翌朝の土曜日。パートナー交換2日目の朝を迎えたが、リーリエからアローラロコンことシロンを預けられたサトシは大いに悩んでいた。
「クルッポ」
「コウガ!!」
「ニャー」
「グォオ!!」
モクロー、ゲッコウガ、ルガルガン、ニャヒート、リザードンは問題なくいつも通りのポケモンフードを食べてくれている。図体が大きなギラティナは窓から顔と首だけを家に入れてご飯を食べているし、此方も問題はない。
「うまいうまい」
「くーん」
なお、サトシやセレナと同じく机で人間用の食事をルカリオとラティアスも食べているが…そこは気にしなくて良いだろう。ラティアスは人に変身できるし、ルカリオは戦国時代から当時の人々と同じ様な食事を食べていたと思われるし問題はないだろう。
だが…サトシの視線の先ではリーリエから預かったシロンが食事をとっているのだが、シロンはあんまりご飯を食べてくれないのだ。慣れない環境と言うことも有るのかも知れないが、ご飯を食べてくれないと此方も心配してしまう。
事実、シロンと同じくククイ博士宅にやって来たアセロラの色ちがいミミッキュはと言うと…
「キュー!!」
元気モリモリにポケモンフードを食べていた。
「シロンどうしたのかな?」
「だよな…このフーズってロコンが好きな物らしいから、味が嫌いって事はないと思うけど」
そんなシロンを見て、どうすれば良いのか迷うサトシとセレナであった。
「そうだ!!木の実を使おう!!」
その後、サトシはその足で商店街に向かった。
一方のアーカラ島の牧場ことカキの自宅。
「さてと…どうすれば良いか」
カキは悩んでいた。サトシとは別ベクトルの問題を抱えてしまっていたのだ。
カキはスイレンからアシマリを預かったのは良かったのだが、カキが今まで面倒を見てきたポケモン達は牧場に在住してるケンタロスやミルタルク達を除けば全部が炎タイプである。
バクガメス、ワカシャモ、アローラガラガラ、ドンメルといいその全てが炎タイプ。水タイプのポケモンの面倒を見るのは人生初めての経験であったのだ。
「パウ?」
困惑するアシマリに見上げられ、カキは考える。我らがバクガメスはアシマリと交換でスイレンの自宅に預けられており、どうしようかと悩む。牧場の手伝いはワカシャモとガラガラでやるしかないのはそうだが、流石に2日間しか居ないアシマリに牧場の手伝いをさせるのはどうなのか?
「あっ!!アシマリだ!!可愛い!!」
「パウ!」
だが、そんなカキに救世主が現れた。それは妹のホシである。
「ホシ、アシマリと遊んでおいで!そろそろアイスも固まってる頃だと思うしな!」
「うん!!行こう!!アシマリ!!」
「パウ!!」
幼いホシと遊んであげればアシマリも喜ぶ筈だ。一先ず、ホシにアシマリの遊び相手を任せてもらい…カキは牧場の仕事を行うのであった。
一方、カキと同じく妹が居るスイレンの自宅。
スイレンはアシマリと一時的な交換でバクガメスを自宅に連れてきたのだ。
「大きい!!アーマルドと同じくらい大きい!!」
「大きい!!でもカイオーガより小さい!!」
そんなスイレン宅にやって来たバクガメス。背丈はアーマルドと同じくらいで大きく、バクガメスを見上げてスイレンの妹であるホウとスイは目を輝かせていた。
「でもカイオーガより小さい!!」
「うん、カイオーガやギラティナと比べたらダメだよ」
「ガメスン…」
困惑するバクガメス。そんなバクガメスを慰めるためか、アーマルドはバクガメスの肩に手を置いたのだった。
一方のメレメレ島の都心とも言えるハウオリシティ。そんなハウオリシティに家があるマーマネは2体のポケモンを預かっていた。
それはマオから預かったアママイコ、そしてリンドウから手渡されたシビシラスである。
「うーん、シビシラスは電気タイプだから分かるけど。草タイプって何が好みなんだろう?」
マーマネ、お得意のパソコン等を用いてアママイコの事を調べるのであった。
一方、リンドウ達も日頃からご利用するアイナ食堂のマオはと言うと…
「ジュプゥゥ!!」
「あのね、ジュプトル。アママイコはお嫁に行ったんじゃないからね?」
アママイコがマーマネの所に嫁に行ったと勘違いした、我らが女好きジュプトルが大号泣していた。ジュプトル、女の子が大好きとは言え大好きなアママイコちゃんがマーマネの所に行ったためか、精神的ダメージを受ける。
