カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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遂に決着!?


105時限目 決着…勝ったのは?

「ブイ!!」

 

「ピカチュウ!!」

 

繰り出されたのは常にボールの外に連れ出され、初めてのポケモンであり、進化を拒む(進化出来ない)共通点を持つパートナーであると言うこと。

 

サトシのピカチュウ、ホワイトのイーブイは同時にバトルフィールドに飛び出した。現時点では両者ともに1体のパートナーが倒された状態であり、現時点ではZ技と経験の差でかサトシが有利と言えるかもしれない。しかし、それだけでポケモンバトルが決着するという保証は全くない。何故なら、ポケモンバトルに年齢は一切関係無い。それはレッド、リンドウ、グリーンと言ったレジェンド連中は勿論のこと、シロナやワタルと言った先駆者が証明している。

 

「ピカチュウ!!電光石火からの10万ボルト!!」

「ピカッ!!」

 

最初に動いたのはサトシのピカチュウだ。ピカチュウは電光石火で素早く動き、十八番と言える必殺技 10万ボルトを解き放つ。

 

今のイーブイは先程、ルガルガンを倒したどばどばオーラ(タイプ エスパー)のお陰か光の壁を纏った状態だ。故に特殊技である10万ボルトの通りは低い…しかし、ホワイトのイーブイは旅に出てから半年も経っていない。その為か、経験の差でサトシのピカチュウに負けてしまう可能性だって高い。

 

「よーし!!イーブイ!!今度はわるわるゾーン!!」

「ブイ!!」

「「「わるわるゾーン!?」」」

 

わるわるゾーン。またも聞き覚えのない技を指示し、実行するホワイトのイーブイ。するとイーブイは黒いオーラを全身から解き放ち、それを攻撃に転用して迫り来る10万ボルトを防ぐ。

 

オーラと雷撃がぶつかり合い、目映い閃光が迸る。

 

『わるわるゾーン!?なんじゃそりゃ!?珍獣ハンターの私も知らんぞ!!解説のククイ博士、何ですか!?あれは!?』

『俺も初めて見た。悪の波動等の悪タイプの特殊技に近い攻撃だが、見てくれ!!あのわるわるゾーンを放ったイーブイはリフレクターらしきバリアーを纏っている。と言うことは、わるわるゾーンは攻撃しながらリフレクターを纏えるのか!?』

 

と…実況の珍獣ハンターといつの間にか解説者に成ったククイ博士がそう告げる。

 

だが、わるわるゾーンを解き放ったイーブイはリフレクターをバリアーのように纏っており、これでイーブイはリフレクターと光の壁を2つ同時にバリアーとして纏っている事に成るのだ。

サトシのピカチュウとはレベルの差は歴然と言えるかもしれない。だが、今のイーブイは特殊と物理、どちらもリフレクター+光の壁の恩恵で軽減できる。この勝負、どっちが勝つのか分からないだろう。

 

「イーブイ!!スピードスター!!」

「ブイブーイ!!」

 

進化出来ない代償に様々なタイプの技を覚えている。だが、それとは別に本来イーブイが使うことが出きる技も使えると言うことだ。

イーブイは追尾機能を持つ必中攻撃、スピードスターを使う。スピードスターは数多の星が相手を追尾し、必ず当たる攻撃だ。当然、此方も物理技で弾くか、特殊技で相殺するor打ち消す、変化技で防がない限りピカチュウを追尾する。

 

「よし!!ピカチュウ!!電光石火しつつ電気ショックだ!!」

「ピカッ!!」

 

すると、ピカチュウは電光石火で高速移動しながら初歩レベルの技である電気ショックとは言え、電撃を放ちながら電光石火を使ったのだ。

リンドウのリザードンやリーフィア、そしてレッドのピカチュウ(バグチュウ)と同じく異なる技の同時使用をサトシのピカチュウは為し遂げたのだ。それが初歩的な技と電光石火とは言え、侮れない。これが出来ればやがては10万ボルトを使いながら電光石火を用いた高速移動、更には瓦割りとアイアンテールの同時使用さえも何れは出きるように成るのだ。

 

『おおぅと!?サトシ選手のピカチュウ!!電光石火で高速で動きながら電気ショックを放った!?

