カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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カントー合宿スタート!


54時限目 カントー合宿の始まり

ある日…クチバ国際空港。

 

カントーの玄関口として有名なクチバシティ。新幹線、船、そして飛行機と様々な手段で多くのトレーナーの方々が最強のポケモンリーグが有るカントーに降り立つ初めての都市だ。

クチバはリンドウ達が子供の頃はサントアンヌ号がやって来る位の港町であったが、今は違う。大分栄えており、カントーでもトップクラスの都会へと変身を遂げたのだ。

 

「着いたぞ…ここがカントー。降りるのは年に数回の里帰り位だ」

「えぇ。まあ、私は数ヶ月ぶりだけど」

 

そのクチバ国際空港に一組の集団が降り立った。彼等はアローラから遠路遥々やって来たリンドウ率いるアローラ組であり、彼等は後に開催されるアローラリーグに備えてカントーに合宿に来たのだ。

 

青紫のコートを羽織り、チャンピオンの姿に成ったリンドウ。黒いシャツに青色のドレス姿…その他の地方の姿に戻ったブルー。やはり、彼はアローラでの服装ではなく普段の服装の方が良いのだろう。

 

「先生とブルーお姉さんがいつの間にか着替えてる」

「そりゃ、先生はカントー出身だしな」

 

アローラにやって来たメンバーはリンドウ、ブルー、サトシ、ククイ博士、セレナ、アセロラ、スイレン、カキ、マオ、マーマネ、リーリエ、ラティアス(人モード)の大所帯。更に、今日からブラックが復活し、ブラックはレシラム特急便の力で既にマサラタウンに到着してる頃だろう。

 

「そろそろ…お出迎えが…おっ!アレだな」

 

それに、今日はお出迎えが有るのだ。リンドウが何かに気付いてその方を見ると…3人の男女がリンドウ達を待っていた。

 

『メレメレ島ポケモンスクール御一行の皆様』と書かれたプラカードを持ったグリーン。グリーンの一番弟子であり、水のエキスパートであるカスミ。そして、恐らくは軟派をしてカスミとグレッグルに粛清されたのだろう…床には耳を赤くはらし、毒突きの影響で痙攣して倒れているポケモンドクター タケシが倒れていたのだ。

 

「おっ!カスミ、リンドウとサトシが来たぞ。タケシを起こせ」

「勿論ですよ。ほら、タケシ、何時まで倒れてるのよ。アローラから美人なお姉さんが来たわよ」

「マジっすか!!」

 

しかし、美人なお姉さんという単語を聞いたタケシは立ち上がり…元気な姿を見せる。だが、彼の視線の先のお姉さんはブルーしか居らず…だが、お姉さんよりも会いたかった嘗ての仲間が居たのだ。

 

「サトシ!!ピカチュウ!!」

「カスミ!タケシ!グリーンさん!!」

「ピカチュウ!!」

 

サトシとピカチュウにとって、カスミとタケシは初めて出会った仲間であり…家族のようにカントーとジョウトを共に旅した仲間だ。カスミはジョウトでの冒険を終えた後、グリーンの誘いを受けて抜けたが…タケシとはその後もシンオウ地方まで共に冒険した仲間である。

 

「おっ!サトシ!ラティアスも居るじゃないか!てか、レッドさんから聞いたけど…ギラティナまで一緒に居るのか!?」

「ギラティナも一緒さ!なぁ、ラティアス!」

「くーん!」

 

ラティアスも久し振りにタケシとカスミに出会えて嬉しそうだ。

 

しかし、グリーンは兎も角して…タケシとカスミの事を御存知でないセレナ達は首を傾げる。そんな生徒達の為に、リンドウはグリーン達を紹介する。

 

「ごほん、皆は知らなかったな。改めて紹介しよう。

サトシの初めての旅仲間であるカスミとタケシ、そしてサトシに初めてトレーナーとしての伊呂波を教えた世界最強のジムリーダー グリーンだ」

「「「はじめまして!」」」

 

挨拶は大事だ。

 

「俺はマオちゃんとは前に会ったけどな。俺はグリーン、トキワシティのポケモンジム トキワジムのジムリーダーだ。宜しくな」

「私はカスミ。元ハナダジムのジムリーダー代理で、今はトキワジムのジムトレーナーをしてるわ」

「俺はタケシ。元ニビジムのジムリーダーで、今はポケモンブリーダー兼ポケモンドクターをしてるんだ!」

 

