ポニ島。
ここには大試練発祥の地であり島巡りの聖地とも言えるだろう。島の殆んどが手付かずの大自然が残っており、ポニの大渓谷ではシンオウ地方のテンガン山のように特別なエネルギーが発生しており一部のポケモンの進化に影響するのだと言われている。ここの大渓谷で経験を少し積めば、ノズパスがダイノーズ、レアコイルがジバコイル、そしてマーマネがパートナーとしているデンヂムシはクワガノンに進化する事が出来るのだ。
その他にも豊かな自然が残っており、エンドケイブと呼ばれる花畑を超えた先にある洞窟も存在していたり、なんかめちゃくちゃデカイ謎の木(ゲームでのバトルツリー)も存在している。
これらの事からアローラの島の中でも一番神秘的な島であり、ポニの大渓谷を抜けた先にはソルガレオを祭る遺跡も存在している。
「よっいしょ!!」
そんなポニ島。人々が暮らしているのは海の上に作られた海の民の村が基本であり、ポニ島の島内にある住居は基本的に1組しか暮らしていない。暮らしているのは亡くなった先代島キングの妻、そしてその孫娘だけである。
「うむ!!良い大根じゃ!!」
大根を収穫してるのは小柄な少女 ハプウである。歳はサトシ達と変わらない程であり、彼女は先代島キングの孫娘で祖母と二人暮らしで普段はポニ島で特産品であるポニ大根を栽培して生計を立てているのだ。
彼女は実はと言うと島キングの後継者であり、次の島クイーンに成ろうと立候補した過去がある。だが、ポニ島の守り神カプ・レヒレから認められず島クイーンに成ることが出来なかった。だからか、ハプウは先日まで島巡りではないがアローラを巡り……見聞を広めたり自分の腕を高めるために腕試しを行っていたのだ。当然、マナーロ・スタジアムのセレモニー大会にも参加を考えて見に行った程だ。だが、参加は見送り……観戦だけにとどまった。マナーロでの大会が終わった後もアローラを旅し、ミライドンに乗って爆走するお姉さん(ブルー)、石破天驚拳をぶっぱする赤いトカゲ(ホワイトのコライドン)、プロテインを飲むmuscleなウルトラビースト(モーン博士のマッシブーン)、喋るギャグ補正のピッピ(ギエピー)等々と遭遇もした。
「今度こそ……認めて貰うんじゃ!!」
ハプウは強く決心し、ポニ大根を収穫する。因みにポニ大根はエンジュ銀行のCMでもお馴染み「なが~いお付き合い。エンジュ銀行」のCMにも出てきた長い大根である。なお、味は辛く、大根おろしにするとかなり辛い。
一方の船の上。ポニ島へと向かうフェリーにはリンドウと教え子であるリーリエ、マオ、アセロラ、セレナ、ラティアス(人モード)が乗り込んでいる。彼等はポニ島での校外学習の為に向かっており、ポニ島での校外学習は二泊三日行われる予定だ。この三日間でサトシ達は是非とも、ポニ島の文化や環境、ポケモンの事を是非とも学んで欲しいものだ。
「おーい、ホワイト君や。そっちは夜だが、どうだ?そろそろ落ち着いたかな?」
ポニ島まで時間があるのでリンドウはそろそろ、メディアに引っ張りだこ状態から解放されたと思われるホワイトに連絡を取っていた。リンドウのノートパソコン越しでのテレビ電話だが、ホワイトと電話を行っていた。どうやらホワイトはシロナさんの実家……カンナギタウンにあるカラシナ考古学研究所と隣接する屋敷から対応しているようだ。
『大変だったよ!!いろんなテレビに出てね。コトブキのテレビ局にも行ったんだ!!』
チャンピオンは言わばその地方の代表だ。まだ自由にやりたい事が多いこの少年がシンオウチャンピオンに改めて就任するのは7年後であるが、それでもシンオウの女神を倒した新たなシンオウの象徴 灰色の英雄(一部の人からは白い悪魔)と呼ばれるホワイト。
「そっか。俺も殿堂入りした最初の数日間は引っ張りだこだったよ。
データ、ありがとうな。お陰でコライドンの論文は出来たよ」
『よかった!!ところで……せんせー……疲れてる?』
「2徹だからな」
リンドウ先生。論文を終わらせるために2徹した模様。と言うか、フェリーに乗り込んで1時間ほど寝ていた程だ。
「それはそうと……データ収集の前金で渡したベルト、気に入ってるか?」
『へへ、勿論だよ!!』
