ハードボイルド探偵 天羽 奏   作:ナイトメア・ゼロ

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依頼主

東 花子(42歳)→浮気調査を依頼

ターゲット

東 和樹(50歳)→花子さんの旦那さん→浮気女とラブホテル→死亡

浮気女(27歳)→東 和樹の浮気相手→犯人?

探偵側

野原 信之介→野原探偵事務所所長兼私立探偵→仮面ライダースカル

天羽 奏→信之介の養子兼助手


Pの恐怖

ラブホテルの周りでは警察がウロウロしていた。あたしと信之介さんは、部屋前で立っていて他の客は各部屋で待機させられていた。

 

「信之介!」

 

すると1人のベテランそうな雰囲気をだした刑事が信之介さんに近づいた。いったい誰だ?

 

「お久しぶりです汚田さん。相変わらず一発ギャグ発作病ですか?」

 

「ガチョーン!!・・・・・・って何やらせるんだ信之介!!」

 

「?信之介さん。この変な刑事と知り合いなんですか?」

 

「変な刑事!?」

 

あたしがそう言うと変な刑事はガーンというよな効果音がなりそうな顔をした。

 

「あぁ。この人は汚田 急痔(おだ きゅうじ)警部54歳。オラがアパートに住んでいた時に知り合った刑事だ」

 

信之介さんがあたしにそう説明すると汚田さんはあたしの方を見て驚いていた。

 

「信之介。結婚してたのか?」

 

「してませんよ。あるノイズ騒ぎの生き残りで保護したんだけど引き取り手がいなかったからオラが引き取ったんだぞ」

 

「養子かぁ」

 

そう言って汚田さんはしゃがんで手を出した。

 

「はじめまして。俺は汚田 急痔よろしくな」

 

「・・・・・天羽 奏です」

 

あたしは握手をすると信之介さんが話しかけた。

 

「ところで汚田さん。今回の事件何か分かったんですか?オラは浮気調査でずっと張ってたんですが正直いきなりこんなことが起きて驚いているんですよ」

 

「あぁ。えっと。殺されたのは東 和樹50歳。ある会社の部長だ。現場にいた女性は、黒田 沙江(くろだ さえ)さん27歳。職業は、東さんと同じ会社のOL。信之介の言った通り黒田さんと東さんは不倫関係でいて今日はこのホテルで夜を過ごすつもりだったらしい。黒田さんの証言によると突然苦しみだしていきなり血を吐いて倒れたらしくそのまま何をすればいいのか分からなくなって混乱して悲鳴をあげた。そこへ信之介が突入して来たと言うことだ」

 

「東 和樹の死因は?」

 

「予測からしておそらく毒だ。警察側は、黒田さんが犯人だと思ってるけど・・・・・・信之介どう思う?」

 

「・・・・・オラが張ってた時はレストランとかにも行ってたけ毒を入れたような行動はしていませんでした。たまに1人になることもあったがその時も特におかしな行動はありませんでした。」

 

「となるとこのホテルで毒入りの何かを飲ませたのか?」

 

信之介さんと汚田さんがそう話していた。

 

「とりあえず本人から聞いてみよう。奏ちゃん行くぞ」

 

「はい」

 

あたし達は話を聞こうとしたけど相手が発狂して話ができなかった。あたし達は仕方なく帰ることになり明日朝から警察署に来るように言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝。あたしは信之介さんと警察署に来た。信之介さんは今回の事件のことと調査結果を報告書を徹夜でまとめていたせいで目の下にクマができていた。あたし達は女の警察官に取り調べ部屋に案内してもらった。けど。

 

「お嬢さんはとても美しい。まるで絵画の絵が現実に現れたような美しさだ」

 

「そ、そのありがとうございます」

 

廊下の途中で信之介さんがナンパを始めた。

 

「どうです。今夜オラと一緒に食事でもいかがですか。いいワインが飲めるレストランを知っているんですよ」

 

「その・・・・・ダメですよ。私には婚約者が・・・・・・」

 

「こんなところにまで来てナンパしないでください!!!信之介さん!!!」

 

あたしは、信之介さんの耳を引っ張ってやった。

 

「イタタタタタッ!!!ちょっ奏ちゃん!!離して痛いから!!ごめん!!マジごめん!!だから離して!!

