イイネイヌ「そうじゃ、ワシらはメガリザードンとメガコライドンの手で……」
突如として甦ったともっこ3匹。甦ったともっこ達は、まさか本当にともっこが甦るとは思っておらずポカーンとしているホワイト達を残し、笑みを浮かべて鬼が山の方へと向かって行った。
「本当に甦っちゃった」
「わやじゃ……ともっこが甦った」
「化石復活マシーンやホウオウ以外で、復活出来るヤツって居たんだ」
だが、その間にともっこ3匹は見えなくなってしまった。恐らくだが、ともっこは一般的な伝説ポケモン(所謂、準伝説)に匹敵する戦闘力を持っているのだろう。仮称ピーチドンor仮称モモタロウの配下になり、大幅パワーアップしたとしても凄いことだろう。
「いででで、コライドン!お前、いくら何でもやりすぎだっピ!!」
「アギャッス」
「腕を組みながら言うなっピ!!なになに?あのピーチドンがヤバい存在だから手加減しなかった?僕じゃなかったら大惨事だっピ!!」
ギエピーも一先ず、元に戻って何よりだろう。ギャグ補正の塊だから、ぎったんぎったんのボコボコにしても次の瞬間には復活してるし。
だが、考えてほしい。ともっこは生前、ぶちギレたオーガポンの手でフルボッコにされて散った。そしてオーガポンはお面を被ることでパワーアップを果たす。だが、お面がないオーガポンはぶっちゃけると、アイドル級に可愛いポケモンでしかない。そんなオーガポンがともっこと戦えばどうなるのだろうか?確実にフルボッコにされる事は間違いないし、なんなら3対1という絶望的な状況で殺されてしまうかも知れない。
「大変だよ!!アイツ等、オーガポンを虐めるつもりだよ!!」
ホワイトがそう叫び、ゼイユとスグリも気付く。あのともっこは間違いなく、オーガポンの所に向かったのだと。
「それはヤバいじゃない!!」
だが、ゼイユの手持ちはチャデスとポチエナだけであり、スグリの手持ちもオタチとカジッチュだけだ。とても伝説のポケモン相手に戦えるかどうかすら分からない。
超絶手加減したリンドウの手でワンパンされた程であり、いくらバトル専門校であるブルーベリー学園の生徒とは言え、間違いなくともっこと戦えば蹂躙されてしまう。
「仕方がない!!スグ、今すぐリンドウ先生呼んできて!!
私とホワイトで先にオーガポンの所に向かうわ!!」
「姉ちゃん!?」
「私とスグじゃ、ともっこに勝てない!!でもホワイトとリンドウ先生なら勝てる!!」
ゼイユは簡単に作戦を説明してくれた。御存知、ゼイユとスグリではともっこに勝つことは不可能……なんならワンパンされて手持ちのパートナーは勿論のこと、ゼイユとスグリ自身も悲惨な事に逢うかもしれない。だが、ホワイトとリンドウならともっこと戦え、粉砕することが出来る。
オーガポンの所に駆けつけたら、ホワイトがともっことバトル、ゼイユはオーガポンを救助してチャデスの技でオーガポンの治療である。
だが、ともっこの強さは実の所分からない。オーガポンは当時、邪神をボコボコにしたキュレム・オリジンのように怒り補正で超絶パワーアップしていた可能性も有るのだから。ホワイト単騎より、もう1人の助っ人も必要だ。そこでスグリはお面の事を知っており、なおかつホワイトと同様にメチャクチャ強いトレーナーであるリンドウを呼んでほしいのだ。
「わっわかった!!呼んでくる!!」
スグリは大急ぎでリンドウを呼ぶために、走っていった。
「私達も行くわよ!!」
「うん!!」
「アギャッス!!」
コライドンはギエピーを掴むと……思いっきり振りかぶって鬼が山に向かって投げた。
「ギェェピィィー!!」
ギエピーは鬼が山まで物凄い早さで飛んでいった。
「投げた!?」
「あー……多分、コライドンはギエピーを乗せたくないんだよ」
ギエピーが飛ばされた後、コライドンは制限形態に変化して、ホワイトとゼイユに乗るようにアイコンタクトを行う。ホワイトとゼイユがコライドンに乗り込むと、コライドンは頭部の翼を広げて、全速力で鬼が山まで飛んでいった。
「でもさ、ゼイユちゃん。1つ問題があってね……」
「なによ」
「僕とリンドウせんせー、本気のメンバーの大半をお家に置いてきたんだ」
鬼が山までもう少しの時、ホワイトはそう言った。そう、ホワイトとリンドウは本気のメンバーの大半をアローラのお家に置いてきたのだ。
ホワイトが連れてる本気メンバーはイーブイ、カイロスさん、コライドンだね。後は育てるために連れてきたニャオハ、フカマル、ゼニガメ(レベル1、両親はリンドウのレウスとブルーのカメちゃん)だ。
リンドウはリーフィア、レウス、破壊神ボスゴドラ、ミライドン、研究用のカミツオロチ、研究用のアヤシシだけだ。
「勝てるの?」
「勝つさ」
コライドンは更に加速した。制限形態でも一部の技は使うことが出来る。コライドンはギアチェンジを用いて、更に加速した。
「ヌンダフル!!」
「ぽにおー!?」
鬼が山にあるオーガポンの住み処の洞窟の前。そこではともっこの3匹がオーガポンを包囲して、リンチしていた。怒りのパワー補正とお面によるパワーアップ(全部の技1.2倍)がないオーガポンなど、ともっこの敵ではない。
オーガポンは猛毒に犯されており、イイネイヌの蹴りがオーガポンの腹部に直撃してオーガポンは絶大なダメージを受けてしまう。
「キチキチ」
キチキギスはニヤリと笑みを浮かべ、オーガポンを脚で掴むと……オーガポンを崖から落とした。
ともっことしては、オーガポンは自分達を1度殺した敵であり、今の自分達とオーガポンが人間からどう思われているのかも理解している。オーガポンを殺して、その亡骸を差し出せば管理人達は喜んでくれる事は間違いなし!!