「マッジュ、マジュ!!」
そんなジュプトルを元気付けるレディが1人…いや1体居た。それはマーマネの所から2日間限定でやって来たトゲデマルである。
「ジュプ!!」
ジュプトル。レディに励まされれば復活しないわけがない。レディの声援でキモリからジュプトルに進化した程だ、彼はレディが居るだけで何度でも甦る。
「よーし!それじゃあジュプトル。窓拭きお願いね?」
「マジュ!!」
そしてジュプトルは窓拭きを完了させた。僅か10秒で。
一方のリンドウ宅。
アセロラは何事もなく、セレナから預かったテールナーの面倒を見れていた。しかし、そんなリンドウ宅に珍しい来客が訪れていたのだ。
「シロナさん、珍しいな」
そのお客様とはシロナであった。とは言え、ヒカリとホワイトを連れずにまさかの1人での来訪である。
「ええ、今日は仕事の関係で来たのよ。リンドウ君はポケモンのリージョンフォーム及び分岐進化に関しての研究もしてるわよね?」
「まあ、学士号は取得してるんで。博士号は未だ貰ってないですけどな」
実はこう見えてリンドウ、ポケモン研究員の1人でもある。本業はポケモンスクールの教師であるが、それと平行してポケモンの研究も行っており、主な専門分野はリージョンフォームやポケモンの分岐進化についてである。博士号は貰っていないが、サトシのルガルガン等の論文は幾つか出している。
「お婆ちゃんとカンナギに居る姉から送られた資料なんだけど…これ、見てくれないかしら」
リンドウはシロナから貰った資料を拝見する。そこには120年ほど前…シンオウ地方の写真や資料だったのだが、色ボケては居るが…ポケモンが写っている。
「シンオウ地方は開拓などで環境が変わった所って聞いたが、これはクレベースか?そんで…このゾロアークに似たポケモンは髪が尻尾じゃなくて前に向いてるな」
「ミオの図書館に有った物らしいけど…良い研究材料じゃないかしら?」
今から120年ほど前の明治時代。シンオウ地方はヒスイ地方と呼ばれ、殆ど人の手が入っていなかったとされている。その為か、リンドウやオーキド校長の知らないリージョンフォームのポケモンが生息していたようなのだ。
「て!?ディアルガとパルキア!?」
だが、その次の写真を見たリンドウは驚いて声に出してしまった。何故なら白黒写真ではあるが、ヒカリと瓜二つの少女が伝説のポケモン ディアルガとパルキアを手持ちに加えていたのだ。
そして、そのヒカリと瓜二つの少女。何故かスマホ?を持っており、服もアイヌ民族のような服から明治時代にはそぐわないTシャツとデニムパンツまで着ている。意味が分からないが、ディアルガの力を使えばタイムスリップも出来るので…もしかしたらタイムスリップしてスマホとデニムを買ったのかもしれない。
「シロナさん?この写真は……合成か?」
「そんな訳ないわ。ナナカマド博士のご実家から出てきたそうよ。
虹ロケット団の侵略の際、アルセウスはサトシ君にギラティナを託したけど……ディアルガとパルキアは託さなかった。まさかとは思うけど」
「ディアルガとパルキアは明治時代にヒカリの御先祖様が捕まえてたと…初期型モンスターボールは明治初期には開発されてたから、今のようにボールが小さくなる機能はないが他の機能は現代でも変わらないから他人はディアルガとパルキアを捕獲できない訳か」
なお、数年後。リンドウはこの写真の真相を知る。
「リンドウ君。次の長期休みの時に、このシンオウ地方のリージョンフォームについて調べてくれないかしら?」
リンドウ、夏休みの仕事が決まる。
ショウちゃん、登場確定。なお、この世界でのヒカリの御先祖様はテルくんです。
此処でのショウちゃんの手持ちディアルガorパルキア、ヒスイジュナイパー、???、オヤブン???等々の予定。
ゴウとコハル、前倒しで出す?(なお、不定期ゲスト)
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アニメ主人公のゴウくんはよ!!
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アローラチャンピオン決まってから
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それより、タケシ!!