 

そんなことをしていると喧騒が聞こえた。信之介さんは聞こえた部屋に着くとそこは取り調べ部屋だった。信之介さんが扉を開けるとそこには黒田さんと依頼主の東さん、そして1人のメガネをかけた冴えない男性がいた。

 

「あんたが!!あんたが私の主人を!!」

 

「落ち着いてください奥さん!!暴力は!!暴力はダメですよ!!」

 

「沙江!!どういうことだ!!お前は主張中じゃなかったのか!?なんで男と一緒だったんだよ!!?しかもラブホテルで!!」

 

「・・・・・・・」

 

黒田さんは、顔を下に向けて黙秘していた。

 

「うわっ。すっげぇ修羅場。ていうかあの人も浮気してたんだ」

 

あたしがそう言うと。

 

「やっぱり報告書が無駄になったな」

 

と、信之介さんがポツリと呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃぁ今回の事件の関係者を集めました。私は刑事の汚田 急痔です。まず殺害されたのは東 和樹さん50歳。職業は、サラリーマンで部長職についています。続いて専業主婦の東 花子さん42歳。夫の浮気調査の為に私立探偵の信之介君に依頼し東 和樹さんの死亡を目撃。そして浮気相手の黒田 沙江さん。状況証拠によると犯人は黒田さんになりますが黒田さんの所有物には毒になるようなものは無かった。夜の行為を行う為に強力な精力剤がありましたがそれを検査したところ毒物質は出てきていません。そして最後に黒田さんの恋人の鈴木 桂(すずき かつら)さん27歳。職業は、サラリーマンと」

 

あたし達はアリバイ調査が開始された。信之介さんは、疑いから外れていてアリバイを聴く側にいた。

 

「その・・・・・・・私がホテルに入ったのは午後10時ごろだったと思います。お風呂に入ってそして今日は・・・・・・その・・・・・マニアックなことをしたいと私が言ったので午後10時30分ごろにベランダに出た瞬間いきなり苦しみだしてそしたら突然血を吐いて・・・・・・ウプッ」

 

「私は野原さんに浮気調査を依頼した後ずっと家にいました。昼の12時に気を紛らわす為にベランダに出てガーデニングをしたりしていました。そして今朝の7時に警察から主人が・・・・・・・・・」

 

「俺は昨日会社にいた。沙江が友達と旅行に行ってくるって言って俺は冗談で土産を頼むって言ってそして沙江もオッケーみたいな感じのノリで連絡をしてたんだ。その時間は確か午前9時20分だったな。だけどまさか浮気をしていたなんて思わなかったよ。帰った時間?昨日は仕事が早く終わって定時帰りができたから家に着いたのは午後7時だったと思う」

 

この中でアリバイが証明できないのは黒田さんだけだった。裏をとったところ2人は本当に家に1日いたり定時に帰って少しズレがあったが7時に家に帰っていた。あたしは完璧に黒田さんが犯人だろって思った。

 

「・・・・・・・妙だな」

 

「?妙?なんか違和感でもあったのか?」

 

「変なんだ。仮に本当に黒田さんが毒殺しているならなんで悲鳴なんてあげたんだ?しかもあんなザ・私が犯人ですみたいな状況で悲鳴をあげたら確実に犯人扱いされるのも分かるだろ?」

 

「ということは」

 

「犯人は別にいるのかもしれないな」

 

信之介さんと汚田さんがそう話していると。

 

「警部!東 和樹の解剖結果が分かりました。やはり毒殺でした」

 

「やっぱりか」

 

「しかしこの毒殺、少し変なんです」

 

「変?どういうことだ?」

 

信之介さんか警察に聞くと汚田さんが彼にも話してくれと言った。

 

「なんでこんなこんなおっさんに・・・・・えっと毒の成分なのですが成分が「タマゴテングダケ 」だと思われます」

 

「タマゴテングダケ?なんだよそれ?」

 

「遅効性の猛毒キノコです。これを食べたら24時間以内にコレラのような症状を出すんですがその後すぐに治るんですよ。そしてそれから数日かけて肝臓と腎臓の細胞が破壊されて死に至る危険な毒キノコです」

 

「信之介さん。もしかして東さんが旦那さんにその毒キノコを食わせて殺したんじゃ・・・・・」

 

「可能性はありそうだな」

 

信之介さんがそう言うと汚田さんがすぐに画像を持ってこいと言って命令したが。

 

「待ってください!!だから変なんですよ!」

 

「何がだ?」

 

「タマゴテングダケの生息地はヨーロッパやニュージーランドが主なんです。日本では北海道でよく見られていますが本州で見られるのはごく稀なんです。わざわざこの毒キノコで毒殺を考えるには効率が悪すぎるんです」

 

「・・・・つ、つまりどう言うこと?」

 

