カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

1 / 242
DLCで良いんだ…エンペルトとウルガモスを剣盾に出してくれ。推しが…リザードンとバンギラスしか出てこないじゃないか。そんなの…あんまりだよ…返してくれよ!ゲーフリさん!!

私は思った。リストラされたなら、二次創作でエンペルト達を出せば良いとな!!


1時限目

皆さんは転生という物を御存知だろうか?転生とは文字通り、死んだら生まれ変わったりする仏教等の輪廻転生の事だ。

 

単刀直入に言うと、俺はそれを経験して23年が経っている。生まれ変わってから、23年の月日が経っている訳だ。別に、これぐらいならそんなに驚く事じゃない。前世で良く見た、世界仰天ニュー○でも前世持ちの人間の特集がやってた程だし、実は皆が覚えていないだけで前世という物や転生という概念は端から存在しているかもしれない。

 

ま…俺が一番驚いているのは、この世界で俺の前世で世界的な人気を誇ったポケットモンスター…縮めてポケモンの世界だったんだよ。

 

しかも、生まれはカントー地方(前世で言うと関東)のマサラタウン出身だし…隣にレッドとグリーン住んでるし、向かいの家にブルー(ぶっちゃけファイヤーレッドの女主人公かと思った)住んでるし、少し離れた所に俺達よりも遥かに年下のサトシらしき幼子も居た。

つまり、この世界はゲームとアニメが見事にフュージョンした世界と言う訳だ。うん、放送年月から考えてサトシがアローラに向かう頃にはアラサーに成ってるな…俺じゃなくてサトシが。それはサトシがアラサーに成るは冗談だが、本当に大変な人生だった。

 

いや、だってよ…ポケモンの強さ、マジで半端無いんだよ?グリーンのバンギラスとレッドのピカチュウ様は天変地異程の強さを誇るし、誰かさんのサザンドラなんて軽く街を滅ぼせるし、俺がマサラタウン出身じゃ無かったら確実に死んでるわ。と言うか、レッドが冗談抜きで強すぎる…グリーンがトキワシティのジムリーダーに成ってるからサトシとシゲル君はハードモードだろう。ロケット団が例の一匹と二人(ムコニャ)を除いて壊滅(主にレッドの手で)してるし、どちらかと言うと有る意味イージーか?

 

そういや、俺の話をしていなかったな。俺はリンドウ。転生者だが、特典やチートは無し。レッド達と共にマサラタウンを飛び出して、日本がモデルに成った地方のポケモンリーグ本選で優勝と入賞を経験したポケモントレーナー兼学校の先生だ。高専の在学期間中には、ホウエンのチャンピオンも経験した…卒業と同時にチャンピオンの座を返上し、前のチャンピオンこと前任者が代理に成ったけど、その前任者は現チャンピオンの大誤算ことツワブキ・ダイゴにボッコボコにやられましたとさ。

 

今はアローラのメレメレ島で、ポケモンスクールの教師をしてる。取り敢えず、ゲーフリよ。はやく、エンペルトの復活はよ…俺、剣盾二度と出来ないけど。

 

 

 

 

 

―――――

 

アローラ地方。そこは観光的な地方として有名であり、独自の文化が根付いている。他の地方と異なり、ポケモンリーグが存在しないし、ポケモンリーグが無いゆえにジムも存在しない。代わりと言えば、島々を巡る…島巡りと呼ばれる試練が存在する。

 

アローラは年中、世界中から観光客が訪れており、都市部等の観光地は年がら年中、様々な人で賑わっている。

 

そのアローラの島の1つ、メレメレ島に有るポケモンスクール。その廊下を黒い髪で、明らかに現地民ではない平たい顔族(日本人)が出席簿を持って歩いていた。その平たい顔族の身長は170cm程で、引き締められた肉着きをしており、服装として青紫のカッターシャツに下はスーツのズボンという出で立ちだ。

 

彼こそが、カントー地方出身でホウエン地方の元チャンピオンのリンドウ先生である。

 

「先生!アローラ!」

「アローラ!お前達、廊下は走るんじゃないぞ!」

 

アローラとはアローラ地方でこんにちわ、おはようと挨拶として扱われる言葉である。

走り去る生徒達を見て、挨拶を交わしたリンドウ。この学校はポケモンやトレーナーとしての事を学ぶ学舎であり、多くの生徒達がポケモンをモンスターボールから出して行動している。先程の生徒達も、自分の大切なパートナーをボールから出して行動しているのだ。