そして電気ショックで迫り来るスピードスターを壊した!?』

 

ピカチュウは電光石火でイーブイとの距離を積め、迫り来るスピードスターを電気ショックで破壊する。そしてイーブイとの距離が0に成った瞬間に、瓦割りでイーブイが纏っていた光の壁とリフレクターを打ち砕いた。

 

「ピカッ!!」

「イーブ!?」

 

パリンとガラスのような物が砕ける音が響き、イーブイを護っていた光の壁とリフレクターは一気に砕け散る。こうなってしまえばイーブイは丸裸だ。

様々なタイプの技が使えるとは言え、イーブイがピカチュウ単独に勝ってる点はこれで消え失せたと言えるだろう。

 

「ピカチュウ!!10万ボルト!!」

「ピカヂュゥゥゥ!!!!」

 

そしてイーブイが弱体化した隙をついて解き放たれた十八番の10万ボルト。当然、レベルの差等からイーブイが耐えられるわけがなくイーブイは一撃で倒されてしまった。

 

「ブイ…」

 

バタンキューと倒れてしまったイーブイ。

 

「ごめんね、イーブイ」

 

イーブイが倒れ、ホワイトはイーブイをボールに戻す。これでホワイトは手持ちを2体倒された状態と成ってしまい、電光掲示板の×は更に1つ増える。

 

『おおっと!?ホワイト選手、どうする!?イーブイが倒されてしまった!?』

 

ホワイトの残りの手持ちはアーマーガア、ベイリーフ、ミロカロス、キュレムの4体。この中ではアーマーガアとミロカロスは電気タイプの技が効果抜群であり、ピカチュウと戦うには余りにも不利すぎる。特にアーマーガアは鋼も入っており、ピカチュウ相手に友好的な技が限られる。キュレムを繰り出すにも未だ早すぎる。そこで、ホワイトが繰り出したのは…

 

「よし、ベイリーフ!!Ready Go!!」

「ベーイ!!」

 

草タイプであり、電気タイプに対して耐性があるベイリーフであった。

 

『ベイリーフが来ました!!今回は初参戦!!果たして、どんな技を見せてくれるのでしょうか!?』

 

因みにホワイトは今回のセレモニー大会でベイリーフを初使用。その為に、このベイリーフがどんな動きを見せるのかサトシは勿論、観客もリンドウも実況の珍獣ハンターさえも分からない。

 

「ベイリーフ!!ストーンエッジ!!」

「ベイ!!」

 

ベイリーフは草タイプであり、炎タイプと飛行タイプそして虫タイプの技が苦手だ。当然ながら覚えられるなら炎、飛行、虫タイプに有利な技である岩タイプのサブウェポンは覚えておくのがベストと言えるだろう。

 

「ピカチュウ!!回避だ!!」

「ピカッ!!」

 

だが、当たらなかったら問題はない。ストーンエッジは足元等から鋭利な岩の刺が襲ってくる攻撃。だが、良く見れば何処から攻撃が来るのか分かるのだ。その為か、ピカチュウはサトシの指示に従い、地面から迫り来るストーンエッジを回避する。

 

「シロナさん。息子さん大丈夫か?経験の差も有るが、サトシに大差で負けるかも知れないぞ」

「そうね。でも、あの子のベイリーフ相手じゃ初見ならば攻撃を喰らうわ。余程の相手じゃない限りね」

 

観客席で見ていたリンドウの言葉に対してそう答えたシロナ。何故なら…

 

「あのストーンエッジ。陽動とベイリーフが()()()()()()()()()()()()()なのよ」

 

シロナがそう告げた瞬間…

 

「ベイリーフ!!のしかかり!!」

「ピカチュウ!?」

 

