リンドウがホワイトとスグリ、リコを連れてブルベリ学園に突入する1時間前。
ライジングボルテッカーズはリンドウ達を見送った後、ブルベリ学園から一番近いイッシュの漁港に停泊していた。彼等としても旅仲間であるリコとインターンであるホワイトがブルベリ学園に特別留学している事もあってか、その間はこのイッシュを活動の拠点としてポケモンの研究や冒険を行うこととしたのだ。
「しかし、リコとホワイトは留学か……いいな、俺も行ってみたかった!!」
「だけどな、ドット。リンドウさんも言ってただろ?間違いなく罠だってな」
そんなライジングボルテッカーズの母艦であるブレイブアサギ号のバトルコートで、寝転がりながらフリードとロイ、そしてギエピーは日光浴をしていた。
「その通り。あの学園の現状は兎も角、リコ君のペンダントは狙われているのは間違いない!」
「あのペンダントが悪用されれば、それこそブルベリ学園は終わるかも知れないな」
ふと、聞きなれない言葉が側から聞こえる。フリードとロイは「誰だろう?」と言いたげに起き上がり、声の方を見る。だが、声の方を見た2人はマメパトがアトミックバズーカーの直撃を受けたかのような表情で唖然としてしまい、言葉が出てこない。
だが、ギエピーは違った。ギエピーは日頃からこの人物の声を聞いたことが多々あり、冷や汗をダラダラと流して叫んでしまった。
「ギエピィィィイ!!なんで神様とレジギガス隊長そしてレッドが此処に居るんだっピ!!」
バァァァーンと音が響いてきそうな勢いで、レジギガス隊長と創造神ミワセウスがジョジョ立ちをしており、2人に挟まれるように立つ絶対的頂点レッドとピカ様が仁王立ちしていたのだ。
「ギエピーよ、今からブルーベリー学園に潜入してホワイト達、リンドウのサポートをしろ」
「勿論、私達も裏側からサポートは行う」
アルセウスとレジギガス隊長はギエピーに、ブルベリ学園への潜入及びホワイト達のサポートを依頼してきたのだ。
「なんでだっピ?」
「ブライア先生はリコのペンダント……伝説のポケモン テラパゴスを狙っている。狙ってる理由は探求心、好奇心という有る意味質の悪い物でな……」
アルセウスは語る。そう、リコのペンダントはテラパゴスという伝説のポケモンが休眠状態と成っている状態との事で、テラパゴスはアルセウスさえ全てを把握している訳ではない未知のポケモン。
エリアゼロを摩訶不思議の環境や結晶だらけの状態にしたのもテラパゴスであり、テラパゴスがその気なら死者の魂を現世に呼び戻す事も出来るそうだ。パラドックスポケモンやタイムマシンが完成したのもテラパゴスの力の余波がエリアゼロで働き続けている為である。
「テラパゴスがその気なら、環境そのものを変える……いや運命や因果さえも書き換えてしまう。テラパゴス本人の性格からして、それをテラパゴス自身が行わないのだが……ブライアの好奇心がテラパゴスを暴走させてやりかねない。最悪、第2のエリアゼロ……いやエリアゼロすら魔境となる古代や未来そして冥府さえごちゃ混ぜの魔境にブルベリ処かイッシュは変わってしまう!!」
「「「思ってた想像の百倍ヤバい事に成ってる!!」」」
そしてブライアの目的は好奇心目的に、テラパゴスの力の完全解放!!しかも目的が悪い組織の人間みたいに、新世界の創造や大地を増やしたいor海を増やしたいではなく、純粋に好奇心と探求心という有る意味質の悪い理由。
「でもっピ。今のホワイトは強いっピ。リンドウでも油断すれば負けるし、グラードン使わないとダメなほどだっピよ?」
「そうだ。当然、ブライアもリコ少女の側にホワイト少年が居ることを理解している。だからこそ、ブライアはタイムマシンを用いて未来から秘密兵器を用意した」
レジギガス隊長がそう深刻そうに告げて、アルセウスを見る。
「ブライアはタイムマシンを用いて、この世界のホワイト……古代イッシュ王子の遺骨を未来に送って、ホワイトと同一存在である王子のクローンを作成してこの時代に呼び戻した。そのクローンはラクツと呼ばれており、ホワイトと同程度の素質で圧倒的な力でブルベリの頂点に君臨した。性格もホワイトとは正反対で、冷酷な未来から飛ばされたから当然だろう」
「「実質ホワイトのクローン!?」」
「てか、ホワイトさんって王子様だったの!?いや、それよりこの世界!?それじゃ……まるでホワイトさんってこの世界の人間じゃないの!?」
なんという事でしょう。ブライア先生だってホワイト対策は当然の如く、バッチリと行っている。