 

先程の子供達もいわタイプのガントル、かくとうタイプのゴーリキーを連れて歩いていた。アローラのポケモンスクールでは一般的な事である。

 

すると、リンドウの腰に提げてある6つのモンスターボールの1つが勝手に開いて、中から一匹のポケモンが飛び出した。そのポケモンは6つの羽を持つモフモフとした蛾のようなポケモンだ。

 

そのポケモンはウルガモス。イッシュ地方等に生息している、ほのお、むしの2つのタイプを持つポケモンだ。

 

「ウル!!」

「どうしたモスラ?」

 

モスラと言うのはリンドウがウルガモスに着けたニックネームである。モスラは何事もなく、リンドウの頭の上に鎮座する。どうやら、彼女(♀)は甘えたがりのようだ。

 

因みに彼女ともう一体のポケモンは、唯一…リンドウの手持ちでチャンピオン時代を経験していない。チャンピオンを辞退し、高専を卒業してからアローラのポケモンスクールで就職する前に出会ったポケモンなのだ。

 

「先生!ウルガモス!新入生を連れてきました!」

 

ふと、教え子でリンドウがクラスを受け持つ子の声が聞こえて、声の方を見る。そこには緑色のツインテールの髪型をした少女 マオ、そしてポケモンファン(前世)なら誰もが知っている少年と黄色のネズミが居たのだ。

 

(サトシ君じゃないかぁぁぁぁぁあ!!)

 

何と言う事でしょう。マオが連れてきた新入生とは、我らがポケモンアニメの主人公 サトシとその相棒のピカチュウだったのだ。

 

まさかの主人公サトシとピカチュウの登場に驚くリンドウ。アローラ地方にはポケモンリーグは無く、まさかやって来るとは思わなかったのだ。と言うのも、リンドウ本人は前世でサンムーンをやっていたが、サンムーンのアニメは見ていなかったのだから。

 

「サトシ、ピカチュウ。此方は私達の担任の先生のリンドウ先生!

ポケモン勝負が物凄く強くて、ポケモンリーグも何度も制覇した凄い人なんだ!」

「先生!?それにウルガモスだ!初めまして、俺マサラタウンのサトシ!此方は相棒のピカチュウ!」

「ピカピ!」

 

――うん、知ってる。

 

何やら、リンドウの心の声が聞こえたが気にしてはいけない。

 

「アローラ!サトシ。このポケモンスクールで、研究員をしながら先生をしてるリンドウだ。

俺もマサラタウン出身でな、オーキド校長が言っていた来客は君の事か」

 

確かに今日、このポケモンスクールの校長からカントー地方から来客が来ると聞いていたリンドウ。それが、サトシとは思わず、心の中で驚いたが平静を装う。

 

「はい!俺のママとバリヤード、そしてブルーさんが来ませんでした?」

 

―いま?なんつった?えっブルーくんの?

 

どうやら、サトシの他に彼の母親とバリヤード。そして、リンドウの幼馴染みであるブルーまでやって来ると言う事態まで起きていたのだ。

 

「えっ?ブルー居るの?マジで?」

「もしかして、グリーンさんと博士が言っていた知人ってリンドウさんだったんですか?」

 

ズボンのポケットに仕舞ってたスマートフォンを取り出して、トキワシティのジムリーダーをしている幼馴染みにメッセージを送り、事実確認を行うリンドウ。

 

時差の問題は有るが、トキワシティのジムリーダーであり幼馴染みのグリーンは直ぐに返信を行った。

 

『ブルーも現地に居るから、末長く宜しくな!』

 

確かに異国の地で、友人は少なく寂しい思いをしていたが、なんの連絡もなしとは思わなかったリンドウ。

 

「まあ…俺もマサラタウンの出身でな。だとすると、校長室だな。

案内するよ。マオ、お前も一緒に来い。その子は新入生じゃなくて、お客さんだよ」

「えっ!?そうなの!?」

 

驚くマオに頷くサトシ。

 

「だったら、校長の姿にビックリするぞ。ついてこい、此方だ」

「ビックリ?」

「ああ、マサラタウン出身なら絶対に驚くぞ?俺も就任初日は驚いた」

 

