血液由来の所長   作:サイトー

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 第一特異点のダイジェスト式な時系列です。忘れた内容を読み直すのが面倒でしたら、これを流し見ればそのまま第二部特異点を読み初めても大丈夫です。


|且_①:落旗聖女竜獄時系列設定

◇オルレアンの流れ

 

 聖杯が送り込まれる。

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 歴史が歪み始め、特異点化の下地が形成。

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 ジャンヌ・ダルクの拷問が何故か本格的に始まる。主な原因は、所長の脳より狩人様が特異点を観測していた所為で、特異点内部における歴史の流れが歪み始めた為。ついでにブラックホールで空間が歪むように、灰が行動する未来と過去において魂の持つ因果律が狂い始める。

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 処刑が延期され続ける。

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 遅れてジル・ド・レェが聖杯より召喚される。

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 助言者として灰が特異点に召喚される。と言うよりも、世界に侵入する。

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 灰の目的は特異点維持もあるが、個人的な錬成儀式の成功も目的にしていた。

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 街に突入したジルが住人とブリテンの兵士を海魔で殺し回り、そして贄とする。灰も火で以って焦土とする。

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 ジャンヌ・ダルク救出。だが妊娠していた。

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 聖女を拷問していたブリテンの異端審問と兵士を捕えたが、まだまだ殺さず。彼らに対する拷問を続行し続ける。

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 目覚めたジャンヌにジルが戦争の終わりを告げ、使命もまた終わったのだと結構時間が掛ったが説得する。

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 ジャンヌが日常に戻るも、拷問の怪我を理由にジルは彼女を故郷へ還さなかった。軟禁開始。

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 ジャンヌに妊娠を教えず、中絶手術を秘密裏に行う。

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 水子を生きたまま子宮から下ろし、聖杯でジルが生み出した霊基に魂を取り込ませる。そして、不確かな存在証明を確立させる為に聖杯を霊体に取り込ませる。

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 水子の死体は保管。

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 その霊基に灰が最初の火から発火させた黒竜の火と穴から漏れ出た闇を混ぜ込み、更にソウル内に幾つも保管する偉大な英雄のソウルに混ぜ込んだ黒炎を宿させ、その霊基へ与えた。

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 更に灰の方針により、人間ジャンヌから写し取った記憶情報もソウルに刻む。しかし人間ジャンヌがその記憶の出来事で思っていた筈の感情の記憶は全て削除し、過去の記憶として闇から溢れる憎悪で塗り潰す。喜怒哀楽が憎悪に染まり、生きた人間に嫌悪しか抱かない。ジャンヌ・ダルクとして家族と過ごした暖かい過去に一切価値を感じず、戦争に参加を決意した啓示の時も憎しみの対象。戦争の思い出はブリテン兵を虐殺した悦びに溢れ、輝かしい栄光は暗く沈む怨讐と成り果てた。無論のこと、人間ジャンヌが受けた拷問も生きた実感として魂が覚えていた。それを人間が覚える記憶ではなく人格情報と言う記録として、ソウルに改竄した記憶を絵画を描く画家のように色彩を入れた。

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 挙げ句の果て、火刑に処された記憶を生きている人間ジャンヌは持っていないので、灰は自分が焼け死んだ時の記憶を改竄することで偽装情報をソウルに描く。なので、その霊基は英霊ジャンヌではないと持っていない筈の火刑時の記憶も保有する。

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 聖杯を宿す竜の魔女ジャンヌ・ダルク誕生。即ち、聖杯より産み出た火の落とし仔となる。

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 憎悪と殺意を燃料に魔女ジャンヌは殺戮を喜んだ。自分が英霊ジャンヌ・ダルクではなく、聖女から反転した魔女である事が嬉しかった。一切合切躊躇せず、街の生き残りを虐殺する。異端審問官と兵士の拷問は続行。

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 まずは本来の復讐相手である侵略者共へ応報するべく、ジャンヌは自身の手で焼き払うことを決めた。

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 竜の魔女ジャンヌ、灰を連れて侵略兵の鏖殺を始める。聖杯から湧き出る無尽蔵の魔力で以って、憎悪のまま軍勢を単独で焼き払い、ただただ殺し続ける。殺戮技巧の経験を重ね続ける。ついでに住民やフランスの兵士も焼き殺した。

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 手当たり次第に殺した後、魔女ジャンヌは一息してジルが待つ城へと戻る。

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 人間のジャンヌはジルがずっと軟禁中。情報を遮断させ、奪い取った城で快適な御姫様暮らし。

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 ジルに諭され、ジルを除くバーサーク・サーヴァント六騎召喚を魔女ジャンヌが召喚。自分自身が聖杯であるので問題なし。

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 竜の魔女が軟禁中のジャンヌと出会う。だが相手が生身の自分自身であり、自分が反転したジャンヌであると誤認しているオルタは、何故か人間ジャンヌ・ダルクに嫌悪も憎悪もせず。理解出来ない不可思議な情だけが存在していた。

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 肉体年齢的にはオルタは十六歳程度であり、人間ジャンヌは十九歳。関わり合いは姉妹のような雰囲気。食事や世間話もする間柄に。オルタが憎悪以外の感情を学んでしまった。しかし、ジルはそれを良しとした。

