カントー出身の俺氏、南国で教師をする。   作:静かなるモアイ

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虹ロケット団完全終了のお知らせである(笑)


66時限目

放課後…

 

「ほしぐもちゃん!!」

 

リーリエは傷だらけでボロボロに成っていた。ここはリーリエの自宅のバトルコート。リーリエは未だ自宅に滞在してるモーンとルザミーネの協力で、バトルの腕を磨こうとしていたのだ。

 

リーリエのポケモンでマトモに戦えるポケモンはイベルタルだけ。だから、シロンやマギアナもバトルに馴れてある程度は戦えるようにする為に、モーンからバトルを教えてもらっていた。

 

しかし、突如の乱入者のお陰でシロンもマギアナも戦闘不能。その上、モーンのゾロアークも倒されてしまった。

 

現在…リーリエ達の手持ちで戦えるのは満身創痍まで追い込まれたイベルタルだけ。

 

「ザオボー…どういうつもりだ!!」

 

モーンはリーリエよりも酷い怪我だが、何とか体を動かして乱入者を見る。その乱入者はエーテル財団の職員であり、モーンの嘗ての部下だった男 ザオボーである。

ザオボーは自分の切札であるフーディン、そして虹サカキから借りた伝説のポケモン ルギアの力でモーンとリーリエのポケモンを瞬く間に倒したのだ。

 

「久しぶりですね…モーン博士!」

 

ザオボーはフーディンのサイコキネシスで奪ったほしぐもを、厳重なケースに閉じ込める。このケースが有れば、ほしぐもはテレポートで逃げることが出来ず、捕らえたままに出来るのだ。

 

「これが…伝説のポケモンの力!!実に素晴らしい!!」

 

本来なら、ザオボーのようなトレーナーに伝説のポケモンが力を貸すことは絶対にない。では、どうしてザオボーがルギアを従えているかと言うと、このルギアは平行世界でサカキが例のマスターボールで捕まえて理性を奪っている為だ。

 

例のマスターボールのお陰でルギアはザオボーの忠実な僕に成っており、ザオボーはそのルギアを従えた為か自分の力に酔いしれる。

 

「私はレインボーロケット団に鞍替えし、この世界をサカキ様と共に支配する。去らばだ!!モーン博士…いや、モーンよ!!

ルギア!!エアロブラストで、この2人の人間を消し飛ばせ!!」

 

ザオボーはこの場に用がもう無いのか、フーディンをボールに戻してルギアの背中に乗る。

すると、ルギアは空を飛び…口を開けて莫大な熱量を誇る熱線 エアロブラストを解き放つ。この一撃を受ければ、間違いなくリーリエとモーンは死んでしまう。

 

ザオボーが高笑いをしながら、空から二人を見下し…ルギアのエアロブラストが迫る。

 

だが、エアロブラストがリーリエとモーンに当たることは無かった。何故なら、イベルタルが自分の身体を盾にしてリーリエとモーンを守った為だ。

 

「イベルタル!!」

 

リーリエの悲痛な叫びが響くが、イベルタルは絶対に退かない。自分のパートナーとその父親を守るためだ。

 

ルギアはエアロブラストの放出を停めたが…同時にイベルタルの限界が訪れ、イベルタルは倒れてしまった。

 

「ちっ!!生きているか…成らば!!もう一発!!」

 

ザオボーはリーリエとモーンが生きていた為か、もう一度…エアロブラストを放とうとする。しかし、突如としてザオボーの脳内に通信が入った。

 

『ザオボー…時間だ。コスモッグを奪取したならば、直ぐに戻ってこい』

「御意…」

 

モーンとリーリエの生死よりも、サカキの命令が優先だ。その為か、ザオボーはルギアを操って占領したエーテルパラダイスに帰っていった。

 

 

 

その日の夕方…

 

リーリエはルザミーネと共にポケモンセンターに訪れていた。勿論…ポケモン達の治療と、自分達の治療の為だ。

 

リーリエとルザミーネの前には処置室が見えており、処置室にはベッドに寝かされて絶対安静のモーン、ゾロアーク、イベルタル、シロン、マギアナが寝かされていた。

 

「お母様……」

「リーリエ…きっと大丈夫よ」

 

ルザミーネはリーリエを優しく抱き締める。ザオボーの裏切り、更にエーテルパラダイスに連絡をしたが…一切の連絡が帰ってこない。この事から、エーテルパラダイスは完全にザオボーと彼が寝返った虹ロケット団に占居されたのだろう。

