シュラウド→???→???
ターゲット
フィーネ→殺害対象→復讐対象→???
???→???→???
敵側
冴子→タブードーパント→???
黒服の男達→マスカレイドドーパント→組織のしたっぱ
探偵側
野原 信之介→野原探偵事務所所長兼私立探偵→仮面ライダースカル
天羽 奏→信之介の養子兼助手
風間 トオル→信之介の幼馴染→風間組組長
スカルとタブードーパントは激しい撃ち合いが行われていた。接近戦をしようとするマスカレイドドーパントに蹴りを入れそのままスカルマグナムでタブードーパントに攻撃をするが飛んでいるタブードーパントはスカルの攻撃を簡単に避けてエネルギーの球をスカルにぶつけた。スカルに当たり吹き飛ばされるが一回転して着地するとそのまま撃った。
「くっ!!」
タブードーパントはエネルギーの球でスカルの攻撃を撃ち落とすが2発体に当たり後ろにのけぞった。その間にスカルは壁に隠れた。
「さすが組織の幹部だ。なかなか押し切れない」
スカルはそう言って大きく息を吐いた。そしてタブードーパントもスカルに対してイライラしていた。
「スカルメモリ。私の攻撃を受けても怯まず戦う姿、間違いないわね。スカルは生死を超越するメモリ。まさに不死身。でも私の全てのエネルギーを一点に圧縮した渾身の攻撃であのドライバーかメモリを破壊すれば・・・・・・・・」
タブードーパントは、エネルギーの球を次々と作り出しそしてそのエネルギーの球を一点に圧縮し始めた。それを見たスカルもドライバーからメモリを取り出した。
「勝負だ」
スカルはそう言ってスカルマグナムにセットした。
(な、なんだよこいつ?)
あたしは目の前にいる女が少し・・・・・・いやかなり気味悪く感じた。まるで生きた人形と話してるようなそんな気持ち悪さをあたしは感じた。
(こんな薄気味悪い女が運命の子?)
あたしはそう思っていると。
「・・・・・誰よ、あなた」
目の前の女があたしにそう言った。
「ここの人間じゃないわよね?」
あいつはそう言って部屋に入った。あたしはそいつについて行った。
「組織に選ばれるような知能があるようには見えないけど・・・・・・・・実験体かしら?」
あいつはそう言ってバカにするような言い方をした。あたしはムッとなったけど堪えて返した。
「そんな言い方はねぇだろ?せっかく助けに来てやったのによ」
あたしはそう言うとあいつはあたしを見た。
「助ける?・・・・・・あなたが?」
「見てわかんねーの?信之介さんには劣るけどこのハードボイルドな面構えを!」
「・・・・・ハード・・・・ボイルド?」
あいつはあたしの言ったことにも気にせず機会を触りだした。そして映像に映し出されたものを見てあたしは驚いたんだ。そこに映っていたのは。
「が、ガイアメモリ!!」
あたしは、あの女の隣に行って近くでその映像を見た。
「まさか。これあんたが作ったのか?」
あたしがそう聞いた時だった。あの女はいきなりあたしが持っているトランクケースを奪い取った。
「な、何すんだよ!?」
その時だった。信之介さんにしか開けられないはずのトランクケースを開けた。あたしはそれに驚くと中身を見たこいつも驚いていた。あたしも中身を覗いたけどそれが一体どんな価値があるのかそしてどんな力があるのか分からなかった。
『SKULL MAXIMUM DRIVE』
「・・・・スカルパニッシャー」
スカルはタブードーパントに向けてエネルギー弾を撃つとそれと同時にタブードーパントの圧縮されたエネルギーの球を放った。しかし先に当たったのはタブードーパントだった。タブードーパントは胴体に当たると撃ち落とされるように落ちた。そしてスカルは横に飛んで回避しようとした。だが。
「くっ!!」
一体のマスカレイドドーパントがスカルに抱き着きスカルの行動を止めると圧縮されたエネルギーの球はマスカレイドドーパントを貫きそしてスカルのロストドライバーに命中した。
大きな爆発音が鳴るなか冴子は立ち上がり息を吐いた。そしてタブーメモリを再びドライバーにセットした。だが。
(・・・・・・再変身できない。ドライバーの制限装置が作動しているのね。私の体力が回復するまで・・・・・・・)
「まったく恐ろしい男ね」
冴子はそう言って息を吐くとタブーメモリにキスをした。
「でも・・・・・・絶対に逃がさない」
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ」
信之介は、壁に手をつけながら歩いていた。被っていたお気に入りの帽子は切れ目が入っておりそれを見て信之介は残念そうな顔をした。
「あいつ俺のお気に入りの帽子に傷をつけやがって・・・・・・・この礼はいつか必ず返してやるよ」
信之介がそう言ってロストドライバーからスカルメモリを外すと。
ピシッ!ピシシッ!!パリン!!
