結婚式も終わり、次は披露宴だ。披露宴と結婚式は同じもの捉える人も多くいており、事実…マオやスイレンを始めとした多くの子供達は同じものだと思っていた。
結婚式は教会やチャペルで行う、指輪の交換や夫婦の近いの事であり、食事などは一切出てこない。
披露宴はその後に行うパーティーであり、友人代表スピーチや料理を楽しむのは披露宴である。
リンドウ夫妻とククイ夫妻の結婚式は無事?(サオリ先生が本気を出したとは言ってはいけない)に終わり、披露宴が始まろうとしていた。
披露宴の会場はホテルの屋上から、屋内に変わり、中庭が見える大きな会場で行う。
サトシ達を含め、多くの来賓者は指定された席に座っている。とは言え…
(えっ?なんで…俺達、親族席!?)
サトシ、セレナ、ラティアス(人モード)はククイ博士の両親と共にククイ博士側の親族席に座っている。
まさかの親族席に戸惑う、サトシとセレナであったが…2人はチラッとリンドウ側の親族席を見る。そこには同じく親族席に座らされたブラック、アセロラ、ヒガナが居ており、3人はリンドウの両親と妹と共に親族席に座っている。
(サトシ、皆はそこね)
(俺達は例外だけど…やっぱり、皆はグループ毎に分けられているんだな)
サトシとセレナは周囲を見回す。自分達は親族席の為に後ろの方だが、友人や職場関係者のダイゴやサオリ先生達は新郎新婦の席に近いところに座っていた。
主な人物のグループを告げるとすれば…
友人(ホウエン) ダイゴ、トウキ、ミクリ、ツツジ、ルチア。
ホウエン2 アオギリ、マツブサ、カガリ、イズミ。
地元 グリーン、ナナミ、シゲル、オーキド博士、ケンジ。
ホウエン センリ、ハルカ、マサト、ハルカママ。
ホウエン 四天王 ゲンジ、プリム、フヨウ、カゲツ。
地元2 レッド、ハナコ、ギエピー、バリヤード、カスミ、タケシ。
職場 サオリ先生、けーね先生、オーキド校長、ムサシ、コジロウ、ニャース。
シンオウ シロナ、ヒカリ、ホワイト、デント、アイリス、キュレム。
「って…デントとアイリスがシンオウの所に居る」
「ホワイトの為じゃない?」
イッシュ アララギ博士、パパラギ、アデク、チェレン、ベル。
カロス カルネ、シトロン、ユリーカ、プラターヌ博士。
ガラル ダンデ、ソニア、ソード、ホップ。
生徒 スイレン、カキ、マオ、マーマネ、リーリエ。
エーテル財団関係 モーン、ルザミーネ、ビッケ、グラジオ、N、リラ。
新郎親族 リンドウ父、リンドウ母、クルミ、ブラック、アセロラ、ヒガナ。
と…リンドウ関係者の一部でこれである。
ククイ博士の方には…
友人 マーレイン、DJレオ、マサヒロ・タナカ、オルオル。
「ポケベースのメジャーリーガー…コイキングスのオルオル選手、ゴルーグスのマサヒロ選手だ…」
スカル団 グズマ、プルメリ、イモト、ボルト。
「ポケ陸上の世界王者 ボルト選手も居る!?」
と中々…個性豊かな人々が集まっている。他にもブルーとバーネット博士側の友人達も集まっており、中々の人物が集っている。
『では…これより、披露宴を開宴いたします。先ず、最初に友人代表スピーチとしまして、新郎リンドウ様の友人である元ホウエンチャンピオンのツワブキ・ダイゴ様のスピーチがございます』
司会の人の声が響き、サトシ達は一斉にその方向を見る。そこにはマイクスタンドがあり、そのマイクスタンドの前に立ち、今から友人代表スピーチを始めようとするダイゴの姿が有った。
本来…友人代表スピーチはレッドにやってほしかったリンドウとブルーだったが、レッドは無口であり…グリーンはレッドの結婚式でのスピーチを行う(期日完全未定)なので…結果的にダイゴに成ったのだ。
だが、ダイゴが一番適任だろう…それも間違いなく。
「皆さん、こんにちは。リンドウ君の友人で、元ホウエンチャンピオンのツワブキ・ダイゴです。
リンドウ君、ブルーさん。そしてククイ博士とバーネット博士…ご結婚おめでとうございます」
挨拶から始まったダイゴのスピーチ。その話をサトシ達は耳を傾けながら静かに聞く。
だが…コイツだけは違った。
「えっ?バイキングじゃなかったのかピ!?」
