カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

219 / 242
ブルベリ学園?知らんな


ブルベリ編 エピローグ

ブルベリ学園崩壊から数日後……

 

リコは目が覚めた。此処はブルーベリー学園の学舎ではなく、ブレイブアサギ号の自室だった。

 

「朝か……」

 

ブレイブアサギ号が停泊しているのはイッシュ地方ではなく、アローラのメレメレ島。

あれから色々あった。リコは子供なので政治的な事や、難しい話は分からない。だが、リコが言えるのは幾つかがある。先ずは1つ、テラパゴスのトレーナーとしてこれから、大いなる責任が伴うこと。2つ、ブルーベリー学園は海の藻屑と成ってしまい……ブルベリが保管していたテラスタルやブルレクを用いて集めた莫大なデータは全てが消えてしまったこと。3つ、ブルベリ崩壊の原因と言えるブライア先生だが、表向きには罪状はかけられる事は無かった、これはテラパゴスとリコの今後のプライバシーを守るため、そしてブライア先生が対ホワイトの秘密兵器として未来で産み出すようにしたホワイト(正しくは古代イッシュの王子)のクローンであるラクツがクローンである事を世に知らしめない為だ。

 

「パゴ~」

「にゃ~」

 

テラパゴスとニャオハはまだすやすやと寝ている。

 

「おーい、リコ。起きてるか?ホワイトとリンドウさんが呼んでる。ホワイトの家に来てくれってよ」

 

そんな時だった。ライジングボルテッカーズのリーダーであるフリードが、リコの扉をノックして扉を開けた。

ライジングボルテッカーズは暫くの間、長旅への補給も兼ねてメレメレ島に滞在している。とは言え、補給が終われば直ぐに旅立つ予定だが、それまではこの南国で刺激が強すぎたブルベリでの日々の疲れを取ってもらうつもりなのだ。

 

「ホワイトさんのお家!?」

「あっ、言ってなかったな。アイツ、ポケモンスクール在籍中はリンドウさんの家で暮らしてるんだよ。戸籍上の母親より、リンドウさん夫妻で育った日数の方が長いし……アイツにとっては実家のようなもんなんだろうな。

俺達もポケモンスクールから依頼を受けて、資金調達するし……リコ、お前もこの南国でリフレッシュしたらどうだ?」

 

ライジングボルテッカーズはメレメレ島に滞在してるが、その間……リコと共にブルベリで大暴れしたホワイトはブレイブアサギ号ではなく、リンドウの家こと実家で過ごしている。

何処から見ても最後の幻想10に出てきたバハムートと化したリザードン(パラドックスの姿)を含め、様々な研究の事もあるからリンドウも大変だろう。

 

「そういや……フリード。ブルベリはどうなったの?」

「ああ、潰れた。シアノ学長も不憫だよな……何千億の損失だってよ、研究データも含めれば兆単位でだけど」

 

フリードはリコに分かりやすいように、言葉を選び……説明してくれた。

当たり前だがブルベリ学園は海のそこに消えてしまい、当然ながらブルベリ学園は廃校。更にリンドウが行政機関に流しまくった、隠された退学者の情報やポーラエリア等の危険地帯で生徒が遭難したのに対策を練ってない経営陣と教師陣、様々な情報を受けてブルベリの教師達は教員免許を剥奪……調べれば教員免許がいらない講師として籍を置いており……教員実習等を受けてない先生ばっかりだったとか。

シアノ学長は何千億円、データも含めれば兆単位での損失を受けてしまった。不憫だが、哀れだろう。

ブルベリの生徒達は学校が無くなったので、学校を出てトレーナーとして旅をするのか、グレープアカデミーやメレメレ島ポケモンスクールに転校する等の選択肢が与えられた。とは言え、ホワイトにフルボッコにされた伝説キッズはメレメレ島ポケモンスクールに来ることは無いだろうが。

 

「あの……ブライア先生って?」

「実家で引きこもったそうだ。表向きにはテラパゴスを利用して大惨事を引き起こした事は知られてないけど、普段からのテラパゴスバカだから大体察してると思うぞ?」

 

ブライア先生、表向きには罪状にさらされなかったが……これはリコとテラパゴスのプライバシーを守るためだ。リコとテラパゴスの関係が知られれば、昔のホワイトのようにマスゴミに狙われる。だからこそ、リンドウ達はブライア先生を表向きには起訴しなかった。

だが、リンドウの知人にはシロナさんやパパラギ博士、ソニア博士等の考古学で有名な博士もおり、彼女達はしれっとブライア先生がテラパゴスでやらかした事を話したとか。

 

