カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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仕事が忙しくて遅れたよ……


キビキビパニックの始まり始まり

リンドウ一家の朝は騒がしい。特に普段から料理を作るリンドウorホワイトにとっては死活問題と言っても過言ではない程に、忙しいのだ。家族4人+ホームステイのタロの食事を作らなければ成らないためではない!!確かにそれも大事なのだが、リンドウとホワイトには意地でも止めなければならない物があるのだ。それは……

 

「料理って数を踏めば上達するわよね!!」

 

ブルーのダークマター製造と言える、朝食作りを何としてでも死守しなければ成らないのだ。

御存知、ブルーの料理はダークマターであり猛毒さえも凌駕する。シロナさんの手料理ことネオダークマター(食べれば数日間の記憶が飛ぶ)までとは言わないが、食べれば絶大なダメージを受けてしまうのだ。しかも、ブルーはご近所のママ友であるバーネット博士、ママ先輩であるスイレンのママやマーマネのママから「料理は数をこなせば上手に成るよ!!」と教えられた為か、リンドウの制止空しく料理を行おうとしたのだ。

 

その結果、リンドウとホワイトはブルー作のダークマターを何度も食べさせられたお陰か……様々な毒物が一切効かない(と言うか耐性が出来てしまった)状態となったのだ。例えるなら痛み止のお薬を短期間で服用し続ければ、効果が薄くなるのと同じであり、ブルーのダークマターを何度も食べさせられたリンドウとホワイトそして製作者のブルーは数多の毒が効かないor耐性が出来てしまったのだ。ブルーの手料理恐るべし!!

 

「ねえ、リンドウパパ。これって」

「ホワイト、今回も俺達は負けたようだ」

 

寝巻き姿のリンドウ、パジャマ姿のホワイトはキッチンの前で自分達の運命を悟った。そう、2人は今回、敗北してしまったのだ。

2人の視線の先ではエプロン姿のブルーが、手料理と言う名前のダークマターを製造している。ブルー本人としては、夫と子供達に美味しい手料理を御馳走する為、料理の腕を磨くために場数を踏みながら朝食を作っており、悪気は1ミリもない。そしていつも夫と息子に料理を作ってもらっては、母親であり妻である自分のプライドがもたない為なのだ!!

 

「さあ、ご飯が出来たわよ!!今日は自信があるわよ!!」

 

そして出来立てのダークマターが入ったお皿を掲げるブルー。このダークマターを食べ続けて早5年、お陰様でこの程度のダークマターでは体調が崩れなくなったリンドウとホワイトだが、流石にタロとリーフがこれを沢山食べなければ成らないかと思うと……あれなのでダークマターは母親、父親、長男の手で9割片付けた。そして、改めてリンドウとホワイトの手で、リンドウ一家の朝食が作り直されたのだった。これが、リンドウ一家の朝の始まりである。

だが、リンドウ達は知らない。このダークマターを食べ続けたお陰で、リンドウ達はピーチドンの毒攻撃を受けないことを、そのお陰でキタカミの里……スイリョウタウンの危機を救うことが出来たことを。

 

 

 

 

お昼過ぎ。

 

ポケモンスクールの食堂。5年前は食堂はなく、サトシ達はお弁当を持参してお昼ご飯を食べていたが、ホワイトとタロはブルーのダークマター事件で、リンドウがお弁当箱を用意できず、食堂で食事を食べていた。今はないブルーベリー学園の栄養価の偏りすぎた食事と違って、メレメレ島ポケモンスクールの食堂のご飯は子供達の発育や活発に動くトレーナー達の栄養を考えて作られており、栄養豊富である。同じハンバーガーでも、野菜が沢山使われており、栄養が全然違うのだ。

 

「キタカミの里に?」

 

そこでホワイトはタロ、スグリと共にお昼ご飯を食べていた。ホワイトがオムライス、タロもオムライス、スグリはククイ博士から持たされた筋肉に優しい五重箱の巨大お弁当箱である。

 

「そう。姉ちゃんから連絡が来てね、遊びに来ないかってさ」

 

スグリは語る。キタカミの里で、自分を見つめ直しているゼイユからスグリ+ホワイト達宛にキタカミの里に遊びに来ないかと、招待状が届いた。

ブルベリが滅んで海の藻屑に変わってしまい、現在は海底で未知の生態系(未来+古代)を形成している元ブルベリであるが、通っていた生徒達は各々自分が選んだ新たな進路を選んでは歩きだしている。タロやアカマツのようにメレメレ島ポケモンスクールに転校した生徒達も居れば、ネリネのようにグレープアカデミーに転校した生徒達も多い。だが、ブルベリはホワイト達が見てしまったように、学校と言うよりは研究施設という側面が強くて、心の整理が出来ない生徒も多い。そんな生徒達は心の整理をつけるために、実家に帰ってるのだ……ゼイユがそれに当たるだろう。

 

「へー、僕達に?」

「だけじゃない。グレープアカデミーのネリネさんにも送ってるそうだよ」

 

