カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ギエピンクはレッド視点からのリンドウの過去です。


ポケットモンスターギエピンク 1

『初代ポケモンマスターレッドの奇跡』

 

サトシが旅立ってから50年後。伝説の存在として未来永劫語られる事に成った伝説のトレーナー レッド。彼の功績を称えるためか、多くの出版社がレッドの歩みを書籍として出版した。

 

だが、一部の人限定でリンドウが編集し、リンドウの娘であるリーフが関係者だけに配った真実100%なギャグ9割(ギエピーのせい)と成ったリアリティーを追求したレッドの歩みが描かれた非売品書籍が存在する。

 

「サトシお兄ちゃん。これ、マジ?」

「マジらしいぞ、レイ」

 

その書籍の名前はポケットモンスターギエピンク。思いっきり、あのギャグポケモンがタイトルに成りました。

 

 

 

 

 

 

レッドが10歳の時だった。当時15歳だったハナコさんはマサラハウスの前に立ち、これから巣立ちを迎える弟同然に見てきた甥っ子を見送る。

 

「もう行くのね…」

 

ハナコの言葉に対し、レッド少年は無言で頷く。腰には3つのモンスターボールが提げられており、1つには先ほどオーキド博士からもらったフシギダネが入っていて、後の2つのボールからはこの2体が出てきた。

 

「ハナコさん。レッドの事は任せておけっピ!!」

「ピカチュウ!!」

 

2年ほど前にレッドとハナコがマサラタウンで保護した()()()()()()()ピカチュウ、そしてピカチュウの従兄であり人の言葉を話すピッピことギエピーである。

 

「行ってきます」

 

レッドはそう告げて、ハナコに別れを告げてギエピー、ピカチュウと共にマサラタウンを旅立った。次にマサラタウンに帰ってくるのは何時に成るのだろうか?そんな事を考えているのか不明だが、レッドはマサラタウンと国道の境目にやって来る。そこには…

 

「あら、レッドじゃない。遅かったわね」

 

オーキド博士からゼニガメを貰ったブルー。

 

「ハナコさんに行ってきますは言ったのか?」

 

後のホウエンチャンピオンであり、オーキド博士からイーブイを貰ったリンドウ。

 

2人ともレッドの幼馴染みであり、あと1人…オーキド博士の孫であるグリーンも含めたらレッドの幼馴染みは3人居るのだ。

 

「あっ、地味な青紫と青汁だっピ」

「「その呼び方やめろ、汚いピッピ」」

 

レッドはピカチュウとギエピーを旅立つ前から特例で手持ちに持っており、グリーンはジョウトやカロスに留学してた事でバンギラス含め手持ちを何体か持っていた。この2人は訳有って、特別許可証と呼ばれる仮免を持っていて10歳未満の時からトレーナーとしての経験を積んでいた。

だが、リンドウとブルーは違う。2人はレッドやグリーンと異なりトレーナーとしての経験は全くなく…初めてのポケモンもさっきオーキド博士から貰ったばかりなのだ。

 

「ハッハハ!!お先に行くぜ、自転車を使わない手は無いだろ?」

 

そんな彼等の隣を自転車に股がったグリーンが爽快にペダルを漕ぎながら、通り過ぎていく。マサラタウンは当時、過疎化が進行しており自転車を買うには他の街に向かうしかなかったのだ。だが、このオーキド・グリーン(10歳)はジョウトやカロスに留学してただけは有り、自転車や様々なハイテクマシーンを所有している。

 

自転車に乗れば徒歩30分以内で到着できるトキワシティまで10分程で辿り着ける。いや、道が整備されているトキワに着けば自転車はその本領を発揮して物凄く広いトキワさえも簡単に走破して今日中にニビシティにさえ着いてしまうだろう。

 

「やろー…僕たちは自転車を持ってないのに、金持ちは許さないっピ!!」

「おい、それだと公務員の息子の俺も含んでないよな?」

 

教師は公務員。つまり、リンドウは公務員の息子である。

 

「こうなったら……破壊光線だっピ!!」

 

そしてギエピーは指先を自転車で爆走するグリーンに向けると…

 

「デスビーム!!」

「「アウト!!」」

 

何処から見ても戦闘力530000さんが解き放つ必殺技と瓜二つな破壊光線を放ち、その破壊光線はグリーンの自転車に直撃し……

 

「ホンゲェェェ!?」

 

グリーンは軽く吹き飛び、グリーンの自転車は見事に黒焦げと成ったのだった。

 

「このピンク、やっちまった!!」

「なにやってるのよ!!破壊光線をぶつけて良い人間はオーキド博士とテロリストだけよ!!」

 

グリーンの自転車を見事に壊した為か、ギエピーはどや顔を決め、レッドの腰に提げられているモンスターボールの中でフシギダネは胃を抑えていた。

 

「やってくれたな…」

 

だが、グリーンもマサラ人。破壊光線ごときでは倒れない。

 

「行け、バンギラス!!」

 

勿論、このギエピーを粛清するために破壊神バンギラスを降臨させる。

 

「グォォォギャァァア!!」

 

彷徨だけで大地を揺らし、天変地異を物理的に起こして地図を書き換える必要がある化物 グリーンのバンギラス。そのバンギラスが主人の命令で動き出した。

 

「ヤバイぞ、ブルー逃げるぞ!!」

「ええ、こんな所で死にたくないもん!!」

 

そしてリンドウとブルーは全力疾走でトキワシティに向かって走り出した。

 

「レッド!!ピカチュウを出すっピ!!………あれ?」

 

一方、ギエピーはレッドに助けを求める。しかし、レッドは珍しいポケモンが居たのか、ピカチュウを連れてリンドウとブルーを追いかけていった。

 

「これで喜んでヤれるな」

「グルルル」

 

味方は0!!どうするギエピー!!迫り来る激おこなグリーンと破壊神バンギラス。その時、ギエピーは…

 

「逃げるんだよ!!」

 

全速力で逃げ出した。

 

「バンギラス!!破壊光線!!」

 

全速力で逃げ、リンドウとブルーそしてレッドを追いかけるギエピー。そんなギエピーを追いかけるグリーンと破壊神バンギラス。そんな騒がしい騒動と共にポケモンマスターレッドの冒険は始まったのだった。

 

 

 

 

「全く…アイツ等は。旅立ちも大人しく出来んのか」

 

そんな様子をオーキド博士は影から見ていた。この時は未だオーキド研究所は魔境ではなく平和であった。




なお、ギエピンクのパッケージはミュウスリーです。

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