カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ウィロー博士……やっと挨拶できる。妨害してくるギエピーが居ないからね。


ウィロー博士、ようやく挨拶できる。

パルデアリーグ本部。そこはテーブルシティから洞窟を潜り抜け、花畑の登り坂を登った先に存在する所であり、そこではパルデアの全てのジムバッジをゲットした猛者が面接と四天王&リーグ委員長との5連戦を成し遂げてチャンピオンランクをゲットする試験会場でもあるのだ。

四天王は全員チャンピオンランクを保有しており(出向者であり、臨時の四天王であるアンリ以外)、試験用の手持ちとは言え全員を倒すのは困難を極める。そのお陰と試験用の手持ちとは言えリーグ委員長であるトップチャンピオン オモダカを倒さなければならない為かチャンピオンランクを手に出来るトレーナーは極僅か。最後にチャンピオンランクを手にしたのはジムリーダー最強(実質はジムリーダーの強さNo.2)であるナッペ山ジムのグルーシャしか出てこなかった。

 

「我々は……とんでもない少年に喧嘩を売ったのかもしれませんね」

 

そんなパルデアリーグ本部で4人の人物が話を行っていた。1人は顔は見えないがスーツ姿のくたびれたサラリーマン、もう1人は金髪の男、そしてイケメンと称される程の男性にも見えないことはない女性、あとトップチャンピオンのオモダカだ。

 

オモダカが深刻な顔でそう告げた。オモダカは宣戦布告とも言える挑戦状をホワイトに叩き付け、ホワイトはパルデアを制圧する為に動き出した。だが、その結果はどうだろうか?オモダカの予想を遥かに上回る勢いでホワイトはパルデアのジムリーダーを蹂躙、僅か1日で半数のジムリーダーが倒されたのだ。その中には最強のジムリーダーと称されるグルーシャも含まれている。

 

「噂のキュレム使ってないんやろ?それにカエデとコルサに関してはテラスタル無し、噂のメガシンカすらも使わず一匹で勝った。ほんまの化物やで……あの少年。勝てるビジョンが見えんわ」

 

とコガネ弁で話すイケメンの女性はチリ。地面タイプの使い手であり、パルデアリーグの四天王だ。彼女は資料でホワイトの戦闘を……パルデアのジムリーダーを蹂躙する所を見たが、とても勝てるビジョンが全く見えなかったのだ。

 

「小生の同郷であるワタルさえも彼に勝てるか分かりませんな」

 

と告げたのは金髪の男。彼の名前はハッサク。芸術家であり、同時にパルデアリーグの四天王だ。出身はジョウトのとある里であり、家督を継ぐのが嫌でパルデアにやって来た男である。なお、使うのはドラゴンタイプのポケモンであり……その事から彼の出身地は恐らくだがあそこだろう。

 

「それで……正真正銘、四天王最強で最強のジムリーダーどころかトップチャンピオンの次に強い営業マンはどう思うんや?」

 

ちらりとチリは何故か顔が隠れたスーツ姿の男を見る。

男は普段はリーグの営業部で働く営業マンだ。社畜のように働き、孤独のグルメを愛し、副業としてチャンプルタウンのジムリーダーと四天王を兼任する最強の社畜である。好きなタイプはノーマルタイプであり、四天王では飛行タイプを使い、本気の戦闘では飛行とノーマルを使うパルデアで2番目に強い男……早い話、オモダカの次に強い男である。

 

「営業の時間ですので。それに私が本当の本気を出すのは四天王戦で宜しいですね?」

「ええ、勿論ですよアオキ」

 

オモダカは万全の信頼を寄せるように男をアオキと呼んだ。アオキ、それがパルデア最強のジムリーダーであり四天王の名前である。

 

 

 

 

 

 

一方のテーブルシティ。

 

グレープアカデミーを出て、テラスタルという新しい力をゲットしたリンドウとホワイト、そしてブルーの3人。そ?な3人に近付く人物が1人居た。その人物は40代程の人物であり、普段から活発に動いているのだろう……白衣の下からは動きやすい服装と逞しい肉体が見えていた。

 

「リンドウ君、ホワイト君、少し待ってくれないか?」

 

その人物はリンドウとホワイトに声をかけて2人を呼び止める。彼はウィロー博士。オーキド博士の弟子であり、サクラギ博士よりお先にオーキド博士の所を出たのでリンドウと接点がないのである。

ウィロー博士は様々な所でフィールドワークを行うためか、人脈が広く。リンドウやホワイトを含めた色彩軍団の事を一方的に知っているのである。

 

「だれ?おじちゃん」

「ホワイト。この人はウィロー博士。色んな所をフィールドワークしている行動派の博士だな。

初めましてウィロー博士。こうして挨拶するのは初めてですね」

 

ウィロー博士の事を知らないホワイトは首を傾げたが、リンドウは研究者としてのウィロー博士は知っている。だが、リンドウはウィロー博士とは初対面である為に、初めましてと挨拶したのだ。

 

「うん、初めまして。私がウィロー博士だ。そしてブルーさんはお久し振りだね」

「そうねウィロー博士」

 

なお、ブルーはウィロー博士とは顔見知りであった。ブルーはアローラに来るまでカントーのオーキド研究所で働いていた。ならばオーキド研究所での仕事の都合上、ウィロー博士と会うことも会っただろう。

 

「ホワイト君。おじさんからのアドバイスだ。モトトカゲにはメガシンカが存在する。もしかしたら、モトトカゲのメガストーンを使えばコライドンもメガシンカ出来るかもしれないよ」

 

ウィロー博士はそう告げる。と言うのもウィロー博士がそう言うのには根拠が有ったのだ。何故ならウィロー博士がフィールドワーク先で見つけたラベン博士が残した手記から切り取られた色褪せた写真があり、その写真には……

 

槍の柱で激突するホワイトを成長させたような少年、Tウォロらしき男。ホワイト?の背中に庇われる感じのヒカリと瓜二つの少女。そして激突する2体のアルセウスと片方のアルセウスに加勢するレジギガスとトゥルーキュレム。ギラティナを粉砕する古代と未来の力が融合したコライドンらしきポケモンの姿であった。

 

そのコライドン?いや、メガコライドン?はコライドンの胴体に青色の装甲が追加され、胸部の車輪浮き袋はエネルギーホイールに変更されている。更に腕部は青色、脚部は白色の機械仕掛けのような具足を装備しており……腰部の羽は1対の機械仕掛けの翼に変わっていた。

 

(この写真……公表したら学会で干されそうなんだよな)

 

との事で写真はウィロー博士は心の中と、アルバムに封印するのだった。

 

だが、ウィロー博士は知らなかった。ミライドンは兎も角、コライドンのメガシンカはモトトカゲストーンをただ持たせるだけでは出来ないことを。モトトカゲストーンが()()()()()()()()()()()()()()()()()が必要であることを。

 

 

 

翌日。

 

「ハッコウシティにはパルデアの人気YouTuber ナンジャモがジムリーダーをしてるそうだ。会いに行ってきたらどうだ?」

 

リンドウの何気ない言葉で、ホワイトの次の標的はナンジャモとなる。逃げてナンジャモちゃん!!




次回、上陸のナンジャモちゃん!!逃げて!!ナンジャモちゃん!!

劇場版→アローラリーグだけど、アローラリーグ終わったらどうする?期限は決勝のサトシVSホワイトまで

  • 新アニメの時系列次第
  • 青年白が行く、ゴールデンアルセウス
  • 新無印(夏休み)
  • 新アニメまで7年後を進めてくれ
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