あたしはだんだん話がついていけなくなって混乱し始めていた。

 

「つまりここら辺じゃ絶対に見られないキノコをどこでどうやって見つけていつ東 和樹毒殺計画を立てたかってことだ」

 

信之介さんは、あたしにそう説明した。そしてそれと同時にあたしは少し思ったことがあり信之介さんにこっそり聞いた。

 

「信之介さん。もしかしてドーパントが絡んでるんじゃ・・・・・」

 

「あぁ。絡んでるかもな。だけど今回は証拠がない上に誰がドーパントなのか分からない。この中に犯人がいるとして誰がドーパントなのか・・・・・」

 

信之介さんがそう言ったときだった。

 

「ん?」

 

「?信之介さん?」

 

信之介さんが何かに気付いた。信之介さんは、黒田さんの方に行った。

 

「黒田さん」

 

「・・・・・・」

 

「あなたの携帯をオラに見せてほしいのですがいいですか?」

 

信之介さんがそう言うと黒田さんが首を傾げて素直に渡した。そしてそれを信之介さんが確認すると。

 

「・・・・・・・・・分かった」

 

と言った。

 

「?どうしたんだ信之介?」

 

「犯人が分かった」

 

信之介さんがそう言った時あたしと汚田さんと近くにいた警察官は驚愕した。

 

「いや。実際に分かったわけじゃないけどもしオラの推理が当たっていたら犯人はあの人かもしれない」

 

信之介さんは、そう言うと汚田さんに全員を集めるように言いオラは確認することがあるから少し出てくると言って部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が集まると信之介さんは、東さん達の方を見た。

 

「今回の東 和樹さんの毒殺事件の犯人が分かりました」

 

信之介さんがそう言うと全員驚愕した。

 

「どういうことですか野原さん?主人はこの女に殺されたんじゃ」

 

「いえ違います。犯人は黒田さんじゃありません。真犯人はあなたです。鈴木 桂さん!!」

 

信之介さんがそう言って指をさした。え?あの人が犯人?

 

「はぁ?何言ってんだ?俺が犯人?そんな訳ないでしょ?俺にはちゃんとしたアリバイがある。その東 和樹って男を殺すなんて無理だ!」

 

「そお。普通なら不可能。だけどこの男は可能なんですよ。あなたはメールで恋人の不倫旅行にお土産を頼んでいますよね?この時あなたはさりげなくどこに旅行に行くのか前もって知ってたんじゃないですか?」

 

「あ、あぁ。知ってたさ。だけどまさか不倫旅行だったなんて思ってもなかったけどな」

 

「いえ。あなたは知ってたんですよ。東 和樹さんと黒田 沙江さんが浮気をしていたことを」

 

信之介さんは、そう言った。しってた?どういうこと?

 

「あなたは何らかの方法で偶然、黒田さんが浮気をしていることを知ったあなたはとある方法で殺害に踏み切ったのではないですか?」

 

「とある方法?何だよそれ?説明できんならしてみろよ!!俺は犯人じゃねぇからどんな質問も正直に答えれるぜ」

 

「あなたはあるものを買っているんじゃないですか?」

 

「あるもの?」

 

「そしてそのあるものを持っているのならあなたは確実に犯人である証拠になります」

 

信之介さんがそう言うと鈴木さん達の前に写真をばら撒いたそれは浮気の証拠写真だった。その中の一枚を取り出すと信之介さんはそれを見せた。

 

「これはとあるレストランで2人が食事してる瞬間です。ここを見てください。彼女はキノコが嫌いなようですね。パスタからマッシュルームを器用にどけて食べています。そして東さんはマッシュルームを食べています。この時にあなたは毒を盛ってたんじゃないですか?」

 

「はぁ?んなわけあるか。その場に俺はいないのにどうやって毒キノコを入れるんだ?」

 

鈴木さんがそう言った。

 

「ん?おかしいですね。何で毒キノコと分かったんですか?」

 

「あぁ?何言ってんだ?お前が毒キノコを盛ったって言ったんじゃねぇか」

 

「言ってませんよ?オラは「彼女はキノコが嫌いなようですね。パスタからマッシュルームを器用にどけて食べています。そして東さんはマッシュルームを食べています。この時にあなたは毒を盛ってたんじゃないですか?」と言っただけですよ。毒キノコを使った毒殺なんて言ってませんよ」

 

「何だよそれ?紛らわしい言い方すんなよ。俺はあんたの言い方でてっきり毒キノコかと思ったんだ」

 

