうだね」
「あぁ・・・書類との睨めっこはキツイなぁ」
「さぁさぁ、ペースを上げていこう」
「響、そろそろ朝食の時間だ」
「そうだね。食堂に行こうか」
「「間宮さんおはようございます」」
「おはようございます!」
「アリスはやっぱり提督室で食べるのかい?」
「あぁ、そのつもりだよ」
『ビスマルクが来るのは午前9時頃だったか・・・』
「私の知ってるドイツ人は、研究所に居たマッドサイエンティストだからなぁ・・・アイツみたいじゃないと良いけど」
『耐久実験と言っていたが、アレは拷問だったな。射撃の的にされたりと・・・これ以上はやめよう、人間を殺したくなる』
「間宮さんごちそうさまでした。美味しかったですよ」
「ありがとうございます。そう言って貰えると作った私も嬉しいです」
提督室にて
「響、今は何時だ?」
「もうすぐ9時になるよ」
「そうか、ならもう外に出ようか」
「ビスマルクが来るのが9時だからね」
ビスマルクを待っているとコチラに金髪の女性が近づいてきた
「Guten Tag
私がビスマルク級のネームシップ、ビスマルクよ。提督はどちらに居るのかしら」
「目の前に居るが?」
「え?貴方が提督なの?」
「そうだ、横須賀鎮守府の提督のアリス・カータレットだ。よろしく頼む」
「秘書艦の響だよ」
「ココの提督は男性と聞いていたのだけれど」
「前の提督なら不慮の事故で死んでしまったよ」
「ふぅん」
「響、ビスマルクを案内してくれるかな?」
「了解」
「貴方は着いてこないのかしら?」
「まだ仕事があるからね」
提督室に戻ってきた私だが、この時ドアが閉まりきっていなかった。そのせいで、するつもりのなかった話をする事になる。
「さてと、仕事再開としますか。めんどくさい・・・」
『研究員どもは上層部に私のスペック等を資料にまとめたりしていたが、このような気持ちだったのだろうか?』
仕事をしていると電話が鳴った
ジリリリン!
「はい横須賀鎮守府のアリス・カータレットです」
「アリス君、佐藤だ」
「佐藤提督どうしましたか?」
「昨日の件で少し話がしたくてね。艦娘は近くに居るかい?」
「いえ、今は居ません」
「そうか、なら聞こう。何故田中を瀕死の重体にした?」
「あら、彼は生きていたのですか。あの出血量なら確実に死ぬと思ってたのですが」
「殺すなと言っただろう」
「殺してませんよ。四肢を引きちぎっただけです。それより何故彼は助かったのです?」
「君の言ったことが不穏でな。近くで待機していたのだよ」
『なるほど、あそこで放置しておけば出血多量か艦娘が殺すかと思っていたが・・・運の良い奴め』
「あと、研究員の殺し方なのだが・・・もう少しマシなやり方は無いのか?」
「ん?どうゆう事です?」
「いや、胸に大穴が空いていたり、首が引っこ抜かれていたり、内臓が飛び散っていたりと」
「確かにそうですね、ストレスが溜まっていたとはいえ私は普段そのような殺し方はしません。次からは気をつけますよ」
「ハァ、頼むことが無いのが一番いいのだがな・・・」
「そんな事はありませんよ。人間はどいつもこいつもクズばかりですから」
バン!