ストーンエッジに蔓の鞭を伸ばし、ワイヤーアクション…何処かの調査兵団のような立体的な動きで高速移動したベイリーフがピカチュウにのしかかりを喰らわしたのだ。

 

「そのまま地震!!」

「ベイ!!」

 

そして発動するじしん。じしんは威力100であり、電気タイプに効果抜群。実数200以上のダメージを受けたピカチュウは…

 

「ピカピカ…」

 

倒されてしまった。

 

「よし…次は…「私が行く。まだリザードン達は対キュレムに温存しとけ」ルカリオ!?」

 

なんと次にサトシが繰り出したのは人語を解する波動の勇者ルカリオであった。ルカリオはバトルフィールドに出ると、戦闘不能に成ったピカチュウを抱えてサトシの所に一旦戻り、ピカチュウをサトシに手渡す。

 

「メガシンカするか?」

「それはミロカロスまで取っておけ。対策されるかも知れん」

 

ルカリオには未だメガシンカが残っている。だが、此処でメガシンカをして直にホワイトに掌を見せ続けると…あのトリッキー過ぎるミロカロスの手で対策を立てられてしまう恐れがある。そこでルカリオは考えた、ミロカロスとキュレム以外は通常で倒し…あの2体が出てきたらメガシンカを使うのだ。幸いにもサトシのZ技は未だそこそこ残っている。

 

そしてルカリオは再びバトルフィールドに降り立った。

 

「ベイリーフ!!フラッシュ!!」

「ぐっ…目眩ましか…だがな!!」

 

フラッシュ。目映い閃光を放ち、相手を妨害する技だ。直接ダメージを与えるわけではないが、一瞬でも相手の視力を奪えるのは強い事だ。なにせ、人間を含め五感の1つを一時的に封じられては戸惑うのは当然なのだから。

 

しかし、ルカリオは波動の力を使い…濃霧の中でも普通に物や気配を感じ取る事が出来る。なので彼の前ではフラッシュや霧、影分身は時間稼ぎにすら成らないのだ。だが、一瞬でも眼を瞑る時間を与えた為か、ルカリオは波動で感じる。

 

(バトルフィールドに大小の岩の突起が生えてるな。これらを用いてさっきピカチュウに急接近したように奇襲を仕掛けてくるか)

 

波動で見てみればバトルフィールドに大小の岩の突起が生えている。恐らくはルカリオが眼を瞑った間にストーンエッジで生やしたのだろう。だが、それと蔓の鞭を使った奇襲なら先程見た。問題はない。

 

「来たか!!」

「ベイ!!」

 

目映い光で目が見えないとは言え、ルカリオには関係無い。

ルカリオ目掛けて、立体的な鞭を用いた軌道方法でベイリーフは襲い掛かる。だが、波動を使えるルカリオには見えてるも同然であり…迫り来るベイリーフに対応するようにルカリオは構える。

 

「ベイリーフ!!蔓の鞭!!」

 

ホワイトの指示に従い、ベイリーフは蔓の鞭でルカリオに攻撃する。だが、ルカリオは蔓の鞭を払い除けて…ベイリーフが逃げないように蔓の鞭を掴んだ。

 

「よし、ルカリオ。コメットパンチ!!「今だ、じしん!!」なに!?」

 

その瞬間、ルカリオが掴んだ鞭を伝わってじしんが発動し、ルカリオはダメージを受ける。

 

「ぐっ!?」

「ルカリオ!?」

 

だが、ルカリオは一撃では倒れない。効果抜群とは言え、ピカチュウより耐久力が高い彼は一撃で倒れないのだ。

 

「ルカリオ!!鞭を放せ!!」

「ぐっ!!」

 

ルカリオは蔓の鞭を放す。だが、じしんの振動エネルギーを帯びた鞭がルカリオを攻撃しようと襲い掛かる。

 

「ルカリオ!!懐に飛び込んではっけいだ!!」

「おう」

 