安定のギエピーであった。ギエピーは食べ放題だと大真面目に思っていたのだ。しかし、席に有った品書きを見れば、メニューはコース料理。
ドリンクも呑みやすいカクテルは何種類か有り、ワインやウィスキー、シャンパン等も豊富だ。しかし…メタボの階段を上り始めたギエピーは酒よりも飯の方が気になるのだ。
「私とリンドウ君の出会いは…彼が高専に通いながら、チャンピオンだった頃です。当時、私は二十歳…彼は18歳でした。
共通の友人であるミクリを倒した彼の話を聞いて、私は大学の有るイッシュから遥々ホウエンに帰り、彼に戦いを挑んだのが馴れ初めです」
と…ダイゴのスピーチは続いていくが…
「コース料理なんて…聞いてないっピ……」
ギエピーは誰にも気付かれる事なく、嘆いていた。披露宴のコース料理はガッツリ!豪快に食える物ではなく、人によるがそこまで酒もガッツリ呑むわけではない。
確かに、ビールも呑めるが…飲食店での定番である生では無かったのだ。
「私…いえ、僕の次にカッコよくて、僕よりも強いリンドウ君。結婚おめでとう。改めて祝福します。ツワブキ・ダイゴより」
こうして…ギエピーは殆んど耳を傾ける事なく、ダイゴのスピーチは終わるのだった。
「此方…前菜のスモークサーモンとオボンの実を使ったムースサラダで御座います…」
料理が運ばれてきたが…コース料理故に小さい。ギエピーがその気なら、一口さら三口で食べれる程だ。
「レッド、これは何を使えば良いのかしら?」
「スプーンやナイフは外側から使うんだよ」
一方、ハナコやレッドは楽しそうに披露宴の食事を楽しんでいる。
「リンドウ先生!ブルーお姉さん!写真とろうよ!」
「おう!」
サトシ達を含めたリンドウの教え子達も、リンドウ夫妻やククイ夫妻と共に集合写真を撮っていた。他の人物も実に楽しそうである。
食が不満なギエピーは兎も角、披露宴の楽しい時間は直ぐに去っていく。
すると、スタンドマイクの所に…来賓の方々が書いたメッセージカードを入れた箱を持ったイモトがやって来た。
「あれ…俺、こんなサプライズは用意してないぞ?サトシやミクリか?」
ボソッと、リンドウがウィスキーのハーフロック(ウィスキーと水を一対一で割ったロック)を呑みながら、そう言う。
念の為に、リンドウはアイコンタクトでミクリやダイゴ、センリや教え子達にアイコンタクトを送るが、全員…首を傾げて知らぬ素振りをした。
――いや、私は知らないぞ!
――リンドウ先生!俺達も知らないです!
そう…これはイモトが企画した企画なのだ。
「ドーモ!ドーモ!イモトで御座います!いきなりですが、皆様…メッセージカードを書いたのは覚えてますね!
今から…この箱に入ったメッセージカードを、リンドウさんとククイ博士に交互に引いてもらい…引かれた人は前に出て簡単なスピーチをしてもらいます!!」
そう…あのメッセージカードは…この為に書かれた物だったのだ。
リンドウとククイ博士…そして、その嫁さんへの祝福へのメッセージのだったが、この余興の為に利用される事に成ったのだ。
「では…リンドウさん!」
「おっ…おう、引けば良いんだな?」
リンドウはイモトから箱を受け取り、中をガサガサと探って一枚のメッセージカードを取り出す。
「おっ!アデクさん!」
そのメッセージカードはアデクの物だった。
「うぃぃぃぃ…呼んだかの?」
だが…エロ仙人は完全に酔っぱらっており、出来上がっている。
「リンドウ!なんでアデクさんのを引いたのよ!此処はマトモ枠で、トウキやセンリさん、ゲンジぃ辺りを引きなさいよ!」
リンドウ…よりによってエロ先生(酔っぱらい)を引き当てる。
「うぃぃぃ!世の中には3つの大切な袋が有っての。その1つは給料袋!お袋!そんで…キンタマ袋じゃ!
いや…やっぱりエロい「はいストップ!そこまでエロ仙人!」ちょっま!?えっ!?」
エロ先生、このまま話続ければ、エロ話に展開しそうなので…ブラックとNの手で強制退去されてしまった。
何はともあれ…披露宴も楽しく混沌に過ぎていくのだった。
次回!ウルトラレンジャー!?
現れた第二のマッシブーン!?彼を保護する為に、秘密戦隊が動き出す!?
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