メレメレ島の某所にひっそりと着岸された飛空艇 ブレイブアサギ号。元を言えば漁船だったアサギ号を突貫作業で僅か数日という匠も真っ青な技術で建造された飛空艇である。電子制御で動いており、電子技術や知識がからっきしなフリード博士でも問題なく動かす事が出来る代物だが、残念な事に操舵や様々な事を電子制御に頼ってるので、電子制御に支障が出ると……旋回すら出来なくなってしまう弱点もある。
そんなブレイブアサギ号であるが、翼は変形してバトルフィールド&フリード博士のリザードンとキュレムそしてコライドンの着艦場に成ったりもする。なお、バトルフィールド展開時は落下防止のバリアーが張られるので落ちる心配は皆無だ。とは言え、ライドポケモンの着艦の瞬間はバリアーが一時的に解除されるのでその瞬間は落下の危険性が有るのだ。
「紹介するぜ。俺達、ライジングボルテッカーズの頼れる仲間だ!!」
ライジングボルテッカーズはリーダーのフリード、インターン学生のホワイト、艦長のキャプテンピカチュウことキャップ、見習いのロイとリコの他にも頼れる仲間がいるのだ。
「オリオよ、宜しくね。ライジングボルテッカーズの整備士をしてるの」
「メタァ!!」
先ずは1人目。ブレイブアサギ号の整備士を行う、オリオだ。なかなかのナイスバディの持ち主でフリードの幼馴染み。ブレイブアサギ号を僅か数日でスピード建築したのは彼女であり、パートナーはメタグロスだ。
「俺はマードックだ。此方はパートナーのイワンコ」
「ワン!!」
丸坊主頭でフォークやナイフの剃り混みがある大男はマードック。こう見えて女子力は非常に高く、料理の腕はサトシの歴代男性同行者に匹敵しており……ライジングボルテッカーズの食事面のサポートをしているコックさんだ。あと、他の女子力も非常に高く裁縫も得意。パートナーはイワンコだ。
「モリーよ。宜しく」
「ラッキー!!」
ジョーイさん一族特有のピンク色の髪をした若い女性。彼女はモリー、ブレイブアサギ号の船医をしておりクルーや同居しているポケモン達の体調管理を行っている。相棒のラッキーとは家にいた頃の付き合いで長い。
「あと、じっちゃんとドットが居るんだけど…ドットは出会えたらラッキーかな?」
そして後のクルーはジージロンの擬人化のような老人ランドウ。情報収集とYouTubeによる資金調達も担当するマードックの姪っ子ドットがいる。
ランドウはブレイブアサギ号の改造前であるアサギ号の所有者であり、普段は釣りをしたりして食料調達もしてくれている。そして深い意味の助言もしてくれる長老ポジションのお方である。
なお、ドットは出会えたらラッキーなキングメタルスライムのような出現確率であり、滅多に部屋から出てこない。
「僕も忘れたら困るっピよ!!」
「レッドさんのピッピ!?なんで!?」
あとサトシの驚きから分かると思うが、レッドのピッピことギエピーも乗船していた。実はと言うと、これには訳がある。
「実はな……5年後ではかつてのロケット団のように、悪事を働く秘密結社 エクスプローラーズという悪い組織が居るんだ」
フリード博士は教えてくれた。5年後の未来ではエクスプローラーズと呼ばれる、かつてのロケット団のように悪事を働く悪名高い秘密結社が居るのだ。
エクスプローラーズはリコの持つペンダントを狙っており、リコは彼等から狙われている。ホワイトが戦えばエクスプローラーズは瞬殺出来るが、エクスプローラーズの幹部の強さは四天王やジムリーダーの本気に匹敵する。フリード博士もバトルの腕は高いが、フリード博士とホワイト以外の船員のバトルの腕はそこまで高いとは言えない。その為に、レッドが派遣してくれたのだ……ギエピーの飯代を振り込みながらである。
『危機感が足りない。フリードとホワイトが居ない時、どうするんだ?』
とロケット団を単独で滅ぼした経験があるポケモンマスターが派遣してくれたのだ。そしてレッドのフシギバナは胃痛の原因が無くなり、思いっきりガッツポーズしたとか。
