カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ブルベリ制圧大作戦だっピ!!


ブルベリ制圧大作戦の始まりだっピ!!

ブルベリ学園は全職員と全校生徒は当然ながら寮生活であり、在学中は訳有って学園の外に出ない限りは学内で生活の全てが完結するようになっている。

生徒はブルレクを頑張ってBPを稼げば充分に贅沢な生活は出来るし、職員も学長であるシアノが笑えない程の大金持ちであり給与は物凄く良い。だが言い換えれば、余程の用事が無い限りは学校の外には出ることは出来ず、自力でブルベリの外に出るのはほぼ不可能に近い。

 

「お前達、遅かったな。学校は楽しかったか?」

 

当然ながら留学生であるホワイトとリコ、そして自分から参戦を決意したスグリと引率のリンドウにも仮の住まいとして部屋が割り当てられている。ブルベリの寮はホテルのように成っており、一応……自炊は出来るのだが火災を出来るだけ防ぐようにガスコンロではなく、IHヒーターでオーブンもない。一応、電子レンジはあった。

しかし全員別々の部屋ではなく、少し大きめのホテルの部屋のような所で4人で宿泊なのだ。その部屋にホワイトとスグリ、リコがやって来た時には既にリンドウが彼等を待っていた。

 

「リンドウ先生」

「リンドウパパはどうだったの?」

「む?まあ、色々参考に成ったよ」

 

とスグリとホワイトに告げるリンドウであったが、リンドウはメモ帳に何かを書くと3人を見る。

 

『会話は聞かれてる。どうでも良いことと、聞かれても問題ない事は普通に言っても良い。だが、聞かれたら不味い事はメモに書いて見せろ』

 

とメモには書かれていた。実はと言うとリンドウ、ホワイト達がタロの案内で別の所を案内されている間に、ギエピーと遭遇していたのだ。リンドウはギエピー……ではなくテレパシーでミワセウスからリコのペンダントが伝説のポケモン テラパゴスであること、テラパゴスがブライアに狙われている事を教えて貰った。

部屋に着くなり、念のためリンドウはルカリオを出して波動で調べてもらった結果……あろうことか盗聴器が見つかったのだ。

 

「「マジで?」」

(スパイ映画の世界なの!?)

「流石にネタだと思うぞ。未成年のプライベートにヅカヅカと踏み込むのはどうかだけどな」『大マジだ。てか、お前達がリーグ部の部室でタロとカキツバタとの会話も聞かれてるかも知れない』

 

リンドウは言葉で話しながらとメモ帳でホワイト達に真実を伝え、盗聴しているブライアには似せ情報を流している。

 

「だよね、僕達もブルベリーグに挑戦するよ?」『なんでリンドウパパ知ってるの?部室にパパ居なかったよね?』

「そうか、頑張れよ」『実はと言うと、お前達が部室で話してる時、リーグ部のアカマツって子のロッカーにギエピーが潜入してた。ギエピーはお前達が去った後、うんこを漏らして盗聴器を発見したそうだ』

 

因みにギエピーのうんこでアカマツという生徒の替えのシャツとジャージは御臨終と成ってしまったとか。

 

「しかし、ここの生徒指導の先生達はなかなか教えるのが旨そうだ」『教育機関として破綻してるよ、この学校はな』

「へー!バトル熱心なんだね!」『てかさ、ブライア先生が伝説のポケモンのお菓子を使って、ブルレク頑張った生徒はそのお陰で伝説のポケモン使えるんだって。僕とスグリもそんなトレーナーと戦ったよ…………カイオーガ使いはスイレンの十分の一だったけど』

 

ホワイトとリンドウの言葉(他愛ない話しor似せ情報流し)とメモ帳による情報交換(マジ)を見て唖然とするリコ。そんなリコとは対照的にスグリは個人的に色々と考えていた。

 

(しかし、ブライア先生はなにが目的なんだ?どうして伝説のポケモンを使うトレーナーを増やしてる?伝説のポケモンを使うのは勝手だけど、スイレン先輩のように信頼関係が有れば別だけど、無かったらちょっと強いポケモンでしかないよ)

 

「しかし、色んなポケモンと出会えたよな!お父さん大感激だよ」『ブライア先生の狙いはリコのペンダントだ、リコ……お前のペンダントはテラパゴスという伝説のポケモンが休眠状態と成っている状態との事だ。

リコから確実にペンダントを奪い取れるように、伝説のポケモンを使うトレーナーを増やした……序でに伝説のポケモンの研究も出来るしな。だが、流石にホワイトは停められない……だからブライア先生は未来から古代イッシュの王子のクローンを連れてきた……それが今のブルベリチャンピオンのラクツだ。早い話、ホワイト……お前のクローン』

