カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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BBQである。


17時限目

その日の晩。

 

ククイ博士の家の直ぐ前に有る浜辺。そこではセレナ、ブラック、アセロラ、レッドとギエピー、そして足を洗ってポケモンスクールの用務員に就職(副業でバイトは続ける)ムコニャ達の歓迎会であるBBQが行われていた。

 

そのBBQには上記のメンバーの他に、サトシとセレナの保護者であるククイ博士、リンドウとブルー、そしてオーキド校長とサオリ先生も来ており、彼等のパートナー(ククイ博士は除く)もボールから出ており、BBQを楽しんでいた。

 

「なによこれ!?滅茶苦茶旨いじゃない!!」

「今のうちに固形物を食べるニャ!!」

「ソーナンス!!」

「マジでこの肉旨い!!」

 

足を洗い、綺麗な職業に転職したムコニャ。彼等は周囲を見回し、生きている事に感謝した。

彼等の周りには元ホウエンチャンピオンであるリンドウの手持ちであるレウス、エンペルト、リーフィアを初めとしたメンバー。ブルーのカメちゃんや綺麗なピッピ、メガニウム。そしてレッド様のバグチュウとギエピー率いる最強メンバー等のヤヴェーポケモン達がBBQを楽しんでいる。

その上、サトシのラティアスやブラックのレシラム等の伝説のポケモンも居るのだ。

 

「私達、足を洗って良かったわね」

「だよな…」

「ソーナンス!!」

 

戦い慣れていないラティアスは兎も角、古代からの戦いや現代のイッシュリーグを戦い抜いたレシラムは経験を積んだメガシンカポケモンに匹敵する。

 

ムコニャの犯罪者ライフはアローラに来て、完全に終了する運命だったのだろう。

 

ムコニャは過去の事を気にせず、数日振りの固形物を食べるために延々と肉を焼いては食べるのだった。

 

一方、リンドウ達は楽しそうにBBQを楽しんでいた。このBBQはリンドウの主催であり、遥々海を越えてきたセレナとブラック、それにレッド達とアセロラの歓迎会を兼ねてリンドウが主催した物だ。

ククイ博士、オーキド校長、レッド、ギエピーはビールがたんまりと入ったビールジョッキを持っており…酒を飲みながらBBQを楽しんでいる。一方、未成年のサトシ達と禁酒中のブルーと同じく酒を飲まないリンドウや元アスリートの為に酒を飲まないサオリ先生はソフトドリンクを飲みながらBBQを楽しんでいる。

 

「お前は禁酒だからな?」

「リンドウのケチッ!!」

 

ブルーお姉さん。直ぐに酔い潰れるためか、リンドウの手で禁酒の真っ最中であった。

だが、そんな事を気にせず…ククイ博士やオーキド校長、レッドにギエピーはビールジョッキでビールを飲んでいく。

 

「くぅぅー!!やっぱり、BBQには冷えたジョッキで飲むビールが最高だっピ!!」

「リンドウ…このピッピは本当に何者なんだ?お酒を呑むポケモンは居るのは居るが、このように人間のように酒をグイグイと呑むポケモンなんて、普通は居ないぞ?」

 

ククイ博士が冷や汗を流しながらリンドウに問う。そんな事を言われても、レッドのポケモン達に常識という言葉を当てては成らないのだ。

 

「いや、そんな事を言われてもな。レッドのバグチュウとギエピーに常識と言う言葉は無いんだよ。特にレッドのピカチュウは理不尽の塊だから」

 

そう、レッドのピカチュウは理不尽の塊だ。カントーリーグ時代…レッドの主力だったメガフシギバナとギエピー、カイリューを倒したリンドウのメガリザードンを数秒で倒す程の実力を持っている。いや、それだけではない。レッドに挑戦してきたチャレンジャーを瞬く間に撃退する程の実力やロケット団を完全壊滅させる程の理不尽をピカチュウとギエピーは持っているのだ。

 

「そうよね…レッドなんて本当に理不尽よ。この前、カントーリーグに優勝してレッドに挑んだ全手持ちが幻と伝説のポケモンを使うトレーナーをフルボッコにしてたしね」

 

ブルーは思い出す。未だブルーがアローラに来る少し前、ブルーは実家で母親の作ってくれた夕飯をテレビを見ながら食べていた。

その日のテレビには昨シーズンのシンオウリーグで優賞したトレーナーが、カントーリーグで優勝して四天王を倒し、世界最強のチャンピオンレッドに挑む姿が映されていた。

 

ブルーは思い出す。確か、そのトレーナーはタクトという男で…年齢は自分達よりも少し歳上の男だった。

 

レッドは何時も通り、エーフィを出した。だが、あろうことかタクトという男はダークライを出したのだ。

 

――ふぁ!?

