カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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カキの牧場…


30時限目

アーカラ島。そこはヴェラ火山が聳える火山島であり、炎タイプのポケモンは勿論、活火山が自然に与える影響なのか水タイプや草タイプの生息する種類がメレメレ島よりも多いのが特徴だ。

 

そのアーカラ島のとある場所に大きな牧場が有る。この牧場はアローラの観光ガイドブックにも載っており、カキの実家である。

 

「やはり…アローラは良いな。リンドウが気に入るだけは有る」

 

表向き(サトシ達)にはアローラの探索、事実(リンドウ達は知ってる)はアローラリーグの創立の手伝いの為に、ポケモンリーグ本部の人物としてアローラに滞在してるレッドと彼のポケモン達。

彼等はアーカラ島の大体の探索を終えて、カキの実家である牧場にやって来たのだ。

 

「ピカチュウ!遊ぼう!」

「ピカピ!」

 

優雅にコーヒーを飲み、丸太の机と椅子で寛ぐレッドは自分のピカチュウことバグチュウ或いはピカ様と遊ぶ幼子を見る。

その幼子はカキと似た髪質に肌の色をしており、事実カキの妹なのだ。彼女の名前はホシ、カキの大事な妹であり幼いながらも牧場の手伝いを行っているのだ。

 

「レッドさん…すいません、妹が」

 

今日はポケモンスクールは休み。休みなので当然、カキは牧場の手伝いをしてるのだ。

 

「いや、良いさ。子供は遊ぶのが仕事だろ?それに…ピカチュウも楽しそうだ」

「そうですか…それにしても、レッドさんとサトシって似てますね。従兄弟というより、人によっては歳の離れた兄弟に見えますよ」

 

カキの言う通り、レッドとサトシは似ている。人によっては兄弟と言う人も居るだろう。

 

「途中まで、兄弟のように育ったからな……俺は色々有って両親が早く亡くなった。その後は叔母であるサトシのお母さんに育てられたからな。サトシのお母さんとは年齢的に姉弟に良く間違えられるけどな」

「そうだったんですか…」

 

レッドは幼い時に両親を亡くしている。その後、祖母と暮らしていたハナコと共に暮らし、チャンピオンに成って暫くするとリーグ本部やシロガネ山で暮らすことに成ったのだ。

 

「このソフトクリームはうまいっピ!」

 

ギエピー。レッドが大金を持っているからと、沢山のモーモーミルクソフトを食べまくる。

 

「ピッピを止めなくて良いんですか?」

「明日、下痢に成るだけだ。その場合は…一人でポケモンセンターにお留守番だ」

 

ギエピーよ、そんなにアイスを食べまくると間違いなく下痢に成ってしまうぞ。

 

「今日、サトシとセレナ、そんでリンドウ先生とブルーお姉さんが遊びに来ますよ」

 

今日はカキの牧場にサトシとセレナ、リンドウとブルーが遊びにやって来る。ククイ博士は研究仲間の所に行き、アセロラとブラックはマオの所でパンケーキレースの練習らしい。

 

「そうか…噂をすればだな」

 

レッドがそう言い、ふとカキは空を見上げる。空には2体のリザードンとラティアスが飛んでおり、良く見るとリザードンの背中にはリンドウとブルー、サトシとセレナが乗っている。勿論、リンドウとブルーが乗っているのはレウス、サトシとセレナが乗ってるのはサトシのリザードンだ。

 

2体のリザードンはラティアスと共に大きく円を描いて旋回すると、徐々に高度を落としながら円を描く。やがて、高度が大分降りてくると…ラティアスと2体のリザードンは各々のトレーナーを乗せたままカキとレッドの前に着地した。

 

「アローラ!……レッド!?」

「誰かと思えばレッドじゃない。と言うか、ギエピーを止めなさいよ…物凄くアイス食べてるわよ」

 

リンドウとブルーはそう言うと、レウスから降りてリンドウはレウスをボールに戻した。

ブルーも言っていた通り、ギエピーは黙々と美味しそうにアイスを食べていたのだ。これまでに彼は数多のアイスを食べており、何時お腹を降しても可笑しくは無いのである。

 

「「カキ!アローラ!レッドさん!?」」

「くーん!」

「ピカチュウ!」

 

同じくレッドが居るとは思わなかったサトシとセレナ、そしてピカチュウとラティアス。されど、ピカチュウとラティアスはレッドと会えて嬉しそうだ。

サトシもリザードンをボールに戻し、ラティアスも人の姿に戻る。

 

「よっ!良く来たな、楽しんでくれ!」

 

カキの牧場。そこはサトシが今までの旅で訪れた牧場と同じく、規模の大きな所だった。

ヴェラの火山の恵みで育ったケンタロスやミルタンク、そしてアローラ原産とするポケモン ドロバンコやドロバンコの進化系であるバンバドロ等の多くのポケモン達が暮らしていたのだ。

 

「それにしても、カキの牧場は何時見ても凄いな。全部で何匹居るんだ?」

「ドロバンコだけで62、ケンタロスで70、ミルタンクが50、バンバドロは5匹ですね」

 

中々の規模だ。それもそうだろう、毎年のようにポケモンの卵が見付かるのだから、考えればどんどん増えていくのだ。

 

「あと、食用の肉牛や鳥も含めるともっと多いですね」

 

アーカラ島の牧場…貴方も是非、アーカラ島に訪れた際は如何ですか?

 

 

 

 

その日の夜。

 

「いててて!!お腹が痛いっピ!!」

 

ギエピー、腹を下す。




次回!!サトシ、ククイ博士と共にパンケーキレースのチャンピオンの所に行く。

そして…ガラルから来客が…その時、この作品でのガラルの時間軸?がソードかシールドか分かるだろう(笑)

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  • ルナアーラに成って飛ぼう!
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