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 霊基改竄実験の開始。灰によってバーサーク・サーヴァントがヒューマニティ・サーヴァントに変質。

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 六騎全てのサーヴァントがより凶悪に変貌。その上でセイバー・デオン、アーチャー・アタランテ、バーサーカー・ランスロットがヒューマニティスキルと適応していまい、最初の火で炙られた英霊の霊体用に調整した人間性に適合。

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 またヒューマニティは所長が持つ啓蒙の瞳に対する発狂防御でもあった。ジルにも実は御守程度に汚染していた。レフを所長が一目で瀕死寸前に追い詰められた光景を見た灰の計画であり、冬木で所長がレフ抹殺に動かなければ人間性を撒くことも実はなかった。

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 デオンは老騎士となり、枯れ百合として殺戮を繰り広げる。

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 アタランテは獣の狩人となり、人を獣で在ると錯覚する。それによってフランスをアルカディアと認識し、狩猟場の森で人喰い害獣を狩るように幼い子供も大量に射殺し始める。

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 ブラド三世はフランスをフランス(オスマン)と誤認し、人々の血液から槍を作り上げて街ごと串刺しにする。また吸血鬼も増殖させる。楽しい。

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 聖女マルタは耐えるも、殺戮の命令には従がう。

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 カーミラも命令通り殺戮に参加し、だが暇な時間は拉致した婦女子を拷問に掛けて愉しむ。

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 ランスロットは命令通り殺戮に参加し、魂喰いの魔物として人々のソウルを貪り続ける。

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 戦力を増強。ブリテン狩りを再開。

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 まずは魔女ジャンヌが殺し損ねたブリテン軍の生き残りを全て殺し尽くす為、サーヴァント共に殺戮を命じる。侵略軍が使う軍港は真っ先に焼き払われ、フランスに置き去られたブリテン人虐殺に熱狂する。

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 サーヴァントが各々に殺戮を繰り広げる。

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 ついでに見掛けたフランスの都市や集落なども滅ぼす。

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 ジルも海に海魔を解き放ち、逃げようとするブリテンの軍艦を踊り喰い。

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 人理の抑止力によってサーヴァントが召喚され始める。

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 ジャンウ・オルタ、オルレアンよりフランス焦土作戦を同時実施。

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 抑止のサーヴァントが反抗。だがヒューマニティ・サーヴァントに劣勢。

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 サーヴァントを使って人間を殺戮し、収集したその魂を聖杯に使うことで邪竜ファブニールを召喚。

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 灰が邪竜に深淵を与える。闇喰らいファブニールに再誕。

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 ファブニールの因子を使い、竜の魔女ジャンヌがワイバーンの大量生産に着手。

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 またワイバーンの魂は、特異点で殺された人々のソウルも再利用されている。とは言え、集められた大部分は灰の暗い穴に収集されており、それは薪となる闇に相応しい人間性の暗さの部分。そこまで人間性が成長していない子供や赤子や弱いソウルなどが、主なワイバーンのソウルの材料。また動植物のソウルも含めてあらゆるフランスの魂がワイバーンとなっている。

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 良い手駒であるワイバーンの軍勢を存分に利用し、元より特異点化したフランスから逃げ場のないブリテンの兵士を追い込む。手軽な対軍宝具で広範囲市民虐殺に秀でる狩人アタランテを筆頭に魔女はサーヴァントも良く使いこなし、フランスの土地と海域からほぼ全てのブリテン兵士を取り逃すことなく駆逐し始める。

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 灰が自分の特異点に召喚しておいた無名の王を、その特異点から霊体召喚する。人理を守る抑止側のサーヴァントに、この王が殺すに相応しい英霊を見付けた。そして今のこの陣営を確認した上で、必要となるだろうカルデア対策の戦力増強でもあった。

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 数日後、ジルはフランスからブリテンの駆逐成功をしっかりと確認。よって彼は計画を次の段階に移行する。

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 新たな百年戦争、魔女と元帥が成し遂げる邪竜百年戦争の開始。

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 王城陥落。国家を崩す。パリの殲滅に成功。

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 崩れていた人類史が聖杯によって完全崩壊し、フランスが世界から隔離された特異点と化す。

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 灰の助言により、ブラド三世を騎士団長にした竜血騎士団を創設。団員はワイバーンの血を啜った吸血鬼であり、元々は牢獄に入れられていた罪人であり、ジャンヌ・ダルクを貶めたブリテンの異端審問官や兵士を陵辱することで罪科を許された者達。後は他の牢獄からも収集。

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 サーヴァント、ワイバーン、騎士団、それら全てに灰由来の人間性に汚染された。儀式の準備が完了。

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 竜血騎士団、ワイバーンを騎馬代わりにする幻想の竜騎士兵隊(ドラグーン)に編成される。

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 属性:混沌・悪で構成された竜血騎士団が、フランスの街や村を襲撃。殺戮を楽しみ、虐殺を喜び、女子供を陵辱してから鏖殺する。態と捕虜にした男も弄んだ後に皆殺し。

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 ワイバーンや、ワイバーンに乗る竜血騎士団から抵抗サーヴァントが住民を守るも力及ばず。

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 土地に染み込んだ流血が霊脈を刺激し、更に抑止力がカウンターでサーヴァントを呼び出す。

