遂に始まったサトシとピカチュウのサプライズ歓迎会。
「それじゃあ、サトシには私達で考えたバトルを行ってもらうね!バトルと言っても、ポケモン勝負以外にミニゲームのような物も有るから楽しんでいって。
先ずはマーマネとトゲデマル!」
司会のような物を行うマオがそう言うと、マーマネとトゲデマルが一歩前に踏み出した。
「先ずは僕とトゲデマルとの勝負だ!内容は簡単、彼処に用意した風船をどちらが早く全部割るかだよ!」
「トゲ!!」
ビシッとマーマネが指指した所を見ると、そこには大きなタライにたっぷりと山盛りに入れられた風船が2山も存在していた。この風船をサトシとピカチュウペア、マーマネとトゲデマルペアでどちらが早く全部割るかを競い合うのだ。
因みにこの風船の山…朝6時からリンドウがブルーの朝食を用意し、ブルーが朝食を食べている間に1人で用意した。そのお陰も有り、リンドウは物凄く眠い。
――今日は早めに寝よう。
心に誓ったリンドウであった。
「うぉぉおお!面白そう!!頑張ろうぜ!ピカチュウ!!」
「ピカピ!!」
「それじゃ!始め!!」
マーマネの挑戦が始まる。マーマネから開始の合図が出されて、ピカチュウとサトシ、マーマネとトゲデマルは各々の山に向かって走り出す。
そして、風船を手にしてサトシ達は風船を割ろうとするが…中々割れない。当然だ、この風船…リンドウが腹癒せに空気をパンパンに詰め込んでおり、その上…風船を買う時間がなかった為に、ポケモンスクールのイベントで用いる物を使ったのだ。
「あっあれ!?メチャクチャ固いな…」
「トゲ!?」
それを知らないサトシ達とある意味首謀者のマーマネ。だが、マーマネは未だ知らない…マサラタウン出身者の驚異的な身体能力を…
「ふん!!」
サトシは風船を挟むように持つと、力を込めて破裂させる。やはり、マサラタウン出身者故か、歳離れした身体能力をお持ちのようだ…流石は嘗てヨーギラスを軽々と担いだだけは有る。
「これはキツいな…ピカチュウ…大丈夫か?」
「ピカ!」
だが、そこで策士マーマネの作戦が発動する。
「あっ!ポケモンの技も使って良いよ」
「良し!行くぞピカチュウ!!10万ボルトだ!!」
「ピカチュウ!!」
だが、マーマネは勝ち誇ったように笑みを浮かべる。トゲデマルの特性はひらいしん、電気タイプの技を自分に受けて己の力をパワーアップさせる事が出来るのだ。
その結果、ピカチュウから放たれた10万ボルトは風船に当たらず、トゲデマルに吸い寄せられるように吸収される。
「今だ!トゲデマル!!びりびりチクチク!!」
「トゲ!!」
そして放たれるトゲデマルの電気技。だが、此処で残念なお知らせが存在する。この風船等は一式リンドウが用意したのであり、元々はポケモンスクールでのイベント等に使われるものだ。
だが、現実は無情であり…びりびりチクチクでも風船は割れなかった。
「あれ?」
「トゲ?」
普通の風船なら、幾ら絶縁体のゴム素材でもポケモンの電撃に耐えられず…中の空気が膨張して破裂してしまう。だが、この風船はポケモンスクールのイベント等で使う物…ポケモン達が遊んでいる最中に破裂しないように特別なコーティングが施されているのだ。
「あっ!言い忘れた。この風船、俺が用意した物でな。電気タイプや炎タイプのポケモンがじゃれついても破裂しない物なんだ。
元々はポケモンスクールでイベントとかで使う奴でな…破りたかったら、他のタイプの技で物理的に壊すしか無いぞ」
現実をリンドウから告げられたサトシとマーマネ、ピカチュウとトゲデマル。
「ピカチュウ!アイアンテールだ!俺も手伝うぞ!」
「トゲデマル!ミサイルばり!」
数のミサイルばり、一撃のアイアンテール+マサラ人のサトシの腕力。その結果、見事に両陣営は互角の戦いを繰り広げて…引き分けと成った。
「楽しかった!ありがとな、マーマネ!」
「此方も楽しかったよサトシ!」
ここに、新たな友情が芽生えたのだ。
「はーい!次は私とアシマリだよ」
なんと、次の挑戦者はスイレンとアシマリであった。
