カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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サトシ「先生!記念すべき50回目ですよ!」
リンドウ「休み時間入れたら、とっくに越えてるけどな」


50時限目

――いや…サトシとマオちゃんが危ないと思ったんですよ

 

――同感だな。まさか、試練とは思わんさ

 

――試練なら事前に言って欲しかった。

 

「ごめんなさいね…教えなかった私の責任だわ」

 

上からギラティナ、ゲッコウガ、リザードン…そして島クイーンであるライチはポケモンセンターの敷地内に有る広場の端っこで律儀に座っていた。

当然である、この3体のサトシの切札はサプライズ的なアーカラ島の島巡りの試練とは知らず、突如として現れた主ポケモンであるラランテス…主ラランテスとその取り巻きを見事に粉砕してしまったのだ。

 

そして…主ラランテス粉砕事件は元と言えば、試練である事を伝えれなかったライチの責任である。と言うのも、サトシが試練でゲッコウガ、リザードン、ギラティナというエース×2とジョーカーの使用禁止はゲッコウガ達も理解しており、この3体は試練という事を知らずに戦ってしまったのだ。

 

勿論…ギラティナ、ゲッコウガ、リザードンは悪気は一切ない。危険からサトシとその友人を守るのは彼等の仕事だ。しかし、彼等は主ラランテスが試練の相手とは知らずに戦闘を開始、ものの数秒で主ラランテスを倒してしまったのだ。

ゲッコウガの水手裏剣、リザードンのエアスラッシュ、ギラティナの波動弾。彼等はサトシの指示に的確に従い、主ラランテスを見事に撃破。そして、サトシが無事に奇跡の種を確保し…倒れた主ラランテスを介抱した最中…

 

『あのね…サトシ、これ…実はライチさんからの試練だったの』

 

マオから真実を知らされ…サトシは勿論…実行犯のゲッコウガ、ギラティナ、リザードンは揃って『やっちまった!!』と唖然してしまう。

倒れた主ラランテスをポケモンセンターに運び、治療しなければならず、ギラティナとリザードンそしてゲッコウガの3体は責任を持って主ラランテスをポケモンセンターに運ぶことにしたのだ。

 

そして、ライチさんと件の3体は反省の為か…広場の端っこで座ることに成ったのだ。

 

「なんだか…凄い光景なんだけど」

「言っちゃお仕舞いよ、マオ」

 

そんなライチさんと理不尽3体を眺め、ブルーとマオはそう言った。アーカラ島の代表である島クイーン、チャンピオン級の実力を誇るリザードンとゲッコウガ、そしてシンオウの荒神 ギラティナ。そんな凄いメンバーが反省の為に座っていたのだ、それは今後絶対に見れない光景だろう。

 

すると、ポケモンセンターの方から元気に成った主ラランテスと主ラランテスの付き添いをしていたサトシとリンドウが出てきた。サトシの後ろには、メガストーンが埋め込まれた腕輪を右手に着けた人モードのラティアスが居ており、此方の腕輪は人から本来の姿に戻っても問題は無い代物である。

 

実行犯であるゲッコウガ、ギラティナ、リザードンはラランテスが無事に元気に成った為か…安心するように立ち上がる。

 

「うぐぅ…ラランテス!良かった!元気になって本当に良かった!!そしてごめんなさいね!!」

 

ライチは自分がサトシに試練の事を告げていれば、ここまでラランテスがコテンパンにされる事は無かった事を理解しており、涙を流しながらラランテスに近寄る。しかし、広場に有った小石に躓き…ライチは盛大に転けてしまった。

 

「「「あっ」」」

「ライチさん!?」

「ピカピ!?」

「くーん!?」

「ララン!?」

「コウガ!?」

「ぐぉん!?」

「ギエー!?」

 

盛大にこけ、顔面から地面に向かってダイブしたライチ。間違いなく、顔面に絶大なダメージを受けたに違いない。

 

これにはリンドウ達とポケモン達も本気で心配してしまうが、ライチはすんなりと立ち上がる。しかし、真っ先にダメージを受けたと思われる

 

「だっ…大丈夫大丈夫」

 

――何処から見ても、大丈夫じゃねぇぇぇえ!!