じしんを帯びた鞭を潜り抜けて、ルカリオはベイリーフの懐に飛び込む。そして、はっけいを繰り出した。

だが、リンドウのルカリオとサトシのルカリオの戦いを見たことがある皆様は御存知だろう。はっけいは使い方によっては相手の内臓を直に揺らし、防御力を無視してダメージを与えることが出来るのだ。ホウエン合宿でサトシと合流したばかりのルカリオはこれが出来なかったが、今では出来る。その為か、内臓攻撃を受けたベイリーフは…

 

「ベイ…」

 

バタンキューと一撃で倒されてしまった。

 

続いてホワイトはアーマーガアを繰り出したが…

 

「甘い!!」

「ガアーー!!」

 

アーマーガアは鋼タイプも入っており、格闘技は通じる。その結果、練度の差も含めてルカリオに倒されてしまった。

 

『おおーと!?ホワイト選手、遂に残りの手持ちは2体!!サトシ選手がこのまま勝つのか!?』

 

サトシは残りルカリオ、リザードン、ギラティナ、ゲッコウガの4体。対してホワイトは残りミロカロスとキュレム。

 

そしてホワイトはミロカロスを繰り出した。

 

「ミロカロス!!波乗り!!」

「来るぞ、ルカリオ!!メガシンカだ!!」

 

ミロカロスは口から莫大な量の水を吐き出し、津波を発生させる。対し、ルカリオはメガシンカを発動させて戦闘能力を大幅に向上させる。

 

だが…津波はルカリオの数メートル手前で停まる。

 

「「えっ?」」

 

波乗りは莫大な量の水を吐き出し、その水で津波を起こして相手を流す水タイプの技だ。しかし、あろうことかミロカロスが繰り出した波乗りの津波は途中で固まって停まったのだ。

 

「ミロカロス!!全砲門…ファイアー!!」

 

その瞬間…停まった津波から水の光線が何発…いや何百も繰り出され、ホーミングしながらルカリオを攻撃し出した。

 

「ルカリオ!!神速で回避だ!!」

 

全方向から襲い掛かる水の砲撃。ルカリオは神速を用いて回避を続けるが、この水はミロカロスのサイコキネシスで動かされてるので外れても追尾する。

そこ、波動弾を射てば?と思うかもしれない。だが波動弾は必中攻撃であり、ミロカロスは特防が高くミラーコートで跳ね返しますよと言われるのも同然だ。その上、ルカリオは格闘技が効果抜群で特防も低い。射てば逆にヤられるのだ。

 

「弾だけ見てたらいけないよ、お兄さん」

 

その瞬間…何百もの水の砲撃を捌いていたルカリオの背後から水を纏ったミロカロスがサイコキネシスを用いて高速移動し、ルカリオを締め付ける。

 

「ぐっ!?」

 

その瞬間。ミロカロスが纏っている水が急激に熱を帯びる。ミラーコートとサイコキネシスを応用し…水が水蒸気爆発を起こしたのだ。

 

なお、メガルカリオはルカリオと比べて特防とHPは全く変わらない。その為か、ルカリオは大打撃を受けてしまい…

 

「無念…」

 

ルカリオはメガシンカからルカリオに戻り、戦闘不能に成ってしまった。

 

「戻れルカリオ。さてと…」

 

サトシは考える。ギラティナを出しても曲がる冷凍ビームを受ける、ゲッコウガを出しても水を利用される恐れがある。というか、先ずはミロカロスがサイコキネシスで操る元津波の水が余りにも危険すぎる。

 

先ずは水を何とかしなければ成らない。その上、ピカチュウはもう戦闘不能。だとすれば…あの水を真っ先に消し飛ばさないといけない。

 

「よし、リザードン!!君に決めた!!」

「リザードン!?」

 

これには観客もおおっと驚き。当然だ、炎のリザードンは水のミロカロス相手には余りにも不利すぎる。普通は…

 

サトシはリザードンを繰り出すと直ぐ様…

 

「ブラストバーン!!」

「グォォオオ!!」

 

ブラストバーンを指示し、爆炎と爆光がリザードンの口から解き放たれた。

 

