カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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皆さん…ダイパリメイクやりました?私はノモセジムで水没しました(笑)


91限目

「ウラウラ島か。来るのはほしぐもを助けた、あの時以来だな」

「そうね。あの時は滞在時間が1時間もなかったけどね」

 

ウラウラ島。アローラ地方最大の島であり、地理的には南東部に存在している。此処は高低差が最も激しい島として有名であり、低い所は南国らしさ満天な温かさは勿論のこと砂漠のように乾燥した所もある。

では高い方はどうなのかと言うと、大きく分けて2つの高い山が存在している。満天の星空を観測でき、世界で最も大きな天体望遠鏡が存在するホクラニ岳。此処は隕石が降るとも言われており、メテノと呼ばれるポケモンが落ちてきて良く目撃されている。このメテノ…大気圏で生息している金平糖に殻を被せたようなポケモンなのだが、地上では殻を失えば半日程で死滅してしまう…なのでメテノが良く目撃されるホクラニ岳の頂上にあるホクラニ展望台にはクイックボールが大量にある。メテノはボールに入れば殻を再生できるので、メテノの命を助ける目的も有るのだ。そして、ホクラニ岳より高い山もウラウラ島に存在する。その山の名前はラナキラマウンテン、高すぎて氷点下を下回り雪が年中降り注ぎ山頂にはアローラリーグの本拠が存在しているのだ。

 

「はーい、それじゃあ整列。と言っても今日は班事にメンバーを別けてるから少数だけどな」

 

そんなウラウラ島にポケモンスクールの教師を務めるリンドウは嫁のブルーと共に生徒達を連れてやって来ていた。

とは言え、今回は()()()()()()()なのか班を別けておりクラスで見ている教え子全員は連れてきていない。

 

リンドウが連れてきた教え子はサトシ、セレナ、スイレン、リーリエ、アセロラの5人。ボールから出ていて人に変身しているラティアスを含めれば6人の子供達をブルーと共に引率してるのだ。

彼等がやって来たのは島巡りとコンテスト。サトシ、スイレン、リーリエはウラウラ島の島巡りが目的。そして、ウラウラ島に新たに新設されたコンテスト会場のオープニングセレモニーに参加である。なにせ、セレナは勿論のことリーリエはコンテストに興味を持っており、コンテストに参加するのもアリである。

 

「ウラウラ島か!!よし、ここの島巡りが楽しみだぜ!!」

「私も!!メレメレ島以外で、初めての島巡りだもん!!」

 

島巡りをやりたいサトシとスイレンもやる気はバッチリ。勿論、彼女達もそれは同じだ。

 

「私は島巡りは勿論ですが、初めてのコンテストが有りますから…本当に楽しみです!!」

「アローラでコンテストが出来るなんて!!」

 

ポケモンパフォーマーであるセレナ、そして島巡りは勿論のこと初めてコンテストに出場する事になるリーリエである。

トライポカロンをカロスで経験してきたセレナは大丈夫であるが、リーリエからすれば人生初のコンテスト。なに、やってみないと分からないし始まらない。それにコンテストならば伝説のポケモンも種族値が低いポケモンと共に同じスタートから始められるのだ。これにはリーリエの提げられたモンスターボールの中に居るソルガレオとイベルタルもやる気はバッチリだ……この2体は島巡りの試練に参加できないと言うのも有るのだが。

 

「所で先生。アセロラは居るけど、ブラックは?」

「家庭教師として派遣。まあ、今頃はお子さんの面倒を見ているんじゃないのか?」

 

アセロラは島巡りもコンテストも参加しないが、彼女は着いてきた。アセロラが居るなら最年長生徒であるブラックも居そうだが、彼はこの場に居ない。何故なら家庭教師としての仕事が有るためだ。

 

「おっ!!リンドウ!!ポケッター(この世界でのTwitter)を見たんだけど、ブラック…デントと遭遇したみたいよ!!」

 