そんなゼイユから届いた招待状はスグリ、ホワイト、タロ+αだけではなく、グレープアカデミーに転校したネリネを含めたグレープアカデミー組にも届いている。グレープアカデミー組の選別はネリネが行うだろうし、大丈夫だろう。

 

「ネリネ先輩、向こうでもお友達が出来たそうですよ」

 

タロが告げる。そう、実はと言うとネリネも向こうでも友人が出来ており、ネリネは後輩であるタロや未来の夫(ネリネの自称)であるスグリに連絡は入れていた。

その友人とは、パルデアチャンピオンランク保有者のバイオレット、バイオレットのライバル?であり戦闘狂のカロス出身のネモ、ピオニー隊長の娘であるボタン、故フトゥー博士とオーリム博士の長男であるペパーぱいせん、バイオレットの妹でありホワイト以来となるコライドン(最早、大型犬)をライドポケモンとしたアンナ(ビリビリの主人公)である。あろうことか、ネリネの友人は全員がパルデアのチャンピオンランクを保有するぶっ壊れ集団だったのだ。

 

「そっか。でも、スイリョウタウンか……もう3年か、早いね」

 

ホワイトがスイリョウタウンに初めて向かったのは、今から3年前。まだ小学生だった頃、林間学校でリンドウとサトシと共に向かった所である。当時のスグリはホワイトより身長が低かったし……今はデカすぎるが。古きよき田舎で、自然が豊かで良いところだった、そこでオーガポンと出会った懐かしい所だ。

 

「俺の今があるのも、スイリョウタウンでホワイトやリンドウ先生と出会った事がきっかけだったしね」

「私もその林間学校参加したかったです」

 

スイリョウタウン、そこにもう一度行きたいとホワイトは思った。ホワイト、スグリ、タロは確定として……後は誰で行こうか?

 

「チケットはスグリが持ってるし、サトシお兄ちゃんやククイ博士と?」

 

チケットはスグリが持っているし、スグリが選ぶのだろうか?だとすればスグリの養父であるククイ博士、義兄とも言えるサトシや義姉であるセレナやラティアスだろうか?

 

「いや、ククイ博士はリーグ運営会議で忙しくて無理だってさ。サトシはククイ博士からの依頼で、今はカロスに出張。セレナもコンテストの授業の打ち合わせで難しいってさ」

 

だが、ククイ博士一家は色々あって忙しい。だとすればホワイトとタロと参加するから、リンドウ一家が良いだろうか?

スグリが見せてくれたチケットはホワイト、タロ、スグリの確定メンバーを除いて残りは5枚。

 

「5枚か……あっそうだ。リンドウパパとブルーママ、リーフを除いても2人呼べるんだ。だとしたら、この子達かな?」

「宛があるのかい?ならホワイト、行くメンバーは君が決めてくれ」

 

スグリから許可は貰った。ホワイトは直ぐ様、リンドウとブルー、そしてリコとロイに連絡した。リンドウもキタカミでバスラオ(日本の姿、またの名を白筋の姿、絶滅危惧種。イダイトウに進化できる)の調査と捕獲をしたかったし、前回の林間学校ではブライア先生のゴタゴタのお陰か出来なかったのだから。

 

 

 

1週間後。

 

「お前達、家族旅行の準備は良いか?」

「「「オー!!」」」

 

キャリーバッグを引きずるリンドウ、ホワイト、ブルー、ブルーに抱っこされたリーフちゃん(2歳)、タロ、一人だけ身長と筋肉が凄い夏油スグリさん、そしてホワイトから誘われたリコとロイがメレメレ島国際空港に現れた。

 

(ふふふふ!!リンドウはまたしても、気付いてないっピ!鞄の中に僕が居ることに!!)

 

ギエピー、再びリンドウのキャリーバッグの中に小さくなるを多用して潜り込む。

 

「二度あることは三度あるって言うよな?」

 

リンドウは念のため、キャリーバッグを開ける。キャリーバッグのファスナーが徐々に開けられていき、キャリーバッグの中身に光が差す。

 

(なに!?なんでバレるっピ!!やろー!!開けるなっピ!!リンドウ、開けるなっピ!!)

 

そして、ファスナーは全開に開けられてた。

 

ギエピー、バレる。




次回、ギエピー……Wリザードンの手でフルボッコ!!

「やろー!!やってやるっピ!!」

メガリザードンX&パラドックスリザードン(バハムート)VSギエピー、御察し下さい。

ミヅキちゃんに冒険してもらいたい地方

  • リンドウ先生による魔改造ホウエン
  • やっぱり、パルデアっしょ!
  • ホワイトくんの魔改造シンオウ
  • 原点にして頂点 カントー
  • メガシンカの聖地カロス
  • サトシ率いる魔境アローラ
  • ミカンちゃんの居るジョウト
  • アメリカン!イッシュ!
  • ワイルドエリア!ガラル!
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