カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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夕飯を食べよう。


129時限目 夕飯を食べよう

その日の夜。ホワイト(15歳)が理不尽で圧倒的な強さでロケット団を粉砕した後、周りの人達やまだ数少ない観光客も唖然としたが無事に当時の現金を換金でき、更に嗜好品や消耗品もゲット出来たサトシとライジングボルテッカーズ。

 

「ナリヤ!!なんだ……あのカメックスを恐竜化させたようなポケモンは!?炎技を使ったぞ!!写真を撮りたいが、もう何処かに行ってしまった!!」

「ユキナリ。それは残念ネンドール!!」

「てか、俺より間違いなく強い。笑えないぐらいでな」

「ポケモンリーグチャンピオンのお前よりも!?」

 

なお、その現場に従兄弟に会いに来ていたアラフォーなオーキド博士、同じくアラフォーなオーキド校長の若かりし頃がホワイトの蹂躙を見ていたが気にしてはいけない。

 

 

無事にお使いを完了させたサトシとライジングボルテッカーズ。だが、動けばお腹が空いてしまう。しかし、今日の夕飯はサトシとピカチュウ、他のパートナー達の歓迎も含めてか豪華な夕食となるようでサトシは物凄く楽しみだ。

 

「夕飯どうなんだろう?楽しみだな!!」

「いっぱい用意してるから安心しろ!!俺達は過去でサトシに会ってるから、サトシが大食いだって知ってるしな」

 

だが、サトシの料理センスはご存知ダークマター製造器レベル。アニメ原作ではククイ博士不在の中、料理をして激マズ料理を作った事があるのだ。

今のご時世では仕方がない所もあるだろう。ポケモントレーナーとして全国各地のジム巡りをしたり、コンテスト巡りをしたりなど様々な目的があるがトレーナーはポケモンセンターに停まれば美味しい料理を食べられるし、今はインスタント食品の味も向上している。料理が下手でも充分に生きられる時代となったのだ。

 

なのでメシマズなサトシはフリード博士と共に待機であり、フリード博士やライジングボルテッカーズのメンバーが撮影した珍しい写真を眺めていた。勿論、サトシ=アローラチャンピオンと判別できる写真は全力でオリオとマードック、そしておじいさん……ランドウが隠した。

 

「サトシ……お前、アローラリーグに出る寸前じゃないのか?」

「なんで分かるの!?」

「実はな……アローラリーグに俺とオリオは出てるんだよ。俺の心に炎を灯す切っ掛けの1人、ホワイトが出るって聞いてな。あと、コライドンの事を知ってるし……キュレムの姿に驚いてなかったしな」

 

実はと言うとフリード博士やオリオはサトシがアローラリーグ開催寸前の時から来たことをある程度察していたのだ。何故ならフリード博士とオリオもアローラリーグに参戦しており、結果はお察しな感じだったが魔境に成ったのだから仕方がない。何十人ものエリートトレーナーとベテラントレーナーが予選で粉砕されたのだから。

 

「結果はさんざんだったけどな」

 

フリードはそう告げて、スマホロトムに1枚の写真画像を見せる。そこには飛びっきりな笑顔を浮かべてVサインをするホワイト(10歳)を挟み、フリード博士とオリオ、そしてホワイトの保護者であるシロナとヒカリが写っていた。

なんでもフリードは結成されたばかりのライジングボルテッカーズと共に参戦を決意。ブレイブアサギ号の処女航海でアローラに飛んできて参戦したが、結果はお察し下さい。当時のメンバーはフリード、キャップ、オリオ、ランドウの僅か3人+1匹だけであった。当時のご飯はレトルトやフリードとオリオの作る簡単な食事、ランドウの漁師飯だったとか。

 

「それに対して、ホワイトは圧倒的な実力で決勝まで進出だ。だけど……そのホワイトの()()()()()でさえ決勝は……いやなんでもない。だけど、アレを生で見れたのは人生の宝物だな」

「ホワイトに匹敵するトレーナーが?パルデア地方の一番強いチャンピオンや、シロナさんより強いホワイトを倒す人がアローラリーグに!?」

「それは俺の口からは言えないな?だが、一歩間違えればその人もホワイトに負けてたな」

 

サトシにはその言葉が自分に告げられている気がしてきたのだ。

 

「俺からその人に言えるのは……全てを出し切れ。出し切れなかったら間違いなくホワイトに負けるぞってな」

 

サトシが何かを言い返そうとした時だった。

 

「ご飯出来たよ~ほら集合集合!!」

「旨いもん沢山作ったぞ!!ほら、ウィングデッキに集まれ!」

 

館内放送でホワイトの声とマードックの声が響く。因みにウィングデッキとは、翼が変形したバトルフィールドor発着場の事である。

 

 

ウィングデッキことバトルフィールドに移動したサトシ達。そこではアローラの月明かりと満天の星空に照らされた夜空が綺麗であり、サトシとフリードがやって来た時にははぐれメタル的な遭遇率となったドットを除いたライジングボルテッカーズのメンバー全員と様々な居候のポケモン達が勢揃いしていたのだ。