「なんとか間に合ったね」
声変わりを向かえる前の子供の声……だが、確実に怒っている声が聞こえた。それも、オーガポンを突き落とした崖からだった。
「コライドン?ARE YOU READY?」
すると、崖下から古代と未来が合わさったファイター メガコライドンが現れたのだ。
メガコライドンの肩にはホワイトが捕まっており、ホワイトは片手でオーガポンを優しく保護しており、ゼイユも反対側の肩に捕まっている。
メガコライドンが降り立つと、ホワイトとゼイユは肩から降りる。ホワイトは更にイーブイをボールから出した。
「ブイブイ!!」
「ゼイユちゃん。ぽにちゃんをお願い」
「ぽにちゃん?」
「この子のアダ名」
ホワイトがオーガポンにもうニックネームを着けているが、気にしてはいけない。ゼイユはオーガポンに治療を施す。だが、手持ちの薬にも限度があり、自身のチャデスの特性 おもてなし、技である命の水でオーガポンを回復させる。だが、オーガポンのダメージが深刻であり……限度がある。
「さてと……君たち……全員、地獄行き」
ホワイトがそう告げた瞬間、マシマシラとキチキギスがホワイトに襲い掛かる。
「イーブイ、手助け。コライドン、ゴッドフィンガー」
マシマシラの腹部に、メガコライドンの抜き手が突き刺さる!!その手は既に真っ赤に燃えており、爆熱がマシマシラにダメージを与える。
「マシマシ!?マシィィー!?」
ゴッドフィンガーはゼロ距離テラバーストである。そしてメガコライドンは特性により、テラバーストはテラスタル中と同じ効果を得る。つまり、タイプ一致で別タイプの技を繰り出せるのだ。
ホワイトは宝食堂でコライドンに定食を食べさせ、テラスタイプを格闘から炎に変更させており、ゴッドフィンガーは文字通りの爆熱ゴッドフィンガーと成ったのだ。
「アギャァァシャー!!(ヒートエンドォ!!)」
「マキィィィーー!!」
爆発が起き、マシマシラは後方に吹き飛んで壁にめり込み、一撃でノックアウトにされた。
「キチキー?」
その時だった……
「ギェェピィィー!」
空からギエピーが降ってきた!!ギエピーの体重はメチャクチャ重く、ギエピーはキチキギスに落下してキチキギスに絶大なダメージを与えた。
「キチキィィイ!?」
バキバキと骨がきしむ音が響き、キチキギスはKOされた。
「ぬっヌンダフル!?」
このままでは全滅する。そう判断したイイネイヌは、キチキギスとマシマシラを連れて、撤退した。撤退した方向はキタカミセンターであり……キタカミセンターにはこの時期、ひでんスパイスから作られた栄養満点のお餅がある。それを食べて復活するのだろう。
速やかに追って撃破したかったが、今はオーガポンの治療が先決だ。ホワイト達はオーガポンを連れて、キタカミセンターとは別方向から下山してスイリョクタウンを目指す。スイリョクタウンなら、タケシがいる筈であり、タケシならオーガポンを治療できる筈だ。
スイリョクタウン
「無事だったか!?」
「姉ちゃん、ホワイト!!てっ、鬼様がヤバい事に!?」
スイリョクタウンに到着すると、リンドウとスグリがホワイト達を向かえてくれた。だが、スイリョクタウンはいつも以上に人が少ない。何が有ったのだろうか?
