カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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ポケモンホーム解禁!!しかし…


41時限目

保護者参観及びポケモンスクールに入学を考えてる子供達がやって来るオープンスクールは明日に迫る。

 

だが、この少年は違った。その少年は黙々とレポート用紙に鉛筆で文字を走らせ、発表するレポートを仕上げていく。残念ながら、家の中に味方は居ない。同居人であるククイ博士とセレナは外出しており、他の家族はポケモンなので見守ることしか出来ない。人に変身出来るラティアスはお茶を入れたりしてサポート出来るが…レポートは基本的に彼一人で頑張らないといけないのだ。

 

「これなら…毎日コツコツと頑張ってたら良かった!」

 

ククイ博士の自宅にサトシの叫びが木霊する。サトシは半分程度しか発表するレポートを仕上げておらず…彼はセレナと比べて長い猶予時間が有ったにも関わらず、終わってないのだ。

セレナはコツコツとやっていたのか、既にレポートを終わらしており…残念ながら終ってないのはサトシ、カキ、マーマネの男子3人だけである(ブラック?彼は最年長の意地で一番最初に終らせました)。

故にサトシは明日までに、レポートを完成させて朝一にリンドウに提出しなければならないのだ。もし、運が悪ければ自分達のクラスメートは勿論、その保護者達の前で発表する事に成ってしまうのだから。

 

「でも…俺はやるぞ!!」

 

だが、サトシは諦めていない。彼は意地でも今日中にレポートを仕上げて提出するつもりなのである。

 

 

 

「今頃、サトシ、カキ、マーマネの3人は気合いと根性で課題をやっているんだろうな」

 

一方その頃、ポケモンスクールではリンドウが明日行われるオープンスクールの準備を職員や同僚達…そして手伝いに来てくれた生徒達と共に準備を行っていた。既に準備は9割ほど終わっており、ポケモンスクールの広場や正門前にはテントが設営されていて…明日は受付や出店等が行われる。

 

「てか…サトシは大丈夫なの?」

 

そんなサトシを案じてか、ブルーは言う。期日は明日、明日までに終っていなければ課題は未提出という事に成ってしまい…サトシの評価は下がってしまう。いや、それだけではない…最悪の場合はリンドウの手で全員発表という形に成れば公開処刑同然で「できてませーん!」とサトシは保護者と仲間が居る中で叫ばなければ成らないのだ。

そんな公開処刑を防ぐためにもサトシ…いや、サトシだけではない。カキ、マーマネもだ。その3人は意地でもレポートを仕上げなくては成らないのだ。

 

「サトシ処か…カキ、マーマネもだな。この3人はこの場に居ないし……そう言う事なんだろう」

 

サトシ、カキ、マーマネ以外のリンドウの教え子達は全員がオープンスクールの準備を手伝っており、件の3人以外はこの場に居ており…そう言う事なのだろう。

 

「時間が無かった……は、完全に言い訳にしか成らないからな。なっ?ブラック」

「デスヨネ…」

 

何処か遠い目に成った、次期イッシュチャンピオン。それもその筈、このブラックはリンドウの監修は勿論のこと…誤字脱字は勿論…最年長らしく完了されたのだ。その掛かった時間は僅か1週間、サトシ達は時間が無かったとは言い訳は絶対に出来ないのだ。

 

「なんか…ブラック、遠い目に成ってません?」

「成ってるよね…セレナ知らない?」

「私も知らない。スイレンは?」

「私も知らないな…アセロラは?」

「うん…取り合えず、最年長で次期イッシュチャンピオンは大変なんだねって事ぐらいだね」

 

そんなブラックの事を知らない女子達と事情を知っているが誤魔化そうとするアセロラ。そんな女子グループを眺め、レシラムも遠い目に成っていた。

 

――少女達よ。気にしたら敗けなのだ…そっとしておいてくれ。

 

とそんなボヤキが聞こえたような気がした。

 

「おおー!こんな所で会うとは久しいの!リンドウ!」

 

ふと、オーキド校長そっくりな声が聞こえ…リンドウとブルーは勿論、生徒達は声の方を見る。そこにはオーキド校長と全くおなじ顔をしており…肌の色が白くなったカントー地方の人物と…年若い美女ことサトシのママであるハナコさんが居たのだ。

 

