カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

218 / 242
ブルベリ終了!!


ギエピー「ブルベリ学園終わったっピ。物理的に」

「にげろぉぉおお!!」

 

「どうなってるんだよ!!」

 

「ひっ……ひぃぃいー!!」

 

ブライア先生がテラパゴスを強奪してから10分後。ブルーベリー学園はパニックに成っていた。

テラリウムドームでは異次元のエネルギー現象が起きており、地面から結晶が生えてきたり……植物や岩が結晶に覆われたり……時空を超えて古代のポケモンや未来のポケモンが現れたりと異常事態が起き続けている。それだけではない、ブルーベリー学園は海中の中にあるのだが、一部の区域が破損してその部分が深海の圧力に耐えられず爆縮を引き起こしてペッしゃんこに潰れたのだ。他にも通路や教室が突如として結晶に包まれたり……嘘か信か幽霊まで現れたりと異変が起き続けている。

 

「これは……何が起きたんべ?」

 

緊急事態の為か、標準語ではなくキタカミ弁が出てしまったスグリ。ホワイト、スグリ、タロ、リコ、ゼイユ、カキツバタ、ネリネ、ツッコミのアカマツ、ギエピー、そしてさっきまでホワイトとやりあっていたラクツはロビーに居るのだが……ロビーのモニターには学内の様子が写し出されていた。

学内では未来のポケモン……パラドックスポケモンから逃げ惑う人々、海水が侵入した区域ではパニックになる研究者、一部の職員なんてお先に救命ボートで逃げ出す程だ。生徒達は勿論、教員達もパニックに陥っており……ブルベリの中は大混乱。

 

「お前達!!無事か!?」

 

その時だった。ロビーの扉が開き、大慌てでリンドウが現れた。

 

「「「リンドウ先生!?」」」

「お前達、今すぐ此処から逃げろ。中の教員達はぶっちゃけ使い物に成らないし、パニックに我先へと逃げようとしている」

 

リンドウの言う通り、学内は超絶大パニックが起きている。ブルベリは教育機関と言うよりも、研究機関に近く……なんなら避難訓練は一度も行っていない。その為か、避難訓練を経験していない教師達はどう動けば良いのか、全く分からず自分が助かるために大パニックして身勝手な行動を取りまくる。生徒達も人生最大の危機にパニックになって走り回る。

 

「アルセウスにも連絡はした。パニクってるアホ教師や生徒達も、空間転移で一番近い漁港に転移してもらえる……勿論、テラリウムドームのポケモン達もだ。

お前達も自分の安全を第一に……」

「嫌だよ……リコのお友達が拐われた。だから、僕は……僕達は助けに行く」

 

ホワイト達も本来なら此処から速やかに逃げないといけない。しかし、ホワイトは逃げるつもりは1ミリもない。何故なら、助けにいかないといけない存在がいるのだ。

それはブライアに強奪に近い形で捉えられたテラパゴスの事だ。モニターにはブライア先生とテラパゴスらしき姿が映っており、ブライア先生は高らかに笑っており……足元には壊れたマスターボール……そして未知のテラスタルを使いテラリウムドームを未来と過去そして因果や運命さえも書き換えられた魔境に変貌させてしまったテラパゴスの姿が映る。

 

「ところでリンドウ先生。どこ行ってたのよ?ホワイトとラクツの世紀の一戦見てないで」

 

しかし、皆気になっていただろう。ゼイユが皆を代弁して言ってくれたが、ホワイトとラクツが戦っていた時……リンドウはロビーには居なかった。何故かと言うと……

 

「ブルベリの悪徳教師どもが隠していた退学者の数、切り捨てた学生のこと、自主性とか言い訳にしてポーラエリアやキャニオンエリアで大怪我してたけど秘匿してた事とかを……イッシュの教育機関にばら蒔いてた」

 

なんと言う事でしょう。リンドウはブルベリ学園の悪徳教師の皆さまが隠していた事実、バトルに挫折して自主退学した生徒の数、ポーラエリアやキャニオンエリアで遭難して大怪我をしたが秘匿した事実等を発見してイッシュの教育機関にばら蒔いていたのだ。つまり、どうあがいてもブルベリは終わりである。