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 竜殺したちが本格的な竜狩りと竜騎兵狩りを開始。

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 魔女陣営、ヒューマニティ・サーヴァントの追加召喚。その時、清姫も召喚された。

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 しかし、何故か清姫は愛により狂うだけとなる。彼女にある人間性はソレだけだった。洗脳されているが人格の変化はなく、だがその狂愛にのみ特化した魂の在り方こそ灰は渇望した。よってソウルを貪った誰かに擬態さえ、その時は本当に嘘を吐かずに好きだ愛していると言葉を繰り返し、灰が清姫を完全に自分に惚れさせた。竜の姿さえ素晴しいと微笑んだ。

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 抑止として召喚された佐々木小次郎が、ワイバーンを切り捨てまくる。村や街を守り抜き、フランス特異点でサムラァイが有名になる。新たな竜殺しの誕生。

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 小次郎が同じく竜狩りをしまくっていた竜殺しジークフリートと合流する。

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 更に竜殺しゲオルギウスも参加し、ヴラド三世率いる竜血騎士団全戦力が退けられる。

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 助言者アッシュが元帥ジルと計画を練り、竜狩り退治と竜殺し捕縛を企む。

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 無名の王とオルタとファブニールと灰が、その三名の竜殺しを襲撃する。他のサーヴァントは虐殺に赴かせ、抑止側のサーヴァントを分散させている。

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 ジークフリートが灰のディープキスを受けて呪われ、その上でオルタの呪炎を浴びて再起不能に。

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 小次郎はこの特異点でファブニールを倒す為にジークフリートが必須だと悟っており、彼を逃がす為に殿兼囮として立ち向かう。

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 呪われたジークフリートを逃がすも、小次郎は捕えられる。

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 彼を仲間にしようと灰が助言し、ジャンヌの契約とヒューマニティによって小次郎が魔女陣営にされる。

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 もはや為す術なし。フランス殺戮を再開。

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 清姫、魔女と灰の陣営から離脱。マルタが助力したが、魔女らに協力が露見する。更なる呪いを深淵として祝福されるも、聖女は理性は消えたが知性だけは何とか維持。

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 人間性よって更に狂った清姫の愛が、バーサーカーとしての狂気さえも破壊し、洗脳が解けてしまった。嘘を吐かずに自分を騙している灰にその愛が反転するも、その復讐をする同時に人理を守ることこそ最高の仕返しだと思い、魔女に反乱する側に付く。

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 抑止力はカウンターとして最後の手段に踏み切る。即ち、ジャンヌによるジャンヌの抹殺。

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 百年戦争に参加した時がそうであったように、特異点で焼き殺される人々が放つ集合無意識の叫びを軟禁されていたジャンヌが聞いてしまう。

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 サーヴァントではなく、英霊でもないが、ジャンヌ・ダルクは真なる啓示を持つ聖女であった。

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 啓示が彼女に囁いた。理由は分からず、原因も分からないが、ソレと契約を結ぶと誓えば主の嘆きに応えられると。 

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 人間が守護者となるように、この特異点において守護者が生まれた。特異点解決の為、同じ存在が同時に存在出来ない為、英霊ジャンヌ・ダルクが人間ジャンヌ・ダルクに憑依した。生身の人間に霊基が構築される。

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 軟禁からジャンヌ・ダルクが脱走。ジル発狂。

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 ジャンヌの捕縛部隊がジルによって結成される。ジャンヌ・オルタはそれを容認する。火刑に処されても聖女のままである英霊の自分になら憎悪しかないが、火刑に処される事で聖女として完成していない生前の自分は別。

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 しかし、憎悪は積もるばかり。腹癒せに拷問していたブリテンの異端審問官と兵士の手足をジルが海魔で踊り食いをさせながらも生かし、そして魔女ジャンヌが竜の火刑に処した。その魂をジャンヌは更に踊り食い、自分自身と言う地獄の業火で苦しませ続ける。

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 カルデア、第一特異点としてフランス潜入を決定。

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 藤丸はまだまだ力不足な為、絶対の守りとなる上に契約が強く結んで相性抜群のマシュの他に、万能な能力を持つエミヤをレイシフト相手に選ぶ。魔術回路に掛る負担をコストと考えると、まだマシュ以外にだと一騎のみしか契約サーヴァントをレイシフト出来ない模様。

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 しかし、影霊呼びの鐘によってシャドウとしてカルデアと契約したサーヴァントは限定的な一時召還は可能。

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 所長は適性皆無なので、アサシン・隻狼だけ連れて特異点入り。

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 特異点潜入成功。落旗聖女竜獄「オルレアン」開始。

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 焼き払われたドン・レミ村にレイシフト成功。

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 天に光帯を発見。

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 魔物と遭遇。また人々を殺し回った後の竜血騎士団に遭遇。ジャンヌ・ダルクが敵の首魁だと騎士の話声から聞く。また情報漏洩を防ぐ為、皆殺し。

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 騎士が吸血鬼だと判明。日光から身を守る鎧を着込んでいるが、竜血を吸血することによって日光をある程度は克服していると解析する。