その時、勢いよくドアが開いた
「貴方、今のはどうゆう事?人を殺す?普段はしない?ココの提督は人殺しな訳?」
「佐藤提督、続きは後で」
私は電話を切る
「アリス・・・夜中に出掛けていたのは、そうゆう理由だったんだね」
「なんで人を殺したの?」
「確かに研究員は殺したが、提督の事は殺してはいないさ、四肢を引きちぎったから生活は困難になるだろうけどね」
「それは殺した事とほぼ同義なのよ!なんでそんな事を!」
「なんでって、彼等は艦娘を人体実験に使っていた。それだけで理由は十分だ」
「貴方達人間に艦娘の何が分かるの!兵器として扱われる苦しさを!」
『ハァ、居るよなぁ・・・こうゆう奴って』
「ある少女の話をしよう」
「いきなり何を」
「いいから聞いてくれ」
「その少女は決して裕福ではないが、貧乏でもない普通の家庭生まれた。ただ周りとは少し違ったのだ、髪の色は白そして目は赤という」
「アリス・・・それって」
「まさか、貴方の事?」
「さぁ?どうだろうね。その少女は両親が大好きだった、しかし父の勤めている会社が倒産してしまい。次第に酒に溺れていった・・・そこで父は、母に多額の保険金をかけて殺す計画を立てていた。そしてある日、父は包丁を使い母を殺そうとした、それを見た少女は母を庇い刺されてしまう・・・両親は少女が死んだと思った。だが少女が負った傷は瞬時に塞がったのだ。それを見た父はこう思った、コイツを売ればかなりの金になるのでは?と」
「な、何よその父親は」
「ひどい」
「そして数日後に、噂を聞きつけた軍がやって来てその少女を秘密裏に買い取った。母は最後まで抵抗したそうだが無駄だったようだ」
「か、買い取った額は?」
「約1000万ドルと聞いているよ」
「日本円換算で約10億・・・」
「いや、買い取られたのは大分昔らしい。その頃は、かなりの値段だったそうだよ」
「その数日後に両親は軍関係者によって殺されたそうだよ」
「な、なんでよ」
「なんでって・・・そりゃあ軍が秘密裏に買い取ったんだ、それを知っている人間は邪魔だったんだろうよ。もしその事を広められでもしたら大変だしな」
「そうして買い取られた少女だが、軍が所有していた研究所に運び込まれた。そこで待っていたのは地獄の日々だった・・・まず、耐久実験と言って射撃の的にされたり、再生力がどれほどなのかを知りたいとの事で、台に寝かされ手足を縛られ、丸鋸等で切り続けられた。それで実験が終わり次第少女は独房にぶち込まれた。食事は一日二回でネズミの死体などを投げ込まれていた。酷い時は軍人の性処理なんかにも使われていたよ、その少女はルックスだけは良かったからね。それを一日で行われていた」
「な、何よそれ」
「アリス・・・」
「少女は人間として扱われなくなっていった。身体が再生する化け物として扱われる様になった。そして、実験を進めていくにつれて凄い事が分かった。その少女は一度病気などに感染したら即座に抗体を生成し、完治してしまうのだ。それを知った研究員は、当時あった病原菌やウイルス・毒物等を少女に投与し、ありとあらゆる抗体を作らせた。最初はその抗体を使い病気を治そうとしていたが、少女の抗体は強すぎた」
「強すぎた?」
「それってどうゆう」
「確かに少女の抗体は病原菌を死滅させた・・・だが、強すぎた故に身体へのダメージが凄かった。投与されたマウスは死んでしまったのだよ」
「そこで軍の連中は考えた。コイツを我が軍の兵士にすれば戦力を大幅に強化出来ると・・・だが、上層部はそれを良しとしなかった」
「当たり前じゃない。そんな幼い少女を戦わせるだなんて」
「いや、そうじゃない。上層部は少女が反逆した場合に今の戦力ではジリ貧で負けると分かっていた」
「無限に再生するから?」
「そうだ、だから上層部はこう命令した。化け物の自我を消せと」
「じ、自我を?」
「それってどういう・・・」
「自我を消せば反逆される事も無くなる。合理的な判断だ。その後少女は毎日薬を投与された、そしてだんだんと自我が無くなっていった」
「だけど、自我が無いんじゃ兵士として利用出来ないんじゃ・・・」
「そうだ、だから軍は少女の頭にチップを埋め込んだ。命令を受信できるようにな、だがそのチップには別の使い方もあった」
「別の使い方?」
「それは・・・爆発して少女の頭を吹き飛ばす事」
「な、なんで?」
「無限に再生するとはいっても、頭の再生には時間が掛かった。それを利用して記憶のリセット等を行おうと考えていた」
「リセット?」
「何でそんな事を?」
「何が原因で自我を取り戻すかが分からなかったからだ。薬を投与してるとはいえ、完璧ではない。まぁ、上層部が考えていた記憶のリセットは起きなかった。何故か再生時には前の記憶は失われなかったそうだ」
「そして少女の試験的な運用が始まった。最初の任務は国内で行われた。麻薬密売人のアジトの爆破それが任務だった。少女は身体に爆弾を巻き付け上空500メートルから落下しドカンと爆発した。運良く爆発を逃れた残党も少女が処理をした」
「ひ、ひどい」
「ひどすぎるわよ・・・」
「そして少女は幾多もの試験運用を終え正式に配備された」
「兵士としてかい?」
「いいや、少女はチップから命令を受信し、何も考えず淡々と任務をこなし人を殺す・・・兵器となった」
もしかしたら年内最後の更新となるかもしれません
ひょっとしたらもう一話更新するかも?
皆さん良いお年を!