地球が冗談抜きで終わります。
ゲンシグラードンが解き放ったゼロ距離じしんパンチ。その破壊力は普段の状態で解き放つじしんパンチと比べて遥かに破壊力が増した異次元の一撃であった。
先ずリンドウのグラードンもそうだが、ゲームのポケモンをやった事がある方々は良く理解しているだろう。確かにゲームの伝説のポケモンは種族値は高いが、実際に戦ってみると普通のポケモンでも充分に対処が可能だ。事実、スイレンのカイオーガやリンドウのグラードン、そしてリーリエのイベルタルとソルガレオも鍛えぬいたポケモンで対処は可能である。これらはチャンピオン決定戦でブラックが某伝説厨相手に証明した。だが、リンドウの場合はトレーナーとしての技量がトップクラスなのでお察しして下さい。
「シッカリィィィイ!?」
ゲンシグラードンは大地の莫大なエネルギーがポケモンの形をした化身とも言っても良いだろう。立っているだけで莫大な熱量で草木を塵に変え、大地を乾上がらせ、海を蒸発させて終わりの大地を具現化させる。数十メートルもの巨体はマントル(地球内部の物)が流体として蠢いているものと理解できる程であり、技を使わず殴る、熱量を解放するだけでも相手を粉砕する……いや消してしまう。
立っているだけでも周囲に天変地異を引き起こし、生物が生息できない終焉の大地を造り上げる為に地球では絶対にゲンシグラードンに成ることは出来ない。成れるとしたら、今回のようにアルセウスとホウオウという二大チートがバックアップで周辺の被害を極力抑える事でしか出来ないだろう……まあ、それでもゲンシグラードンとウルトラネクロズマが激突した場所はクレーターorマグマ溜まりそして終焉の大地に成ってしまうだろう。
空間がネジ曲がる程の莫大な震動エネルギーと熱量が解き放たれたじしんパンチの直撃を受けたウルトラネクロズマ。拳の一撃で空間がネジ曲がり、同時に空間に亀裂が生じてウルトラネクロズマは斜め下後方に吹き飛び地面に激突する。
なお、この時点でゲンシグラードンの周囲は真っ赤に染まった灰のクレーターに変わっており、摩天楼の鉄骨も完全に熔解してしまっている。もし、これがホウオウとアルセウスのバックアップ無しで行われていた場合、アローラの海は間違いなく蒸発してアローラ及び近辺の生物は死滅しているだろう。
「先生のグラードンは私のカイオーガと違って、メガシンカしたらこんなにもパワーアップしてるんですか?明らかにポケモンの常識を超えてますよね?」
ゲンシグラードンの圧倒的な力に、同じくホウエンの伝説をパートナーに持つスイレンが震えながら言う。スイレンはカイオーガをゲンシカイキさせて戦っているが、スイレンのカイオーガがメガシンカしてもパワーアップは常識の範囲内だ。伝説のポケモンがメガシンカを行った程度である。
だが、リンドウのグラードンはどうだろうか?メガシンカ……ゲンシカイキを行う前は至って普通の伝説のポケモンだ。常識の範囲のポケモンだった。それは日頃からリンドウの他のパートナーと共にグラードンと触れあっているサトシ達は知っている。ちょっと甘えん坊で何処か天然なグラードンがゲンシカイキを行った瞬間……常識なんて物差しを置き去りにし此の世に終焉をもたらす大地の化身と成ったのだから。
ゲンシグラードンは熱波を放ちながらゆっくりとウルトラネクロズマに歩み寄る。勿論、この瞬間にもゲンシグラードンが前進している為か……終焉の大地が次々と出来上がっており、摩天楼が熔解しては焦土に変わっていく。
「それは私から説明しよう」
アルセウスが名乗り出た。
「恐らくだが、リンドウのグラードンはこの世界のえんとつ山に眠りについているホウエンのグラードンと同一個体だ。
眠りについているグラードンは自分の意志で眠りについている。何故ならゲンシカイキを行い、真の力を解き放てば世界に終焉をもたらす終わりの大地を具現化させる為だ」
「そのグラードンは何億年も昔……終焉をもたらす力で大地を造り出した。普段の強さは並みの伝説のポケモンと変わらないが、ゲンシカイキを行えば終末をもたらす化身と成るのだ」
