勝者が出れば敗者も同じく存在する。なに、難しい話ではない。ポケモンリーグという戦いの事を考えればそう言う事だ。
毎年、セキエイ高原で行われるカントーリーグは予選から500人以上の凄腕のポケモントレーナーが集結しては頂点を求めて戦い合う。それはカントーリーグだけではなく、ジョウトリーグ、ホウエンリーグ、シンオウリーグと言ったニホン国内の様々なリーグは勿論のことイッシュリーグやカロスリーグと言った国外……海外の地方も同じだと言えるだろう。
「これ、お祭り気分で参加した参加者の方々……後悔して無かったら良いんだけどな?」
来賓席でリンドウは大きく溜め息を吐き出した。アローラリーグは来年から毎年開催される事と成ったのだが、残念な事に普通の参加者からすれば大惨事な結果と成ってしまう事は間違いないだろう。伝説のポケモンはノリノリで降臨するわ、メガ進化したポケモンは大暴れするわと、大惨事も大惨事!!ちょっと一般参加のアローラ住民とグレープアカデミーから興味本位の参加した生徒には本気で同情したくなった。む?エリートトレーナーとベテラントレーナー?知らんな。
本選ではキュレム・オリジンというチートは降臨することは無かったが、それでもカイオーガとソルガレオは何食わぬ顔で降臨しては大暴れしている。トーナメントは進むごとに参加者が半分に減っていき、今は既に16名の参加者がリタイアしているし、これからどんどん減っていく。そして最終的には僅か2人だけと成ってアローラリーグ本部の上で頂上決戦が始まるのだった。
「どうなるか分からんな……」
サトシがいるグループとホワイトが居るグループは別であり、この2人は決勝に進むまで戦うことはない。リンドウからすれば誰が勝っても可笑しくはない戦いであり、個人的には誰にでも優勝してほしいとは思っている。旗から見た感じではダントツの才能の頂点に立つホワイト、次点でベテランのブルー、そしてレッド&グリーンブートキャンプを受けたサトシが勝つのでは?とも期待していたのだ。
その時だった。
「リンドウさん。来客です」
「来客?俺に?」
「はい」
リンドウに来客が来たとリーグスタッフが話しかけ、リンドウはリーグスタッフに案内されて来賓席を出る。そこでは……パルデアでちょろっと出会って少しだけ話したフリード博士(まだお肌ピチピチ)と同じく少しだけ若いオリオが居たのだ……とは言え、オリオの手持ちのメタグロスには進化してなかったのか、この現代ではまだメタングであった。
「フリードじゃないか!」
「ホワイトにはさっき会ってきましたよ。実は俺達、今は冒険家としてライジングボルテッカーズをしてるんですよ」
フリードは語る。何でも最近、ライジングボルテッカーズという冒険家集団を結成。フリードの知人だったライドウという漁師の老人が持っていた漁船 アサギ号をフリードの幼馴染みでカイナシティの造船所で働いていたオリオが僅か数日で飛行艇ブレイブアサギ号に改造。現在はフリード、オリオ、ライドウの3人とそのパートナーで冒険家集団ライジングボルテッカーズを結成して世界中を飛び回ってるとか。
「そうか、冒険家か……楽しそうだな」
なお、今から約5年後にこのライジングボルテッカーズにインターンとして、ホワイトを託するのは内緒である。
「なんだ!?あのポケモン!?」
「レックウザがメガ進化!?」
「おいおいおい……なんなんだよ……なんだ!?あのぶっ壊れわ!!」
突如として騒がしくなる。何事かと思い、リンドウはバトルフィールドを見る。確か、この時間はサトシの決勝をかけた戦い……準決勝が行われている筈だったのだが。
「ふぁぁぁあ!?なんじゃありゃぁぁあ!!てか、レックウザなんか引き連れたトレーナーなんか居たか!?」
そこにはメガレックウザ……いや違う。それとは別の風の化身がそこには居たのは。リンドウだって剣楯未満のポケモンはそこそこやり込んでいたので、メガレックウザは勿論のこと知っている。だが、それはメガレックウザではなく他の進化系だったのだ。
「レックウザなんか手持ちに入れたトレーナー居たか!?」
直ぐ様、電光掲示板でサトシの相手を確認するリンドウ。その相手は外伝主人公ことネットであった。メガレックウザ?いや、これはゲンシカイキしたレックウザとの事で、詳しくは外伝に出てきている。
ゲンシレックウザは圧倒的な強さでサトシのリザードンを瞬く間に倒した。電光掲示板では既にサトシはルカリオ、リザードンが倒されており残りはゲッコウガだけだ。
それに対してネットは2体のパートナーが倒されており、残りはゲンシレックウザただ1人。
だが、サトシはなんとか満身創痍に成ってしまったがZ技を使って勝つことが出来た。
サトシ、決勝進出である。
「ハハハハ……負けてもこんなに清々しく成ったのはいつ以来かしらね?」
ブルーお姉さん。ホワイト相手に負けて、決勝進出はホワイトに決まった。
ブルーとしては負けるのは分かっていた。パルデアの旅路で、この天才で天災な少年の成長を見守っていた。パルデアでの過酷で笑いあり?な激動の2週間の宝探しはホワイトの殻を幾つも破り、ブルーより高みにしてしまった。宝探しを行う前から、メガ進化とキュレムを使わずにシロナを倒すのだから当然だろう。
その時だった。空から突如としてウルトラホールが開き、腕も口となったとても大きな口を持つウルトラビースト アクジキングが現れたのだ。
「大丈夫かね!?君たち!!」
だが、ブルーとホワイトの手持ちが疲弊している今では危険だ。速やかにロイヤルマスクに変身したククイ博士……ゲフンゲフン!!ロイヤルマスクがガオガエンと共に救援に来たのだ。
「大丈夫だよ……えーと、ククイ博士だよね」
「ノンノンノン!!私はロイヤルマスクだよ!?」
ククイ博士、ロイヤルマスクだとホワイトに看破される。だが、此処で認めてしまえば全世界にロイヤルマスク=ククイ博士だとバレてしまう。それだけは防ぐ必要があるのだ。
「ホワイト、ロイヤルマスクもお金とか色々あるのよ」
「そうなんだ!」
「余計ね事を吹き込まないでくれないかね!?それより、君達は避難を……」
『その必要はない』
空からキュレム・オリジンが現れた!!キュレム・オリジンはドラゴンテールの一撃でアクジキングを打ち上げ、口から爆光として熱線を解き放ち、アクジキングは……
「ア゛ーーーー!!」
な声を出してウルトラホールを潜り帰っていった。しかし、キュレム・オリジンがそこそこの力で熱線ぶっぱした為なのだろう。ロイヤルマスクの仮面は吹き飛んでおり、素顔がバレバレだったのだ。
「「やっぱりククイ博士だ(ね)」」
「ノォォォオーー!!」
明日の一面、ロイヤルマスク=ククイ博士であるに決定である。
次回……決戦……決戦は完全ノーカットでお送りします
サトシ「ククイ博士から許可は貰ったから何でも良いってよ。特別枠+本気の6体だ!!」
ホワイト「OK!!」
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