 

エーテルパラダイスには大事な職員や保護したポケモン達が居る。彼等が虹ロケット団に人質にされたと思い、ルザミーネは胸が張り裂けそうな気持ちに成る。

リーリエは怪我を負い、モーンも大怪我。その上、モーンとリーリエのパートナーは大ダメージを受けてしまい…大事なパートナーであるほしぐももザオボーに奪われてしまった。

 

「どうして…こんな事に!」

 

ルザミーネは頭を抱え、涙を流す。

 

「大丈夫か?リーリエ、ルザミーネさん」

 

その声が聞こえ、リーリエとルザミーネは声の方を見る。そこには大急ぎで来たのか、肩で息をするリンドウの姿が有ったのだ。

 

「リンドウ先生!」

「リンドウ君!」

「取り合えず、ロビーに来てくれ!とにかく大変な事に成った!」

 

リンドウの言葉を聞いて、リーリエとルザミーネはリンドウと共にポケモンセンターのロビーに向かう。

 

ロビーにはブルーとサトシ達もリーリエが心配で駆け付けたのか、そこには居た。しかし、他の客もサトシ達もその視線はテレビが有り、その画面には……足を洗った筈の男 サカキが映っていた…だとすると、虹サカキだろう。

 

虹サカキが居るのはエーテルパラダイスのルザミーネのオフィスであり、側にはゲーチスが控えている。

 

『私は…此処とは別の世界からやって来たロケット団の代表サカキだ。私は幾度の世界を旅し、組織を大きくしてきた。

我々はレインボーロケット団。全てのポケモンを手に入れ、世界を支配する世界の支配者だ。我々は異世界のポケモン…ウルトラビーストの力で、この世界を支配するのだ!!その序章として、このアローラを征服しよう』

 

虹サカキがそう言うと、テレビの画面は消えた。どうやら、虹サカキは本気でアローラを征服しにかかるだろう。

 

「リーリエ…ちょっとの間、モスラとバンチョーを頼む」

 

ふと、リンドウがそう言うと…リンドウはリーリエにウルガモスとバンギラスが入ったモンスターボールを手渡す。

 

「先生!?」

「ちょっと…ブルーとブラック、そんでサトシを連れて本気でロケット団を潰してくる」

 

リンドウはそう言うが…腰には6つのモンスターボールが提げられている。つまり、リンドウは本気のメンバーで虹ロケット団を滅ぼすのだろう。

 

虹ロケット団完全終了のお知らせ。何故なら…ポケモンセンターの外には…

 

「ゴールド君。何時も息子が世話に成ってるよ」

「いえいえ!」

「親父…執行猶予中って事を忘れるなよ?俺は今、ポケモンGメンでも有るんだからな?親父に手錠はかけたくないぞ」

 

ジョウト最強のトレーナー ゴールド、トレンチコートで帽子を深く被りスピアーを連れた男、そしてジョウト四天王のシルバー。

 

「ロケット団死すべし…慈悲は無い」

「しかし、流石は神様だな!」

「キュレム!最盛期のキュレムと神様ってどっちが強いの?」

『断然アルセウス』

 

ポケモンマスター レッド、レッドのライバルグリーン、そしてキュレムを連れたホワイト。

 

「すまないな…君達、私に付き合ってくれて」

 

そして彼等を召集したアルセウス。

 

すると…ポケモンセンターからリンドウ、ブルー、ブラック、サトシが出てきた。

 

「全員揃ったな。行くぞ」

 

役者は揃った。サトシと色彩の名前を持つトレーナーは集い、彼等はアルセウスと共にエーテルパラダイスに転移した。

 

虹ロケット団完全終了のお知らせである。

 

 

 

「muscle!!マブシ!!」

「ぐっぅぅわ!?」

 

その頃、一匹のmuscleが孤独にも、虹ロケット団と戦っていた。




…次回!去らば…ザオボー

破壊神バンギラス様「何処に行くんだ?」
ザオボー「脱出用のポッドで逃げるんだ!!」
破壊神バンギラス様「一人用のポッドでか?」
ザオボー「ひっ…イッイヤァァァァア!!」

大体、こんなお話です(笑)

もし、番外編を書くとしたら?

  • 過去リンドウ
  • ミヅキちゃんと未来のジムリーダー
  • 過去ブルー
  • レッド様
  • ホワイトくん
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