メガレシラム?それともキズナレシラム?様々な仮称が出てきたが、一先ずサトシとゲッコウガのサトシゲッコウガから取ってブラックレシラムとレシラムのメガシンカ?の名称は決まった。
翌日…昼休みの休憩時間を利用して、ククイ博士とリンドウはカロスリーグ時代のサトシのバトルを見つつ、最近何やらインパクトが少なってきたロトムが観測したレシラムとブラックのデータを見ていた。
「どうおもう?リンドウ…」
ククイ博士は技等の研究を行う研究者だ。Z技等も研究しているが、Z技がメガシンカと同じくトレーナーとポケモンの信頼関係が必要だと言う事も理解している。
「どうと言われてもな……」
「メガシンカに限っては、俺よりも詳しい筈だ。理論やデータではなく、直感的な物なら間違いない。俺はキーストーンを持ってないからメガシンカは出来ない。だけど、お前はメガシンカを子供の頃から使ってた」
ククイ博士に言われて、リンドウは映像記録であるが…ゲッコウガがサトシゲッコウガに成った瞬間とレシラムがブラックレシラムに変化した瞬間を改めて見る。
「俺の仮説ですが……少なくともメガシンカに極めて似た現象…或いは、メガシンカの
メガシンカには本来、トレーナーが持つキーストーンとポケモンに持たせたメガストーンが必要です。ここを見て下さい」
リンドウは映像を巻き戻し、ブラックレシラムに変化する瞬間で映像を止める。
「この時…ブラックの右腕に填められたメガバンクルのキーストーンが反応して光を出してます。ですが、トレーナーとポケモンを繋ぐべきメガストーンが無いにも関わらず…うっすらな光ですが、レシラムに繋がってます」
「つまり…ブラックレシラムはメガストーンを介さずに、メガシンカしたのか!?」
「恐ろしい事に、サトシはメガストーンはおろか…キーストーン無しでゲッコウガをメガシンカさせています。
俺達は其々の石を介してポケモンをメガシンカさせてますが、この2人は少なくもメガストーン無しでメガシンカを行っている。もしかすれば、これが本来のメガシンカなのかも知れません。ですが…」
リンドウはパソコンのコンソールを操作する。次に出たのは心拍数と血圧、体温を表した図だ。しかし、その図は誰が見ても荒れており、明らかに正常ではない。
「これはブラックレシラムの状態を維持している状態の…ブラックの心拍数、血圧、体温等のグラフです。ロトムが気を効かせて計測してくれましたけど、明らかに正常じゃない。肉体の負荷が半端ないですよ」
「だとすると…石を介さずに強引にメガシンカさせたから…体の負担が激しいのか!?」
「可能性は有ります。仮説ですが…メガストーンはトレーナーの負担を下げる作用が有るかも知れません。ダイレクトに繋がりませんからね。サトシとゲッコウガはともかく、ブラックはレシラムという…唯でさえメガシンカしたポケモンに匹敵するポケモンをストーン無しでメガシンカさせた。肉体の負担は俺達の想像よりも激しい筈です」
リンドウの仮説を聞いて、ククイ博士は暫し考える。
「待てよ…そう言えば…サトシゲッコウガがダメージを受けた時、サトシまでダメージを受けていたよな?