「「「「オーキド校長!?」」」」

「の…従兄であり、ポケモン研究の第一人者であるオーキド・ユキナリ博士。そして、此方の女性はハナコさん、サトシのお母さんだ」

「あれ?驚かんのリンドウ?完全にサプライズの筈じゃったんじゃが?」

「そう言う時も有るさ」

 

リンドウとブルーが驚かない事に疑問を覚えるオーキド博士。当然だろう、オーキド博士としては完全にサプライズのつもりでやって来たのだ。しかし、オーキド博士が来ることはブルーの携帯にオーキド研究所の皆様がメッセージを送ってリークされていたのだ。

 

「ププ!見てみなさいよリンドウ!このお爺ちゃん、仲間に売られたと思っても無かったみたいよ!!」

「おい…ブルー…事実だとしても笑っちゃ駄目だろ?ここは笑うんじゃなくて、鼻で笑ってやるんだよ。

ケンジ達が嘆いてましたよ…魔境から逃げたって」

 

事実を暴露しながら大爆笑するブルーと鼻で笑うリンドウ。

 

「えっ?ケンジ達がリークしたの!?」

「「魔境を放置して逃げたって」」

「魔境に成ったのはグリーンとレッドの責任じゃろ!?あのサンダーやファイアー、そしてミュウツーと愉快な仲間達が原因ではないか!

今は防衛部隊にレッドのレジギガス、レジロック、レジアイス、レジスチルも参加してるから…大丈夫!」

 

そう…今のオーキド研究所には防衛部隊の新たな仲間としてレジギガス、レジロック、レジスチル、レジアイスという愉快で頼れる仲間が加入したのだ。

 

「えっ?それじゃあボス返して。あと、博士が土下座して加入させたサトシのフシギダネも」

「あっ!私もメタグロスとトゲチック返して」

「あっ…それは厳しい」

 

どうやらオーキド研究所の防衛はレジギガスと愉快なお供が防衛に参加しても魔境である事には変わり無いようだ。

 

「グッドモーニング!ブラック!元気だった?」

 

なにやら女性の声が響き、リンドウ達は声の方を見る。声の主はブラックの事を呼んでいた為に、間違いなくブラックの知り合いだろう。

 

「アララギ博士!?それにパパラギ博士!?」

 

声の主を見たブラックはそう言う。声の方には外見上は若い女性と壮年の男性が居たのだ。

女性はアララギ博士。御存知、イッシュ地方のポケモン博士であり、ブラックとは昔からご近所さんで御近所のお姉さんと近所の子供のような関係だ。パパラギと呼ばれた男性もアララギ博士だが、此方は考古学者でもあるのだ…しかし、アララギ博士だとアララギ博士とややこしく成るので多くの人は彼の事をパパラギと呼んでいる。

 

「そうだ…ブラック。君にこれを」

 

ふと、パパラギは鞄の中から何かの楔のような代物を取り出した。

 

「あの…これって?」

「遺伝子の楔だ。実はな……これ、今まで考古学的に価値の無い物だと思われていてな!博物館の奥で埃を被っていたのだ!ハッハハハ!」

 

遺伝子の楔…考古学的な価値は無いと判断され、博物館の奥で埃を被る。

 

「その後…カロスのプラターヌ博士にデータを見せた所、メガストーンと似たような波長を放っている事が分かった。

折角だ、レシラムに装備させてみてはどうかな?」

「はい!そうします!」

 

だが…ブラックは知らない。あと、遺伝子の楔は2本存在する事を。

 

そして同じく考古学的に価値の無い物として判断され、昔に売り飛ばされて色んな所に散らばっている事を。

 

 

その頃のダメナさん。

 

「あー悩む…どれにしようかしら…」

 

シンオウ地方チャンピオン シロナ。黄色い長い髪が特徴の彼女であるが、非常に悩んでいた。かれこれ…40分に成るだろう。兎に角悩んでいた。

 

「あの…お客様?」

 

店員も心配し、そう言う。シロナが悩んでいる物…それは

 

「ミルクかチョコにしようか迷うわ!!」

 

アイスクリームの味である。




レシラム、アローラロコン、カメックス「お先!」

ウルガモス、ラティアス、カイロス「はぁぁぁあ!?」

未だウルガモス達は剣盾に送れませんでした(笑)

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