ブライア先生は科学者としてのコネをフル活用し、この世界のホワイトこと白き英雄妃トウコとハルモニア王の子息の遺骨の一部をゲットし、その遺骨を未来に送ってクローンを作成。ホワイトと同一存在のチート人物を新たに産み出して……タイムマシンで現代に呼び戻したのだ。
そしてホワイトの秘密……赤子の時にウルトラホールを通ってこの世界に来たことを知らないロイは驚いてしまった。
「まあ、生後直ぐにこの世界に来たから……実質この世界出身だけど。それにホワイトはキュレムとリンドウという2人の父親、シロナにブルーという2人の母親がいる。王子やラクツとは育った環境が違うから中身は別人と言えるぞ」
「おい、神よ……」
「ゲフンゲフン!!まあ、ブライアはホワイト対策をバッチリ練っているという事だ。ラクツだけではない、ブライアはブルレクと呼ばれる課題を頑張った生徒達におやつ親父と呼ばれる人物から手に入れたおやつを手渡している。このおやつは、ライコウやテラキオン等の伝説のポケモンがよってきてな……一部の生徒達はそれで伝説のポケモンをゲットして、カキツバタやタロ等の善良な四天王や生徒さえも落とそうとしている」
おやつ親父。SV原作ではブルレクを頑張った生徒達(というか主人公)に伝説のポケモンと出会えるオヤツをくれる頼もしい、眉毛が凄いおじさん。ブライア先生はシアノ学長経由で知り合ったおやつ親父から、おやつを入手して積極的にブルレクを頑張る生徒に伝説のポケモンと出会えるおやつを渡しているのだ。ホワイトがフルボッコにしたコークンもそれで、エンテイをゲットしている。
流石に設定上世界(ウルトラホールで持ち込めば別)に単独しかいないキュレムやゼクロム&レシラム、ホウオウ、ミワセウス等は呼べないが……スイクンやコバルオンにフリーザーは呼べてゲット出来る。その為にブルベリの生徒達は伝説のポケモンの力で四天王であるタロやカキツバタを倒して自身が四天王やチャンピオンを血気盛んで目指しているとのこと。因みにブルベリの四天王は入れ替わり制なので、コロコロかわるとか。
「まあ、その……アレだ。頑張って探せば出会える伝説のポケモンがゴロゴロいる訳だ。レックウザとかルギアとか、イベルタルとかな」
「「一般生徒が使うの!?魔境じゃん!!」」
恐るべしおやつ親父、恐るべしブルベリ!!
「あとブルベリは学校としては機能していなくてな……私とレッドで調べたが、公開されてないが自主退学者が沢山居るんだ。だからこそ、内部調査も頼むよ」
そしてレジギガス隊長とレッドが調べてくれたが、ブルベリはブルレクをしないとご飯が食べれなかったり、バトル専門でバトルに折れたら終わりという自主退学者が続出する所であり、行政機関の手を借りたい程なのだ。
「ピカピカ!!」
「ピッピ。今から出発だ。レジギガス、ピッピを投げろ」
「うむ。行くぞ、ギエピー君!!」
「ギエピィィィイ!?」
そしてギエピーはブルベリ学園に潜入する事となった。
そして時は現在に戻る。
「此処がブルベリのリーグ部の部室だよい」
カキツバタの案内で、ブルベリ学園のランク制度 ブルベリーグを運営するリーグ部の部室にやってきたホワイト達。そこはそこそこ広い部室だが、部室には誰もいない。机の上には食べ始めだと思われるお菓子の箱が置かれており、その賞味期限は昨日切れていた。
「このお菓子、賞味期限切れてるよ?」
「ブラザー。切れてても3日ぐらい大丈夫だよい!!オイラは腹を下した事はないよ」
だが、ホワイト達は知らない。ギエピーは今、この部室に居ることを!!
(やっべぇぇぇ!!机の上に置いてあったお菓子を食べたらお腹が痛くなってきたっピ!!でも、ホワイト達が居るから外に出れないっピ!!)
ギエピー。咄嗟にロッカーに隠れたが、カキツバタの食べ残しのお菓子を食べてしまい、お腹を下してしまう。だが、ホワイト達が居るので外に出れない。
おやつ親父って何者なんですかね?いや、マジで
次回こそ、ホワイト達……今のブルベリを知り、ギエピーはお腹の限界を迎える!!
タロちゃんのライドポケモン
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今流行りのミライドン
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モトトカゲ進化?ゲンダイドン
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ホワイトさんの後ろに決まってるだろ?