 

オーキド研究所の助手であるブルーはオーキド研究所にサンダー、ファイヤー、レジスチル、レジギガス、レジロック、レジアイス、そしてミュウツーが暮らしている事を知っている。だが、彼等はレッドが全国図鑑を完成させる冒険の末に捕まえた伝説のポケモンだ。

伝説のポケモンは複数生息しており、探せば全国的に見付かるファイヤーやサンダー、レジ系は出会える事が出来る。だが、捕まえて言うことを聞くかどうかとすれば話は別だ。

彼等はレッドという理不尽を体現したポケモントレーナーだからこそ、捕まえられた。その上、捕まえてもレッドに懐き…力を貸したのはフリーザーだけである。

 

世界的にもフリーザーやラティオス、ラティアスを使うポケモントレーナーは多い。とあるジョーイさんもラティアスを使うし、文献や神話に伝説を残す珍しいポケモンという解釈も出来る。

 

だが、ダークライというポケモンは違う。間違いなく、レッドでも捕まえていないポケモンであり…存在事態も珍しいでは表現できない。そんなポケモン…幻のポケモンだ。

 

これにはレッドと共にエーフィを見守るフシギバナ、ギエピー、ラプラス、バグチュウ、フリーザーも驚きである。

 

だが、レッドのポケモンであるエーフィは何とかダークライを倒す。しかし、次にタクトが繰り出したのはラティオスだった。いや、ラティオスは世界的に持っているトレーナーも多く、未だ理解は出来る。

エーフィはラティオスも倒し…問題は次だったのだ。なんとタクトはレックウザを出してきたのだ。

 

これを見たブルーは箸を落とした。レックウザはメガ進化したポケモンに匹敵する伝説のポケモンすらも簡単に倒せる。何故なら…レックウザは文献によるが、単独でグラードンとカイオーガを倒せる実力が有るのだ。

 

しかし、エーフィを倒されたレッドはバグチュウを繰り出し、バグチュウの力でレックウザを倒す。だが、今度はタクトはグラードンを繰り出した。

 

――これは驚いた

 

さすがのレッドも驚いた。しかし、バグチュウの蹂躙は続き…バグチュウはグラードンを粉砕しタクトの繰り出したデオキシスさえも倒す。

 

――強い!流石は最強のトレーナー!!だが、僕は勝つさ!

 

次にタクトはイベルタルというポケモンを出したが、バグチュウの敵では無かった。

 

最後にタクトはキュレムという図鑑のデータに記されていないポケモンを出したが、レッドはバグチュウを休ませる為にボルトチェンジでバグチュウを戻し…ネタ要員 ギエピーを繰り出す。

 

結果はレッドの勝ちだった。

 

「という事が有ったのよね。てか、タクトって人…何処でポケモンを捕まえたかしら」

 

伝説のポケモンとして知られるが、世間的には珍しいポケモンという立ち位置のラティオスやラティアス、そしてフリーザー達。持っているトレーナーも居るのは多く、使う人も居る。

それに対し、禁止伝説と一部の人から言われるレックウザやレシラム、カイオーガやグラードンは殆ど出会えない。仮に捕まえたとしても、レシラムとブラックのような事情が無い限りはパートナーには成らないだろう。

 

「「「はい!?伝説のポケモンを従えてる!?」」」

 

驚くアセロラ、セレナ、ブラック。

 

「いや、ブラックは人の事を言えないだろ」

「何はともあれ、そのタクトって人は俺達でも想像出来ない程の冒険をしたんだろうな。ほい、新しい肉が出来たぞ、お前達も食べろ」

 

リンドウが焼き立ての肉を大きな皿に盛り付け、子供達に渡していく。

 

「どうだ?旨いか?」

「はい!美味しいです!」

「流石はししょーの選んだお肉!旨い!」

「イッシュでもBBQは盛んですけど、海沿いで星の見えるBBQって良いですね!」

 

BBQを楽しむセレナ、アセロラ、ブラック。

 

(((良し!!計画通り!!)))

 

そんな彼等を見て、ククイ博士とサトシ、そしてリンドウは心の中で囁いた。と言うのもこのBBQは言わば囮である。

全ては明日行われる、セレナ、アセロラ、ブラックのサプライズの準備をバレずに行う物だ。現在進行形でアイナ食堂ではマオ、スイレン、リーリエ、カキの手で作戦会議が行われているのだ。

 

 

 

「良し!皆!明日は頼むよ!!」

「「「勿論!!」」」

 

さあ…サプライズを始めよう。

 

 




次回…サプライズ!?

そして…アローラ組は知る。ギエピーを(笑)

剣盾リストラ勢で、サトシの手持ち(新規)に欲しいアンケートを取ります。場合によっては全部採用するかも

  • 準伝説のラティアスたん(アルトマーレ)
  • 600属の卵をグリーンから貰う
  • 吸血強化の元凶 マッシブーン!!
  • あの赤ちゃんロコン貰えば?
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