Fate/stay night[Wish Live] 作:夜空を見上げて
燃え盛る街、崩れ倒壊した家やビル、声にならない声、焼け死んだ人間の死体、そして、空には日食の様な月なのか、はたまた空に穴が空いているのか。私は今、そんな地獄の様な光景が広がっている場所で呆然と立っている。
誰かが助けを、誰かが苦痛で、誰かが泣き、誰かが誰かを、誰かの声が前から、後ろから、左右から、足元から・・・聞こえる・・・・・・そんな誰かを助けようと近づく誰かは炎に巻き込まれ、また巻き込まれて声がどんどん増えて、やがて消えていく。
目の前に助けられそうな、目の前で押し潰されている、目の前で焼けて声にならない声で叫んでいる、そして目の前で死んでしまった人を、私は眺めているだけで動けなかった。
そして、私は倒壊してきたであろう瓦礫に飲み込まれるのだった。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
薄暗く、ダンボールがいくつも積み重なった部屋に朝の光が差し込む。そんな部屋に所々にネジやナット、機械部品、工具が散らばっているブルーシートの上で彼女は眠っていた。
ぐっすりと眠っている彼女の部屋の扉がゆっくりと開く。その扉から女の子が入ってくる。
「先輩。起きています?」
女の子の呼び掛けに反応し目を覚ます。そして、体を起こしながら女の子の方へ向く。
「あぁ・・・、おはよう桜」
「はい、おはようございます。先輩、また土蔵で寝ていたのですね」
この女の子は間桐桜。紫髪のストレートが特徴でおっとりとし、どこか儚げな雰囲気の女の子。彼女は毎日私の家に来て朝食を作ってくれたり、私を起こしに来てくれる1つ年下の後輩だ。
「ごめんね桜。朝の支度は手伝わなくちゃいけないのに」
「そんなのいんです、先輩。昨夜も遅かったのでしょう?」
「だけど、そうゆう訳にいかないよ」
最近は桜に朝の支度をさせ過ぎている。だから、明日こそはと思っていたのに。(´ω`)トホホ…
「先輩。朝の支度は私に任せて下さい」
何か言うのに私の周りを見渡す。周りには昨日修理していた部品などが散らばっていた。
「ほら、こんなに散らかしていたら藤村先生に怒られるでしょ?」
藤村先生、私の保護責任者だ。私は藤ねぇって呼んでる。私のクラスの担任で良く私の家に上がり込んでいるわがまま暴君姉。あの藤ねぇが怒ると後が面倒臭い事になる人だ。
「そうだった。それじゃ〜お願いするかな。桜、今日は桜の好きなプリンでも作っておくよ」
「やった!どれじゃ、お待ちしてますね。プリン楽しみにしておきます」
とても良い笑顔で土蔵から出ていった。出会った頃と比べて良く笑ってくれる様になったな、と心の底で嬉しく思いながら桜の背後眺めていた。
「にしても途中で寝てしまうなんて参っちゃうな〜。無理し過ぎたかな」
そう呟きながら後ろにあった鉄棒にそっと手を添える。すると手の甲から光の糸のような線が現れ、鉄棒にもそれが侵食した様に淡く現れた。
「今日も良い感じだわ。だけど、相変わらずの出来ね・・・はぁ〜、さてといつもの日課こなしますか」
ため息をしながら立ち上がり土蔵を後にするのだった。
これは衛宮士織と4人の少女達の運命(Fate)に向き合い、抗い、立ち向かうお話。
ども( *・ω・)ノ初めましての方は初めまして、そうじゃない方はお久しぶりです。
本来はハイスクールDDの作品を先書かなくちゃ行けなかったのですがまた新たな妄想が出来てしまいこの作品を出してしまいました。ハイスクールDDを楽しみにしていた方は本当に申し訳ございません。
この作品は作者の気分次第なので不定期で投稿予定なので首を長くしてお待ちください。ハイスクールDDの方も投稿は頑張りますので。m(_ _)m
それでは失礼します( *・ω・)ノ