始まりの海をもたらす海神 カイオーガ、終焉の大地を造り上げる終末神 グラードン。この2体はホウエンの各所で自分の意志で眠りにつく超古代ポケモンであり、他のグラードンやカイオーガとは一線をかく存在だ。そして、その終末装置の2体が暴走した時に降臨する究極の暴力装置ホウエンの守護神 レックウザ。そんな彼等と並行世界の同一個体であるリンドウのグラードン……普段は普通であるが、ゲンシカイキを行うことで終末神として大地を造り上げる破滅を行使するのだ。
もし、ホウエンのグラードンとカイオーガが目覚めゲンシカイキを行って戦えば終末の大地と始祖の海が激突し瞬く間に生命が生息できなくなり、それを停めるために守護神レックウザがゲンシカイキを行って降臨し……暴虐の嵐が暴力装置として武力介入する。よく残ったな、超古代の地球。
「いけ!!グラードン!!お前の力は終末をもたらすだけじゃない!!俺達がついてるし、ホウオウとアルセウスが俺達と人とポケモン達を護ってくれている!!だから……思いっきりいけぇぇ!!」
リンドウが叫び、グラードンは大きな咆哮をあげる。だが、その瞬間……ウルトラネクロズマが吹き飛んだ咆哮から爆光の光弾が飛来する。ウルトラネクロズマが解き放ったフォトンゲイザーである。
だが、ゲンシグラードンは熱波を最大出力で解放してフォトンゲイザーを受け止める。激突するフォトンゲイザーと爆熱の熱波、それが産み出した爆風と爆熱は大気を焦がし空間がネジ曲がってしまう感覚を覚える。
「シカリ!!」
ウルトラネクロズマが大空から飛来する。ウルトラネクロズマは口を大きく広げ、爆光のレーザーを天に放つ。すると、数多のレザーの雨が意志を持っているかのようにゲンシグラードンに降り注ぐ。
「グラードン!!ソーラービーム!!」
「グラァァァア!!」
ゲンシグラードンは咆哮をあげ、横面の突起が緑色に輝く。その瞬間、横の突起全部と尻尾からソーラービームが解き放たれた。解き放たれたソーラービームは意志を持っているように動き出し、迫り来るレーザーを凪払う。
なお、此方は出力は全然異なるが通常状態でも使える。まあ、主に迎撃や牽制で使われるが。
しかし、終末神と成ったゲンシグラードンの場合は出力は段違いである。もはや、拡散波動砲とも言えるだろう。
「シカリ!!」
「グラードン!!ソーラーブレード!!」
リンドウが叫び……ゲンシグラードンは右手を上に掲げる。すると、右手が爆光に包まれ……城さえも真っ二つに両断できる程のビームブレードが放出される。その出力は常識外れであり、宇宙まで届く程の長さであった。
「長すぎだろぉぉおお!!」
「ピカピィーー!?」
サトシとピカチュウの突っ込みが響くが、気にしてはいけない。規模が桁外れのパワーアップから解き放たれたソーラーブレードは振り下ろされ……現在進行形で構築される終末の大地を切り裂き、ウルトラネクロズマを地面に叩き付けた。
「シカリ……」
その瞬間……グラードンは体内を循環するマントルエネルギーを圧縮。ぶしゅぅーと頭から煙を出して身体が通常サイズ程まで圧縮する。
「なんだろう……残火の太刀みたい」
リンドウがボソッと誰にも聞こえない程度の声でそう告げる。
身体のマントルエネルギーを圧縮したゲンシグラードンはゲンシグラードンのままだが、身体のサイズが数十メートルから3メートルまで縮んでいる。だが、頭部から煙が出ており……まるで某最強老人死神の卍解を彷彿させる。
熱波も放出する事は無くなったのか……放出する熱量も無くなった。その為か、ネクロズマは起き上がり……フォトンゲイザーをゲンシグラードンに解き放つ。
「グラードン!!」
リンドウが叫ぶが、グラードンはリンドウ達を見て大丈夫と言いたげに微笑む。そして迫り来るフォトンゲイザーを迎え撃つように指先で触れる。その瞬間、フォトンゲイザーが熱量で押し負けたのか一瞬で消し飛んだ……てか炭に成る前に燃え尽きた。
「まさか……あのグラードンは体内に流れるマグマとマントルを通常の姿まで縮むように圧縮し、体外に出る熱量を極限まで身体で圧縮しているのか!?」