ふと、スマホを確認したブルーがそう叫んだ。ポケッターとはSNSの1つであり、写真や呟きを投稿できるSNSの事である。そんなポケッターを確認したブルーはリンドウやサトシ達にもスマホの画面を見せる。そこには、ブラックとレシラムと共に写る緑色の髪をしたポケモンソムリエ(自称を含めると数多)のデントが写っていたのだ。

 

デントがアローラにいる…つまり。

 

「あっそう言う事ね。リーリエ、セレナ、コンテスト頑張れよ?ヒカリとホワイトも十中八九出るわ」

 

デントは現在、ポケモンコーディネーターであるヒカリ、新人トレーナー(実力エリートトレーナー真っ青、素質チャンピオンクラス)のホワイトと共に旅をしている。恐らくはアローラ初のコンテストに参加するために、キュレムの背中に掴まっては音速飛行でアローラにやって来たのだろう。相変わらず、イッシュ三英雄の飛行速度は便利にも程が有るだろう。

 

ヒカリとホワイトはコンテストで実際に結果を残してるし、間違いなくメレメレ島のコンテストにも参加するだろう。セレナは兎も角、リーリエには厳しい戦いかも知れないだろう。

 

「よし!!ヒカリが相手でも私は負けないよ!!」

「その意気だセレナ。リーリエ、お前は楽しんで行けよ?負けても勝っても、泣いても笑っても、初めてのコンテストだからな」

「はい!!」

 

 

 

しかし、船着き場で話していても仕方がない。リンドウ達は船着き場からウラウラ島で一番の栄えた町、マリエシティに移動した。

 

マリエシティ。オリエンタルな雰囲気が漂う街であり、珍しいデザインの建造物が多い。

 

日本、特にカントーやジョウトの影響を受けているのだろう。ジョウト地方をモチーフにした庭園やジムオブカントーと呼ばれるバトル施設が有り、日本食が食べられるレストランも有るのだ。

 

そんなマリエシティの交番。沢山のアローラニャースが住み着いているが、此処はちゃんとした交番だ。だが、今のアローラで犯罪が起こることは極稀でありちょっと勤務怠慢でもさほど問題はない。

 

「ふぁー、やれやれ。今日はリンドウの野郎が、教え子を連れて来るんだったな」

 

そんな交番では2人の人物が働いている。1人はどこかくたびれたオジさんなお巡りさん。彼はクチナシ。この交番に勤務する1人であり、実は元国際警察でありなんとウラウラ島の島キングである。

 

「クチナシさん。島巡りの件、前々から言われてたでしょ?で、ちゃんと段取りは済ませたのか?」

 

とクチナシに注意するように問い掛けたのは1人の婦警。彼女はプルメリ。毒タイプの使い手であり、元はスカル団のNo.2だったがスカル団が更正(物理)されてからはここの婦警として働いている。因みに前の島キングの孫という噂が。

 

「おうよ。まあ、この島の主ポケモンは()()だからな。主さんに手伝ってもらう試練は噂のサトシ君だけにしてもらうさ」

 

クチナシはそう告げて交番を後にした。

 

 

 

一方のリンドウ達はクチナシに会うためにマリエシティを歩いていたのだが…

 

「あは!リンドウ君、ブルーさん。それにサトシ君に同級生の皆じゃない!!ククイ博士の結婚式以来ね?元気だったかしら」

「シロナさん?なんで、アンタが此処に居るの!?」

「観光よ!」

 

「サトシ!!それに、セレナ達!!皆もコンテスト?」

「ヒカリ!!コンテストでは負けないよ!!」

 

「やっほー!お姉さん達!!」

『元気そうでなによりだ』

 

まさかのダメナさんことシロナさん、ヒカリ、ホワイト、そして保護者であるキュレムことキュレムパパと再会であった。

 

「元気そうでよかったわ。所でヒカリとホワイトは親御さんには定期的に連絡はしてるの?」

「私はツキイチでしてますよ。なに、ブルーさん。私はだいじょーぶです!!」

 

