カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ニャビー…進化する!!


90時限目

ロイヤルマスク主催のロイヤルドームでのイベントが行われた翌日。

 

サトシは自分のパートナーと共に、自宅前の砂浜で打倒ロイヤルマスクのガオガエンに燃えるニャビーの特訓を行っていた。

 

「行くぞ!ニャビー!」

「ニャー!!」

 

アローラで絶大な人気と実力を誇るロイヤルマスクとガオガエンに圧倒的な実力差で敗北したニャビーは、闘志に燃えている…心を燃やしていたのだ。

 

そんなニャビーはサトシのリザードン相手にスパーリング形式での特訓を行い、リベンジの為に鍛えている。ロイヤルマスクのガオガエンはレベルや体格そして経験全てにおいてニャビーを上回る。ならば、ガオガエンと同じく体格が大きく経験でも豊富なサトシのリザードンが特訓相手に相応しかったのだ。

 

しかし、残念だが…リザードンとガオガエンでは必然的に戦い方が異なる。対ガオガエンの特訓は出来ず、出来るとすればニャビーの特訓と言えるだろう。

その上、リザードンが現在覚えている技で今のニャビーが覚えられそうな技は少なく…その技をニャビーに教えても直ぐな戦力強化に成るとは限らない。

 

「リザードンの技でニャビーが使えそうな物は少ないしな…」

「ピカ…」

 

かえんほうしゃ、切り裂く辺りは覚えられそうだ。とは言え…直ぐに覚えられると言えば話は別だ。ニャビーは早く強くなりたいが、それらの技は直ぐに覚えれそうに無いのだ。

 

「サトシ!おやつ出来たけど…休憩にしない?」

「くーん!」

 

すると、家の窓が開いてセレナとラティアスが顔を出してきた。確かに修行でも休憩は必要であり、サトシ達が選んだ選択は…

 

「うん!直ぐに行くよ!」

 

休憩を選ぶことにしたのだった。

 

 

家に上がり、焼きたてのクッキーを食べるサトシ達。

 

「そういや、サトシ…聞いた?」

「何を?」

「今度、アローラリーグの会場である人工島 マナーロスタジアムで、試合が行われるんだよ!」

 

マナーロスタジアム…メレメレ島沖に作られた人工島 マナーロの真ん中に有るスタジアムであり、今年に開催されるアローラリーグの会場でもある。マナーロにはショッピングモール等の複合観光施設も有り、未だ一般にはオープンしていないが…オープンすれば観光客は勿論、ショッピング目的でアローラの人々も訪れる観光地に成ることは間違いない。

 

「マジか!?」

「うん!これを見て!」

 

セレナはスマホを取り出して、その画面をサトシに見せる。確かにセレナのスマホの画面にはマナーロオープンの記念にセレモリー大会が行われる広告が書かれており、エントリーの受付は明日からだ。

 

「セレモリー大会!?」

「うん、なんでも…優勝者はリンドウ先生かブラックとエキシビジョンマッチが出来るそうなの」

「リンドウ先生と!?てか、ブラックとも戦えるのか!?」

 

リンドウかブラックのエキシビジョンマッチ…とは言え、リンドウの教え子であるサトシ達は頼めば何時でも時間が許せば出来そうであるが。

ブラックの場合はリンドウよりも高い確率で行えるだろう。そもそも、ブラックは学生でありリンドウよりも時間の余裕が大きい。

 

すると…呼び鈴が突如として鳴り響き、サトシは玄関の扉を開ける。

 

「どちらさまですか?………サオリ先生!?」

 

なんと、玄関の前にはゴウカザルを連れたサオリ先生が居たのだ。

 

「こんにちわ、サトシ君。ロイヤルマスクに頼まれてね…君の様子を見に来たのよ!

私のゴウカザルは今のニャビーでも使えそうな技も覚えてるから…どう?ニャビーの特訓に付き添うわ!」

「えっ!?良いんですか!?」

 

サオリ先生はロイヤルマスク……ククイ博士から直々に頼まれ、強くなりたいニャビーの為に特訓の手伝いをしてくれる事に成ったのだ。

 

一先ず、休憩を終えたサトシ達は再び浜辺にやって来た。

 

「さてと…ゴウカザル!見本を見せるわよ!ニトロチャージ!!」

「ウッキー!!」

 

サオリ先生の指示を受けて、ゴウカザルは炎を纏って加速した。サトシもこの技は知っている。嘗て、サトシが手持ちに入れていたファイアローも使っていたニトロチャージという技だ。

攻撃と同時に素早さも上げることが出来、相手を素早さで撹乱させる事も出来るのだ。

 

「ニャー!」

「さて、やるぞ!」

 

しかし…いざやるとニャビーのニトロチャージは…ニトロと言うよりもとろ火チャージと言った感じに成ってしまった。

 

「あれ?」

「ふむ…そうね。良し!ゴウカザルに目掛けてやってみて!ゴウカザルは迫り来るニャビーを払い除けるか、掴みとってね!」

 

此処でレジェンド サオリ先生が自身のゴウカザル目掛けて技を放つように指示し、ゴウカザルとニャビーは頷いて実行に移す。

 

しかし、ニトロ…とろ火チャージを行ったニャビーの攻撃は簡単にゴウカザルに払い除けられてしまう。

 

「良し!ニャビー!何度も何度も行うんだ!」

「ニャー!!」

 

繰り返すこと…十数回…その時は来た。

 

「ニャー!!」

 

ニャビーのとろ火チャージがニトロチャージに成り、サオリのゴウカザルにダメージを与える。

 

「良いぞ!その調子だ!!」

「ニャー!!!!」

 

だが…その時、ニャビーは光輝き…ニャヒートに進化したのだった。

 

「進化しても今の感覚を忘れないで!!どんどん打ち込んで来なさい!!」

「はい!」

「ニャー!!」

 

そして、ニャビー…ニャヒートは特訓の末にニトロチャージを覚えることが出来たのだった。

 

 




次回!若きリンドウにロリマオ、ロリスイレンの出会い!?

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