カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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師匠……降臨!!


拐われたピオニー隊長!! 前編

ホワイトがセルクルタウンでのジムバトルを終えて、カエデから沢山のケーキをご馳走になっている頃。1人の男に悲劇が起きていた。

 

「ボタちゃん!!どうしてボタちゃんはお父ちゃんの後ろに乗らないんだい?空の旅は良いぞ!!ハッハハ!!」

 

ボタンのお父さんであり、ガラルの元チャンピオンであるピオニー隊長だ。ボタンはモトトカゲに跨がってはパルデアの大地を冒険しているが、ピオニー隊長はモトトカゲをレンタルしておらず所持もしていない。そこでピオニー隊長は自分のアーマーガアに乗っては娘と共にパルデアの大地を冒険していたのだ。

 

「父ちゃんうるさい!!てか、父ちゃん……アーマーガアに乗らないほうがいいっし」

 

だが、皆さん……特にガラル地方に思い入れのある方々はお気付きだろうか?パルデアはガラルやカロスと同じくヨーロッパなのだが、不思議な事に野生のアーマーガアは空を飛んでいない。実はこれには訳があるのだ。パルデア地方に含まれるアーマーガアは羽に含まれる豊富な鉄を目当てに、とある鋼・フェアリーのポケモンに狙われており……パルデアの大地でアーマーガアは姿を見せなくなってしまったのだ。

アーマーガアの進化前であるアオガラス等は見かけるし、トレーナーが持つアーマーガアは普通に存在している。だが、野生のアーマーガアは見かけないし……空を飛ぶタクシーもアーマーガアではなくイキリンコと呼ばれる別の鳥ポケモンが行っている程なのだ。

 

そして、パルデアの大空にアーマーガアが居ない訳をピオニー隊長はその身を持って知ることとなる。

 

「なっなんだ!?」

「父ちゃん!?」

 

その時だった。突如、鉄の重りで投げやすく改良された投網が何処から投げられてピオニー隊長とアーマーガアを拘束する。網とは実に便利な文明の力だ……これほど便利で太古から姿を変えていない道具は無いだろう。

網はもがけばもがくほど、絡み付くように成っており……今日も密漁者や漁師さんが使っている。だが、ピオニー隊長に投網を投擲して捕まえようとした存在はそのどちらでもなかった……と言うか、人間ですらなかった。

 

「ヌチャ!!ヌチャ!!」

「ナカヌチャン!!」

 

それは野生のモトトカゲを暴走族の如く……いや世紀末の蛮族の如く乗り回すポケモン。ナカヌチャンとその進化前であるカヌチャンの群れであった。その群れは大変裕福なのだろう、群れの構成員全員がモトトカゲを乗り回しており……カヌチャンとナカヌチャンは数の暴力でピオニーとアーマーガアをフルボッコにしてしまい……

 

「ヌチャ!!ヒャッハー!!」

「ナカヌチャン!!ヒャッハー!!」

 

誘拐してしまったのだ。暴走族の如く、去っていた蛮族ことカヌチャンとナカヌチャンは何処かに去っていった。

 

「行っちゃった……直ぐに助けを呼ばなきゃ!!」

 

父親が拐われ、少し唖然としたボタンであった。だが、直ぐに正気に戻ってはスマホを用いてスター団とペパー、そしてホワイトに救援メッセージを送ったのだった。

 

 

 

 

南三番エリア。

 

ボタンから救援メッセージを受け取ったホワイトとブルーは借金返済中のギエピーを放置し、コライドンとミライドンの力でこの渓谷にやって来た。なんでもボタンからGPS情報を受け取った誘拐現場の反応が此処であるからだ。

 

「しかし、何が起きたのかしらね?」

「うん。ピオニー隊長って強いの?」

「強いけど、私より弱いわね。現役復帰を望まれる声が多々あるけど」

 

そんなピオニー隊長誘拐現場の近くにやって来たホワイトとブルー。だが、そんな時だった。

 

「アギャッス!!(伏せろ!!)」

 

突如としてコライドンが叫ぶ。何事かと思うと、岩影から銃器を構えた謎のロボットが複数現れたのだ。そのロボットは映画ターミネーターに出てきそうな殺戮ロボットであり、そのロボットが持つ銃器の銃口はホワイトを狙っている。

 

「ホワイト!!逃げなさい!!」

 

その事に気付いたブルーお姉さんが叫ぶが、その時だった。

 

「答えよ!!コライドン!!流派東方不敗は!!」

 

その老人のような声が響き、高さが完全形態のコライドンと同じぐらいの古代ウルガモスが現れては……コライドンの武術に似た動きで殺戮ロボットを粉砕していく。

 

「アギャッス!!(師匠!!)」

「ふん……子供を狙うとは愚の骨頂!!この東方不敗、マスターウルガモスが相手をしてやろう!!」

 

古代ウルガモス……いや師匠ウルガモスと呼ぼう。師匠ウルガモスは圧倒的な動きで殺戮ロボットを破壊し、糸をはくを応用して手から長い布を作り出すと……その布を武器にして次々と殺戮ロボットを破壊した。

 

『ターゲットの抹殺を断念。撤退……』

「甘いわ!!ダークネスフィンガー!!」

 

師匠ウルガモスの右手が漆黒のオーラ……テラバーストのエネルギーに包まれ、師匠ウルガモスはその抜手で最後の殺戮ロボットを破壊した。

 

「カッコいい……あのお爺ちゃん」

「お爺ちゃん!?」

「お爺ちゃんか……フハハハ!!好きに呼ぶが良い!!我が弟子のトレーナーなら家族も同然!!」

 

ギエピーの代わりに最強の古代ウルガモスが一行に加わった。なお、ホワイトもブルーも師匠ウルガモスが喋る事に関しては全く突っ込みをいれるつもりは無いようだ。

 

 

なお、……7年後……

 

「答えよ!!ホワイト!!流派東方不敗は!!」

「うん!!お爺ちゃん!!王者の風よ!!」

「全新!!」

「系列!!」

「天破狂乱!!」

「「見よ、東方は赤く燃えている!!」」

 

アローラのとある浜辺で見られた光景であった。なお、7年後のホワイトは銃弾を素手でさばけるとか。




ギエピーは後で合流します。ご安心を(笑)

次回!!ピオニー隊長救出ミッション!!ボルトガンダムと化したデカヌチャン(親分)が出てくるよ!!

劇場版→アローラリーグだけど、アローラリーグ終わったらどうする?期限は決勝のサトシVSホワイトまで

  • 新アニメの時系列次第
  • 青年白が行く、ゴールデンアルセウス
  • 新無印(夏休み)
  • 新アニメまで7年後を進めてくれ
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