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 ヴォールクールに移動。情報収集したが、得られたのは竜を使役し、竜血騎士団によって殺戮を広げるジャンヌ・ダルクの話。また原作と違い、火刑から甦ったと噂されているのではなく、悪魔に魂を売ることで竜と竜騎士団を使役し、更に虐殺を繰り広げる人の姿をした悪魔を従えていると言う情報。そして、悪魔に魂を売ったジャンヌが、ブリテンにジャンヌを売ったフランスに復讐していると言う噂されている。

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 カルデアは本来ならば死んでいる筈の人間が生きており、そしてその人物が特異点で殺戮を繰り広げていると判断。

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 ヴァ―ルクールに襲撃。ワイバーンとワイバーンに乗る竜騎兵部隊「竜血騎士団」による殺戮が始まる。

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 カルデア勢が交戦。助太刀に憑依ジャンヌがこの街に避難していた家族を助ける為に参戦。

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 ジャンヌがカルデアの誤解を解く。

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 ラ・シャリテに向かう。しかし、竜血騎士団斥候が付けている。擬態と姿消しのスクロールを覚えさせた吸血騎士によるもの。

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 途中の森で一般狩人兼農民とカルデアが出会う。農村に住んでおり、かなり良い人。彷徨っているカルデアの人を自分の家に招き入れ、家族である妻と息子と娘達が持て成す。

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 守護者エミヤがジャンヌの状態を見抜いていた。折角火刑から生き延びたのに、それでもアラヤと契約してしまった事実に憐憫を抱く。

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 次の日の朝、カルデアが厄介になった家を出る。その後、竜血騎士団がその農村を襲撃。その家族も男が弄ばれて車輪亡者となり、女は陵辱されていから死ぬ。子供も死亡。

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 その後、その竜血騎士団がカルデアを勢いのまま背後から強襲。装備している槍を掲げ、バラバラに裂かれた人々が串刺しにされて運ばれており、そこにはカルデアを持て成してくれた家族もいた。

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 車輪亡者になった狩人の恨み節。更に死霊術師の騎士が、農村の亡霊を使役。母を求めてなく子供のゴーストが、藤丸とマシュに迫る。

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 カルデア、ガチギレ。一人残さず殲滅する。竜の血を吸った竜血騎士であるからと言うよりも、殺さねばならない敵もいると目の前で見せ付けられた。

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 家族の話になり、ジャンヌが母親達もラ・シャリテに避難しているとカルデアの皆に話す。

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 ラ・シャリテの近隣森林地帯に到達。

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 カルデアの位置を把握していたオルタが、ほぼ総戦力を連れて襲来。闇喰らいファブニールが暗黒ゴジラビームで街を蹂躙。更にその後、広範囲爆発暗黒火球の放ち、全てを灰塵に還す。

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 オルタ、ジャンヌの家族が避難していた事は見えていたので分かっていた。しかし、やはり暖かい家族の記憶に何も感じず、憎悪のまま全てを焼き尽くす。

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 オルタが灰と竜と従僕を連れてカルデアの前に現れる。元帥は殺戮活動の指示を出してるので来ない。セイバー・デオン、アーチャー・アタランテ、ランサー・ヴラド三世、アサシン・カーミラ、ライダー・マルタ、バーサーカー・ランスロット、アサシン・佐々木小次郎が立ち塞がる。そして、違う特異点から霊体として召喚された戦神が、ワイバーンに跨って大地を見下ろしていた。

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 そして人間ジャンヌに英霊ジャンヌが憑依し、サーヴァント化していることをオルタが見抜く。世界を救う為ならば、火刑から救われた筈の自分自身すら地獄に落とす英霊ジャンヌに奈落の底から憎悪を覚えた。そこまで英霊の自分が正しさを貫くならば、自分は絶対に憎悪を貫き通すと“英雄”のような人間性に辿り着く。

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 戦闘が始まるも、マリーが馬車で救助に来る。そこにはアマデウス、清姫、エリザベート、デオンが居た。

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 ジュラの森を進む。

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 聖女マルタ襲来。しかし、灰と老デオンとランスロットも気配を殺して追跡していた。

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 戦闘が始まるも、灰は幻肢大弓狙撃に徹し、老デオンが自分であるデオンや他の者を押せ込み、ランスロットが暴走する。

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 マルタをジャンヌが殺害。灰たちはマルタの最後を見届け、さっさと帰った。と見せ掛けて、実は灰とランスロットは擬態と変化を利用して森に潜み、カルデアを追跡する。また老デオンが変装することで民衆に紛れ込む。

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 マルタの情報を元に竜殺しを探しにリヨンへ向かう。その後を擬態二人組と、老女へ化けた老デオンが追う。

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 リヨンに向かうが竜殺しは居らず、廃墟の街には怨念によってスケルトン、ゾンビ、ゴーストが溢れていた。一通り殲滅した後、取り敢えず森の中で一泊。だが灰が石ころに化け、ランスロットが木に化けていた。

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 後日、カルデアが班分けされる。所長班が、所長、ジャンヌ、マリー、デオン、エリザベート。藤丸班が、藤丸、マシュ、狼、エミヤ、清姫、アマデウス。狼が藤丸班に入ったのは所長が嫌な予感がしたのと、対暗殺者対策に藤丸を守るのに適した狼を使いたかったから。

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 灰が連絡を行い、オルタには行動が筒抜け。

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 ティエールには藤丸班が、モンリュソンには所長班が向かう。