「そうなんだ……」

「俺よりリンドウさんやホワイトの方が詳しいと思うぞ?」

 

 

 

リンドウの家。

 

「ホワイト、その資料取ってくれ……えーと、転校希望者はこんだけか……」

「大変だね、リンドウパパ。そうそう、僕のリザードンの戦闘レポート何処に置けばオーケー?」

「それはそこ、タイプは炎と電気だったか?」

「炎とドラゴンだったよ」

 

ブルベリ事件が終わり、一段落という訳ではない。リンドウは自宅でブルベリ学園からの転校生のリストを纏めており、更にホワイトがテラパゴスの影響で魔境と化したテラリウムドームで進化させたリザードン(パラドックスの姿、別名バハムート+リザードン=バハードン)のデータ、とか様々な事を纏めていた。

 

「ホワイトさん!リンドウ先生!!手伝いますよ!」

「タロはブルーが変な料理作らないか、見張ってくれ」

「勿論です!!」

 

ブルベリ学園からの転校生の中にはタロの姿もあった。

メレメレ島ポケモンスクールにはまだ学生寮はなく、生徒達は原則的に実家やホームステイしている家から通う。転校生は現在、タロ、アカマツであり、タロはリンドウ宅にホームステイ、アカマツは料理人繋がりでマオの実家であるアイナ食堂にホームステイだ。

因みに……ネリネは嫁入り修行?としてグレープアカデミーに向かった。

 

 

 

「スグ。私は日本に帰るわね……ちょっと休学扱いで、何をするのかゆっくり考えるわ」

「そうか……」

 

だが、急な転校とブルベリ学園崩壊は在校生にとって、大きなインパクトを与えた。その為か、考える時間が必要であり……ゼイユは故郷のキタカミの里に帰ってどうするのか、少し考えるようだ。

 

「ねえ、君……カキツバタくんでしょ?」

 

学園を去ったものも居る。ブルベリ学園が崩壊したあと、カキツバタは故郷のイッシュを旅していた。その時、1人の女性に話しかけられた。

 

「私はシロナ。来年、シンオウチャンピオンを辞める予定のトレーナーよ。

カキツバタくん、貴方をスカウトしに来たわ。来年、私の息子 ホワイトがチャンピオンと成った時に……四天王に成って欲しいのよ」

「オイラが……ブラザーの地方で四天王に!?」

 

カキツバタ、ヘッドハンティングされる。

 

 

 

拝啓 ソニアとダンデへ

婚約おめでとう。こっちもリーフも大きくなったし、あの末っ子だったホワイトもしっかりしてきた。子供の成長には毎回驚かされる。今回、手紙を寄越したのは訳がある。ネットのメールなら国際警察や変な組織にハックされるかも知れないから、古い感じだけど手紙を送った。

単刀直入に言おう……ソニア博士、ブライア先生がテラパゴスを使って大惨事を起こした事は教えただろ?その話しにはもう1つある。ブライア先生はホワイト対策に、タイムマシンを用いて未来のテクノロジーで、ホワイトの実質クローンを産み出した。しかし、子供には罪はない……だから、その子供 ラクツをお前達に任せたい、お願いだ……ラクツに愛を教えてくれ。

俺はホワイトが居るし、ラクツも気まずいだろう。レッドなんて、何処を歩いてるか分からない。最初はグリーンかと思ったが……アイツは独り者だから無理。

PS 実力は感情を知れば、間違いなくワタルをボコボコに出来る。

 

リンドウからの手紙を受け取った、ソニアとダンデ。そんな2人の前に、ゼクロムに跨がったラクツが現れた。

 

「ようこそ、ガラルに!」

「君の事は聞いたよ、入った入った!」

 

1ヶ月後。人並みの感情が出てきたラクツが、ソニアそしてピオニー隊長からの推薦でグレープアカデミーに転校する。しかし、ホワイトと瓜二つ(違いはアザだけ)の為に、パルデアのジムリーダーはトラウマを刺激させられ発狂するとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モモモモモモ!!此の世の春が来たぁぁぁあ!」

 

暫くした後、仮称ピーチドンが復活した。W地震パンチがピーチドンを待っている事を知らず。




今回の騒動、一番可愛そうなのは?
ダントツの不憫は出番がほぼなく、なん兆円の損害が出たシアノ学長(笑)

暫く、ライジングボルテッカーズINアローラ書いてから
番外編 ピーチドンの逆襲に行きます(笑)

タロちゃんのライドポケモン

  • 今流行りのミライドン
  • モトトカゲ進化?ゲンダイドン
  • ホワイトさんの後ろに決まってるだろ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。