ブラストバーン。其々の地方の初心者向けポケモンの炎タイプの最終進化系だけが使える大技であり、その破壊力は破壊光線やギガインパクトに匹敵する。

 

「ミロカロス!!水で防御だよ!!」

 

爆炎の広さから避けるのは不可能と判断したホワイト。彼はミロカロスに指示し、ミロカロスはサイコキネシスで自身を包むように全ての水を纏った。だが…

 

ブラストバーンの一撃はその水を全て蒸発させ…ミロカロスは少しヒリヒリと焼けたような跡がある。

 

『おおっと!?なんて破壊力だ!?ミロカロスの周りの水が全て蒸発した!?』

 

これでミロカロスは水技を使わない限り、オールレンジ攻撃は出来ない。

 

「ミロカロス!!ハイドロポン「させるか、リザードン!!ミロカロスの口を塞いで地球投げだ!!」こんなのありなの!?」

 

ハイドロポンプは口から出る。ならば、口を塞いでしまえば良いだけだ。サトシのリザードンはミロカロスの口を手で塞ぎ…大空に飛んで地面に向かって投げ飛ばした。懐かしき大技、地球投げである。

 

「ミロ!?」

「そしてソーラービーム!!」

 

リザードンの対苦手なタイプ用の技であるソーラービームが炸裂し、ミロカロスさえも倒されてしまった。これで後はキュレムだけである。

 

「キュレム?レッツショータイム!!ARE YOU READY?」

 

ホワイトはキュレムを繰り出し、キュレムは場に出ると同時にトゥルーキュレムにメガシンカを果たした。

 

『さてと…流石だなサトシ』

「キュレム!!絶対零度!!パターンB!!」

『良かろう』

 

パターンB?一体なの事か分からないが、取りあえず絶対零度なのは間違いない。だが…その絶対零度はリザードンを直接襲わない。

 

「なんだ!?」

 

リザードンの逃げ道を塞ぐように氷の防壁が一瞬で建てられた。

 

「グゥォォ!?」

 

逃げ道を防がれたリザードン。そして、キュレムの口から蒼い光が漏れだし、尻尾の発動機が物凄い勢いで稼働する。

 

「キュレム!!エネルギー充填120%!!波動砲…発射!!」

 

そしてキュレムが口を開き、口から莫大なエネルギーを帯びた波動砲が解き放たれた。

 

「キュレムってもしかして惑星イスカンダル出身?」

「そんな分けないだろ、ブルー」

 

解き放たれた波動砲。まあ、多分正式名は絶対に別に存在するが、ホワイトが波動砲と言ってるのだろう。何処から見ても波動砲だし。

 

だが、リザードンは逃げようにも絶対零度が作り出した防壁で逃げられず直撃コース。そして、直撃を受けたリザードンは倒れてしまった。

 

倒されたリザードン。続けてサトシが繰り出したのはギラティナであった。

 

「ギラティナ!!君に決めた!!」

「ギエ!!」

 

繰り出されたギラティナは白金玉の力でオリジンフォルムに変化する。

 

「ギラティナ!!波動弾!!」

 

波動弾は追尾する必中攻撃であり、威力もそこそこ高い。使い勝手が良く、ギラティナが繰り出した波動弾はキュレムに直撃し、キュレムはそこそこのダメージを受けてしまう。

 

「よーし、だったらキュレム!!ドレスアップ!!」

 

ホワイトの指示に従い…トゥルーキュレムは冷気に包まれる。冷気が風で流されると、そこには氷の鎧を身体の各所に纏ったキュレムが立っていた。

 

ーーお前、何処のイヴェルカーナ!?