「後は善意で協力してくれる住み込みのポケモン達も居るな」
フリード博士の言うとおり、ブレイブアサギ号には住み込みのポケモン達も多く居る。例えばマグマッグは動力担当であり、ユキワラシは冷蔵庫、マホイップはお菓子作りを手伝ってくれている。なお、ノズパスは羅針盤の代わりを担ってくれる。だが、彼等は善意で協力して共生関係を結んでいるポケモンであり、危険には巻き込めない。
まあ、荒事は基本的に流派東方不敗を免許皆伝し、超人と成ったホワイトくん15歳とそのパートナー(バトル向け)あとフリード博士とギエピーが行ってくれる。
「サトシお兄ちゃん。僕のパートナー見る?あれから増えたよ」
「マジで!?見たいみたい!!」
5年も経てばホワイトの手持ちも当然ながら変化が起きる。レギュラーメンバーであるコライドン、イーブイ、ミロカロスは常に連れているが他のメンバーは入れ換えて使うのだ。なお、有事の際は保護者 キュレム・オリジンが降臨する。
「皆!!集合だよ!!」
ホワイトが叫ぶ。すると、ホワイトの腰に提げたボールが開いてパートナーが飛び出したり、ブレイブアサギ号の奥から控えのパートナーが次々と出てきた。
イーブイ、ミロカロス、コライドン、カイロスさん、キュレム・オリジンの何時ものメンバーは勿論のこと、前からパートナーだったアーマーガア、シンオウウォーグル、シンオウメガニウムが出てくるがまだまだ停まらない。
「ニャー」
マスカーニャ。これはホワイトがパルデアで捕まえたニャオハが進化したのだろう。
「ぐぅおおん」
小柄な♂のガブリアス。ガブリアスはシンオウ地方を始め、様々な地域に生息している。世界を旅すれば出会える頻度はかなり高いだろう。
「ぽにおー!!」
「なに!?このポケモン!?」
次に出てきたのは鬼を何処か彷彿させる超絶可愛い草タイプのポケモン。羽織を羽織ったような子供とも見れ、瞳は星形に輝いている。
気になったサトシはロトム図鑑が居ないので、スマホの図鑑アプリでスキャンするがerror。つまりサトシの時代では認知されていないポケモンだったのだ。
「さっサトシさ……じゃなくてサトシ!!私のスマホロトムなら見れます!!」
リコが自身のスマホロトムの図鑑をサトシに見せてくれた。そのポケモンはオーガポン、ニホンの東北ことキタカミの伝承に伝わるポケモンであり……原生地はパルデア地方やカロス地方である。だが、非常に珍しいポケモンである事は変わらない。
「可愛いでしょ?僕がアローラポケモンスクールに入学した後、林間学校で友情ゲットしたんだ!!ニックネームはぽにちゃんだよ」
「ぽにー!!」
ニックネームはぽにちゃんである。何でも被ったお面でタイプが変わるそうで、ホワイトはぽにちゃんの性格もあるのかバトルよりコンテストで使ってるとか。む?キタカミでの林間学校?第2の劇場版を待て。
「ガメガァア!!」
「なんか、カメックスに似た怪獣が来た!?」
今度は転生者+異世界転移者のショウならば「リアルガメラおるぅぅ!!」と叫びたく成るようなカメックスをリアル怪獣チックにして黒い甲羅を持つポケモン。
「この子はカメックスだよ。ちょっと特殊なリージョンフォームだけど。因みにブルーお姉さんのカメちゃんとリンドウ先生のレウスの子供」
ホワイトはそのガメラをカメックスと呼んだ。リコが見せてくれた未来の図鑑でもカメックス(エリアゼロ)の姿と称される。タイプは水・炎の複合タイプのようだ。
図鑑を編集したのはリンドウであり、リンドウはポケモンが進化する場合周囲の環境に合わせる事があると論文で発表しており、アローラガラガラや原種ガラガラの分岐の仕組みも発表している。
ガメラカメックスと原種カメックスの分岐だが、カメールが恐竜時代の環境が残るエリアゼロで進化した事を受けて、恐竜時代の遺伝子が表面に出てパラドックスポケモンに近くなったと考えられるのだ。
