セルクルタウンのジム。と言うか、パルデア地方のポケモンジムはジムの中では一切、ポケモン勝負を行わない。何故ならポケモンバトルを行うバトルコートは別で存在しており、ジムチャレンジもジムの中では行わず屋外で行われるのが主である。
ではポケモンジムでは基本的に何が出来るのか?ジムチャレンジャーが出来るのはジムの受付だけであり、それだけである。まあ、言うならばポケモンジムの建物としての役割はどちらかと言えば町役場のような物とも考えられるだろう。少なくともチャレンジャーが出来るのはジムに挑戦するために受付を行う事だけである。
「えーと……シンオウ地方 カンナギタウンのカラシナ・ホワイト君ですね。はい、リーグ委員長からお話は伺っておりますよ」
ホワイトの目的はオモダカからの挑戦を受けて、本気のパルデアリーグを制圧すること。その為にはパルデア全てのジムリーダーと戦う必要が有るのだ。ジムリーダーと戦う為に、ホワイトは保護者であるブルーと共にセルクルタウンのポケモンジムの門を潜っては受付を行っている。ん?ギエピーはどうしたかって?ギエピーはジムバトルが行われるバトルコートの真下に存在するケーキ屋でケーキを爆食している……オーキド博士から貰ったお金を使ってだ。
「じゃあ、さっそく!!バトルバトル!!」
「それが……オモダカ委員長からのお言葉で……ホワイト君は他のジムチャレンジャーと同じく、ジムチャレンジを受けてからリーダーとのバトルとなります」
だが、残念ながら直ぐにジムリーダーとバトルという訳では無いようだ。パルデア地方のチャレンジャーはジムチャレンジと呼ばれるジム事に異なる試験を突破し、突破出来たチャレンジャーがジムリーダーと戦えるのだ。
「じゃあ、それが終わればウチの子はジムリーダーとバトル出来るのね?」
と……ホワイトの頭を撫でながらそう言うブルーお姉さん。完全に親戚のお姉さん気取りである。
「はい。本来はそうなのですが……1時間ほど前にウィロー博士のアシスタントを名乗る女性がやって来て、特例で本気のリーダー カエデと勝負したんです」
本来は……しかし、何かが有ったのだろう。ジムの受付のお姉さんは教えてくれた。なんでも1時間ほど前にウィロー博士のアシスタントを名乗るキャンデラという女性がやって来ては本気のカエデとの勝負を特例で行ったそうだ。
「それで?」
「カエデは手も足も出すことが出来ず、一方的に負けました」
なんでもキャンデラとカエデは本気で戦ったのだが、カエデは手も足も出すことが出来ず一方的に敗北。キャンデラはファイアーを出していたが、ファイアーは戦闘には使わず別のポケモン1体だけで一方的な強さでカエデのパートナーを倒したのだ。恐らくだが、その強さはチャンピオンに匹敵し……もしかしたらワタルやシロナが相手でも苦戦する事なく倒せるだろう。
「ですから少しでも良いです。リーダーのパートナー達に休憩を与えてください。体力は回復マシーンで回復しきれても、スタミナはまだ戻ってません」
「うん!!分かったよ!!先にジムチャレンジをやれば良いんだね?」
事情は分かった。ならばお先にジムチャレンジを行うだけである。
「はい。ありがとうございます。ではジムチャレンジの概要を説明しますね」
セルクルタウンのジムチャレンジは『オリーブ転がし』オリーブ転がし祭りで使われる大きなオリーブボールをいりくんだ特設コートを転がしながら移動し、ゴールを決めればチャレンジクリアだ。
しかし、コートは三角コーン等でいりくんでおり、更にはジムトレーナーやミニーブ達が妨害しにくるので、その妨害を防ぎながらボールを転がさなければならない。その上、オリーブ転がしで使われるボールはラグビーボールのような形をしており、不安定で転がるので当たりが悪ければ何処に転がるのか分からないのだ。
「それでは郊外にありますコートに移動してください。そこにご案内致します」
そして、ホワイトとブルーは受付のお姉さんの案内で、郊外にあるオリーブ転がし祭りのコートに向かった。
「ホワイト。間違ってもウィロー博士のアシスタントにバトルを申し込んじゃダメよ?」
「なんで?」
「今の(此処重要)貴方じゃ絶対に負ける。殻を破りなさい……」
なお、このパルデア期間でホワイト、そしてレッド&グリーンブートキャンプでサトシとブラックも魔改造されるが……それは後程のお話である。
ワタル「あっ、これアカン奴や」
覚醒(第一段階)ホワイトVS覚醒サトシのアローラリーグ決勝でワタルさんはコガネ弁でそう言うのは内緒である。
「此処がオリーブ転がしのコートです。三角コーンの位置は動かさないでください。それと、ジムトレーナーとミニーブちゃん達が妨害しにくるので、そのつもりでお願いします」
