「此処はテラリウムドーム。シアノ学長が設計した海中庭園です。様々なポケモンが生息してますし、4つのエリアに分けられてます」
ブルベリ学園の滅茶苦茶長いエレベーターで、フロントロビーから深海800メートル付近に作られた特別エリアに向かって降りるリンドウ達。
そのエレベーターの中で無言はあれなので、タロがリンドウ達にブルベリ学園の事を教えながらテラリウムドームとやらに向かう。テラリウムドームとは近年になってシアノ学長が莫大な資産(社長子女であるタロがドン引きする位)を用いてブライア先生と共に開発した海中庭園である。ヤマブキドーム(東京ドーム)なん10個ぶんという莫大な敷地であり、4つのエリアに区分されており……野外教室や様々な野生ポケモンが生活する超巨大ビオトープだと思えば良いだろう。1つは亜熱帯なサバンナを再現したサバンナエリア。もう1つはトロピカルでアローラを思わせるコーストエリア。3つ目は山岳をイメージしたキャニオンエリア。そして最後の1つはポーラエリア、此処は試される大地真っ青の氷の世界である。
「タロ。資料とかはないのか?」
「有れば渡したいんですけど、私の権限じゃ渡せないんです。でも、自由に探索は出来ますよ?私の好きなコーストエリアはアローラの生態系が再現されていて、アローラのリージョンフォームのポケモン達も生息してるんです」
更にこのテラリウムドームでは自然界のリージョンフォームも再現しており、アローラのリージョンフォームは勿論のこと……明治時代のシンオウ地方(ヒスイ)のリージョンフォームさえも再現したのだ。
「それは凄いね!でもさ、タロちゃんはライドポケモン使ってないの?」
しかし、こんなに広ければ移動も大変である。ホワイトやスグリは超人だし、なんならライドポケモンの頂点 コライドンorミライドンを持っているから何処でも行ける。
とは言え、タロ達はどうしてるのだろうか?ライドポケモンは何かしら持ってるかも知れないが……モトトカゲはパルデアorメレメレ島位でしか普及されておらず、テラリウムドームがこんなに広かったら移動も大変であるのは間違いない。
「一応、そらをとぶタクシーが有ります。ブルベリの生徒は使えますよ」
だが、広すぎては目当ての場所にたどり着く事は難しい。なのでブルベリとしては生徒達がテラリウムドームでの移動を助けるために、そらをとぶタクシーを導入しているのだ。
「でも、決められた場所にしか送ってくれないのは少し不便ですけど」
とは言え、タクシーも便利ではない。決められたポイントにしか降ろしてくれず、更には決められたポイントでしか乗れないのだ。そう言う点ならライドポケモンの方が便利と言えるだろう。
「しかし、3年でこんなにも変わるんだね」
というスグリ。3年前から身長が40センチ以上伸びて体重も50キロ(筋肉で)増量した元ブルベリ生徒が言うのだから仕方がない。
「それ、全ブルベリ生徒はお前にだけには言われたく無いと思うぞ?」
「なんでですか!?」
テラリウムドーム新造<夏油スグリさんというインパクトの壁であった。
だってこうしてる間に、ブルベリジャージのタイツが更にピシピシと破れており、タイツの原型が無くなっていてTシャツもスグリの上腕の筋肉に耐えられず袖が破れてタンクトップ(笑)と成り果てた。
「てか、フリーサイズ無いんですか?今時は多様性の時代ですよ。グレープアカデミーも、メレメレ島ポケモンスクールも大人も通えるんですから……」
「大人でもスグリよりゴツいの、サオリ先生とユウジロウさんしか居ないからね?」
ホワイトにも突っ込まれたスグリ。そうこうしてる間に、エレベーターはテラリウムドームの場所に到着して、リンドウ達はエレベーターを出て通路に出た。そして通路を歩くこと、100mほど……
「此処がテラリウムドームです」
通路を抜けると、そこはサバンナだった。
「これが海の中か……信じられんな」
「凄いね!!探索のやりがいが有るぞ!!可愛いポケモンもカッコ良いポケモンも沢山居る!!」
「良いね……」
「本当に……これが作られた自然?」
上からテラリウムドームの感想を述べるリンドウ、ホワイト、スグリ、リコであった。サバンナエリアだけでも壮大なのに、他にはアローラの自然を再現したコーストエリア、山岳のキャニオンエリア、試される氷河のポーラエリアと様々なエリアが存在しているのだ。
『そうか。ホワイト、折角だ……充分に遊んでこい。リコは俺が守ろう』
その声がホワイトのモンスターボールから響く。すると、ボールが勝手に開き、キュレム・オリジンが降臨した。
「キュレム?」
『自由に遊べるのは今だけだ。高等部に進学すればチャンピオンとしての仕事も入る。楽しめ……今をな』
1時間後。
サバンナエリアとコーストエリアに滞在しており、ホワイトとスグリに勝負を仕掛けたブルベリ学園の生徒達はボコボコにされた。
「あら、スグリが帰ってきた?まあ、良いわ。学園で一勝も出来なかったあの子が、今のブルベリで勝てるわけないわ」
とある目的の為にホワイト対策を考えていたブライア先生、教員仲間からスグリが戻ってきた事を知らされ、資料を手渡される。
だが、ブライア先生からすればスグリは眼中になかった。3年前のスグリはゼイユの影に隠れる弱虫な弟であり、バトルに一勝も出来ず……ポケモンの捕獲も上手く出来ずブルレコも稼げなかった。
「はぁぁぁぁ!?なによこれ!?」
だが、手渡された資料を見てブライアは叫んだ。
スグリはブライアの知る弱虫コミ力不足から、筋肉マッスル長身の夏油スグリさんにワープ進化してるし、戦績もワープ進化していた。
メレメレ島ポケモンスクール転入後1年目 特になし。
メレメレ島ポケモンスクール転入後2年目 拳でミライドンを鎮圧、パルデアリーグを制覇してパルデアリーグチャンピオンランク保有者に
メレメレ島ポケモンスクール転入後3年目(今) アローラジムリーダー(本気 ただし最強ジムリーダースイレン以外)相手に勝利してジムバッジを揃える。
「嘘でしょ!?何が起こったのよ!!」
更に生徒指導(バトルを促す教員)からの連絡で、スグリとホワイトにバトルを挑んだトレーナー30人が倒された事を知る。
次回!!1時間の惨劇(笑)
タロちゃん「1時間後、コーストエリアの野外教室で集合ですよ!!」
キュレム「遅れるなよ」
リコ「ホワイトさん、スグリさん……何だろう、嫌な予感が」
学生「目を合わせれば勝負だぜ!!」
スグリ「へー。じゃあ、君はアローラとパルデア以外の人か。ガオガエン、筋肉ドライバー」
学生「俺は……スペシャルで特別で……特別なんだよ!!」
ホワイト「カメックス、ハイドロスチーム」
学生「バカな……バカな!?日差しが強いんだぞ!!」
入学してみたい学校は?
-
オレンジアカデミー
-
グレープアカデミー
-
メレメレ島ポケモンスクール
-
セキエイ学園
-
ブルーベリー学園
-
タマムシ大学(オーキド博士の母校)