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 灰と魔女が連絡し合い、オルレアンに近いモンリュソンは魔女が奇襲し、灰がティエールで藤丸らを殺す奇襲作戦を立案。

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 モンリュソンにて、所長班が竜殺しであるジークフリートとゲオルギウスと邂逅。ジークフリートがディープキスをされて呪われ、その上で呪炎で焼かれ、その竜殺しを助ける為に竜殺し小次郎が犠牲になった話を聞く。藤丸らもカルデア映像通信でそれを聞く。

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 ティエールの街から、モンリュソンへと飛び去る邪竜とワイバーンらを確認。

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 モンリュソンに暗い闇のサンソンが向かう。そして、後を追う形で竜殺し佐々木小次郎と魔女ジャンヌもまた其処に居た。

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 所長班、ジークフリートの護衛と囮役に分かれることに。マリーとデオンが囮となり、所長達は街を出る。そして、魔女は彼女らを見逃した。

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 マリーとデオンは死ぬが、囮として街の防衛に成功。サンソンは狂い果て、魔女ジャンヌも足止めを喰らう。最終決戦を想定した魔女ジャンヌは撤退命令を出してオルレアンに戻る。

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 ティエールでは藤丸らがいるが、そこで一般人に化けた老デオンが暗殺を敢行。しかし、一歩手前で狼が藤丸暗殺を防ぐ。

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 それに乗じて街人に化けていたランスロットの強襲と、擬態で木箱に化けていた灰が奇襲する。魔力を膨大に込めた神の怒りで以って街に灰がクレーターを作り出し、上空に巨大な浮かぶ混沌を幾つも上げ、街ごと火による浄化を行う。

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 エミヤとマシュが狼が何とかランスロットとデオンと灰を白兵戦で抑え込み、だが上空からは人々を焼き尽くす混沌。アマデウスと清姫は援護。

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 魔女ジャンヌから指令を聞き、灰達は撤退する。近場で飛んでいたワイバーンが魔女からの指示で迎えに来る。しかし灰は嫌がらせで両手に呪術の火を宿し、この人理世界で呪術として編み出した苗床の残滓を込めた封じられた太陽を上空に浮かばせ、限界まで膨らんだ太陽をそのまま放つ。それはアン・ディールの封じられた太陽であり、デーモンの王子が放った隕石を呼ぶ太陽にも似ていた。その呪術、残滓の太陽を乗るワイバーンから下の街に向けて発射。しかし、マシュの宝具とエミヤの花弁盾によって防ぐも、ティエールは焼き払われた。

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 藤丸班と所長班がオルレアン郊外で合流する。治癒を受け続けたジークフリートが復活。ゲオルギウスは民を守る為に一旦離脱。

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 灰が錬成儀式を開始。自分の人間性を与えた者共は、不死と同じくソウルの吸収機能を灰の神秘によって付与されていた。そして、それらは全て灰に流れるように仕込まれていた。このフランスで殺された全ての人間のソウルが灰に流れ込み、残虐な手段で殺された人々の魂には濃密な人間性に満ち溢れていた。

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 だが、既にカンストした灰にソウル強化を無駄。こちらの型月世界に来てから貯めたソウルも、使い道がなく貯めるだけ貯めていた。言うなれば、ソウルの業的に肥満体質のピザデブ灰で、もの〇け姫のダイダラボッチみたいな雰囲気。

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 目的は、最初の火と亡者の穴に膨大なソウルを注ぎ込んで力を見出す為。

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 この度の特異点で集めた膨大なソウルと、使わずに貯めていたソウルを合わせ、遂に最初の火を錬成するに必要なソウルが集まってしまった。そもそも火を大きくすれば炉となる穴が焼き尽くされ、穴が大きくなれば火が消えてしまう。バランス良く錬成するには、膨大なソウルと人間性が必須であった。

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 火継ぎの螺旋を自分に刺し込み、自分を篝火とする。

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 その結果、竜血騎士とヒューマニティ・サーヴァントが保有する人間性も回収される。

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 火と穴に、魂と闇が注ぎ込まれた。

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 不死の魂ではなく、寿命による生命の熱が火に焚かれる。最初の火は、その熱により残り火から燃え上がった。

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 何もない空である灰の魂は腐らない。本当に腐っていたのは、灰を器として中身となっていた魂であり、その全ての魂が自分達を火に注いで殺してくれて有り難うと灰に感謝しながら無に還った。

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 そして、腐った闇をこの特異点で生んでくれて有り難うと燃えていった。灰は、何かに殺された魂を喰らっており、本来ならば人に殺されて恨み辛みに価値なく消える憎悪の魂に過ぎなかった。しかし、憎悪を晴らすことがこの特異点で虐殺によって行え、火に燃えて誰かのために終わることも出来て死ねた。

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 錬成炉によって、ついに火と炉を完全覚醒。薪の王として、火炉の権能に目覚める。火を見出した最初の四柱であるグウィン、ニト、イザリス、小人の神秘を獲得。

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 螺旋を引き抜き、薪の王が新生。灰は火の簒奪者として、古竜の力も神の権能も奪い取り、渇望の亡者と次の段階に進む。

