ある日…レッド、バグチュウ、セレナ、ラティアス、ブラックがレシラム特急に乗ってアローラに上陸してから数日後。
ブラック、レッド、ギエピー、サトシは町役場にやって来ていた。理由は単純、自分達のポケモンをライドポケモンとして登録する為だ。
「はい、ライドポケモンとして登録するのはレッドさんのフリーザーとラプラス、ブラックさんのレシラム、サトシさんのリザードンですね。
此方の書類にサインをしてください。それでライドポケモンへの登録は完了です」
アローラ地方ではライドポケモンとして申請されたポケモン以外に乗ることは出来ないと法律で決まっている。つまり、ポケモンに乗って移動するにはライドポケモンとして登録されたポケモンに乗るしか無いのである。
登録はどのポケモンでも基本的には大丈夫であり、中にはガブリアスやジバコイルをライドポケモンにしているトレーナーも居るのだ。
「あの…ライドポケモンってやっぱり、あの鞍みたいのを着けないと駄目なんですか?やっぱり、素で乗るのに馴れてますし、彼女もそうなので」
ふと、ブラックが目の前の公務員に向けてそう言った。確かに彼はレシラムを目覚めさせてから、レシラムに鞍無しで跨って様々な地方を旅している。
「あの…俺のリザードンもです」
「一応…出来ます。ですが、ライドポケモンの申請を受けた証として、証明に成る腕章やスカーフを着けて貰いますよ」
因みに腕章やスカーフで大丈夫な制度は最近できた。リンドウがアローラに来た頃は、スカーフや腕章は無く。仕方無くリンドウはお手製の鞍を自作してレウスに装備させたのだ。
「此方がそのスカーフと腕章です。お好きな物を選んでください」
公務員が机の上にスカーフと腕章を置く。すると、サトシはボールからリザードンを出して、ブラックはレシラムを出した。
「「どれが良いんだ?」」
自分で選らんで挙げても良いが、実際に着けるのはリザードンとレシラムだ。その結果、リザードンは腕章を選んで、レシラムはスカーフを選んだ。
「はい。ありがとうございます。レッドさんは何れにしますか?」
「じゃあ、鞍で」
レッド様のフリーザー。オーソドックスにライドポケモン用の鞍に成るのだった。勿論、ラプラスも同様である。
こうして、無事に彼等のポケモンはライドポケモン申請を終えたのだった。これで、サトシ達の行動範囲は一気に広がっただろう。メレメレ島は勿論のこと、カキの自宅が有るアーカラ島も行けそうだ。
翌日。
サトシと同じくククイ博士の自宅に居候させてもらったセレナは、テレビ電話でとある女性と通話していた。その人物はサキ、セレナの母親で世界的に有名なサイホーンレースのレーサーである。
「それじゃあ…ママ!私、当分はアローラに居るから」
『まぁ、若い時は好きにしなさい。サトシ君やククイ博士に余り迷惑をかけちゃダメよ?』
「分かってるよ!それじゃあ、行ってきます!」
セレナのスクールライフが今から始まろうとしていた。
一方その頃、リンドウの自宅でも…新たな居候が旅立ちを迎えていた。
「それじゃあ、アララギ博士。当分は旅を中断してアローラの学校に通います」
ブラックはリンドウの自宅に居候だ。と言うのも彼は2年前、旅を始めた頃はリンドウとブルーと共にイッシュを巡った。ならば、親しいリンドウとブルーと共に行動した方が良いだろう。
ブラックが見るモニターの画面には30代前半(独身)のアララギ博士が映っている。
『好きにしなさい。でもね、ブラック。貴方はイッシュの次期チャンピオン…アデクさんも引退を考えてるし、公務も貴方がそろそろ代理で行わないといけない物も有るわ』
アデクの現役はもう短い。それはブラックも分かっていた。無理をいってチャンピオン就任を辞退し、こうして旅をしてるがそれも近々に終るかも知れないのだ。
『まぁ…アデクさんも貴方が成人するまでは頑張るって言ってるから、色んな事を学んで来なさい』
すると、アララギ博士の後ろから複数のポケモンが現れた。ランクルス、ウォーグル、ウルガモス(色違い)、ジバコイル…彼等はブラック、ダイケンキ…ケン、レシラムと共にイッシュリーグで共に戦った大事なパートナーだ。
『この子達は私達に任せて、頑張りなさい!長期休暇にはイッシュに帰ってくる事よ!貴方…連絡しないときは三ヶ月も連絡しないんだから!!』
「はい!行ってきます!」
ブラックはそう言うと、通話を切った。
だが、リンドウの家の居候はブルーとブラックだけではない。
「今のはブラック君のお母さんです?」
その声が聞こえ、ブラックは後ろを振り向く。そこには色違いで白色のミミッキュを連れた紫色の髪の毛をした少女が立っていた。
彼女の名前はアセロラ。ウラウラ島に住んでいたポケモントレーナーであり、リンドウの弟子2号である。家族は既に亡くなっており、リンドウの英才教育を受けた為か、かなりの腕前を誇るだろう。
そしてこの色違いのミミッキュはミミたん。アセロラのパートナーの一匹で、中々の腕前だ。
「博士だよ。イッシュ地方のね」
「ふーん、あのオバチャン、焦ってそう!」
「婚期を逃さないように大変だからね」
――おい、君達。同じ女性として伝えておこう。彼女に向けてオバチャン等は言わない方が良い
ふと、レシラムの声が聞こえてきた気がした。
「そんな事より!時間だよ時間!ししょーはもう行っちゃったよ!」
「もうそんな時間!?」
白き英雄とそのパートナー、早々に遅刻寸前に成る。
その頃…ポケモンスクールの応接間では…
「「「あの時はありがとう御座いました!そして、私達はもう犯罪行為をしません!!」」」
苦笑いを浮かべたブルーとリンドウの向い側にはムコニャの3人が土下座しており、足を洗った事の報告と感謝と謝罪を行っていた。
「そうか…取り合えず、レッドとギエピーの前でロケット団なんて言うなよ?マジで殺されるからな?」
「「はい!あの…会って欲しい人が居るので、テレビ通話を借りますね」」
ムコニャはそう言うと、応接間に有るパソコンを用いてネット通話を始める。すると、ムコニャが画面の向こう側の人と何かを話して、画面をリンドウとブルーに見せる。
そこには満悦な笑顔を浮かべるマタドガス、アーボック、そしてその進化前のポケモン達が居たのだ。
「貴方が…貴方が助けてくれたから…あの時、この子達を逃がさずに済んだの!」
「あの時…ポケモンハンターとそのバンギラスを倒してくれて…ありがとニャー!!」
「本当にありがとう!!」
ムコニャは涙を流しながら、感謝する。マタドガス、アーボック、その進化前…そしてポケモンハンターとバンギラス。そのキーワードをリンドウが思い浮かべた時、リンドウは思い出した。
「あっ!あの時、ドガースとアーボを助けようとした3人組か!」
リンドウ、思い出す。
次回!…セレナ達の初授業、ムコニャの学校見学、そしてサプライズの準備!?
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