旅をしてるなら定期的に親に報告はした方が良い。なにせ、過去にレッドはチャンピオン成り立て時代にシロガネ山に籠りすぎて連絡を一切しなかった為か、捜索隊が派遣された事が有ったのだ。なお、その捜索隊はリンドウ、グリーン、ブルーである。

 

「それは良かった。ホワイトは?お母さんとか心配してない?」

 

ブルーはホワイトに問うが…ホワイトは首を傾げ

 

「お母さんって誰?」

 

まさかの発言。その瞬間、人生経験豊富なリンドウ、ブルー、シロナは何かを悟る。そして、恐らくは自分と同じだと理解したアセロラは視線を背けてしまった。

ヒカリは恐らく知ってるのだろう、なにやら物凄く焦りだしている。

 

「えっ?でも…ほら、お父さんとかは?俺もお父さん居ないけど」

「お父さん?キュレムのこと?ヒカリちゃんがキュレムの事をお父さんみたいだね!って前に言ってたし」

 

そしてホワイトの言葉を聞いた子供達も完全に理解した。ホワイトは物心着く以前から親と呼ばれる存在を知らなかったのだろう。

 

「むご!?」

「はい!!そこまで、そこまで!!皆、弟がごめんね!!」

 

これ以上、ホワイトが喋ってしまえば場の空気が重くなりすぎてしまう。だからか、ヒカリはホワイトの口を手で覆った。

 

「それもそうだな。よし、お姉ちゃんや、弟と一緒にそこの店でテイクアウトのジュースをお願いしていい?お金は俺が出すから」

「はい。行くよ、ホワイト」

 

リンドウはヒカリにお金を手渡し、ヒカリはホワイトの手を引っ張って近くのカフェに入っていった。

 

「さてと、パパさん。いや、キュレム…アンタは知ってたのか?」

『ああ。あと、ヒカリとデントも知ってる』

 

 

 

「しかし、あの時の赤子も随分と大きくなったな。オジさん、感心だよ。

ジョウト地方のバッジを最短記録で集めて、しかもジムではキュレムを使わなかったんだろ。本当に立派に成ったな」

 

そして、その場にクチナシが現れた。

 

「おっ、クチナシさん」

「よ、リンドウ。さてと、おじさんがここの島キングのクチナシだ。まあ、気軽におじさんって呼んでくれや」

 

クチナシはどこかダルげに自己紹介を行う。

 

「ねえ、クチナシさんだっけ?さっきの言葉だけど、貴方…ホワイト君の事を知ってるんですか?」

 

シロナがクチナシに問う。そう、クチナシは先ほどホワイトの事を知っているような事を言っていた。

 

「おう。てか、赤子のあの子を拾って孤児院に預けたのは俺だ」

「「「ッッ!?えっ!?」」」

 

クチナシは語る。今から10年ほど前…クチナシがバリバリの国際警察で島キングに成る前の事だった。

 

「おじさんは昔、バリバリの国際警察だったのさ。たまたま仕事でアローラに訪れた際に、砂浜に生後間もないあの子が落ちていた。いや、空間が割けてウルトラホールから降ってきた

白い布に包まれていてな。遺伝子の楔を持っていた。だが、それだけだ。だが、遺伝子の楔って言う物騒な物を持っていた。国際警察に渡せば何をされるか、利用されるか分からない。だから、イッシュの片田舎の孤児院に預けた」

 

そう、ホワイトを元々拾ったのは国際警察時代のクチナシだったのだ。

 

「まあ、それより試練だったな。

そこの兄ちゃん…サトシだったな?主ポケモンが会ってやっても良いらしいぜ?深夜2時からな」

「「「深夜2時!?」」」

 

ウラウラ島の主ポケモンは夜が好き。




次回!!超巨大ミミッキュがサトシに襲い掛かる!!

そしてミヅキちゃんシリーズ、ミヅキちゃん…魔改造パンケーキ祭りを知る!?

どちらか出来次第投稿の予定。

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