当たり前である。逆にマオ達はマサラタウンのオーキド博士を見たら、確実に驚くだろう。

 

その後、リンドウの案内で校長室に向かう。そして、校長室の扉の前に辿り着いたが、リンドウは扉を開けない。

 

「先生?」

「間違いない。扉の向こうに居るんだな」

 

扉を叩き、リンドウは校長室に入る。すると、扉の先には仁王立ちした茶髪の髪をして、黒いノースリーブに水色のパレオ姿の美女が立っていた。

 

「アローラ!リンドウ!博士からの手伝いで来たわよ!」

 

そう…彼女こそ、ブルーである。

 

「アローラ。とは言え、通るぞ。サトシはブルーとは知り合いだったな、この人が校長先生だ」

 

サトシはリンドウに紹介された人物を見る。その人物はサトシの母親と、その家族であるバリヤードは褐色肌の人物と話していた。

その人物は男性であり、此方を振り向く。その人物はサトシも良く知る、オーキド博士にそっくりだった。

 

「オーキド博士!?」

「最初はそうなるだろ?俺もそう思った」

「私もね。てっきり、日焼けサロンで焼けたかと思ったのよ」

 

そう…この人物は余りにもオーキド博士にそっくりだったのだ。違いが有るとすれば、日焼けしてて、髪型が違う位だろう。

 

「この人はナリヤ・オーキド校長。このポケモンスクールの校長先生で、ポケモン博士でも有るぞ」

 

彼はナリヤ・オーキドこと、オーキド校長。このポケモンスクールの校長先生であり、あのオーキド博士の従兄弟でも有るのだ。

 

「私はナリヤ・オーキド。君の知っているオーキド博士の従兄弟だよ。宜しクチート」

 

次の瞬間、オーキド校長が駄洒落を言ってクチートのような顔に一瞬だが変わった。

 

「えっ?」

「ピカ?」

 

これにはサトシとピカチュウも驚くが、これがオーキド校長である。オーキド博士が川柳を嗜むのなら、オーキド校長は駄洒落を嗜むのだ。

 

「校長先生は…駄洒落が好きなんだ」

「うん…何時もの事だから、気にしない方が良いよ」

 

とは言え、無事に校長室にたどり着いたサトシであった。

 

しかし、リンドウには未だ仕事が残っている。

 

「それじゃ、校長。俺は仕事が有るので」

「待つのだ、リンドウ君。折角だから、ブルー君を案内してやりナッシー!」

 

ふと、校長の顔がナッシーのように分裂した気がしたが気にしてはいけない。

 

「はい!許可は降りたし!行くわよ!」

「おまっ!?手を引っ張るなって!!」

 

リンドウはブルーに手を引っ張られて、校長室の外に連行されて。連行されたとしか言えないだろう。

 

「行っちゃった…」

「ピカピ…」

 

ブルーに連行されたリンドウを見送り、サトシとピカチュウはそう言った。

 

 

連行されたリンドウはと言うと、ブルーに連れ回されて、ポケモンスクールの敷地内を案内していた。

 

「先生!その人だーれ?」

「先生の彼女?」

 

だが、アローラは他の地方と比べれば人口も少ない。その為か、突如としてアローラにやって来た美女のブルーが居るためか、直ぐに生徒達が集まってしまった。

 

「いや…先生の幼馴染みなんだが」

「はーい!皆!お姉さんとリンドウ先生は幼馴染みでーす!」

「「すごーい!お姉さん!ポケモン見せて!!」」

「はーい!見てなさい!これが、お姉さんの相棒よ!」

 

ブルーはそう言うと、モンスターボールを高く放り投げる。ボールは最高到達点である5メートル程の高さで開き、中から一匹のポケモンが飛び出した。

 

「ガメ!!」

 

そのポケモンはカメックス。2門のキャノン砲が特徴的な、大きな亀のポケモンであり、ゼニガメの最終進化系だ。

 

「「「すごーい!」」」

「でしょ?因みに私は先生と同じぐらい強いわよ?」

「カントーリーグの決勝トーナメントで当たったしな。俺が勝ったけど」

「余計な事を言うな!!」

 

リンドウのほっぺたを引っ張るブルー。すると、リンドウの頭にしがみついていたウルガモスが飛び、リンドウに何かを伝えようとする。

 

「ウルッ!」

「なに?俺も出せって?」

 