グリーン…破壊神バンギラスという、サトシのピカチュウとゲッコウガやレッドのバグチュウそしてリンドウのレウス等と言った種族の壁を越えちゃったバンギラスを操る最強のジムリーダー。カントーとホウエン以外なら、余裕でチャンピオンに成れるらしい。

 

カスミ…水のエキスパートであり、グリーンの弟子。ジムトレーナーでありながら、他のジムのジムリーダーよりも強いのだ。そして、サトシと共に初めて冒険したトレーナーでもある。

 

タケシ…我らがスーパーニビ人。元ニビジムのジムリーダーであり、今はポケモンブリーダーとポケモンドクターを生業とする名医の卵である。欠点を上げるなら、女好きであり、ヒロインよりも女子力が遥かに高いのだ。

 

「カントー合宿では、彼等が共に行動してくれるぞ!」

 

そう、カントー合宿ではグリーン達と共に行動するのだ。しかし、リンドウ達は知らない。グリーン達の他にもう一組、ゲストが参戦することを。

 

 

 

その頃のマサラタウン。

 

マサラタウンはカントーでも錆びれ、過疎化が進み…観光名所は魔境 オーキド研究所位。

ポケモンマスター レッド、ホウエンチャンピオンのリンドウの故郷としては伝えられているが観光客は殆どやってこない。来るとしても、レッドとサトシが育った民宿兼お食事処のマサラハウスが有るぐらいだ。

 

しかし、それは少し前の話であり…今はそこそこ人が訪れたり活気が戻っている。何故なら、アローラにやって来る前のブルーとグリーンの姉 ナナミのお陰である。

 

先ず、夜間はイルミネーションのライトアップ。これにより、このイルミネーションを見るために観光客が訪れるように成った。そして、カントー地方のポケモンコンテスト絶対女王 ナナミの監修の元でマサラタウンにポケモンコンテスト会場兼ポケモンセンターが出来たのだ。

 

そのコンテスト会場の名前はマサラドーム。因みに最近完成したばかりであり、サトシも完成した姿を知らない。ポケモンセンターと複合してる訳だが、マサラタウンはポケモンセンターが今までなく、滞在する事もポケモンを治療する事も難しかった。

宿泊施設はマサラハウスしかなく、回復マシンはオーキド研究所には有るが…オーキド研究所には医師等は居ない。

 

「土地は余ってたから、良かったの!」

 

とはナナミ様の話。近日、ナナミ様が審査員を務めるポケモンコンテスト ナナミカップが行われるためか…大勢のコーディネーター及びパフォーマーがマサラタウンに訪れていたのだ。

 

しかし、彼等は既にアローラスクール組がマサラハウスを貸し切りにしてる為に、マサラドームのポケモンセンターに泊まるしかない。もし、無かったら野宿確定だろう。

 

「良し!何とか、ポケモンセンターの部屋を取れた!」

「うん!ナイスタイミングだ!」

「やった…もう、野宿は勘弁」

 

ナナミカップに出るために、ヒカリ、デント、ホワイト、キュレムもマサラタウンにやって来ていたのだ。

 

「でも…ホワイトもコンテストにはまってくれて良かった!」

「うん!両立で僕は頑張るぞ!」

 

そう、ホワイトはコンテストにもはまり、両立で頑張っている。

 

「でも!ジョウトの一部のジムリーダーが公務とプライベート、出張で1ヶ月居ないなんて、僕は聞いてないよ!」

「今はオフシーズンだからね」

 

ホワイトはジョウトのバッジを6つ手に入れた。だが、今は防衛戦が終わったオフシーズン。イブキ様等の一部のジムリーダーがオフシーズンの休暇を楽しんだり、出張したりしてるので…暫くは全てのバッジを揃えれないのだ。

 

「それじゃあ、イブキさんが帰ってくる前まではカントーでコンテスト巡りだね!」

 

しかし、ヒカリは知らない。サトシと再会する事に。

 

 

 

 

その頃の上空。

 

「皆…待ってろよ!」

「モエルーワ!!」

 

ブラック…急行する。




次回…ブラックの帰還、そしてヒカリとサトシの再会。なにこの…ヒロイン祭り

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