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 そして、灰は器の魂に回帰する。空のソウルとなり、何もない灰に戻った。だが、その空の中には火と孔が新たにソウルを貪る自分の魂となった。

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 新たなるダークソウルの誕生には失敗したが、闇の薪として作り直す事には成功した。

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 しかし、竜血騎士とサーヴァントが腐った人間性から意志を覚醒させる。狂ったままだが、殺戮の罪悪を魂で味わい、無の境地を持つ佐々木以外は精神崩壊。

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 暗い魂の残り滓を、黒い血涙を流しながら魂が罪悪感に苦しめられる。耐えられるのは、無に至る佐々木だけ。

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 魔女もオルレアンに戦力を終結させる。敵陣は魔女ジャンヌ、ファブニール、ジル・ド・レェ、老デオン、アタランテ、ヴラド三世、カーミラ、サンソン、ランスロット、小次郎。そして、灰と戦神。後はワイバーンと竜血騎士団。

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 味方は所長、狼、藤丸、マシュ、エミヤ、ジャンヌ、ジークフリート、清姫、エリザベート、アマデウス。そして最後に遅れて来るゲオルギウス。

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 戦闘開始。竜血騎士団とワイバーンがぞろぞろ出るが、バルムンクで一掃開始。

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 ヴラド三世が騎士団と共に突撃するも、再度振われるバルムンクで騎士団ごと消滅。

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 魔女ジャンヌはワイバーンから高みの見物をし、火をばら撒いて援護。ジルは指示に徹する。灰と戦神も最初は参戦せず、魔女ジャンヌの指示を待つ。

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 敵味方全員が分断される。エリザベートとカーミラ、小次郎とジャンヌ、サンソンとアマデウス、老デオンと狼、遠くから狙撃するアタランテをエミヤが追い、ランスロットの姿はなく隠れていた。ファブニールと竜血騎士団に対し、ジークフリート、マシュ、藤丸、所長、清姫が対決する。

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 ランスロットが遊撃として、宝具を使ったジークフリートを背後から奇襲する。だがマシュが防ぎ、藤丸がサーヴァントを影霊呼びの鐘で召喚し、一人で立ち向かう。清姫も戦力となり、ファブニールとランスロット、そして藤丸らで決戦。

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 各自サーヴァント戦に移行。ファブニールはジークフリート、マシュ、清姫、所長、藤丸が抑え込む。

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 戦神と灰が空よりファブニールの元へ現れた。所長が一人で抑え込むと決め、防戦に徹する。

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 カーミラとエリザベートが戦い、エリちゃんが勝つ。サンソンがアマデウスを襲うが、ファブニール戦から離脱したマシュが参戦。アマデウス、マシュの助力によって処刑人を下す。

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 老デオンと狼が殺し合い、狼が勝利。

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 冷静に狙撃に徹するアタランテを、エミヤが狙撃戦で抑え込む。しかし何とか接近戦に持ち込み、エミヤが策を以って討ち取る。

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 アマデウス、エリザベート、狼、エミヤが自由となって援護に回る。所長の元へエミヤと狼が行き、何とか所長は持ちこたえていた。アマデウスとエリちゃんはジャンヌの援護に向かう。

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 ゲオルギウスが到着し、ジル元帥が率いるフランス軍が参戦。

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 小次郎はジャンヌと戦うが、防戦に徹したジャンヌが何とか生き延びていた。エリちゃんとアマデウスが援護へと到着。小次郎はそれでも攻勢に出るも、ゲオルギウス参戦によって撤退を選択。

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 小次郎が魔女がいるファヴニールの元へ。結局、エリちゃん、アマデウス、ゲオルギウスも全員が集結。

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 戦神と灰と戦う所長を見ていた魔女も、狼とエミヤが所長の援護に来たので本格参戦。実は気配消して付きそっていたジルも表舞台に。

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 指示を受けたランスロットがファブニールから離脱。小次郎もランスロットに付き、共にフランス軍を強襲。ワイバーンも同じく強襲。死体を築き上げる。

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 戦神、ファブニールに騎乗。 

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 灰もランスロットらを追い、フランス軍を囮に敵の分断を狙う。つまりは人間相手の虐殺を選ぶ。

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 戦神&ファブニールと戦う為、ジークフリート、マシュ、藤丸、清姫、エミヤが闘う。ランスロット、小次郎、灰を追って、狼、ゲオルギウス、アマデウス、エリザベートが出向く。

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 ジャンヌは魔女ジャンヌとジルに決着を付けに行く。所長はジャンヌの援護に。

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 ランスロットが狼に殺害される。灰はゲオルギウスを殺害し、小次郎は二人の音波攻撃を斬撃で切って防ぐも、決定打に及ばず。

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 見出だしたニトの死を灰が呼び起こす。太陽賛美の構えから死の神の怒り。

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 風が吹き、触れた兵士がすべて死ぬ。直撃を逃れらたサーヴァントは、生命を死で侵食されるも、何とか生き延びる。

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 灰が死者の活性によって戦死した者を爆弾として浄化する。所詮、死体など生きた者の成れの果て。不死には程遠い。

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 死者の活性による闇の風は死を含み、更に相乗させて死の怒りを拡散。抵抗力もなければ不死でもない人間は例外なく周囲纏めて古竜を殺したように生命を枯らした。よって生きた人間も瞬時に死に、そして死者の活性によって爆裂する。

