カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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皆さんはポケモンどっち買った?因みに私は両方買った(笑)


112時限目 異次元からの来訪者 輝き様と嘗て呼ばれた者

「シッシカリ!!シカリ!!」

 

その者は地球ではアルセウスと同等の強さを誇り、別次元の地球?では唯一の神様として崇められていた。その星では地球で言えば太陽のような恒星が有らず、その者が太陽の代わりに人々や星のポケモン達に光を恵んでいた。

彼は嘗て……光のドラゴンであった。大きな翼を広げ、人々とポケモンを見守りながら光を与えていた。だが、有る時……彼は守ってきた人々に結果的に裏切られた。

 

「シカリ!!シガァァァァリ!!」

 

彼はその星の人々の手で身体を弄くられた。その星の人々は彼の力を科学でコントロールしようとしたのだ。だが、現実は非情であり科学の力で神の力をコントロールする子とは出来るわけがない。その実験の代償で彼は肉体の大半を損失し、彼は残った肉体を何とか自力で繋ぎ合わせ……なんとかポケモンとしての形を保っている。だが、人間やポケモンなら誰もが持っている筈の老廃物の処理(汗、排泄等々)が出来ず……彼は光輝いていた肉体が黒く濁ってしまい嘗ての面影は殆んど残っていない。

 

既に意識は喪われ、彼の意思とは裏腹に暴れる危険な存在と成り果てた。彼の名前はネクロズマ、ウルトラ調査隊と呼ばれる異世界からやって来た人々の故郷の神であり光をもたらしていた存在だ。

だが、そのネクロズマはただ周囲を暴れ……光を求める危険な存在と成り果て……彼は……

 

 

 

「マナペーヤ!!」

 

「シカリ!!」

 

エネルギーを奪おうと追い掛けたコスモッグの雌個体の最終進化 ルナアーラを追い詰め、地球に逃げてきたルナアーラを追い掛けて地球にやって来たのだ。

 

なお……このネクロズマさん。身体の8割を失い、残りの2割を何とかくっ付けて組み合わせて肉体を構成しているのだが……その状態でも伝説のポケモンをフルボッコに出来る強さを誇る。まあ、元がアルセウスに匹敵する神様なのだからしょうがないだろう。彼もまた、ポケモンを越えた何かである事は間違いない。

 

「マナペーヤ!!」

 

シャドーボールは撃った、サイコキネシスも使った、必殺技であるシャドーレイも使った。だが、その全てをネクロズマは正面から捩じ伏せた。ネクロズマが狙うのはルナアーラのエネルギーだ、ネクロズマは命辛々逃げるルナアーラの頭部を掴み……そのエネルギーを奪い取る。

 

「マナビャァァァァア!!」

 

身体のエネルギーを奪われ、苦しそうに踠くルナアーラ。しかし、ネクロズマはその手を離そうとはせず、ルナアーラが宿すエネルギーを全て奪い尽くす。そして、エネルギーを奪われルナアーラは力を無くしたように動きを停めた。

 

「シカリ!!」

 

だが、エネルギーはまだまだ足りない。こんな物では満足できない。ネクロズマは力を奪ったルナアーラを遥か眼下に見える地面に向かって投げ捨て、雄叫びをあげる。

 

「シガァァァァリ!!」

 

もっと光を!!もっと光を!!寄越せ、寄越せ!!

 

光を奪われ肉体を奪われた彼は正常な意識を喪い、ただ光を求めるおろかな存在と成ってしまった。

 

「シカリ?」

 

だが……ネクロズマは感じる。ルナアーラの雄個体であるソルガレオの気配を、ソルガレオから光を奪えば飢えも少しは満たされる。ネクロズマは次の標的をソルガレオに定め、ソルガレオの気配がする方に向かっていった。

 

なお、そのソルガレオはリーリエのほしぐもちゃんである。つまり、ネクロズマはリーリエの所に向かっていったのだ。

 

 

 

 

一方の地上 メレメレ島ハウオリシティのポケモンセンター。

 

「さてと、解散!!今日の職業体験に思った事は来週の月曜日までにレポートに書いて提出な!!」

 

ポケモンスクールに通うサトシ達。彼等は激務と言えるポケモンセンターの職業体験を終えて、今から家に帰ろうとしていた。勿論、疲れはてたのは彼等の担任であるリンドウもそうなのだが。

 

「「「「はい!!」」」」

「うん、良い返事だ。今日は早めに寝ろよ?」

 

いざ、激務を終えたサトシ達も帰ろうとした時だった。しかし、残念ながらリンドウ達は今日はお家に帰ることは出来ない。何故なら…この瞬間から外宇宙のポケモン達と神を救う争いに巻き込まれるのだから。

 

ズガッシャァァァァーーーン!!