 

「「「この人、学園にとどめ差しちゃった!?」」」

「生徒を見捨てる選民思考の学校……いや自称学校の研究機関なんて滅んでしまえ!!」

 

リンドウ、ブルベリにとどめ(行政的)を差す。

だが、こうしてはいられない。速やかに此処から逃げる……いやテラパゴスを助けに行かなくては。

 

「ホワイトさん……」

「大丈夫、リコ。テラパゴスは絶対に助けるから」

 

ホワイトは決意を変えない。だが、誰がホワイトと共にテラパゴス救助隊を行うのだろうか?

 

「少なくとも、アルセウスに飛ばされた生徒達を束ねるため……影響力のある四天王はそうしてもらいたい」

 

とリンドウが告げる。そう、いきなりアルセウス様の手で転移されて安全な場所に飛ばされても、間違いなくパニックに成ってしまう。そうなった生徒達+役立たずの教員を纏めるため、出来れば影響力のある生徒は其方に向かって欲しいのだ。

 

「ならば、ネリネが其方に向かいましょう」

 

スグリ好きガチ勢のネリネが立候補してくれた。確かにネリネはカキツバタと違ってしっかりしてるし、多くの生徒から慕われている問題はないだろう。

 

「ネリネだけじゃ、纏められるか分からねぇよい。オイラとアカマツもそっちだな」

「なんで俺も!?」

 

しかし、全校生徒+教員を含めれば500人は軽く超えるだろう。だからこそ、ネリネだけではなくカキツバタとアカマツも生徒を束ねる方に向かった。

 

「私はホワイトと共にテラパゴスの救援に向かうわ……どうせスグもそっちでしょ?私は……今度こそ足手まといじゃない!!あれから強くなったのよ!!」

「私も行きます!!」

「私もです……テラパゴスは……私を何度も助けてくれた。今度は私が助ける!!」

 

ゼイユ、タロ、リコは救援部隊に立候補。

 

「だそうだスグリ」

「ええ、俺も行きますよ。当然です」

 

当たり前だが、スグリとリンドウも参加である。

 

「俺も行こう。未来のポケモンが襲ってきたら、弱点の解説も必要だ」

 

ラクツも救援部隊に立候補。ラクツは未来で作られた存在の為に、パラドックスポケモンに詳しい。未来のポケモンとのバトルに成っても、彼の解説があれば苦手なタイプが分かるのだから。

 

「ギエピーは参加として」

「おう!!あのおっぱい魔人にお仕置きしてやるっピ!!」

 

そしてギャグ補正の塊であるギエピーは当たり前だが、参加である。

 

救援部隊はホワイト、リンドウ、スグリ、ゼイユ、タロ、リコ、ラクツ、そしてギエピーである!!

 

 

「「「「アギャス!!」」」」

 

コライドンにはホワイト、タロ、リコ。

リンドウのミライドンにはリンドウ、ギエピー。

スグリのミライドンにはスグリ、ゼイユ。

ラクツのミライドンにはラクツが各々跨がり……テラパゴス救助隊は強引にゲートを突破して、テラリウムドームに乗り込んだ。

 

 

 

テラリウムドーム。

 

「なんじゃこりゃぁぁあ!?」

 

ホワイト達はテラリウムドームに到着した。しかし、そこは既にブライアの手で強引に力を引き出されたテラパゴスの影響を受けて、第二のエリアゼロと成り果てていた。いや、こうしてる間にも影響を受け続けており、木々が結晶に覆われたり……地面から結晶が突如として出現したりと……次々に異変が起きている。それだけではない、環境が変化してしまい、古代と未来を合わせたような独特な環境に成り果てていた。

 

「見たことないポケモンまで歩いてるわよ……てっ!?なによ、あれ!?」

 

デリバードをサイボーグにしたようなポケモン、古代ボーマンダだったり、テラパゴスが因果や運命を変えてしまい時空をねじ曲げて古代のポケモンや未来のパラドックスポケモンが現れてしまったようだ。