 

リンドウが心の中で突っ込みをいれたが、イヴェルカーナとは某狩りゲーに出てくる氷の鎧を纏うドラゴンである。そのイヴェルカーナと同じく、キュレムは氷の鎧を纏ったのだ。

 

「ギラティナ!!シャドーダイブ!!」

 

サトシの指示に従い、ギラティナは消える。その時…キュレムの発動機からビシビシと微弱な電気が流れ出した。

 

『成る程な。電気タイプのポケモン、その中でもマッギョやシビルドン等は微弱な電気で周囲を探るが。それと同じ方法でギラティナの出現場所を探るつもりか』

 

と解説のククイ博士が教えてくれた。そう、電気タイプは微弱な電気を用いて周囲の様子を探ることが可能であり、キュレムはそれを用いてギラティナの出現場所を探ろうと言うのだ。

 

「ギェェェエ!!」

 

そして影より、ギラティナが出現し…キュレムに奇襲をしかける。だが、キュレムは電気で周囲を探してた為かギラティナの奇襲に反応でき、ギラティナのシャドーダイブを受けたがギラティナを掴むことに成功する。だが、シャドーダイブを受けた為か、氷の鎧はボロボロと砕けてしまった。

 

「ドラゴンクロー!!」

「此方もドラゴンクローだ!!」

 

キュレムは手でドラゴンクロー、ギラティナは翼でドラゴンクローを放ち…お互いにダメージを受ける。どちらも効果抜群であり…どちらもかなりのダメージを受けている。

 

ギラティナ、キュレム。両者ともに距離を取り…

 

「よし!!キュレム!!出し惜しみは無し!!ブリザードランスやっちゃうよ!!」

『やれやれ。だが、手はないな』

 

キュレムは絶対零度を応用してか、氷の巨槍を造り出す。そして氷の槍を…発動機から産み出した電磁力+己の筋力でぶん投げた。

 

――カムカムカーム!!訳「それ、余の技なんだが!!」

 

遠いガラルの田舎から声が聞こえた気がしたが気にしてはいけない。

 

全力投擲されたブリザードランスはギラティナに直撃し、ギラティナは倒されてしまった。

 

そして…両者は共に残りの手持ちはラスト一体。サトシは当然の如く、サトシゲッコウガである。

 

 

「これってセレモニー大会だよな?リーグ決勝戦とかじゃないよな?」

 

解説を忘れ、ククイ博士が唖然としながらそう言ってしまう。

 

「ワールドイクリプス!!」

「最大出力で波動砲発射!!」

 

そして……余りの衝撃でバトルフィールドはズタボロに成ってしまい…

 

『おぉぉっと!?両者とも立っている!?立っているぞ!!ゲッコウガもキュレムもどっちも立っている!!』

 

煙が徐々に晴れていく。

 

そして霧が完全に晴れると……

 

「コウガ…」

 

なんとか立っているゲッコウガ。一方、キュレムは…

 

『立ったまま意識を飛ばしてる!?息子の前で倒れるわけには行かないのか、この保護者…立ったまま力尽きてるぞ!!』

 

立ったまま力尽きていた。

 

決勝戦 勝者サトシ。

 

 

 

 

 

 

 

なお、この後のエキシビションマッチであるが。

 

「レウス!!じしん!!」

「やっぱりワンパンKOだ!!」

 

サトシ君。リンドウに挑んだが、竜の舞いを詰んだメガリザードンXのじしんパンチのワンパン×3で見事な3立てを決められるのであった。

 

 




次回!!

リンドウ先生「えー、久し振りにポケモンの授業らしい事をします。お前達、明日からの土日の2日間だけパートナーを1体、交換してもらいます。他人のポケモンを預り、面倒を見ることで分かることも有るからな」
サトシ達「交換!?」

サトシ×リーリエ、セレナ×アセロラ、スイレン×カキ、マオ×マーマネで2日間交換!?

サトシ「先生!!ブラックは?」
リンドウ「イッシュリーグの仕事で、デント連れてイッシュに行ったぞ。来シーズンに備えての会議が有るからな」

そしてデント、ちょっとまイッシュに強制送還(笑)

ヒロインの人気投票!?みんなの推しは誰かな?

  • セレナ
  • アイリス
  • ヒカリ
  • ハルカ
  • ラティアス
  • カスミ
  • リーリエ
  • マオ
  • スイレン
  • アセロラ
  • タケシ
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