「ゲッコウガ!!居合い斬りで受け流せ!!」
「コウガ!!」
サトシの深夜2時の大決戦こと主ミミッキュの試練から翌日の正午。充分な睡眠と休息を取ったサトシはクチナシの大試練に挑んでいた。
大試練では本気の島キングor島クイーンとの戦いになる(サトシ等の極一部限定。普通は挑戦者の実力に合わせて大試練程度に島キングは手加減してくれる)。だが、大試練でサトシは本気の島キングと戦う事に成るが、大試練ではサトシの切札達が使えるように成るのだ。
そう、ゲッコウガ、リザードン、ギラティナの3体の解禁である。サトシはゲッコウガをサトシゲッコウガにメガシンカ(実際にはキズナ変化と呼ばれる唯一無二であり、メガシンカの上位互換)を発動させてクチナシが繰り出したアローラペルシアンと互角に渡り合う。
クチナシのペルシアンが繰り出したふいうち、それを水で作った忍者刀で受け流すサトシゲッコウガ。そして…そのまま
「ゲッコウガ!!辻斬り!!」
「コウガ!!」
タイプ一致から放たれる辻斬り。ゲッコウガは左手にも水の忍者刀を作り出し、ペルシアンの背後を取るように忍者刀でダメージを与える。
「兄ちゃんや、あの試練を突破するだけはあるな。おじさんの部下より強いんじゃないの?」
「クチナシさんも強いですよ!」
『島クイーンに成ってから、そんなに年月が経ってない私と比べないで』
何処からライチさんの声が聞こえたような気がした。ライチさんだって弱くはない、普通にカントーの本気を出したジムリーダー(グリーン以外)と互角以上に戦う実力はある。
だが、ハラの本気は四天王に匹敵しており、クチナシは国際警察時代にロケット団を追い続けていた。この2人は島クイーンの中でも若いライチさんと比べたら遥かに強いのだ。
「ペルシアン!!じゃれつく!!」
「ゲッコウガ!!水手裏剣!!」
お互いの技が同時にぶつかり合う。そして立っていたのは…
「コウガ!!」
ゲッコウガであった。この大試練、サトシの勝利である。
「ピカピ!!」
「よし!!」
見事、勝利し…喜ぶサトシとピカチュウ。そして…クチナシは健闘したパートナーをボールに戻し、笑みを浮かべてサトシに1つのZクリスタルを手渡した。それは悪のZクリスタルであった。
「おじさんに勝った証に、これをやるよ。良く頑張ったな」
「ありがとうございます!!」
「ピカ!!」
これでサトシはウラウラ島、アーカラ島、メレメレ島3つの大試練を達成した事になる。後はポニ島の大試練だけとなった。だが…此処でクチナシは想定外の言葉を出したのだ。
「一先ず、兄ちゃんは3つの島での島巡りを終えたな。次はポニ島…って言いたいが、一先ず島巡りは中断だな」
島キングであるクチナシの口から島巡りの中断が告げられたのだ。
「えっ?それって…」
「リンドウやククイから聞いてなかったのか?
