カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ネクロズマ……覚醒!!


118時限目 ウルトラネクロズマ降臨!!

「作戦を説明するぞ」

 

ここはネクロズマの星、そしてエーテルパラダイスに居候していたウルトラ調査隊の故郷。その星とネクロズマを救うために現地で作戦会議を行っていたウルトラガーディアンズ+神様ことアルセウス、ホウオウ、そしてリンドウとレッド。

先ず、作戦の概要はこうだ。ホウオウが死者蘇生の力と自然再生の権能を用いてネクロズマの肉体を再生させる。その後、肉体の機能が回復したネクロズマは身体の代謝機能で身体に溜まりすぎた不純物+排泄物を浄化出来るようになり、正気に戻ると言うもの。この作戦だけで済めば、リンドウ達はネクロズマと戦う必要がなく被害も本当に最小限に済むだろう。だが、これだけでは終わらないという想定も必要だ。

 

「ああ。身体の修復が完了してもネクロズマは身体に溜まりすぎた不純物と老廃物の為に発狂しても可笑しくない激痛に襲われている。その痛みが直ぐに取れるという保証もないし、正気に戻らず襲い掛かってくる可能性もある」

 

アルセウスが告げた。そう、ネクロズマの肉体を再生させてもネクロズマが正気に戻るとは限らない。最悪の場合、理性が直ぐに戻らず……肉体が完全体となったネクロズマとの戦闘に成ってしまう。

本来のネクロズマはアルセウスに匹敵、いや……違う。アルセウスは本来の力であるオリジナルのプレート…1枚でプレート全部の力を持っていたレジェンドプレートを喪っている。レジェンドプレートを本来のレジギガス(レッドのレジギガス隊長の過去の姿)レジギガス・オリジンと人類が産まれる遥か昔に激突し……その衝撃でレジギガス・オリジンは肉体の8割を喪ってレジギガスとなり、アルセウスはレジェンドプレートを喪って弱体化した。

 

「だが、その場合の策はある。サトシの恩師よ、どうして君はスイレンと異なりグラードンのゲンシカイキを使わない?」

 

しかし、その場合の策はあると言う。そしてその策はリンドウとグラードンが関係しているのか、アルセウスはリンドウに問う。

当然ながらリンドウもアルセウスの言いたいことが分かっている。というかリンドウはグラードンのメガシンカ……正しくはゲンシカイキを使いたくても使えないのだ。スイレンがカイオーガをメガシンカ(ゲンシカイキ)させた時は止まない雨が降るだけだ有るが、リンドウのグラードンはそんな程度ではすまない。

モーン博士のメタモンがゲンシグラードンに変身し、その特性 終わりの大地を使った。だが、リンドウのグラードンはその程度の規模でない。

 

「神様……アンタ。分かってて言ってるな?最悪、グラードンがゲンシカイキを行って戦闘を3分以上行えば熱量でこの街は熔解するぞ?」

 

リンドウがグラードンをメガシンカさせたのはたった1度だけ。しかも僅か数秒だけだ。その数秒の間にエーテルパラダイスの一エリアの草木はゲンシグラードンが放つ熱量で灰に変わり、川の水は一瞬で蒸発した。

 

「鉄骨も関係ないぞ?」

「ああ、私は君のグラードンが何者なのか……大体予想は付いてるよ。

だからこそだ。それに、町の被害は諦めるが……人とこの星のポケモンの命は安心した前。私が安全な所に避難させ、ホウオウが天災の被害を最小限に抑える」

 

最悪のプランがこれである。ネクロズマの完全体……ウルトラネクロズマが暴走を開始した瞬間に発動。アルセウスが民間人と周辺のポケモンを空間転移で避難させ、その後にリンドウがグラードンのゲンシカイキを発動させ……グラードンの本当の力を解放させる。力を完全に解放したゲンシグラードンがウルトラネクロズマを押さえ込む……なお、ホウオウとアルセウスが天変地異の被害を最小限に抑えながら援護、レジギガスがサトシ達の守護、レッドとバグチュウが遊撃である。む?スパさんミュウツーはどうするかって?