実はと言うとリンドウ先生。ホワイトにデータ収集の前金として、ホワイトとヒカリにある物をプレゼントしたのだ。それは最近発売されたばかりのパルデアにあるファッションブランドが開発したトレーナーベルト(ボールをセットする奴)であり、そのトレーナーベルトは普通のベルトでは6つしか装備できないモンスターボールをなんと9つ装備出来るのだ。内訳は手持ち6匹、ライドポケモン3匹である。
このお陰でホワイトはライドポケモンとしても利用できるシンオウウォーグルやアーマーガア、そしてコライドンをカラシナ考古学研究所に預けることなく使えるのだ。
因みにリンドウとブルー、サトシとセレナ、ブラックとアセロラも同じベルトを使っている。別にライドポケモン用のスロットにセットしても、戦闘で使ってはいけないという決まりは無いからだ。まあ、バトルでは6匹までなのでそこは守らなければ成らないが。
「じゃあ、当日……パルデアの空港でな。お休み」
『うん!!お休みなさーい!!』
そして通話は切れ、リンドウはノートパソコンを閉じて鞄の中にしまう。そして、フェリーの甲板に出て海を眺める。
「ほら、頑張れ!!もうすぐ島だぞ!!ライドポケモンと心を1つにして波を乗りこなすんだ!!」
そのリンドウの視線の先では……
「さあ、残りもうすぐだぞ!!マンタイン!!」
「マンタイン!!ここでジャンプだ!!波に乗るぞ!!」
「うわ……おっと危ない……落ちるかと思った」
「ここでトルネード!!」
「ライチさんが見ているかもしれない……うぉぉおお!!」
公共ライドポケモンのマンタインをサーフィンのように乗りこなしてポニ島に向かうサトシ、カキ、マーマネ、ブラック、そしてタケシの姿が有ったのだ。この4人は鍛練も兼ねて公共ライドポケモンのマンタインの背中でサーフィンをしてポニ島に向かうのだ。
一般的にアローラで島から島へ移動する手段は主に3つある。ライドポケモンで飛ぶor海を渡る、フェリーを使う……そして公共ライドポケモンのマンタインでサーフィンして向かうのだ。
「貴方達!!ポケモンが襲ってきても頑張って撃退しなさいね?落ちたら助けるわよ」
だが、落ちた場合の救助も万全だ。ミライドン…バイクモードにブルーが乗り、後ろから見守る。更に空からはレシラムが、斜め後ろからはスイレンが乗ったカイオーガが居る。体勢は万全だ。落ちても安心、ポケモンが襲ってきたら自力で撃退、野生に負けたらブルー達が救助である。
「あと、20分で到着だ。体幹を意識して技を華麗に決めろよ?」
サトシ達を見守りながらリンドウはそう告げた。まもなく、ポニ島に到着する。
「ポニ島はエリートトレーナーやベテラントレーナーが渓谷や草原で修行しているからな。腕試しにもってこいかもな」
ポニ島は過酷な環境の為に多くのベテラントレーナーやエリートトレーナーも腕を磨く。サトシ達の修行にも持って来いだろう。
「シェイミ!!」
「む?」
ふと、なにやら声が聞こえてリンドウは声の方を見る。
「シェイミおるぅぅぅう!!!!」
そこにはマオの肩に昇るハリネズミのような可愛らしいポケモンが居たのだ。そのポケモンはシェイミ、ハリネズミを彷彿させる可愛らしいポケモンであり針の代わりに草花が生えている。
シェイミは大変珍らしいポケモン……ではなく数は普通に居るのだが、花畑や草原では見事に同化するように擬態してしまう為に発見が困難であり幻のポケモンと称される。なお、リンドウはシェイミを生で見たことはなく写真でしか見たことがない。
「マオ!!マオ!!肩見ろ!!肩!!」
「先生どうしたの?……うわ!?なにこのポケモン可愛い!!」
マオ、シェイミと運命的な出会いをする。
そしてリンドウ達はポニ島に到着した。到着と言っても、海の民の村なので厳密には島ではない。
次回はハプウさん、登場!!生徒達は自分達の目的を決めて校外学習を開始!!
アローラリーグ決勝。サトシVSホワイトだけど、どうしたい?
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ミュウツー・マサラの姿VSキュレム
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メガゴウカザルVSメガコライドン
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6VS6のガチンコ勝負じゃ!!
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全部だ……そう全部だぁあ!!