ロストドライバーが腰から床に落ちた。タブードーパントとの戦闘で壊れてしまった。それを見た信之介は焦りもせずただロストドライバーを見つめそして。
「お疲れさん」
と、ただ一言。それだけを言った。
「まずいな・・・・・・・シュラウドの読み通りになってきた。このままじゃかなり厳しくなりそうだ」
信之介はそう言って壁に手をつけながら歩き始めた。
「シュラウドが開発したあの新兵器・・・・・・・なんだっけ。・・・・・・・確か『ダブルドライバー』・・・・・・とか言ったか?」
「こ、これは凄い!!誰よ!!一体誰がこんな凄いものを考案したのよ!?」
こいつはそう言って中にあったロストドライバーに似たドライバーを取り出した。
「このドライバーの使用者は、私と一体化できる!!同時に2本のメモリが使えて更に私の知識を全て備えた究極の超人が生まれる!!」
・・・・・・・なんだよこの女。こんな女のせいで信之介さんは・・・・・。
「・・・・なにが・・・・・・・何がおかしいんだ!!この悪魔!!」
あたしは我慢できずこいつの胸ぐらを掴んで壁に叩きつけた。
「お前の!!お前達が作ったメモリのせいでいったいどれだけの人が泣いたと思ってんだよ!!どれだけの人が悲しんでるのか分かってるのかよ!!」
あたしは睨みつけながらそう言った。だけど。
「・・・・・拳銃を作っている工場の人間は犯罪者かしら?」
この女はあたしにそう言った。そしてその言葉にあたしは言葉を詰まらせた。
「違うでしょ?使って悪事をする人間の方が悪いのよ。私はただガイアメモリを生産してより効果の強いメモリを見たいだけなのよ」
「だ、黙れ!!!」
あたしは思わずこの女を床に投げた。だけど私は後悔していない。こんな女が哀れな囚われの子?ふざけんな。こんな女、助ける価値なんかない。こんな奴殺した方がいいに決まってる。
「邪魔をしないでくれないかしら?」
あの女が立ち上がると私は思わず握り拳を作った。
「さっきも言ったけど、どうせあなたもガイアメモリの実験体でしょ?あなたにぴったりのメモリなら後で私が選んであげるから邪魔だけは・・・・・・・「この悪女が!!!」!!」
あたしはこの女の顔面を思いっきり殴ってやった。すると女は変な機械に入るとその場から消えた。
「えっ?」
比喩とかじゃない。本当にその場から消えた。あたしは急いでドライバーを直して信之介さんのところに戻ると途中で信之介さんが壁にもたれかかるように座っていた。
「!信之介さん!!」
「・・・・・・奏ちゃん。・・・・・・お前・・・・・どこに消えてた?」
この時、あたしは信之介さんの顔がすごく怖か感じた。
私は・・・・・・・・私の名前は覚えている。だけどそれ以外のことは何も覚えていない。思い出そうとしても砂嵐が発生して何も分からなくなる。私の名前以外に覚えていることは私の存在価値だけ。だけど私にはどうでもいいこと。
「ガイアタワーに転送されちゃったわね」
私はそんなことすらもどうでもよかった。でも今の私には気になって仕方のないことがあった。
「あの実験体の女が言っていた、不可思議な言葉・・・・・興味深い」
さぁ、検索を始めましょう。
「キーワードは、『ハードボイルド』」
「このバカが!!」
パン!!
あたしは赤くなった左頬を抑えた。
「なんで言われた通りにしなかった!!あの子を押さえれば今頃・・・・・!」
信之介さんはトランクケースを持つと歩き始めた。あたしは納得できなかった。
「・・・・・・信之介さん。なんであんな女を助けるんだよ」
「!」
「あんな悪魔みたいな女。信之介さんが命を張って助ける価値なんかないよ。あいつは信之介さんの妹のひまわりさんを殺した元凶の1人なんだぞ!!あたしは嫌だ!!あんな奴助けたくねぇ!!助けたくねぇよ!!」
あたしは泣きながら信之介さんに言った。
「・・・・・・・奏ちゃん。いや、奏。命を張る価値ならある。彼女だって望んでこんなことをしてるわけじゃない」
あたしは泣きながら信之介さんを見た。
「彼女だって本当なら母の胸に抱かれそして家族と幸福に育っていたはずだ。だけど彼女は家族と引き離された。奏、お前が不幸にも本当の親御さん達と死に別れたように・・・・・・・」
信之介さんはそう言ってあたしを見た。
「だから奏。オラができなかったことをお前がやるんだ。彼女を助けてやれ、奏」
「・・・・・・ても」
「彼女が悪魔に見えるなら、悪いのは彼女じゃない。そう書き換えた奴らとフィーネだ。彼女自体は真っ白な紙と同じだ」
信之介さんはそう言ってあたしの肩に手を置いた。
「奏。あの子に手を差し伸べてやれ。お前は弱い者に力を振りかざさず手を差し伸べるんだ。きっと彼女にもできる」
信之介さんはそう言ってあたしの手を掴んで立たせてくれた。
「彼女は、このビルの中枢部に融合しているはずだ。まだ間に合う急ごう」
信之介さんは私にそう言ってくれた。なんであたしは忘れてたのかもしれない。あの時もそうだ。あたしは、信之介さんに救われていたんだ。それを今度はあたしがあいつにする番なんだ。あたしは急いで信之介さんを追いかけた。