 

「マジで時間が無いかもな……急ぐぞ」

 

とリンドウが告げた瞬間、ホワイトのボールが開いてリザードが出てきた。

 

「どうしたの?」

 

ところで皆様……レジェアルを行った方ならご存じだろう。御三家のリージョンフォームは最終進化がリージョンフォームに成ってしまい、ヒスイ地方のリージョン御三家をゲットするなら一々SVからレジェアルに送らなければならない。

そして……今、テラリウムドームはブライア先生のお陰で未来と古代がごちゃ混ぜに成ってしまい……因果と運命さえも書き換えられている魔境と成っている。そんな状態で進化すればどうなるのだろうか?

 

「ぐぅぅおぉぉ!!」

「ギョェェピー!?リザードがすんごい見た目のリザードンに進化したっピ!!リザードン処か、バハムートだっピ!!」

 

答えは未来と古代が合わさったリージョンフォームに進化してしまう。

 

(最後の幻想10に出てきたバハムートに成っとるぅぅ!!ガメラの次はバハムートかーい!!)

 

てんてんてーんててててーん!!ホワイトのリザードはリザードン(パラドックスの姿)に進化した!!

古代の恐竜的フォルムと大型した図体、そして未来のスタイリッシュが合わさり……FF10のバハムートと進化してしまった。メガリザードンXが黒色の為なのか、リザードン(パラドックスの姿)も黒色であり……背中に機械仕掛けの方陣もあり……何処から見ても10のバハムートである。因みに尻尾の炎は電気と成っている。

 

「ラクツ解説!!」

「未来のリザードンは黒色でドラゴンだが、こんなんじゃない」

「「古代も混ざりやがった!?」」

 

あと、めちゃくちゃ態度もデカイ。腕を組んでいる。しかし、ホワイトの言うことは聞くようだ。

 

 

 

そして中心部に向かうと……

 

「あら、来たのね!!だけど、関係ないわ!!これこそがテラパゴスの輝き!!ヘザーは正しかった!!運命も因果も時さえも自在に産み出すテラパゴスの輝き!!素晴らしい!!素晴らしい素晴らしい!!さあもっと見せてくれテラパゴス「ギエピー。黙らせろ」「おけー!!」ひでぶ!?」

 

テラスタルし、巨大な地球に跨がったウミガメのような状態と成ったテラパゴス。だが、テラパゴスは強引にテラスタルさせられ、その力を暴走させており……このままでは此処は勿論、テラパゴス自身も危ない!!

 

そして興奮気味で、早口で半分何を言ってるのか分からないブライア先生はギエピーの手で黙らせてもらい……目隠しと耳栓に猿轡そして亀甲縛りで身動きを封じた。

 

(ふーんふーん!!見せてくれ!!テラパゴスの輝きをぉぉぉおお!!)

 

五感を封じられたブライア先生。だが、そんなのは知らない。後は……テラパゴスを助けるだけだ。

 

「テラ……テラパゴォ……」

 

無理やり力を引き出されたテラパゴスは苦しそうだ。そして同時に、ビキビキとブルベリ学園が崩壊する音が響く。残された時間は残り、僅かだ。

 

「リンドウパパ、どうするの!?」

「全員の持てる最高火力を同時にぶつけて、テラパゴスのテラスタルを解除して保護する。全員、準備は良いか!?」

 

リンドウの言葉を聞いて、全員……モンスターボールを構える。

 

「キュレム?ARE YOU READY!?レッツショータイム!!」

『良かろう』

 

「ゼクロム……時間だ」

『621……仕事を始めるぞ』

 

キュレム・オリジン、ゼクロム……イッシュを代表する伝説が降臨する。

 

「グラードン……行くぞ、全部だ!!キズナ進化だ!!」

「グラァァア!!」

 

リンドウはグラードンを繰り出し、グラードンはキズナ進化を行い……天候が強制的に晴れとなる。

 

「さてと、ミライドン……メガ進化だ」

 