だとすると…ポケモンが持つメガストーンはメガシンカした際に、トレーナーとの繋がりのクッション材に成るのか?」
「かも知れませんね…ゲッコウガは兎も角、レシラム本人から聞いたんですけど…あのレシラムの姿はレシラム本来の姿に近いらしい。
それに…レシラム曰く、ゼクロム、キュレム、レシラムの3体に別れた際にこの3体と元のオリジナルの記録が記された遺伝子の楔と呼ばれる物が産まれたそうです。それを使えば、メガストーンの代用に成るかも知れません。とは言え、そんな直ぐに見付かりそうに無いですけどね」
遺伝子の楔。名前とゲームでの効果なら、リンドウは前世の知識で知っている。
この楔を使うことで…キュレムはレシラムかゼクロムを取り込む事で、フォルムチェンジする事が出来るのだ。レシラムを取り込む事でホワイトキュレムに、ゼクロムを取り込む事でブラックキュレムに進化できる。
しかし、この世界のキュレムは遺伝子の楔無しでホワイトキュレム及びブラックキュレムに成れるとか。
「念のために…考古学者の知人に遺伝子の楔の事は伝えておきますね。レシラムからも許可は貰ってますし」
リンドウ…ブラックの今後を考え、知人の考古学者に遺伝子の楔の事をメールで伝える。リンドウの知人で考古学者は2人居ており、1人はシンオウ地方の愛称ダメナさん、もう1人はアララギ博士のお父さんで愛称はパパラギ博士である。
(というか…パパラギ博士はレシラムとゼクロムの神話を調べていたし、遺伝子の楔に関しても何か知ってるかも知れないしな)
とは言え、ブラックレシラムの事は一先ず置いておこう。
「そういや、ククイ博士。サトシから聞いたけど…あのイワンコ、居候だったんですね」
そう、ククイ博士のポケモンかと思われていたイワンコ。実はククイ博士のポケモンではなく、居候だったのだ。
随分と前からククイ博士の家に居座っており、随分と懐いていた為にリンドウもククイ博士のポケモンかと思っていたのだ。
「ああ!ポケモンフーズをやったら、着いてきてな。その流れって奴さ。なあ…リンドウ、俺はイワンコをサトシに託したいって思ってる」
イワンコをサトシに託したい。それはククイ博士がイワンコの為に思った事だ。
「サトシは俺なんかよりも、イワンコの為に頑張ってくれてんだ。サトシだけじゃない、ピカチュウもラティアスも、モクローも…ゲッコウガもリザードンも…イワンコの為に力を貸してくれたんだ。だから、イワンコは俺なんかよりも、サトシ達と居るべきなんだよ」
今はイワンコの事をククイ博士よりもサトシの方が思ってるし、懐いてる。自分と居るよりもサトシと居るべきだとククイ博士は判断したのだ。
「そうか…アンタがそうしたら良いと思ったら、そうしたら良いさ」
「ああ!そうするさ。所でリンドウ…ブラックにあの件を話すのか?」
あの件とはブラックレシラム関係とは別の事だ。ブラックの実力はチャンピオンクラス、ぶっちゃけリンドウとブルーを除いた教師陣全員倒せる力を持っている。
「俺は良いと思いますよ?ブラックの良い経験に成る」
「よーし!そんじゃあ!家庭教師ブラック君計画を始動させるか!!」
家庭教師ブラック君計画。それはブラックの今後の為にも、リンドウとククイ博士そしてオーキド校長が考えたポケモンスクールの新たな計画?である。
そもそも人は教わる事で学びもするが、教える側も教える事を通じて様々な事を学ぶのだ。
次期イッシュ地方のチャンピオンの為にも、家庭教師という役割でポケモンスクールの色んな生徒の家などに向かったり…図書館等で勉学やバトルを教えたりする催しである。
その日の夜。
ククイ博士は無事に技 いわおとしを習得して、強くなったイワンコと戯れるサトシ達を見ていた。
この数日間、サトシはイワンコの力に成るために献身的に力に成っていた。そんなサトシだからこそ、家族であるイワンコを授けたいと思ったのだ。
「なあ…サトシ…お前が良ければだが、イワンコをゲットしないか?
これは俺の我が儘だが、イワンコはお前の事を気に入ってる。それに、イワンコが強くなったのはお前達のお陰なんだ」
「でも…博士、博士はイワンコの事が大事なんですよね」
「大事だからこそ、お前に任せたいんだ」
この日…イワンコは運命に出会った。
現在のサトシの手持ち。ピカチュウ(常時確定)、ラティアス、ゲッコウガ、リザードン、モクロー、イワンコ。
アローラボックス(ククイ博士宅)。現在なし。
「ブラック、お前の今後の経験の為に家庭教師をしてもらうから。
あっ!安心しろ…アララギ博士とカトレア、アデクさんから許可は貰ってる」
「家庭教師!?」
ブラック…家庭教師に成る。
「いや…だってお前、チャンピオン級の強さ持ってるじゃん。高評価だと、オーキド校長が小遣いくれるぞ?マジで」
「喜んで行かしてもらいます!!」
次回!!ロケット団が足を洗った為か、オリジナルエピソード。
家庭教師をオーキド校長達の陰謀で始めたブラック。そんな彼にサトシとセレナが付いていく!?
ほしぐもちゃんの進路アンケート
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