アルセウスが叫ぶ。そう、グラードンは短期決戦を行うためなのか身体の莫大過ぎるマントルエネルギーを圧縮したのだ。マントルエネルギーを圧縮し、大きさを通常サイズまで縮ませる。だが、圧縮した分……そのエネルギー総量は変わらず、その上……熱量が外に排出せず極限まで高められた為か……最早歩く太陽と成ったのだ。
ちょんとグラードンが指先で地面に触れる。その瞬間、大地は一瞬で亀裂が入り……莫大なマグマが噴出した。
「どんな力だよ!!」
カキが悲鳴を出すように叫ぶが気にしてはいけない。
グラードンは圧縮して高まったエネルギーを用いて大地を蹴り、飛び上がる。なお、飛び上がった衝撃で大地は粉々に砕けたが今さら気にしてはいけない。
「グラードン!!じしん!!最大出力!!」
「グラァァァァア!!」
力を圧縮した残火の太刀(仮称)から解き放たれる最大出力のじしんパンチ。その一撃はネクロズマの腹部に直撃し、擬似的なブラックホールさえも発生させる程の衝撃を引き起こし……
「シッシカリ……」
ネクロズマを完全にノックアウトした。ネクロズマをノックアウトにし、ゲンシグラードンはゲンシグラードンからグラードンに戻る。その瞬間、蒸発していた全ての水分が戻ったのか大雨が振りだした。
「準備は良いな!!サトシくん、レッドくん!!」
グラードンを回収し、今度はネクロズマに莫大な光を与えて正気に戻す。世界に終末をもたらす(比喩膨張なしで)ゲンシグラードンの圧倒的な力でノックアウトしたウルトラネクロズマが起き上がる前に、光を与えなければならない。
「良いぞ」
「はい!!」
喋るカイロスの言葉に従い、レッドとサトシは頷く。勿論……
「「ピカッ!!」」
この2人のスーパーマサラ人のパートナーであるピカチュウも頷いた。
「頼むぞ!!銀河を……ネクロズマを救ってくれ!!」
サトシとレッドは喋るカイロスから貰ったZクリスタルをZリングにセットする。因みにレッドは喋るカイロスからZリングを貰った。
「行くぞ」
「はい、レッドさん!!」
サトシとレッドはトレードマークとも言える帽子を投げ、その帽子をピカチュウとバグチュウが受けとり被る。
「「1000万ボルトォォォオオ!!」」
「「ビィィガァァヂュゥゥウ!!」」
解き放たれる特別なピカチュウだけが使えるZ技。かつてもしもの時の為にネクロズマが惑星カイロスに託した、希望の雷撃がネクロズマを救うためにウルトラネクロズマに降り注ぐ。
「シカリ?」
その雷撃をネクロズマは受け止め、エネルギーとして変換する。莫大なエネルギーはネクロズマの傷を瞬く間に癒し、溜まっていた不純物の毒素と老廃物を瞬く間に浄化する。
そして…………
「世話をかけたな。アルセウス、それに第三惑星の人々よ」
ウルトラネクロズマは輝き様として戻ったのだ。
輝き様救出プロジェクト、無事に完了!!
ゲンシグラードン、この作品での戦闘終了!!地球が壊れるからね(笑)
次回!!戦後処理、1週間後。
ホワイト「シンオウ制圧RTAやったよ!!」←キュレムを移動以外で使わず3日でジム制覇、シンオウリーグ優勝(キュレムを使わず)。
シンオウジムリーダー「白い悪魔だ……」
シンオウ四天王「キュレムを使わずにコレだと!?」
ブラック「ただいま。てっ、ブルーさん!?リンドウさん!?なんですか、そのポケモン!?」
ブラックの帰還。そして……
リンドウ「いや、どうする?この子達」
行き場の無くしたパラドックスポケモンどうするの?
ブラック「てか、リンドウさん?なんでボスが此処に?」
リンドウ「スパさんミュウツーが少し丸くなってな。スパさんがオーキド博士を脅して返して貰った」
そして我らがボス。レギュラー化!!
劇場版パルデア地方 リンドウのドキドキ学会発表&ホワイトのパルデア制圧RTK(時系列SV本編1年ちょっと前)
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見たい!!
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パルデア地方のネタバレやめちぇくれー!!
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ばぁくねつ!!ゴッドフィンガァァァア!!