なお、進化した訳はインターン3日目の時に、立ち入り禁止バリアーが消えたエリアゼロに無断侵入して救難信号を出した迷惑系YouTuberを救助するためにリンドウ、ホワイト、フリードで乗り込んだのが切っ掛けだ。
「位かな?後はおばあちゃん家にレジエレキとラプラスが居るぐらいかな?」
「レジエレキってなに!?」
ホワイト、色々と捕まえていた。
「さてと、顔合わせを済んだし。元の時代に戻るための作戦会議だな」
キングメタル扱いのドットは別として、フリード博士が主体と成って作戦会議が始まった。
「マードック。食料の貯蔵は?」
「今は問題ないが、多いことには越したことはない。だが、育ち盛りの子供が4人、もう1人増えたこととピッピも居ることだ」
人間が生きるためにはご飯も大事だ。ポケモンはモンスターボールの中に入れば代謝機能が低下するので、食料は多少は節約できるが……居候のポケモン達はボールに入ってないのでご飯は必要だ。
サトシは育ち盛り、リコとロイも育ち盛り、ホワイト(15歳)も食べる食べる。子供達の発育の為に食料は多い方が良いだろう。
「オリオ。船の状態は?」
「問題なし。タイムスリップしたけど、特に損傷はないわ。ネットに繋がらないのは仕方がないけど、時代が時代だからね」
ブレイブアサギ号は特に損傷無し。タイムスリップしても有事はなかった。だが、インターネットやGPSに接続できない。これはまだインターネットが普及していない時代だから仕方がないだろう。
「よし。サトシ、ルガルガンは連れてるか?」
「ああ!!連れてるよフリード!!」
「だったらルガルガンはブレイブアサギ号の外ではボールから出すなよ?ルガルガンはアローラの人々に親しまれている。その新たな姿が出たら、インターネットに疎くても島中で広まってしまうからな」
サトシはルガルガンを出すことがNGと成ってしまった。無理もないだろう。サトシのルガルガンは新種の姿であり、この時代では発見されていない。まだ観光地と成っていないメレメレ島と言えど、直ぐにルガルガン黄昏の姿の事は広まってしまう。
「分かったよ…」
「ホワイトもキュレムを連れていくなよ。コライドンやカメックスは誤魔化せるが、流石にキュレムは目立ちすぎる」
そしてホワイトもキュレム・オリジンの連れ歩きはダメと成ってしまった。仕方あるまい。
「あと、俺も含めてだが…………この時代でポケモンに乗って移動するのはダメだぞ」
そしてライドポケモンに乗るのは禁止だ。アローラは法律で許可されたライドポケモン以外の騎乗は法律で禁止されており、サトシ達は元の時代では許可を貰ってるがこの時代では当然ながら許可を貰っていない。しかもライドポケモンをレンタルする為に必要なIDも使えないので、レンタルも出来ない。自転車or歩きしか無いのだ。
「金の玉を売って金策するしかないよね」
ミーティングから少し休憩をとり、サトシはホワイト、リコ、ロイそしてフリード博士と共に昔のハウオリシティを探索していた。お金が無いのならば作ればよい、ライジングボルテッカーズで集めていた換金アイテムを売ってお金を作り、食料や珈琲等の嗜好品、傷薬等の消耗品の調達も行うのだ。
なお、連れているポケモンだが。サトシはピカチュウ、ルカリオ、ルガルガン、モクロー、ニャヒートである。ホワイトはイーブイ、コライドン、ミロカロス、カイロスさん、ガメラカメックス、マスカーニャ。リコはニャオハとミブリム。ロイはホゲータとカイデン。フリードはリザードンである。
各々の連れ歩きとしてはサトシがピカチュウ、ホワイトがイーブイ、リコが手持ち全部、ロイがホゲータ、フリードはリザードンだ。
「あっ!!珍しいポケモンが居る!!」
ふと、サトシは此方を指差す誰かに気付く。それは幼い少年……ククイ博士そっくりの幼子だった。その幼子はニャビーを連れていたのだ。
(もしかしてククイ博士!?)
