ハードボイルド探偵 天羽 奏   作:ナイトメア・ゼロ

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それなりに反応が良かったので続きを書いてみました。





それではどうぞ


Nの恋人

あの事件から半年が経った。あたしはおいしそうな香りにつれられて目を覚ましベッドから起き上がるとそこには白いスーツを着た信之介さんが朝食をテーブルに並べていた。

 

「おはよう奏ちゃん。よく眠れたか?」

 

信之介さんはそう言って信之介さん専用のコップにブラックコーヒーを入れて飲み始めた。

 

「おはようございます。信之介さん」

 

あたしはそう言ってイスに座ってトーストと目玉焼きとウインナーを食べた。信之介さんは私立探偵を仕事にしているけどあたしが知っている探偵の仕事とは全然違っていた。信之介さんがやっている仕事は基本的にペット探しや浮気調査、人探しの仕事ばかりだった。中には常連さんがいるけどアニメでやっているような事件を推理して犯人を捕まえるような仕事はなかった。

 

「・・・・・信之介さん」

 

「ん?どうした奏ちゃん」

 

「・・・・あたしはいつになったらノイズを殺せる力をくれるんですか?」

 

あたしがこの事務所にいるのはあの時、信之介さんがノイズを全滅させた力を手に入れるためにここに残っている。たまに信之介さんの帰りが遅い時は事務所の中にあるあの力を探しているが結局見つからずよく信之介さんに怒られた。

 

信之介さんは力を渡すのにふさわしくなった時に力を渡すって言ってたけど未だにあたしに力をくれなかった。

 

「・・・・・前にも言ったけど奏ちゃんにガイアメモリは、早すぎる。それにその力を手に入れても考えているのはノイズに復讐することだろ?」

 

「当たり前だ!!信之介さんだって見たはずですよ!!あたしの前で父さんと母さん、鏡花が殺された瞬間を・・・・家族の仇を取れるならあたしは地獄にだって落ちる覚悟がある!悪魔にだって魂を渡す覚悟がある!!だから信之介さん!!そのガイアメモリをあたしにくれ!あたしだって一人前になったはずだ!!」

 

あたしだってそれとなく信之介さんの仕事を手伝っていたつもりだ。まだ一人前じゃなくてもガイアメモリさえあれば1人でも戦える自身があった。だけど。

 

「それでもダメだぞ。奏ちゃんはまだ半人前だ。それに復讐をしても家族は帰ってこないぞ」

 

信之介さんはあたしにそう言うとあたしはテーブルを思いっきり叩くと立ち上がった。

 

「もういいです!!」

 

あたしはそう言って事務所を飛び出した。そんなにあたしは頼りないんですか?信之介さん。復讐がそんなにダメなんですか?あたしは走ってその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしは町をうろうろしてから事務所に戻ると話し声が聞こえた。信之介さんに依頼が来たと思ったあたしはこっそりと話を聞いた。

 

「本当に久しぶりだねしんちゃん!噂には聞いてたけど本当に探偵をしていたなんてネネは知らなかったわ」

 

「ひどいぞネネちゃん。オラの活躍を知らないなんて」

 

信之介さんが楽しそうに会話をしている。この時あたしは信之介さんの友達かなって思った。すると。

 

「奏ちゃん。帰って来て早々に悪いけどコーヒーを入れてくれないかな?」

 

どうやら信之介さんはあたしが帰って来たことを知っていたようだった。あたしが事務所に入るとそこにはスタイルのいい赤髪の女性がいた。

 

「え?しんちゃんってもしかして結婚してたの!?」

 

ネネっていう女の人はそう言って信之介さんを見た。

 

「違うぞ。奏ちゃんはノイズ騒ぎの生き残りで彼女を救出した後そのまま引き取ったんだ」

 

あたしは入れたコーヒーを信之介さんとネネさんに渡した。

 

「せっかくだからネネちゃんに紹介するぞ。彼女は天羽 奏っていうんだぞ」

 

「・・・・はじめまして。天羽 奏です」

 

あたしはそう言うと。

 

「ふふ。私は桜田 ネネです。WINDSCALEって言う会社でデザイナーやっているの」

 

ネネさんがそう言うと信之介さんコーヒーを吹き出した。

 

「信之介さん!?」

 

「ちょっ!?ちょっと汚いでしょ!!」

 

「ご、ごめん。それよりネネちゃんあのWINDSCALEな就職してたの!?」

 

信之介さんそう言ってコーヒーを机に置いた。

 

「信之介さん。WINDSCALEってなんですか?」

 

「WINDSCALEというのは日本の超有名なファッションデザイナー企業。あの企業がデザインした服はオラも好きなんだ。ネネちゃんがそんな大企業に就職していたなんて意外だぞ」

 

信之介さんはそう言ってコーヒーを飲んだ。

 

「ふふん。これでもいくつかアイディアを採用してくれてそれなりの役職についたのよ」

 

「大出世じゃないか!?子供の時は、アイドルとか女優になるって言っていたのが嘘に感じるぞ」

 

「ちょっ!それ黒歴史だからやめてよしんちゃん!」

 