「「「なんだってぇぇぇぇえ!!」」」

 

リンドウがミワセウスから伝えられた情報を聞いたホワイト、スグリ、リコは大きな声を出して驚いてしまった。いくらなんでも情報が多すぎる。ラクツが実質的にホワイトのクローンだわ、リコのペンダントが伝説のポケモン テラパゴスだわと沢山だ。

 

「まあ、俺はなんとかしたいんだけどな」『ラクツだってお前達と歳は変わらん。いや、未来の技術で作られて急成長したなら生まれたてなのかも知れない。当然、伝説のポケモンの力に酔って道を踏み外しそうな生徒も、ラクツも俺は助けて導きたい。手を貸してくれるか?勿論、リコとテラパゴスを護るのが優先だが……』

 

リンドウとしては道を踏み外しそうな生徒達を助けたい、このままではブルベリの生徒達は取り返しのつかない事になる。だが、誰も彼もが生徒達をしっかりと導かない……先生達はあんまり干渉せず。

そしてラクツ。対ホワイトとして作られたのは良いが、彼は今後……どうなるのだろうか?クローン人間だとバレれば世間からの風評は?ブライア先生が非難されても同時にラクツも世間から厳しい目で見られる。子供に罪はない、だからこそリンドウはラクツも助けたいのだ。

 

「勝つよ……僕。パパとサトシお兄ちゃん、レッドおじちゃん以外には絶対に負けないから」

「だったら、この勢いのまま俺も超えてくれ」

 

 

と、その時だった。

 

「スグ、居るんでしょ?カキツバタから聞いたわよ。入るわね」

 

ガチャンと扉が開き、ゼイユが入ってきた。ゼイユはあの頃から全く変わってなかった。背は女性にしては高く、170は超えているだろう。お陰で、大きくなったホワイトよりも背が高い。

 

「やあ、姉ちゃん。久しぶり」

「なにがあったのよぉぉぉお!!」

 

実はと言うとゼイユ。スグリとは電話のやりとりは有るが、大きくなったスグリを見るのは初めて。なので声は分かるのだが、長身夏油スグリさんに成った弟を見るのは初めてだったのだ。

 

「てか、服どうしたのよ!!なんでジャージのタイツが原型とどめてないぐらいボロボロなのよ!?」

「ちょっと動いたらこうなったんだよ」

「てか、なんでそんなムキムキなのよ!!」

 

ゼイユとスグリ、3年ぶりに再会する。

 

「まあ、良いわ。ついでだし……四天王に挑む前の四天王チャレンジのコツを教えるわ。

伝説の力に溺れたアホどもは絶対にカキツバタのチャレンジはクリア出来ないし、まあ……ホワイトとスグなら余裕よね」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

「来いよ……来いよ……ホワイト!!俺は何時でも待ってるぞ!!」

 

アカマツという中等部1年生の男の子が居りました。彼は初等部で四天王に成りました。そんなアカマツ君であるが、彼はとある理由でホワイトを敵視していた。その理由は……

 

(タロ先輩が惚れたんなら、俺の敵じゃぁぁぁあ!!)

 

アカマツくんはタロちゃんの事が物凄く好きだったのでした。いつ、告白しようか、いや過程をすっ飛ばしてプロポーズしようか迷ってました。そんな時でした……

 

アカマツは物陰から見てしまった!!タロがホワイトに一目惚れした瞬間を!!

その数時間後、部室のロッカーは誰かのうんこで汚れてたし、最近のアカマツは全くついていない!!

 

「激辛サンドイッチで良いんだったね……最高に辛いの持ってきたよ」

 

だが、そこにホワイトが現れた!!ホワイトは右手に真っ赤なサンドイッチを持っており、ホワイトの隣には特製激辛サンドイッチを摘まみ食いしたのか……唇が真っ赤でプルプルに膨らんだギエピーが歩いている。

 

「えっ……限度が有るんですけど!?なに入れたの!?」

「はい。お食べ……ごめん、本当に時間が無いから」

 

テラリウムドームの朝日に、アカマツの悲鳴が響いた。

 




次回VSアカマツ!!

ホワイト「ごめん……でも、本気で行くよ。ミロカロス!!キズナ進化!!」
アカマツ「はい?」

ギエピー「お前、ツッコミ適性高そうだっピ。だから連れていくっピ」
アカマツ「なんでさぁぁ!?」

アカマツくん、ツッコミ係として拉致決定。

因みにホワイトのゲットする御三家は、マスカーニャ以外……最終進化が全員リージョン(未来or古代含む)に成ります

タロちゃんのライドポケモン

  • 今流行りのミライドン
  • モトトカゲ進化?ゲンダイドン
  • ホワイトさんの後ろに決まってるだろ?
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