「ククイ、行くわよ」
「うん!!」
そしてショタククイ博士は母親と思われる人に連れられて、何処かに消えた。
だが……その時だった。
「お前ら!!!動くな!!ここはロケット団が占拠した!!」
銃声が響き、懐かしきマフィア ロケット団が現れたのだ。ロケット団は数人で行動しており、アーボックやコラッタ(ニホン)等のポケモンを出したり、機関銃を構えては人々を威圧していた。突然の銃声で人々はパニックに成るが、
「ダサい格好だね……コスプレ?」
「おい、ホワイト!!」
だが、古代ウルガモスこと師匠ウルガモスとコライドンに流派東方不敗を叩き込まれたホワイトは違った。腰からモンスターボールに手をかけ、ニヤリと笑みを浮かべてロケット団を挑発する。
「ガキが……分からせてやれ!!ラッタ!!」
ロケット団はラッタを繰り出した。
「カメックス?ARE YOU READY?レッツショータイム!!」
ホワイトはカメックス(エリアゼロの姿)を繰り出した。
「カメックス。プラズマ烈火球!スライダーで」
プラズマと呼ばれる現象がある。プラズマは水蒸気等の気体に高熱を加えて加熱する事で発生する自然現象であり、ざっくり言えば太陽や雷である。
ガメラカメックスは体内でプラズマを産み出し、プラズマと火炎放射を組み合わせてプラズマを帯びた火炎弾……プラズマ烈火球を精製して口から解き放つ。しかも、それはガメラカメックスが下で変化球の回転を加えたのだろう……高速スライダーと成って側面からラッタに直撃して一撃で倒してしまった。
「「へ?」」
「ねえ、おじさん。このラッタに愛情注いでないでしょ?バレバレだよ」
「ちっ!!やれ!!アーボック!!」
今度はアーボックが襲ってきた!!
「カメックス。バニシングフィスト!!」
ガメラカメックスの右腕がプラズマと火炎に包まれる。これは炎のパンチ……いや違う。メガトンパンチにガメラカメックスが持つ水蒸気の超加熱、プラズマ生成と炎技を組み合わせた……じしんパンチのような派生技。
そしてガメラカメックスはその拳をアーボックの腹部に叩きつけ、爆炎と共にアーボックは一撃で戦闘不能に追い込まれてロケット団の所まで吹き飛ばされた。
「レッドおじちゃんとリンドウ先生の教えその3!!ロケット団はサーチアンドデストローイ!!
カメックス!!水蒸気大爆発!!芸術は……爆発だ!!」
「ガメ!!」
ガメラカメックスの肩部の甲羅が開き、鱗に包まれた2問の大砲砲身が出現する。そしてガメラカメックスは大砲からハイドロポンプを解き放ち、口から火炎放射を解き放つ。その2つがロケット団に当たった瞬間、水蒸気爆発が起こり、ロケット団のご一行は一撃で粉砕された。
「なんだ!?何が起きた!?」
爆炎が吹き上がり、ナンバ博士の乗った戦艦は沈没しようとしていた。
「ヤロー……許さないっピ!!ロケット団は粉砕してやるっピ!!」
『安心しろ。殺しはしない』
ナンバ博士、キュレム・オリジンとギエピーの手で粉砕される。なお、キュレム・オリジンとギエピーはナンバ博士達のカメラに補足されることなく、慣れた手付きで証拠を残さずにお仕置きを済ませた。
次回はセレビィを探して探索開始!!
サトシ「モクローのお腹の調子が悪いみたいで……」
モリー「モクローを含め、一部の鳥ポケモンは消化を助けるために胃の中に小石を入れてるんだ」
モクローの好きな石も探すことに?
フリード「まて、サトシ!!その石はかわらずの石だ!」
リコ&ロイ「かわらずの石?」
サトシ「もしかして……」
ホワイト「進化できないって事だよ!!」
リコ、ロイ、サトシ「吐き出せ!!」
モクロー「いやっぽー!!」
モクロー……進化を辞めるってよ(笑)
劇場版→アローラリーグだけど、アローラリーグ終わったらどうする?期限は決勝のサトシVSホワイトまで
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