カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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予習授業 ミヅキちゃん、様々な魔境を知る

アローラは魔境である。それが多くのトレーナーの発言であり、世界最強レベルのリーグトップチャンピオンが3人も暮らしており、なんならジムリーダーの過半数は誰かさんのお陰か、ニホン以外のリーグなら間違いなくトップチャンピオンに成れる戦闘力を保有している。

 

『アローラ?…アソコは観光で停めておけぇぇぇ!!いやぁぁあ!!ギエピー!!じしんパンチ!!そしてゴッドフィンガー!?』

 

と何やら、某一家にポケモン勝負で格の違いを見せ付けられて、トラウマを植え付けられたベテラントレーナーの皆様が居たようだが、気にしてはいけない。なに、アローラのトレーナーの強さは世界レベルであるが、観光するだけなら独自の自然が残っており…非常に素晴らしい所である。ニホンと比べて物価が高く、某チェーンさぬきうどん店でも千円オーバーの値段だが。

 

「ミヅキってさ。カントーから来たんだよね?カントーとアローラ以外は行ったことないの?」

 

ある日のこと、ミヅキちゃんはクラスメートである7年前のヒカリと瓜二つの少女 ショウと、メレメレ島のカフェで飲みながら話していた。

と言うのも、ポケモンの世界には様々な地方が存在する。ショウがかつて暮らしていた地球では日本、アメリカなどの国々に分けられており、地球の大きさもポケモン世界と比べると小さかったとか。

 

「ないかな?アローラはママの生まれ故郷でもあったし、カントーの外に出たのは今回が初めてだよ」

「そうなんだ。シンオウは寒いけど、良いところだよ。カロスは治安が悪いけど、魅力があるし…ホウエンは雨が凄いけど晴れたら南国のような感じだよ」

 

ショウが話してくれる様々な地方。ミヅキちゃんだって前世で様々なポケモンをやっていたこともあり、色んな地方を知っている。と言うのも、某教師やその義息等々の手で知らずの打ちに魔改造されなかった場合の地方であるが。

 

「カロス行きたいな~治安悪そうだけど、メガシンカに憧れるよね~」

「メガシンカか。でもメガシンカって憧れるよね。あっ、なんなら今から行く?パルキアの力が有れば、一瞬で日帰り旅行出来るよ」

 

だが、ショウはシンオウの神々であるパルキアとディアルガをパートナーにしており、その気になれば何時でも時間旅行や海外旅行が日帰りで経験できるのだ。そのお陰か、こっそりと過去にタイムスリップしたり、こっそりと他の地方に遊びに行くことも出来るのである。

 

「本当に!?行く!!行きたい!!」

「じゃあ、行こっか。パルキア、宜しく」

 

ショウは腰に提げたモンスターボールの1つを出して、軽く投げる。すると、中からパルキアが出てきた。

 

「パルパルゥ」(日本語訳 マイエンジェル!!お任せ下さい!!)

 

そして、ミヅキちゃんはショウと共に、パルキアの力でカロス地方の大都市 ミアレシティに転移した。

 

ミアレシティ。カロス地方最大の都市であり、タクシーでの移動が推奨される程の大きさを誇る。しかし7年前に起きたフラダリのテロのお陰か人口流出が起こり、2年前に起きた都市再開発計画でポケモンと人間の共存を目指し…人口の減った所にホロ技術を用いたバリアーで区切ったワイルドゾーンを作り、そこでは野生のポケモンが暮らしている。そして、2年前に起きた野生のポケモン暴走メガシンカ事件で…カロスチャンピオン ユリーカと即席タッグを作ったホワイトが、メガパーフェクトジガルデ(メガプニちゃん)&メガキュレム・オリジンそしてメガシンカとキズナシンカを合わせたギガシンカを使ったギガコライドンの手で暴走した古代の遺産を破壊したことで…ミアレのシンボル プリズムタワーは木っ端微塵に破壊されて…鉄骨だけの姿と成り果てた。

 

「プリズムタワーがなくなっとるぅぅぅぅう!!」

 

プリズムタワーは本来、ミアレシティの何処からでも見える代物だったが、ホワイトとユリーカの手で見事に木っ端微塵にされたこともあり、僅かな骨組みに蔦植物が生い茂った姿と変わり果てていた。そして、当然ながらそのことを知らないミヅキちゃんのツッコミが響いてしまった。