 

今日のご飯はカレー、パエリア、ハンバーグ等々の子供が好きそうな物が沢山だ。

 

「美味しい!!このカレー……なんだろう、タケシを思い出す!!」

「それ作ったのホワイトだぞ」

 

「このパエリア……デントに近いけど、なんだか少し違う!!野菜や海鮮の旨味が滲み出てる!!」

「それも作ったのホワイトだぞ」

 

「ふっふーん!!リンドウ先生とタケシ、デントから料理教わったんだ!!」

 

ホワイトがどうして料理を勉強したのか?それはカンナギタウンのお婆ちゃん家、シロナの実家に滞在した時だった。シロナさんは完璧美女だと思われているが、私生活は物凄くだらしないとして有名だ。料理はダークマターなので、冷蔵庫の中にはジュースとアイスしか入っていない。3食全て外食であり……『あれ?このままじゃホワイトもシロナの影響受けて、メシマズにならね?それはさせぬ!!』と決意したキュレムパパのお陰である。

お陰様でホワイトはタケシからはカレー、デントからはパエリア、リンドウからは基本的に色々教わったのだ。む?なんでリンドウからもだって?サトシはまだ知らないが、ホワイトはポケモンスクールの中等部卒業まで別荘ではなく、リンドウ先生に預けられた為だ。俗に言う、ククイ博士とサトシのような関係だろう。

 

「沢山食べな。成長期は沢山食べないと、背が延びないぞ」

 

医師でもあるモリーがサトシに御代わりを促す。確かに沢山食べないと背も大きく延びないし、身体も大きくならないのだから。

 

「そうそう、せめてフリードを越える位大きくならないとね!!ホワイトはこのまま行けばフリードより大きくなりそうだし、ロイとリコはこれからだしね」

 

オリオにも言われて、サトシはガツガツとご飯を食べる。

 

サトシに釣られてか、サトシのパートナー達も沢山ご飯を食べる。だが、どういう分けかモクローは普段と比べて食欲が無いのか、食べる速度が遅い。

 

「サトシ。君のモクローは石を食べたことはあるか?」

「モリーさん!?いや、食べてないですよ!」

「だからか。モクローを含めた一部の鳥ポケモンやその進化系は消化を助けるために、胃の中に小石を貯めるんだ」

 

モリーはモクローの食欲不振の原因を直ぐ様見抜き、サトシに教えてくれた。

鳥ポケモンは歯がなく、嘴だ。物を租借するのは苦手であり、丸のみが多い。そんな鳥ポケモンの多くは胃の中に胃石と呼ばれる石を溜め込み、この石で胃に入れた食べ物を磨り潰して消化をしやすくするのだ。それは現実の鳥にも見られる事である。

 

「モクローの今後の為にも、胃石になりそうな丸い石を探した方が良いかもな」

「はい!!それじゃあ、明日はそうします!!」

 

だが、サトシは知らない。このお陰で、モクローは進化出来なくなってしまうことを!!永遠に可愛いモクローに成ることを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作5年後のある日(リコ&ロイ時系列)

 

「だからサトシさんのモクロー、進化できないんだね」

 

ライジングボルテッカーズが未来のアローラに降り立ち、リコは未来のサトシのモクローだけなんで進化しないのか悟るのだった。

 

「ホワイト。帰ってきて早々だが、ブルーベリー学園から招待状が届いてる。リコも連れてこいって書いてあるな……」

「リンドウ先生。罠かな?」

「その場合は捩じ伏せてやれ、俺も行く」

 

あと、ホワイトとリコ宛にブルーベリー学園に来ないか?と招待状が届いていた。

キタカミ林間で、史実以上に強さを欲するあまり拗らせたスグリ君との再会も迫る。




スグリ(中等部)「うへへ、友達出来た……サトシ、ホワイト、リンゴアメ食べる?」→スグリ「ホワイトは特別なんだな……だから強いんだ」→スグリ「オーガポンは俺がパートナーにする。俺と戦えよ、ホワイト。お前にオーガポンは渡さない!!」

魔改造?スグリ(高等部)「待っていろよ、ホワイト……サトシ……力こそが全てだ。だから、それ以外は捨てた。Ineedmorepower!!」

此処でのスグリくん、一般ポケモン化伝説(ヒードラン、ラティオス、ミラコラ、フリーザー、サンダー、ファイヤー)やちゅうポケばっかに成りそう!!

次回!!ライジングボルテッカーズとの別れからの、アローラリーグ開幕!!

劇場版→アローラリーグだけど、アローラリーグ終わったらどうする?期限は決勝のサトシVSホワイトまで

  • 新アニメの時系列次第
  • 青年白が行く、ゴールデンアルセウス
  • 新無印(夏休み)
  • 新アニメまで7年後を進めてくれ
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