ポニ島の島キングは昨年亡くなった。未だ後任の島キングも島クイーンも決まってない。だから、ポニ島の試練は受けれないんだよな…」
試練を受けるためには島キングor島クイーンから認められないと出来ない。なにせ、通過儀礼のような側面が有るためだ。
だが…それは島キングが健在だったのならの話。島キングだって人間だ、病、事故、そして寿命には勝てない。それに島キングor島クイーンはその町のカプが決定するので、カプが認定するまでその島の島キングor島クイーンは不在なのである。
「多分。ポニ島の守り神さんは嬢ちゃんが成長するまで待ってるんだろう。そう言う事だ、ポニ島の島クイーンが誕生するまでは次の試練に備えて勉強して強くなる事だな」
クチナシはそう告げて、サトシの目の前から去っていった。
サトシの試練は終わった。しかし、未だリーリエとスイレンの試練は残っているし、大きなイベントが1つ残っている。それはマリエシティでのポケモンコンテスト会場のオープニングセレモニーと、ポケモンコンテストである。
「そういや、セレナ。俺はコンテスト出たことは無いから知らないが、コンテストの衣装はどうしてるんだ?」
サトシが大試練を頑張ってる頃。
マリエシティのポケモンセンターにある広場。そこでリンドウ、ブルー、アセロラ、リーリエ、スイレン、セレナは各々のポケモン達を出して寛いでたりコンテストの練習を行っていた。
マリエシティのコンテスト会場は我等がナナミ様が設計開発に関わっているので初心者でも安心だ。しかし、リンドウだってテレビやニュースでポケモンコンテストの事は結構見るし、気になる点があったのだ。それはコンテストしかりトライポカロンしかり、出場者は綺麗なドレスやタキシード等の衣装を身に纏っていたのだ。
「自前の時も有りますし、レンタル品も有りますよ。最近は自作してますね」
なんという事でしょう。セレナは自分でドレス等を用意してるのだ。
サトシが前に言っていたが、セレナは裁縫の技術が凄いらしく最近は自分でドレスを作っているそうである。
「えっ?自作!?マジで?」
「はい!でも、ホウエンやナナミさんが支配人のマサラドームはレンタル衣装も有りましたよ。
でもパフォーマーやコーディネーターの多くは自前だと思いますよ。カロスのトライポカロンは名家の女の子が多くて、彼女達は自前でしたね」
真のパフォーマーたる者、自分でパートナーと自分のドレスは用意するべきである。
「成る程な…じゃあ、コンテストでのライバルにも聞くとしようか」
ウラウラ島でのコンテストにはヒカリとホワイトも間違いなく参加するだろう。む?そこ、マスゴミは大丈夫なのかって?アローラのコンテストはパンケーキ祭り同様、アローラでしか報道されないので御安心を。
そんなヒカリとホワイトはシロナさんの別荘に暫く滞在している。気になったリンドウとセレナはシロナさんの別荘に向かうことにした。
ハウオリシティの外れ。そこに大きな豪邸が一軒建っている。そこがシロナさんの別荘であり、暫くの間…ニホンのマスゴミから身を隠すためにヒカリ御一行が滞在している所である。
『すまんな、セレナと先生よ。日を改めてくれ』
そんなリンドウとセレナを出迎えたのはエプロンを装備し、右手に箒、左手に塵取りを装備したブラックキュレムであった。ブラックキュレムに成った訳だが、手を使いやすくする為であろう。
「何があったの?パパさんや。もしかして、ダメナさんの事だから軽くゴミ屋敷に成ってたの?」
『そう言う事だ』
なんという事でしょう。シロナさんは掃除、整頓、料理を含めた家事基本スキルが壊滅的に無いのだ。その為か極最近買ったばかりの別荘は既にゴミ屋敷の階段を登ろうとしていたのだ。
「これ何処に置いたら良いの?捨てちゃう?」
「ホワイト!!それ、研究資料!!シロナさんの大事な研究資料!!」
「本当に…ごめんなさいね」
「マカセロス」
「チャマ!!」
「イーブイブイ!」
「うーん、これはヒドイ!!」
耳を済ませばヒカリ御一行とダメナさんの声が屋敷の中から聞こえる。恐らく、大掃除の待った中なのだ。
「そりゃ…悪かった」
『なに、気にするな。想像以上にヤバかっただけだ』
「ねえ、キュレム。ヒカリやホワイトの衣装はどうしてるの?」
セレナはキュレムに問う。するとキュレムはあっさりと答えてくれた。
『ヒカリがタケシと旅してた時はタケシが作ってたそうだ。
今はヒカリの衣装もホワイトの衣装も俺が作ってるぞ』
「アンタが作ってるの!?」
キュレムパパ。ヒカリとホワイトのコンテスト衣装を作ってるそうだ。
因みに、後日…材料収集の為か財布を握りしめたキュレムと色違いカイロスがホームセンターに入るのが目撃されたとか。
次回!!ウラウラ島のポケモンコンテスト会場オープンセレモニー。
因みに女子力の高い順
タケシ、レッド>デント、シトロン、リンドウ、ククイ博士>キュレム>セレナ>>ヒカリ>ハルカ、カスミ>ブルー>>>越えられない壁>>ダメナさん!!
オリジナルメガシンカ…もっと出す?
-
イッシュ三龍とギエピーでお腹一杯
-
出してくれ、不遇なポケモン達の為に!!