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 フランス軍が纏めて爆散する。死体さえ肉片よりも細かい塵になる。それに乗じて灰は幻肢の指輪で逃走し、灰が盾で守った小次郎も気配を消して逃げる。

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 アマデウスとエリザベートは爆発で死亡。狼は回生で復活。

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 実はセイバーのサーヴァント、ジル・ド・レェが憑依していた人間ジル元帥は個人を狙った訳ではない死の風に抵抗は出来ていた。彼以外のフランス軍が皆殺しにされる。しかし爆風によって傷付くも、術者から離れた屍の活性化爆弾であったので、何とか死ななかった。

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 その頃、同時に戦神&ファブニールに対し、エミヤが固有結界に封じ込める。そして、清姫が龍化して空を飛ぶ。ジークフリートが不死身の肉体を利用して清姫に乗り、固有結界内で空中戦を仕掛ける。マシュは戦いの余波から魔力供給で身動きがマスターと、固有結界による射出と爆破を繰り返すエミヤを守りながらも、機を見計る。戦いの余波だけではなく、マスターを狙って幾度も戦神が落雷と雷撃を繰り返し、マシュはそれでも守り通す。

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 ファブニールがバルムンクの一撃と、体に刺さっていた投影が爆破することで死亡。

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 戦神が一人、ファブニールから力を授かって立ち上がる。

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 激戦の果て、マシュのとっつきを受けて戦神が死ぬ。だが本体ではなくサーヴァントの身から更に霊体召喚された太陽の白霊もどきであり、元の世界に送還されていった。

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 勝ったが満身創痍となる。清姫は龍の姿を見せたのに気にせず、更に格好良いと笑う藤丸に惚れた。マシュも正に浪漫だと笑い、エミヤも良い宝具だと褒め、ジークフリートは最高の竜だったとべた褒めだった。ぶっちゃけもう全員安珍様じゃね、と思ったのだが、衝撃が強過ぎて安珍の思いよりもこの四人に対する思いの方が重くなる。しかし、嘘を見抜く清姫は全員嘘を吐いていない事に気が付き、更にその中で一番龍化清姫に対して好意を持っていたマスターが好きになる。他の三人も安珍以上に好きだが、英雄でなくとも立ち向かう藤丸がドストライク。

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 ジャンヌが魔女ジャンヌに家族に対して何の情も湧かない自分に対し、もはや別人であると言葉責め。実は魔女ジャンヌも自分が反転しているとは言えジャンヌ・ダルクであることに違和感があり、自分の人生の記憶も疑っていて、結構精神攻撃でダメージを受ける。

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 魔女ジャンヌと元帥がジャンヌと所長と殺し合うも、元帥が魔女ジャンヌを庇って致命傷を受ける。

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 元帥がジャンヌに魔女ジャンヌの真実を告げる。彼女はまだ水子だったジャンヌの子であり、ジャンヌは妊娠していたと言うことを。魔女ジャンヌは確かにジャンヌの偽物であるが、ジャンヌから生まれた本物の子供だと言うことを。これは灰と元帥しか知らない真実だった。

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 瓶の中、そこには水子がいた。それは人間として生まれる前の、魔女ジャンヌの肉体。それを彼女は渡された。

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 最後の力を元帥が振り絞り、自分の霊基と宝具を生贄に巨大海魔を召喚。更に灰から渡されていたこのフランスで殺して集めていた人間のソウルも使い、魔女ジャンヌに渡す前に予め宝具に貯めていたド級魔力も使い、海魔を強化していた。もはやランク規格外の化け物となる。

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 魔女ジャンヌも知らない事実に茫然とするも、逃げろと叫んで消えた元帥の言葉に覚醒。

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 藤丸らと狼が到着。

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 ジャンヌが宝具で海魔を倒そうとするが、ジークフリートが止める。最大火力を誇るジークフリートが渾身のバルムンクによって海魔を払うも、彼は真エーテルの宝玉さえも纏めて魔力に変え、それでも殺し切れぬと判断していた。バルムンクの光に続き、そのままジークフリートは海魔に斬り込み、半壊して真名解放不可能になったバルムンクと一緒に悪竜の血鎧で壊れた幻想をすることで、海魔を中から自分ごと自爆した。

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 灰と小次郎が魔女ジャンヌが死ぬ前に間に合う。魔女ジャンヌが撤退を選び、オルレアンの城へ帰還。

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 魔女ジャンヌが灰から全てを聞く。己が偽りのジャンヌ・ダルクだと知り、しかしこの特異点でのみ生きる人間であると言う事実に安堵する。存在してはならぬ者として、母親を犯して自分を孕ましたブリテンは殺すべきであり、母親を裏切ったフランスは復讐すべき敵であり、自分と言う存在を消そうとする抑止を運営する人類史は滅ぼさないといけない。

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 ジャンヌが自分の子を殺害するか葛藤するも、戦いに赴くことを決意。

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 ジャンヌを前に、魔女は水子の自分を握り潰し、燃やした。

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 城にて、最後の決戦が始める。互いの思惑から、ジャンヌとジャンヌが殺し合う。そして、小次郎と灰が組み、それに対して、藤丸、マシュ、エミヤ、所長、狼、清姫が戦う。