どうやら、ウルガモス…モスラはリンドウの仲間達も外に出して欲しいようだ。

 

「出してやりなさいよ。ウルガモスちゃんだって、そう言ってるでしょ?」

「仕方無いな」

 

リンドウが腰に提げてる6つのボールの内、5つを手に取り。そのボールの中には、ウルガモスの他の大事な仲間達が入っているのだ。

 

「そら!お前達、出てこい!」

 

ボールは一斉に開き、中から5匹のポケモン達が飛び出してきた。

 

「エンペェェェ!!」

 

先ずは…みず、はがねタイプのエンペルト。ニックネームはペンペンである。

 

「フィア!」

 

次はイーブイの数有る進化系の1つであるリーフィア。タイプは草であり、リンドウが初めて手にしたポケモンが進化した…正に最初の相棒だ。

 

「グォォォ!」

 

次はリンドウの切札でもあるリザードン。首には首輪が巻かれており、その首輪にメガストーンXが装備されている。一応、飛んで移動する為かリンドウお手製の鞍が背中に付けられている(アローラ地方ではライドポケモンに登録しなければ、乗って移動出来ないため)。ニックネームはリンドウが前世でやっていた某有名ゲームから、レウスである。

 

この3匹が現在の手持ちの最古参であり、残りの2匹とウルガモスは新人の方に入るだろう。

 

『御呼びですか、親方様!!』

 

先ずはルカリオ。鋼、かくとうタイプのポケモンであり、ウルガモスの先輩に当たるポケモンだ。加入時期はホウエンチャンピオンを引退し、再び冒険を始めた頃。

因みに、リンドウが前世でポケモンの映画 波動の勇者を見た影響の為か、リンドウが試しに訓練した結果、喋れるように成った。だが、無駄に熱い漢である。ニックネームはルカである。

 

「グゥォ」

 

少し…いや、普通に臆病…なのだが明らかに図体に似合わないポケモンが最年少。我らが600族の一角であるバンギラス。

特性が珍しく、きんちょうかんであり…オーキド博士曰くだが、心の無いブリーダーやトレーナーが赤子の時に捨てた個体の可能性が高い。赤子の時に逃がされ、さ迷っていた所をリンドウが保護して此処まで育てた。ニックネームはバンチョーorバンちゃんである。

 

「「「相変わらず!凄い!!」」」

(ゲームと違って、マジで育てるのは大変でしたよ)

 

そう…ゲームと違い、育てるのはかなり難しい。確りと、信頼関係を築かねばポケモンにトレーナーは殺される時も有るし、危ないのだ。

 

「すげぇぇ!これがリンドウさんのポケモン!?」

 

何やら、声が聞こえたらと思うと…マオと共にサトシがやって来た。

 

「オーキド博士の所にも何体か預けてる。ボーマンダとか、ボスゴドラとか」

「それ、ホウエンチャンピオン時代の手持ちよね?」

「えっ!?リンドウさん!?チャンピオンだったんですか!?」

 

どうやら、サトシはリンドウがチャンピオンだった頃を知らないようだ。無理も無い。彼がチャンピオンだったのは数年前だ。

 

「昔だよ。昔。レッドには基本的に負けてたしな」

 

そう…彼は今はチャンピオンではない、唯の教師なのだから。

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

ポケモンスクールから程近い所に有るログハウス。そこは社宅であり、リンドウの今の家だ。ポケモンスクールの教え上、ポケモンの事も考えられており、庭も広く、屋内でもある程度はポケモンを出せる。

 

「なんでお前が此処に居るの?ホテルじゃないの?」

「あら?言ってなかったわね。今はオーキド博士の助手をしていて、暫くはアローラに居るの。だから、暫く泊まっていくわ。

感謝しなさい、美女とルームシェア出来るなんて光栄よ!」

 

リンドウ…ブルーとルームシェアが決定。一方、サトシはリンドウがやって来た影響で学年主任に成ったククイ博士の家に居候である。

 

 




ククイ博士は学年主任に成りました…確り出るので、御安心を。

サトシの昔のポケモンを合流させるか否か。もしかすれば、2つ以上採用するかも

  • 合流無しで、アニメ通りに
  • 良し!ゲッコウガ呼ぼう!
  • 良し!リザードンを呼ぼう!
  • いや、此処はジュカインだ!
  • 違う!マグマラシを呼んで、何時かバグフーンに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。