 

「アッセイ!!」

 

言うこと聞かなさそうなので、自由に暴れてもらう。以上!!

 

 

 

「始めるぞ……」

 

ホウオウが大きく翼を広げ、空に飛び立つ。そして身体が虹色に輝き……虹が広がる。

 

虹が漆黒の夜空に広がり、その虹が傷を癒すために休眠しているネクロズマに降り注いだ。

 

「シッ……シカリ!!シカリィィィイ!!」

 

ネクロズマの声が夜空に響き、爆光が夜空を照らす。眩しすぎる光故に、リンドウ達は眼を一瞬瞑る。爆光がやんだので、眼を再び開くと。先ほどまでの漆黒の夜空とはうって変わり、青空が空一面に広がっていたのだ。

 

「夜空が青空に変わった」

「ピカピ……」

 

「何がどうなって……サトシ!!先生!!皆、あっち見て!!」

 

セレナが何かに気付き、空を指差す。セレナが指差した方角には

 

 

 

 

 

「シカリ!!シカリィィイ!!」

 

 

 

 

金色の翼を持つ数十メートルサイズの巨大な光のドラゴンタイプのポケモンが宙に浮かんでいたのだ。

 

「ネクロズマ……元の姿に戻ったのだな」

 

アルセウスが安堵するようにそう言った。そう、この姿はウルトラネクロズマ。ネクロズマの本来の姿であり、ウルトラビースト達にとっての神としての姿である。ホウオウの再生能力の力で肉体を再生させられ、本来の姿を取り戻した。

本来の姿に戻ったネクロズマは光を司る権能を用いて、この星に朝をもたらしたのだ。この星に光輝く朝がやって来たのは何年振りだろうか?

 

だが、アルセウスの安堵は最悪の展開で終る。

 

「シカリ!!」

 

肉体は戻った。だが、ネクロズマの理性は戻っておらず、ネクロズマは目に映る存在全てを敵と認識。ネクロズマは口を大きく広げ、隕石の雨を降らせる。ネクロズマが解き放つ流星群だ。アルセウスと同格から解き放たれる流星群、その破壊力は一発当たっただけでも一撃でノックアウトは間違いない。

その規模は正にマップ兵器。この世の終りかと思う程の隕石が降り注ぎ、辺りを破壊していく。

 

『アルセウス!!』

「分かっている!!レジギガスはサトシ達を護れ!!」

 

レジギガスはサトシ達を護るために、子供達の楯になるように身体を使って身を護る。隕石が何発も当たろうが、レジギガスはサトシ達を護るために絶対にその場から動かない、倒れない。

 

「付近の住民の避難は出来た……なっ!?」

 

だが、隕石の雨は終わらない。その上、ウルトラネクロズマは此方に向かって攻撃を開始した。迫り来る爆光の光弾……フォトンゲイザー。全て捌くのは不可能に近い……だが、そんな時だった。

 

「マカセロス!!」

 

ホワイトのカイロスと同じく独特な言葉で喋る普通?のカイロスが何処からか現れ、守るでフォトンゲイザーを防ぐ。なお、色違いではない。

 

「マカセロス!!」

 

「マカセロス!!」

 

「マカセロス!!」

 

「マカセロス!!」

 

更に次々とカイロス達が現れて守るを用いてリンドウ達を手助けする。

 

「「「えっ?カイロス?」」」

「我々は惑星カイロスのカイロスだ。君達は太陽系第三惑星のポケモンとトレーナーだな?そうか、あの色違いは仕事を成したか……我々の銀河の救援を受けてくれて感謝する!!」

 

と……困惑するリンドウ達であったが、流暢に話すカイロスが教えてくれた。彼等はこの星と同じ銀河系に存在する惑星カイロスと呼ばれる星から来たようで、前々からこの星とネクロズマの異変に気付き、アルセウスの居る第三惑星 地球に銀河系とネクロズマの危機を知らせる為に使者を送り込んで救援を頼んだそうだ。