スグリはメガバンクルを起動させ、ミライドンがメガシンカを発動させる。背中に巨大な機械仕掛けの翼が現れ、その翼には折り畳まれたキャノン砲が内蔵されており……メガミライドンの周囲には攻防一体の大型ファンネルが自在に空を飛んでいる。

 

「私達はサポートよ!!」

「はい!!」

「勿論です」

 

ゼイユはヤバソチャを繰り出し、怒りの粉が発動。これにより、テラパゴスは必ずヤバソチャを攻撃する。

 

「ニャオハ!!嘘泣き!!」

「ニャー!!」

 

リコはニャオハを繰り出し、ニャオハは嘘泣きを使う。これにより、テラパゴスの特殊防御は下がった。

 

「マホイップ、デコレーション!!」

 

タロはマホイップを繰り出し、マホイップは支援技デコレーションで攻撃要員の攻撃力と特攻を上昇させる。

 

「グラードン!!断崖の剣!!最大出力!!」

 

「キュレム!!ブリザードランス!!リミットブレイク!!」

 

「ゼクロム……ギガインパクト!!」

 

「ミライドン!フォトンブラスター!!」

 

各々の最大必殺がテラパゴスに直撃し、テラパゴスの結晶が砕けちり……テラパゴスは元の亀さんに戻った。

 

「テラパゴス!!」

「にゃ~!」

 

リコとニャオハは我先へと、テラパゴスに駆け寄る。

 

「パゴ……」

 

テラパゴスは「もう、大丈夫……ありがとう」と言いたげにリコとニャオハに微笑んだ。

 

だが、皆さん……すっかり忘れていないだろうか?

 

「お前ら!!テラパゴスは助けたから、急いで逃げるぞ!!マジで死ぬ!!」

「「「そうだった!!」」」

 

そう、ブルベリ学園崩壊へのカウントダウンがギリギリまで来ているのだ。テラリウムドームも崩壊秒読みであり、あらゆる所が結晶に覆われており、テラリウムドーム以外の場所は結晶に包まれたか……文字通り海の藻屑に変わったのかどちらかだ。

 

ホワイト達はキュレム、ゼクロムに各々別れて乗り込む。時間がない、速やかに脱出だ。

 

「コイツも連れていくっピ!!」

「早くしろ、ギエピー!!」

 

キュレムにはホワイト、タロ、リコ、テラパゴス、リンドウが乗り込んだ。

ゼクロムにはラクツ、スグリ、ゼイユ、ギエピー、そして亀甲縛り+五感を封じられたブライア先生を乗せた。

 

キュレムとゼクロムは全速力で飛び上がり、テラリウムドームの天井を破壊して……真っ直ぐ上に飛び続ける。下からは海水が迫ってきており、時間は少ない。

 

そして……ゼクロムとキュレムが海上に飛び出して無事に脱出した瞬間、ブルーベリー学園は完全に海に沈んだ。

 

 

 

ブルーベリー学園、事実上の廃校。とは言え、テラパゴスとリコのプライバシーを守るため……ブライア先生の暴走は表向きには隠される事となった。

 

「リコ。今度はちゃんとボールに仕舞うんだよ?法律が守ってくれるからね」

「うん」

 

リコはホワイトからモンスターボールを受け取り、そのボールにテラパゴスを入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「所で神よ。この古代種と未来のパラドックスポケモンはどうするのだ?」

「仕方がない……オーキド研究所に預けるか」

「しか、ないな」

 

テラリウムドームのポケモン達はアルセウスの手で無事に転移完了。正し、行き場のないパラドックスポケモンはオーキド研究所送りである!!




次回、ブルベリ編のエピローグ。

リンドウ「取り敢えず、ブルベリの生徒の皆さんは他の学校に転校してもらいます。正し、教員ども……貴様等はダメだ!!」
タロ「メレメレ島希望で!!」

ゼイユ「私は少し、休学して実家で考えるわ」

シアノ「僕の財産が……」
ブライア「テラパゴスを見せてぇぇえ!!うえーん!」



タロちゃんのライドポケモン

  • 今流行りのミライドン
  • モトトカゲ進化?ゲンダイドン
  • ホワイトさんの後ろに決まってるだろ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。