「変ね、人が少なすぎるわ」
「ああ、それがな……」
リンドウは説明してくれた。リンドウがスグリと合流し、今からホワイトとゼイユの救援に向かおうとしていた時だった。
町内放送で『ともっこ様が復活し、キタカミセンターに来ました!!』と放送が流れると住民のほとんどはともっこ様を一目見る為にキタカミセンターに向かったのだとか。しかも、ともっこ様を励ますためにひでんスパイスや木の実を持っていってである。
「準備が出来たぞ!その子がオーガポンだな!?」
そしてホワイトとゼイユの帰還を待ってましたと言わんばかりに、公民館から白衣姿のタケシが出てきた。オーガポンはボールに入れてないため、治療するにはジョーイさんやポケモンドクターの力が必要である。
「うん!!」
「後は俺に任せろ」
タケシに任せたら、オーガポンは一先ず安心だ。
すると、リンドウのスマホが鳴り響く……
『リンドウさん。自分です』
「ウォロか。そっちはどうだ?」
『ええ、キタカミセンターで情報集めしてるのですが……』
通話の相手はウォロであった。ウォロはリンドウからの依頼を受けて、キタカミセンターで情報収集をしていたのだ。
『管理人さん達はともっこ達の味方のようでして……ともっこ達にオモテ祭りで用意された、ひでんスパイスがたっぷり使われたキタカミ餅を全部与えました』
「えっ?」
なんと言う事でしょう。管理人さん達はともっこをパワーアップさせるかのように、オモテ祭りで用意されたキタカミ餅をぜーんぶ……ともっこに献上して、ともっこはそれらを食べてしまったのだ。
『ひでんスパイスを急激に過剰摂取した影響なのか、ともっこ達は大きさが2倍~3倍程に巨大化してます。薬剤師から言わせてもらえば、強くなる代償に内臓にかなりの負担がかかってます。
悪人と言えど、ポケモンですから……救いの手を指し伸ばすなら速やかに鎮圧させる必要があります』
更に、ともっこはひでんスパイスを急激に過剰摂取した影響で大きさが2倍~3倍程に巨大化しているとのこと。ただ、薬師でもあるウォロからすれば急激なパワーアップの代償として内臓に大きな負担がかかっており、早く鎮圧する必要があるとのこと。
『管理人さんがともっこに、オーガポンさんのお面をプレゼントしてました』
「おけ、本気で鎮圧するから安心してくれ。お前は予定どおり、他の生徒の安全確保を頼む……まあ、サトシとバイオレットは大丈夫だろう。あの2人は暁ってガチグマの捜索をしてるし、ともっこと戦っても問題はない」
『ええ、そうですね』
ともっこ鎮圧リアルタイムアタックの始まりである。
『リンドウ!ホワイトどうしたのよ?』
『グラ~?』
公民館にはパソコンが備え付けられており、テレビ電話や手持ちの入れ替えが出来る。そこでリンドウとホワイトは、アローラの社宅で留守番をしているブルーに連絡を入れた。
「「レギュラー(ガチパ)満タンで」」
『OK!!蹂躙しなさい』
手持ちを入れ替えて、準備はOKである!!
「ヌンダフル!!」
イイネイヌは全長8メートル程まで巨大化しており、寛いでいた。だが、その時だった……
「甦った事を……後悔させてやるわぁぁぁぁ!!」
「ボコボコだぁぁあ!!」
声が聞こえ、イイネイヌは起き上がる。なに、今の自分はひでんスパイスの過剰摂取でパワーアップしている……どんな敵も……
「レウス!!最大出力で地震!!」
だが、イイネイヌの眼前に限界まで竜の舞いを積んで、素早さと攻撃力が天元突破したメガリザードンXが現れた。メガリザードンは両手に地震エネルギーを圧縮し、マシマシラの腹部に右手の地震パンチをぶちこむ。
「ぬんだふるぅぅぅ!!」
「もう一発!!」
続けてもう一発の地震パンチがイイネイヌの顔面に炸裂し、イイネイヌは後方に吹き飛ばされた。
「今だ!!ホワイト!ぶちこめ!!」
イイネイヌが飛ばされながら後ろを振り向くと、限界までギアチェンジを積みまくったメガコライドンが立っていたのだ。更にメガコライドンは気合いためを使って金色に輝いている。
「ゴッドフィンガー!!」
「アギャァァシャー!!」
気合いため+限界までギアチェンジというバフを重ねた、メガコライドンのゴッドフィンガーもといゼロ距離テラバースト。それは地震パンチ×2を受けてほぼ瀕死に追い込まれたイイネイヌを……
「ヒートエンド!!」
「ヌンダフルぅぅぅ!?」
オーバーキルで戦闘不能に追い込んだ。これにより、イイネイヌは倒されてしまい……イイネイヌは元の大きさに戻って奪われたオーガポンの仮面を落とした。
ともっこ、残り2体。
管理人「イイネイヌ様が戦闘不能で倒れているだと!?何が起きているんだ!?バカな……ひでんスパイスたっぷりのキタカミ餅でパワーアップした英雄を!?」
なお、管理人がキタカミの本当の歴史を知るのは後の話だとか。
次回!!キチキギス終了のお知らせ
キチキギス「救いは……ともっこに救いは!?俺たち、このまま……死……死んで……」
入学してみたい学校は?
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オレンジアカデミー
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グレープアカデミー
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メレメレ島ポケモンスクール
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セキエイ学園
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ブルーベリー学園
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タマムシ大学(オーキド博士の母校)