鈴木さんがそう言った。あたしは大丈夫なのか心配になって信之介さんを見た。だけど信之介さんは、余裕そうな顔をしていた。

 

「あなたがそう言うことも予測しています。ですがあなたは重大なミスを犯した」

 

「ミス?」

 

「えぇ。あなたはキノコを使っての毒殺ではなくキノコの胞子を使って毒殺したんですよ」

 

これにはあたし達も「ハァ」ってなった。もうどう言うことか分んねぇや。

 

「全く理解できねぇな。胞子なんかでどうやって殺すんだ?」

 

「勿論普通なら無理です。しかしあるメモリを使えばそれが可能なんですよ」

 

信之介さんがそう言った瞬間だった。鈴木の顔が凍りついた。

 

「・・・・・持ってるんですよね?ガイアメモリを」

 

「?ガイアメモリ?」

 

汚田さんが首をかしげた。

 

「なんですか?ガイアメモリって?」

 

鈴木さんがそう言ったその時だった。

 

「警部!!本当にありました!!鈴木さんの会社バックに妙なUSBメモリーが!!」

 

それを見た鈴木さんが驚愕して振り向いた。あたしも警察官の持ってる物を見るとそれは確かにガイアメモリだった。

 

「あなたはあのレストランの何処かにいたんですよ!!そして胞子を操りパスタにタマゴテングダケの胞子をパスタに入れた。違いますか!?」

 

信之介さんがそう言った時だった。鈴木さんは両膝をついた。

 

「・・・・・・・クソガァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

「なっ!?」

 

鈴木の野郎がガイアメモリを警察官から取り返した。突然のことで警察官も突き飛ばされガイアメモリを離してしまった。

 

「こんなところで捕まってたまるか!!」

 

『TOADSTOOL』

 

「まずい!!奏!!」

 

信之介さんはあたしを守るように抱きしめあたしを守ってくれた。すると鈴木は毒キノコのドーパントに変身した。突然のことに警察官や東さん達は思考停止しておりその隙に吹っ飛ばされて壁に叩きつけられた。だけど汚田さんだけは無事だった。

 

「汚田さん!!奏を頼みます!!」

 

「ま、まて。待つんだしんちゃん!!」

 

信之介さんは、毒キノコのドーパントを追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『SKULL』

 

「変身」

 

『SKULL』

 

信之介がスカルに変身するとスカルマグナムで攻撃した。光弾が当たったトードストールドーパントは、地面を転がった。信之介は、トードストールドーパントの首を掴むと無理矢理立たせた。

 

「ガイアメモリを解除しろ!!そして法の裁きを受けるんだ!!」

 

「はぁ?何言ってんの?嫌に決まってんだろ?」

 

「お前の恋人が奪われてつらい気持ちも分かる!!だからこんなことをするな!!罪を償うんだ!!」

 

信之介はそう言った。だが。

 

「あいつは恋人じゃねぇよ?」

 

「なに?」

 

「あいつはただの撒き餌。俺と付き合う女はわざと浮気させてそして幸せになっている瞬間を残酷な毒で殺すのが趣味なんだよ!!そして俺はその恐怖した顔を見るのがたまらなく好きなんだよ!!たまらねぇぜ。俺は10人引きこもりにしてやったし内3人は自殺に追い込んでやったんだぜ」

 

鈴木がそう言った時だった。突然、信之介と鈴木の間にドクロのようなエネルギーが生まれそして鈴木は吹っ飛ばされた。

 

「どわっ!!な、なんだ!!」

 

鈴木は信之介を見た瞬間恐怖した。キレていたのだ。仮面をつけていても信之介がキレていることを本能的に悟らせたのだ。

 

「このクズ野郎が」

 

『SKULL MAXIMUM DRIVE』

 

信之介は、大きくジャンプするとドクロのエネルギーを蹴った。

 

「ギャァァァァァ!!!」

 

鈴木は攻撃が当たると大きく爆発した。

 

「ライダーキック」

 

信之介が着地と同時にそう言うと信之介の前に鈴木の右腕とガイアメモリが落ちてきた鈴木右腕は地面に落ちガイアメモリは途中で砕け散った。

 

「地獄でお前の罪を数えろ」

 

信之介がそう言うとスカルメモリを取り変身を解除した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後鈴木は行方不明となった。ガイアメモリの件はニュースで報道されなかった。そして東 花子は死んだ東 和也から遺産を相続しさらに黒田 沙江から慰謝料をたんまり頂きそしてその30%が野原探偵事務所に入った。

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