リーグ部。それはブルベリ学園の学園内リーグ、通称ブルベリーグを運営する部活である。ブルベリの部活動には原則的に……と言うか全く教師陣は関わらず、学生だけで運営される。
「まあ、ブルベリにはブルベリーグというリーグが有ってよ。3ヶ月前、ラクツの奴が入部するまでは学園全体じゃなくてリーグ部だけだったんだよい」
賞味期限が切れたお菓子を食べながらカキツバタが説明してくれた。
本来、ブルベリのブルベリーグはリーグ部所属の生徒だけで行われた。リーグ部の中で腕を競いあい、ランクに分けて切磋琢磨に頑張って上位を目指す。リーグ部の上位5名でチャンピオンとブルベリーグの四天王を出して、部活の皆で楽しくバトルの腕前を磨いていた。
「それは知ってるよ。俺もリーグ部だったからね」
此処まではスグリは良く知っている。と言うのも、スグリは姉であるゼイユと共に在籍時はリーグ部に所属していた。当時は内気な性格の為か、バトルの腕が伸びなかったがパートナーのオタチ(当時のオオタチ)と共に純粋にバトルを楽しんでいた。
「そうだよい……だが、スグリがアローラに行って、ブライア先生がエリアゼロの探索から戻ってから徐々に可笑しくなってきた」
可笑しくなったのはスグリがアローラに行き、ブライア先生がエリアゼロの探索を終えた後だった。ブライア先生はエリアゼロから採掘したとある素材を用いて、シアノ学長の財力でテラリウムドームを開発。まあ、これは良いだろう、沢山のポケモンの事が学べるし……同時にテラリウムドームに生息するポケモンなら自由に捕まえてパートナーに出来るのだから。
しかし、ブライア先生は出張が増えて色々と忙しく出掛けまくり、更にブルレクの範囲が拡大されてBPを使わないと食品の購入や食堂の利用が出来なくされたり……どんどんと変わってきた。
「3ヶ月前か……ブライア先生がパルデアの調査から戻ると、仮面を被った謎の転入生ラクツを連れ帰ってきた」
「「ラクツ?」」
「今のブルベリーグのチャンピオンです……恐ろしいぐらい強くて」
ラクツという聞き覚えのない名前にホワイトとスグリは首を傾げるが、カキツバタの代わりにタロが答えてくれた。だが、よほどそのラクツが強かったのだろう……タロは少し震えている。
「感情が有るの分からん男だよい。分かるのは性別だけで、普段から仮面を被っとる。食堂も使っとらんしな、部室にもこない。分かるのは……オイラ処かアイリスより強いことは間違いない」
ラクツは圧倒的な実力で瞬く間にブルベリーグをかけ登り、タロを含めた四天王をポケモン2匹 ダイケンキとケルディオだけで倒してしまった。因みにブルベリーグは基本的にダブルバトルが主流であり、もしダブルバトルではなかった場合……タロ達はダイケンキ単騎で負けていた可能性も有るそうだ。
「そして当時、チャンピオンだったオイラはラクツと戦った。オイラも頑張ったし、ただで負けるわけには行かなかったしよ……
だけど、アイツの手持ちは今のポケモンじゃ無かった」
「今のポケモンじゃない?それって……」
カキツバタの言葉に気になる事があった。それは今のポケモンではないと……どういう事だろうか?その言葉が気になったリコはカキツバタに問い、続けてホワイトを見る。
仮に化石ポケモンだとしても、化石復活装置で甦る事が出来る。この事からコライドン、古代ウルガモス、カブトプスにプテラ等の化石で見つかるポケモンではない事は間違いない……だとすれば……
「未来のパラドックスポケモンだったんだね?」
「そうだよい……イッシュの童話にも出てくるビリジオンとコバルオン、その2匹をサイボーグにしたようなパラドックスポケモンだった」
だが、カキツバタだって決して弱くない。と言うか、普通に学生チャンピオンとは言え様々な地方の四天王と善戦出来るし、あろうことか勝ってしまう実力は有るのだから。
「オイラだって頑張ったさ……だけど、ラクツの最後のパートナーは分からなかった」
カキツバタだって奮闘したが、ラクツの最後のパートナーは分からなかった。カキツバタもメガシンカやテラスタルと言った持てる全てを使ったが、ラクツには勝てなかった。
「ラクツがチャンピオンに成った後、ラクツはリーグ部処かブルベリの規則を大きく変えました。
ブルベリーグにリーグ部以外の生徒も参加できるようにする。これは良いんですけど、他には厳しすぎる制度を沢山入れて……兎に角ブルベリの皆は強さを追い求めるように成ったんです。他には四天王は負けた場合、チャレンジャーが望めばその場で四天王を辞めるとか……色々です。只でさえ実力主義の学校がもっと徹底的な実力主義に変わったんです!!」
「それによ、ブライア先生が全校生徒にテラスタルオーブの配布、更にブルレク頑張った生徒には変なオヤツで伝説のポケモンを捕まえるわと、あの時から変わっちまったよ」
そしてブライア先生による頑張った生徒には、おやつ親父のオヤツをプレゼント。これにより、ブルベリの生徒の半数以上は伝説のポケモンをパートナーに加えたのだ。
「恐いんです……伝説のポケモン達を仲間に加えて、皆さんは力に酔ってます!こんなの……こんなの……あんまりなんです!!」
強くなりたい生徒はブルベリを頑張り、伝説のポケモンをホイホイとオヤツの力で捕まえて強くなり、更にバトルで使う。だが、教師達は変わってしまった生徒達に全く干渉せず「バトル頑張ってるね」と生徒指導なんて有ってない。
「スグリ、ゼイユから聞いたよい?強くなったんだな……あの時と心は変わらずによい。今のお前ならブラザーと一緒で任せられる。
スグリ、ブラザー。ブルベリーグに挑戦してくれ……ラクツを倒して元に戻してくれ」
「ホワイトさん……お願い、助けて」
その言葉を聞いた瞬間、ホワイトはニヤリと笑みを浮かべた。
「やっと言えたね、タロちゃん。大丈夫、絶対に助けるよ」
「ホワイト。なら決まりだね……カキツバタさん、大丈夫ですよ。俺達は最強なんだ」
2時間後。
「ミロカロス!!なみのりで全方位封鎖!!カメックス、殻を破るからの噴火!!噴火!!大・噴火!!えっ?貰い火?ミロカロス!!なみのりをそのまま圧縮!!」
「オオタチ!!悪巧み!!バトンタッチ!!ミライドン!!破壊光線!!」
「「「ギャァァァ!!」」」
その後、蹂躙された伝説のポケモン達の姿がテラリウムドームで確認された。ホワイトとスグリ、ブルベリーグに挑戦する権利をゲットする。
「アカマツどうしたよい?」
「なんか、俺のロッカーからうんこの臭いするんですけど!!」
(でてしまったピ。でも、無事に撤退できたっピ)
ギエピーのターミナルアーマー(隠語)は突破されてアサルトアーマー(隠語)で大爆発からの濁流(隠語)してしまったピ
次回、スグリ、ゼイユと再会。
「スグ…………なっなにがあったのよぉぉぉお!!」
タロちゃんのライドポケモン
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今流行りのミライドン
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モトトカゲ進化?ゲンダイドン
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ホワイトさんの後ろに決まってるだろ?