 

「我々が時間を稼ぐ……と言いたいが、我々ではネクロズマを停められない。守るでほんの一瞬だが、稼ぐ……頼むぞ!!」

 

喋るカイロスはそう告げ、サトシとレッドに何かを手渡した。それは黄色のZクリスタルだ。

 

「これは?」

「我々の先祖がネクロズマから託された()()なピカチュウのZクリスタルだ。莫大な光を産み出せる!!だが、時間とエネルギーが必要だ……」

 

そのZクリスタルは惑星カイロスの嘗ての王がネクロズマから託されたZクリスタルであり、特別なピカチュウだけに反応するZクリスタルだそうだ。だが、ネクロズマを正気に戻せる程の光を放つには時間とエネルギーが必要なのだ。

 

「アッセイ!!」

 

ミュウツー・マサラの姿がニコやかな笑みを浮かべ、リンドウにサムズアップを行う。

 

「リンドウ先生!!」

 

「先生!!」

 

「先生とグラードンなら大丈夫!!」

 

「先生!!」

 

教え子達に声援を送られ、リンドウは覚悟を決めてグラードンのボールを取り出し、グラードンをボールから出す。

 

「グラードン……メガシンカ……いや、ゲンシカイキを使うぞ」

「グラー!!」

 

今はアルセウスとホウオウが付いている。更に子供達の安全はレジギガス隊長とカイロス達が護ってくれる。今こそ、グラードンは天変地異を引き起こす真の終わりの大地を使うのだ。

 

「アッセイ!!」

「グラー!?」

 

ミュウツー・マサラの姿がグラードンをネクロズマに向けてぶん投げる。物凄い速さで飛んでいくグラードンであるが、リンドウがメガバンクルからゲンシカイキを発動させたのか……グラードンをΩの紋様が描かれた光に包まれ……

 

「シカリ!?」

 

その光が砕かれた瞬間、爆熱の熱波が吹き荒れ……

 

「グラァァァア!!」

 

体長数十メートルの巨体を誇る終焉の化身 ゲンシグラードンが降臨した。ゲンシグラードンは立っているだけで天変地異を引き起こし、その熱で周囲の鉄骨は熔解していき、空気中の水分が蒸発していく。

 

「シカリ!!」

 

ウルトラネクロズマは竜の波動を解き放つが……

 

「グラァァァア!!」

 

ゲンシグラードンは熱波を全方位に解き放ち……竜の波動を打ち消し、大地からマグマを放出して飛び上がり、ウルトラネクロズマの腹部に……

 

「グラードン!!じしん!!」

「グラァァァシャァァア!!」

 

渾身のじしんパンチを撃ち込んだ。その熱量と破壊力故に空間がネジ曲がり、震動エネルギーが一気に解き放たれた為か空間に亀裂が生じる。

 

 

 

リンドウ人生で最初で最後。グラードンの真の力を解放した全力戦闘の始まりである。

 

なお、地球でやれば地球の環境が終るので絶対に出来ない模様。




次回!!ゲンシグラードンVSウルトラネクロズマ!!ファイ!!

喋るカイロスCV山ちゃん「さあ、今だ!!皆、第三惑星の諸君!!光を……サトシくんとレッドくんに!!」
サトシ&レッド「1000万ボルト!!」

ネクロズマが本当の意味で元に戻る。





因みにリンドウのゲンシグラードンが地球でガチ戦闘すれば5分以内にメレメレ島は生物が生息できなくなります(笑)
なので、皆さん……真のゲンシグラードンが見れるのは今だけですよ!!
なお、ゲンシカイキしなかったら我らがレウスより弱い模様。

劇場版パルデア地方 リンドウのドキドキ学会発表&ホワイトのパルデア制圧RTK(時系列SV本編1年ちょっと前)

  • 見たい!!
  • パルデア地方のネタバレやめちぇくれー!!
  • ばぁくねつ!!ゴッドフィンガァァァア!!
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