 

リンドウ達の心が1つに成ったが、ライチは気にしない。恐らくだが、彼女が何かに躓いて転けてしまうのは日常茶飯事なのだろう。

 

「まっ…無事に主ラランテスも復活したし、一安心って所だな」

 

ふと、リンドウは腕時計を見る。サトシと愉快なポケモン達が主ラランテスを倒して直ぐに蜻蛉返りで帰ってきた為か…大分時間は有る。

カキやセレナ達が帰ってくるまで大分時間が有るだろう。

 

「ふむ…取り合えず、サトシとラティアスのメガシンカの練習でもするか。

サトシはZ技や、メガシンカよりも難しい絆変化をゲッコウガと共にやって来た。だから自然と出来る。だが、問題はラティアスだ」

 

リンドウはそう言うと、ラティアスを見る。

 

「メガシンカすると、確かにポケモンは爆発的に強くなり、伝説のポケモンすら一方的に倒してしまう事も有る。

でもな…メガシンカすると、メガシンカ前の戦闘スタイルがメガシンカ後の能力と噛み合わない事が有るんだ。

サトシの親しい人で言えば、シロナさんだな。シロナさんもメガシンカを行えるが…あの人はメガシンカをエースのガブリアスではなくルカリオで行っている。何故なら、メガガブリアスと普通のガブリアスは戦闘スタイルが異なる場合が有るからだ」

「それじゃあ、メガシンカを行えば…今までの戦い方が出来なくて逆に弱くなるポケモンも居るって事ですか?」

 

メガシンカという物をリンドウやブルー、そしてテレビ位でしか見たことがないマオ。そんな彼女の疑問に答えるようにリンドウは頷いた。

 

「俺のレウスもYの方のメガシンカなら…戦い方が噛み合わず、そこまで力を発揮できない。だが、サトシのリザードンやグリーンのリザードンがYのメガシンカを行えば比較的強くなる。Yはリザードンを特殊型に強化し、Xは物理だ。まあ、レウスは元々物理向きだったからこそ、Xのメガシンカで爆発力を発揮する。

マオもホウエンでの防衛戦に来てくれたが、その時に俺のボスゴドラを見ただろ?ボスゴドラはメガシンカを行うと特性が変わり、その都合で俺のボスがメガシンカを仮に行えば弱体化する」

 

メガシンカを行えば特性等も変わる者が多い。それに、これはゲームではなく…現実であるこの世界だからこその理由も有るのだ。

 

「メガシンカを行えば、体型も変わってしまう。一時的に進化してる訳だからな。

体重等も劇的に変わり、思った動きが出来ないポケモンも多い。それに関しては慣れさせれば問題は無いんだが…」

 

メガシンカは一時的にとは言え、ポケモンが進化している。進化してるが故に体型も変わってしまい、思ってた動きが出来ないポケモンも中には居るのだ。

 

「そうですか…良し!練習有るのみだな!」

「くーん!」

 

とは言え…練習して物にするしかない。サトシとラティアスはメガシンカの練習を行うのだった。

 

「あっ!サトシ君、大試練は明後日ね!」

 

サトシの大試練…日程はアーカラ島での校外学習最終日に決定となる。

 

 

 

その頃…カキとスイレンはと言うと…

 

「ガラッッガラ!」

 

一体のアローラガラガラと遭遇していた。そのガラガラは強く、だが…孤独で強さを求めるガラガラであった。

 

「くっ…強いな…」

「ガメスッッ」

 

そのガラガラ相手にカキとバクガメスは戦っていた。しかし、彼等は知らない。既に運命と出会っており、このガラガラはカキのポケモンに成ることを…彼等は未だ知らないのだ。

 

 

 

 

 

「ふう…ここがアローラか。あの男の言いなりに成るのは癪だが、今の俺は食客だしな…アクア団ではなくレインボーロケット団としての仕事を行おうかね!」

 

声だけはリンドウの友人であり、副業ボディービルダー本業自然保護の慈善団体アクア団代表のアオギリそっくりな男が複数の部下を連れてアーカラ島に上陸していた。

男の名前はアオギリ。だが、アオギリだとややこしいので虹アオギリとしておこう。その虹アオギリだが、リンドウの友人のアオギリと大きな違いが有る。

 

それはmuscleではなく、普通の肉体で悪の組織にアクア団を変えてしまった事だろう。何故なら、虹アオギリは異世界からやって来た存在なのだ。

 

「ふふふ…さてと、コイツの力を試すとしますかね」

 

虹アオギリは腰からマスターボールを取り出す。その中には伝説のポケモンが入っているのだ。

自分の元居た世界から連れてきた、海の化身が入っているのである。

 

 

 

「ロケット団死すべし、慈悲はない」

「ピカピ!」

「だっピ」

 

だが…虹アオギリは知らない。最強のロケット団スレイヤーが既にアーカラ島に入っていることを。

 

虹アオギリ…終了のお知らせである。




因みに……リンドウの教え子でサトシ、リーリエ、ブラック以外にあの子が後程禁止伝説を友情ゲットします。

果たして…その子は誰なのやら?因みに…リンドウの教え子であるアローラ組は全員、強化される予定です。

次回!カキとガラガラ、運命に出会う。そして…サトシのイワンコが!?

ほしぐもちゃんの進路アンケート

  • ルナアーラに成って飛ぼう!
  • ソルガレオに成って駆け抜けよう!
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