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 灰、久方ぶりに最初の火を本格的に燃焼。薪の王の権能解放。最初の火から神が見出した力を出し、暗い魂から深淵の澱を使う。つまりは暗黒が似合う力、死を利用する。墓でニートしていた墓王ニトが持つ生命を熱する死を引き出し、人間性によってネオニートとなる。神の怒りが冷たい死の熱風となり、死の瘴気を闇として纏う。ついでに装備はダークレイスの正装である闇シリーズとダークハンドで、墓王が振っていた墓王の剣を持つ。

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 エミヤと狼が小次郎と戦うも、小次郎は学習していた。生前はなかった戦闘経験を経て、侍として覚醒。

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 灰が藤丸を集中狙い。マシュ、所長、清姫が戦うもネオニート攻撃でアボン。実は藤丸と見せ掛けた所長狙いであり、全身を墓王剣で串刺しにされる。そしてマシュの守りが突破され、藤丸が死にそうになるも清姫が守る。

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 清姫は霊核を砕かれるも、自らの霊基を贄にして龍化。藤丸に愛の言葉を告げ、特攻。全身を灰に巻き付き、燃やしながら壊れた幻想で自爆。

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 灰の消滅を確認。しかし、闇術・反動で生存。念のための惜別は使われず。本当は爆炎の中で霧と幻肢を使い、一気に離れて透明化。

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 ジャンヌが魔女ジャンヌの宝具を防ぎ切り、そのまま突撃して心臓串刺し。だが最後の火炎でジャンヌを吹き飛ばし、令呪で最後の自分のサーヴァントである佐々木を呼ぶ。

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 最初で最後の反抗期。魔女ジャンヌは魂を佐々木に継承させるために自分の首を落とさせ、魂喰いを行わせる。彼の刀にジャンヌの黒炎が宿る。竜狩りや処刑者が相棒のソウルを継いだように、戦神が竜を引き継いだように、小次郎もジャンヌのソウルを引き継いだ。

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 聖杯が、小次郎に渡った。

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 最後のヒューマニティ・サーヴァント、黒い炎のササキが立ち塞がる。

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 戦いの果て、紅蓮の乙女によってササキを殺害。しかしジャンヌは燃え尽き、英霊ジャンヌは消滅した。生身の彼女は生存する。

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 聖杯を回収したが、特異点が修復されない。

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 聖杯を望んだ男の最後の奇跡が残っていた。ジャンヌが死なねば、フランスは特異点のまま。

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 生き残っていた元帥ジルが要塞に辿り着く。

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 問答の末、元帥はジャンヌの死に絶望し、だが認めてしまう。

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 マシュが特異点修復の為、人間ジャンヌを痛みなく殺害する。

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 ジャンヌの亡骸を、ジルが一人で抱えて進んでいく。せめて、生まれ故郷に埋葬しようと。

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 拍手が鳴り響く。灰はその事故犠牲を喜んだ。聖女が自分と同じ選択を選んだことを、人間に不死性の有無は不要なのだと理解して、世界を喜んだ。次の特異点で待っていると、彼女は瞳を輝かせて送還された。それと実は死んだ魔女側のサーヴァントは贄として、ラインを通じて灰の炉に燃料投下されていた。

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 特異点修復完了。エンディング。

 




 第一特異点。灰の所為で悪夢化し、ヤーナムの悪夢的異空世界が重なることで原作から変化した主な点。実は大元の原因は、灰の人の魂が重過ぎて周囲の因果律を歪めまくっていたから。ダクソワールドの一般亡者は人理ワールドの一般人の数千倍の魂を持ち、だいたい1ソウル=一般人が持つエネルギー量。それとオルガマリーの脳内から世界を観測していた狩人様が、その瞳を通して因果律があやふやで夢みたいに定まらない特異点と古都ヤーナムが地味に重なり合ったから。その基点部分として、宗教裁判の遅延によってジャンヌの火刑が遅れ、拷問過程が長引き、結果としてジルによる生前のジャンヌ救出が間に合っていたりします。
 赤子のメルゴー→暗い竜の赤子、邪ンヌ。
 メルゴーの母親→啓示の聖女、ジャンヌ。
 メルゴーの乳母→火の奪還者、アッシュ。
 悪夢の主→ジル・ド・レェ。
 目玉なメンシスの脳→蛸神化したジル・ド・モンモランシー・ラヴァル。
 再誕者→闇喰らいの邪竜、ファブニール。
 隠し街のアメンドーズ達→召喚されたサーヴァントら。
 特に理由もなく襲ってくる違う夢の狩人→生身のある葦名から召喚された戦神。
 メルゴーの従者たち→悪夢を好む竜血騎士団。
 メンシス学派の実験生物→暗い穴の薪にするには人間性が見発達だからと灰に捨てられた無垢な子供らのソウルを原材料に、魔女と邪竜の血から量産された幼子達のワイバーン。
 ヤハグルの犠牲者となった住人→フランスの民衆。
 ■
 悪夢より血が流れたことによって、特異点が異界化。そして、狩人様は悪夢に暗い血を流せました。灰も自分が役目を型付けされたのを理解してましたが、そもそも使命を役目とすることに不都合はないので、そのまま炎上させていました。
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