「私とアシマリは陸上と水上のポケモンレース、ポケスロンをサトシとピカチュウに挑むよ」
ポケスロン…陸上と水泳を兼ね揃えたポケモン達のレース種目だ。
「ポケスロンか!行くぞ!ピカチュウ」
「ピカピ!!」
水中ならアシマリの圧倒的有利、地上ならばピカチュウの有利という事だろう。
だが、ここでまさかの乱入者が現れた。
「ちょっと待った!!此処はお姉さんとカメちゃんも飛び入りで参加するわ!!」
まさかのブルーお姉さんと、そのパートナーであるカメちゃんの参戦である。
「ブルーお姉さんにカメックス!?」
「ブルーさんとカメックスとも!よっしゃ!燃えてきた!」
ここにカメックス、ピカチュウ、アシマリの三つ巴のポケスロンが始まったのだった。
だが、カメックスは甲羅と体格を利用した耐久力と圧倒的な火力で相手を粉砕するポケモンだ。ポケスロンでは機動力に優れるピカチュウとアシマリ相手に有利とは言えない。有利な水中に入る前でも、大差を地上で付けられてしまうだろう。
そして、スタートラインに並ぶカメックス、ピカチュウ、アシマリ。
「それじゃいい?よーいどーん!」
スイレンが合図を出して、一斉にピカチュウ達は動き出した。真っ先に先頭に出たのはピカチュウ…いや、まさかのカメックスであった。
「ピカ!?」
「ぱぅ!?」
カメックスは手足と頭部を甲羅の中に仕舞っており、砲塔も格納している。その状態で甲羅を高速回転させて地面を転がり、水上は水切りショットのように滑るように移動していく。
これにはピカチュウとアシマリも唖然としてしまい、その場で固まっている。その結果、カメックスはぶっちぎりで一位でゴールしたのだ。その時間…僅か3秒、圧倒的なゴールだった。
「いぇーい!流石はカメちゃん!」
「カメ!」
「いや、手加減してやれよ」
そんなブルーを見て、リンドウは突っ込みを入れるのだった。
「次は俺とサシでケンタロスに乗って、レース勝負だ」
なんと、次の相手はカキであった。しかも、パートナーの力を借りず、ケンタロスに乗ってサシでのレース勝負。
「あぁ!良いぜ!俺もケンタロスやギャロップには乗った事が有るから、自信が有るぞ!」
「ふっ、俺も…牛乳の配達や牧場の手伝いで様々なポケモンに乗るからな…良い勝負が出来そうだ」
そして、カキとサトシのケンタロスレースが始まった。だが…
「ねぇ…リンドウ、なんかシンプルね」
「そんな事を言われてもな」
カキとサトシのレースの腕前は互角。牧場仕事と通学で磨いたカキの腕前、これまでの冒険で磨いたサトシの経験。そのレースは互角の戦いを見せて…2人はほぼ同時にゴールした。
「カキ!凄いじゃないか!」
「お前も良いライドだったよ!」
ここに、男同士の新たな友情が芽生えた。
すると、サトシのお腹の虫が鳴り出した。
「さてと、次は私のサプライズ!アイナ食堂看板娘である私が、料理を振る舞ってあげましょう!!」
一先ず、お昼休憩である。
次回!ご飯からのサプライズ……?
リンドウ「…あれ…俺のサプライズは!?」
リーリエ「次は私の番ですわ…えっ?」
??「カプコケェェェェ!!」
サトシの昔のポケモンを合流させるか否か。もしかすれば、2つ以上採用するかも
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合流無しで、アニメ通りに
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良し!ゲッコウガ呼ぼう!
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良し!リザードンを呼ぼう!
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いや、此処はジュカインだ!
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違う!マグマラシを呼んで、何時かバグフーンに!!