 

物凄い音と共にポケセンの天井に穴が空いてしまい、ロビーにコウモリを模したような大きなポケモン ルナアーラが落ちてきたのだ。

幸いにもリンドウや子供達は天井の部分崩壊とルナアーラの下敷きに成っておらず、怪我人は居ない。天井は見事にルナアーラの形に穴が空いており、綺麗にルナアーラは落ちてきてしまったようだ。

 

「リンドウ!!なんか空からポケモン降ってきわたよぉ!!」

「みりゃ分かるわ!!てか、なんじゃあのポケモン!!(ルナアーラ!?なんで!?なんで空から降ってくるの!!)」

 

空からルナアーラ、天井を突き破り落ちてくる。これにはリンドウ達もビックリであり、ポケモンセンターで働くジョーイさん一家も奥から出てきた。

 

「シカリ」

 

と…次の瞬間……ポケセンの入口が爆発で吹き飛び……漆黒のポケモン ネクロズマが現れた。

 

「ブルー!!子供達を連れて奥から逃げろぉぉお!!コイツヤヴェェェェ!!(なんだ!?この気配、本当に種族値600の普通のネクロズマ!?いや、違う!!中身はもっとヤバい!!これじゃ……まるで)」

 

アルセウスと同格。リンドウはふと、そう感じてしまったのだ。

 

「シカリ!!シカリィィィィ!!」

 

ネクロズマは感じる。リーリエの腰からエネルギーを秘めた存在、ソルガレオを感じたのだ。

 

「シカリ!!」

 

エネルギーが有るなら奪えば良い、ネクロズマは地面を蹴り……サイコパワーを纏ってリーリエに襲い掛かる。しかし、ネクロズマの眼前に突如としてリンドウのグラードンが割って入る。

 

「なに、人の生徒に手を出してるんだ!!グラードン!!じしん!!」

「グラァァア!!」

 

右手に振動エネルギーを溜め込んだグラードンのじしんパンチ……それもメガリザードンXと成ったレウスのじしんパンチと異なり、タイプ一致のじしんパンチ。それは内部まで振動エネルギーが絶大なダメージを与えて……ネクロズマを吹き飛ばし、爆破された入口から追い出した。

 

 

 

「シカリ!!」

 

だが、このネクロズマはゲームと異なり本来の姿ならアルセウスに匹敵する存在。グラードンのじしんパンチをリーリエに(正しくはボールに入っていたソルガレオ)執着していた為に直撃されたが、ダメージはさほど入ってなかったのだろう。何事もなく立ち上がる。

 

「レウス!!じしん!!」

 

だが、立ち上がったネクロズマを待っていたのはメガリザードンXに進化したレウスのじしんパンチであった。眼前に迫り来るじしんパンチをネクロズマはサイコキネシスを用いて押し退けようとする。

 

「シカリ!!シカリィィィィ!!」

「グゥオオオ!!」

 

だが、レウスは押し退けられ、じしんパンチを直撃させる事が出来ない。

 

「グルル!!」

「グラァ」

「注意しろ。アイツは普通のポケモンじゃない……伝説を含めてもな」

 

ネクロズマと対峙するのはメガリザードンXとグラードン。本来ならメガリザードンとグラードンに軍配が上がりそうだが、このネクロズマは普通のネクロズマではない。

 

『懐かしい気配がすると思い、跳んでみればお前か』

 

その時だった。リンドウ、メガリザードンX、グラードンとネクロズマの間に入るように1人の神が割って入った。アルセウスである。

 

「Mr.神様!?」

『本当にお前なのか?ネクロズマ』

 

アルセウスはネクロズマに向けて確認するようにそう告げた。

 

「シカリ……シカリ……」

 

するとネクロズマは頭を抱えて、苦しむ。

 

『アルセウス……第三惑星の人間よ……私を……停め……殺してく……れ』

 

ネクロズマはテレパシーでそう伝えると発狂するように声を叫び、何処かに跳び去ってしまった。

 

「知り合いか?」

『私の友人だ。私が太古……レッドのレジギガスと戦ってた頃に知り合ったな。

彼はネクロズマ。ウルトラビーストにとっての私だ。どうしてああなったのかは分からないが、本来の彼は光をもたらすドラゴンタイプだった』

 

アルセウスは悲しそうにそう告げた。

 

 

 

 

 

 

 

「ピカピカ」

「レッド……それって」

「ああ、ピカチュウ、ピッピ。アイツの力を借りるぞ、レジギガスも連れ出す。初めて本気を出すか」

 

レッドは鞄から()()()()を取り出した。

 




次回!!ホワイトくん……ウルトラビーストに追い掛けられる!?

ホワイト「リンドウせんせー」
カイロスさん「タスケテロス」

リンドウ「なんでこんなに沢山のウルトラビーストが!?」

ウルトラホールを一度潜った存在はウルトラビーストに狙われやすいらしい。

リンドウ「てか、ホワイトくんや。なに?そのモトトカゲを派手にしたような大きな化石」
ホワイト「えっへへ、拾ったんだ!!」

ホワイトの化石ポジ……アイツ!!なお、復活は未だ先の予定。

???「もう、大丈夫!!私が来た!!」

そして隊長、海を越える。

質問アンケート 皆どっち買った?

  • スカーレット
  • ヴァイオレット
  • 両方に決まってるっピ
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