そうやって信之介さんは昔話に華を咲かせていると本題に入った。

 

「実はしんちゃんにお願いがあるの」

 

「どんな依頼だ?」

 

「私の彼氏を探して欲しいの!!」

 

ネネさんはどうやら同じ職場の人と付き合っていたらしいけどある日突然姿を消したらしい。名前は熔岩 修造(ようがん しゅうぞう)37歳。暑苦しいところもあるが真面目で仕事熱心な努力家で職場の人間関係も良好な男性。ある日突然会社を休むようになってそれ以来行方が分からなくなってしまったらしい。

 

「信之介さん。どうします?」

 

私は信之介さんにそう聞くと。

 

「分かった。幼馴染の頼みだ。格安で引き受けよう」

 

信之介さんはそう言って白い帽子を被った。

 

「あ、ありがとうしんちゃん」

 

ネネさんはそう言って頭を下げて泣き始めた。

 

(その彼氏がよっぽど心配なんだな)

 

あたしはそう思うと信之介さんはネネさんにハンカチを渡した。

 

「ほらネネちゃん。これで涙をふいて。女性の顔に涙は似合わない。可愛い顔が台無しになっちゃうからな」

 

あたしは信之介さんのさりげない口説きがすごく思う。ネネさんも少し顔を赤くしてるし。

 

「奏ちゃん。行くぞ」

 

「あ、はい」

 

あたしは信之介さんの手伝いをするためについて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネネさんの依頼から3日が経った。調査した結果、熔岩 修造はWINDSCALEをクビになっていた。クビになった理由は最近熔岩 修造は結果を出せずにいたため戦力外として解雇したようだ。信之介さんはクビになった熔岩 修造を探しているとある服屋の前に熔岩 修造がいた。

 

「信之介さん!あの人!」

 

「間違いない。熔岩 修造だ」

 

信之介さんは熔岩 修造に近づき肩を叩いた。

 

「・・・・・・」

 

相手は無言であたし達を見た。

 

「熔岩 修造さんですね。オラは野原 信之介と言います。あなたの恋人の桜田 ネネさんにあなたの捜索を依頼されて・・・!?奏!!」

 

「えっ?」

 

信之介さんが突然あたしを抱きしめて熔岩 修造から離れた。

 

「な、なんですか信之介さん!?」

 

あたしは信之介さんにそう言うと。

 

『MAGMA』

 

という音声が聞こえた。あたしはそっちを見るとそこには赤いガイアメモリを持った熔岩 修造がいた。

 

「お前もこの会社の社員か?なら燃えろ!!!」

 

熔岩 修造がそう言うと腕にメモリーを刺した。すると温度が一気に上がり炎が舞い上がった。そこにはマグマのような化け物がいた。

 

「なっ!?」

 

あたしはノイズ以外の化け物を初めて見た。そしてそれを見た周りの人は悲鳴をあげて逃げ始めた。

 

「な、なんだよあれ?」

 

あたしは腰が抜けて尻餅をついた。

 

「・・・・・・・ドーパントか」

 

「えっ?」

 

「奏。危ないから下がってろ」

 

信之介さんはそう言って腰にあの時のベルトをつけるとガイアメモリーを取り出した。

 

『SKULL』

 

信之介さんは勢いよくベルトにセットした。

 

「・・・・・変身」

 

『SKULL』

 

するかそこにはあの時のドクロに信之介さんは変身した。

 

「・・・・・俺は仮面ライダースカル。行くぞ熔岩 修造!」

 

信之介さんは突然一人称が俺に変わった。そして化け物に向かって走り出すと 信之介さんは化け物に殴りかかった。右左交互にパンチを入れローキックもした。化け物は後ろに下がると火炎弾を放った。 信之介さんはそれを転がりながら回避して足払いをして化け物をこかした。

 

信之介さんは無理矢理立たせると化け物の顔面を思いっきり殴り壁に叩きつけた。

 

「ギャァ!!」

 

化け物は悲鳴をあげると 信之介さんは銃のようなものを向けながら言った。

 

「さぁ。ガイアメモリを解除するんだ。そしてネネちゃんのためにも法の裁きを受け真っ当な人間に戻るんだ!!」

 

信之介さんがそう言ったその時だった。突然地震か起きた。

 

「な、なんだ!?」

 

あたしはそう言うと地面から新しい化け物が出てきた。

 

「なっ!?別のドーパントか!?」

 

信之介さんがそう言うとその化け物はマグマの化け物を加え地面の中に消えた。 信之介さんは穴の中を見るがそこには何もいなかった。

 

「・・・・・逃げたか」

 

信之介さんはそう言うとメモリーを抜き元の姿に戻った。

 

「・・・・・ 信之介さん」

 

「・・・・あれがガイアメモリの力だ。奏ちゃんじゃぁまだあれを使うことはできない。仮に使えたとしても熔岩 修造みたいになる。これが奏ちゃんにガイアメモリを渡せない理由だ」

 

信之介さんはそう言って歩いて行った。あたしはただ見ていることしかできなかった。

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