オリーブ転がしの会場。そこは三角コーンを用いて迷路のようにいりくんだサッカーコートであり、ホワイトの目の前には大玉2つ分程の大きな緑色のラグビーボールことオリーブボールが鎮座していた。
「よし!!頑張るぞ!!」
「ではホワイト君がボールに触れた瞬間に始まります」
受付のお姉さんがそう告げる。なお、コートの外ではブルーお姉さん、ホワイトのポケモン達である相棒イーブイ、カイロスさん、ミロカロス、シンオウメガニウム、コライドン、アーマーガア、シンオウウォーグル、そしてキュレムパパが心配そうに見つめている。
「パパさん、大丈夫?流石に運動は……」
『あっ……それなんだが……』
ブルーの言葉に対して、なにやら冷や汗をかきながらキュレムが告げる。
『ホワイトが流派東方不敗に興味を持ってしまってな……』
「東方不敗?」
『コライドンの武術だ。そのお陰かな……』
そして、ホワイトがボールに触れる。ゲームスタートであり、ジムトレーナーはボールを奪う為に走りだし、ミニーブちゃん達は妨害するためにスクラムを組んだ。
「「行くぞぉぉぉ!!フットボールの本質はエゴイストだぁあ!!」」
キャンデラに一瞬で突破された為+カエデのポケモン達の為に時間をもっと稼ぐ為にジムトレーナーはボールを奪う為に、突き進む。もう、惨めなゲームは見せられない。彼等はストライカーとしてのエゴイズムでボールを奪いに行く。
「よいしょ」
だが、ホワイトはボールを蹴る。だが、その瞬間……
「1回!」
「なっ!?」
「2連!!」
「いっ!?本当に子供か!?速すぎる!!」
「3連!!」
「4連!!」
「ミニー!?」
「五連!!」
蹴る→トラップ等を繰り返し、ゴール前の守備が薄くなった瞬間。
「五連式回転空砲蹴撃!!」
ホワイトは10歳とは思えない脚力でボールを蹴り、ボールは弾丸ライナーでゴールに突き刺さった。これにはゴールキーパー役のミニーブちゃんも驚きである。
『コライドンがホワイトに運動を指導してな……なんか人間辞めてきた。実はホワイトの元居た世界って戦国時代のイッシュじゃないよな?俺の最初の孫に似てる気がする』
キュレムの言葉でどや顔を決めるコライドン。そう、ホワイトの身体能力が爆上がりしたのはコライドンが指導した為である。まあ、これはゲルマン忍者ブートキャンプを受けたサトシもなのだが。
余談だが、7年後のホワイトはアイドル顔負けの容姿をしているが……服を脱げばムキムキ(外見肉体レベル ブルロの凪)なのでアローラでも灰色のコートを着ており、サオリ先生以来……生身でジャラランガ鎮圧を成し遂げる。
「ゴール…………歴史が変わる!!」
ホワイト、セルクルタウンのジムチャレンジクリア!!
「あの……これ、差し上げます。ジムリーダーはケーキ屋のパティシエールでも有りますので」
そしてホワイトとブルーはジムリーダー カエデが経営するケーキ屋で使える、ドリンク1杯とケーキ1つがただで食べられるサービス券を貰った。想像以上に速く終わったので、カエデのベストパートナーが回復するまでこのチケットで時間を稼いで欲しいという事だろう。
バトルコートの下にあるケーキ屋。
「あら!!スタッフから連絡で聞きましたよ?凄いシュートを決めたんですね!!」
そこではセルクルタウンのジムリーダー カエデがパティシエールとして働いており、日々ポケモンや住民に観光客の為に美味しいケーキを作ってくれている。
カエデはホワイトとブルーを出迎え、笑みを浮かべてくれた。
「あれ?太ったギエピー……げふんげふん!!ピッピが来ませんでしたか?」
ギエピーはお先にお店でケーキを堪能していた。しかし、お店の席にはギエピーの姿が見当たらない。
「あら、そのピッピちゃんならお金が全然足らなくて……皿洗いをしてますよ」
カエデは語ってくれた。なんでもギエピーはケーキだけで100000円程食べてしまい、オーキド博士から貰ったお小遣いを全て使いきってしまったのだ。
「自業自得ね。私はザッハトルテと紅茶……ホワイトは?」
「僕はね。イチゴケーキとココア!!」
そしてブルーお姉さんとホワイト、皿洗いをしているギエピーを可哀想とは思わず……サービス券でケーキを堪能するのであった。
「おら!!働け働け!!食べた分だけ、足らない分だけ働け!!」
「ギエピー!!」
ギエピー……皿洗いの真っ只中であった。
そしてカエデのパートナーのスタミナが回復し、バトルが始まる。
次回こそバトル!!そして、ボタンちゃんから救援メール!?
ボタン「大変!!ウチの父ちゃんとアーマーガアがデカヌチャンに誘拐された!!」
ピオニー隊長とそのアーマーガア……蛮族デカヌチャンに誘拐される!!
劇場版→アローラリーグだけど、アローラリーグ終わったらどうする?期限は決勝のサトシVSホワイトまで
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