 

「ミヅキ。間違っても、路地裏に入り込まないでね?」

 

と、ミヅキちゃんにショウが警告するように言う。地方が変われば常識や環境が一気に変わるのだ。

 

「犯罪に巻き込まれるとか!?」

「いや…そうじゃないんだけど…」

 

と、その時だった。人々が慌ただしく何かから逃げるように、走り出した。

 

「逃げろ!!オヤブンだ!!」

「誰か、トップランカーかユリーカさん、マチエールさん呼んできて!!」

 

全速力で逃げる民衆。その姿に、ミヅキちゃんはえっ?と驚くが、無理はない。何故なら、ミヅキちゃんは2年前から激変したミアレシティの常識を知らないのだ。

 

「ミアレシティの路地裏には……ヒスイと一緒で、オヤブンが暮らしてるんだ」

 

「ガァァァォォオ!!」

 

路地裏から飛び出したのはパルキアと同じぐらい大きい、オスのカエンジン。目が真っ赤に輝いており、何人やっちゃいました?と言いたげに人々を襲おうと大暴れしている。

そう、サトシの年代から5年後…つまり今から2年前からミアレシティではオヤブン個体が沢山見れるように成ったのだ。

 

「連続殺人犯のような目付きのカエンジンが来たぁぁあ!?えっ!?オヤブン!?なんでオヤブン!?ミアレに居んの!?」

 

驚くミヅキちゃんであった。だが、カエンジンはまっすぐミヅキちゃんに向かってくる。その時、ショウはオヤブンカエンジンを指差して…

 

「パルキア、ハイドロポンプ」

『YES!!Myエンジェル!!』

 

放たれたハイドロポンプはカエンジンを吹き飛ばすが、あろうことか…オヤブンカエンジンはパルキアのハイドロポンプに耐えたのだ。

 

「パルキアのハイドロポンプに耐えた!?」

 

これにはミヅキちゃんはビックリしてしまう。そう、オヤブン個体は伝説のポケモンの一撃に耐えてしまうのだ。

 

「うーん。やっぱり現代のオヤブンは強いな」

「いや、強すぎでしょ!?」

『コライドンの兄貴はじしんパンチでワンパンし、フラエッテの姉御は破滅の光でワンパンしてました』

「上には上が居た!?」

 

ハイドロポンプに耐えて迫り来るオヤブンカエンジン。と、その時だった。

 

「仕方ない。目立つからここで使いたくなかったけど。パルキア、ゲンシカイキ」

『YES!!Yourマジェスティ!!』

 

ショウの言葉を受けて、パルキアがゲンシカイキを引き起こして四足歩行のパルキアオリジンの姿に変わり、オヤブンカエンジンに向けて2発目のハイドロポンプを放ち、今度こそオヤブンカエンジンはKOされた。

 

「因みに、こんなオヤブンがゴロゴロと居るから。ホワイトさんも『マジなの?…』ってドン引きしたらしいし」

「ミアレなにがあったの!?」

 

これで原作通りの魔境だから恐ろしい未来のミアレであった。

 

 

 

「ミアレのポケセンは宿泊機能なくなったから、ここで泊まろう。ここのオーナーのAZさん。パートナーのフラエッテは従業員でホワイトさんの友人のタウニーさんに譲ったそうだけど」

「ショウは変わらず元気だな。初めまして、私はAZ、ホテルZのオーナーをしている。ショウの友人ならただで泊まっても良いぞ」

「あずにゃん!?めっちゃ元気そう!!」

「あずにゃんと呼ばれたのは初めてだが…私は後、10年は生き延びるよ。見届けたい子達が居るんだ」

 

AZさんことAZにゃん。ネタバレに成るが、ここでは最低10年は生き延びる模様。まあ、ホワイト達を見たら、あの子達が何処まで行けるのか見たいしね。




7年後タウニーの手持ち

AZフラエッテ(メガフラエッテ)→メガフラエッテ
メガニウム
ゲッコウガ
未来リザードン(どっから見てもボルメテウス)→メガ未来リザードン(ボルメテウスサファイア)
ライボルト

リコとロイ、アニメでグレープアカデミー行くけど……此処でのテラスタル研修どうする?当たり前だけど、ホワイト達+ギエピーも降臨

  • アカデミーで。パルデア、魔境に染まる
  • メレメレ島で。リンドウブートキャンプ
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