血液由来の所長   作:サイトー

67 / 100
啓蒙62:堕星

 ローマを破壊する怪獣同士の殺し合い。市街へ天から、嵐の王と嵐の獣より生物的な大槍が降り注ぎ、ワイバーンの口から放たれる炎の吐息が降り落ちる。竜の神に砂ワームが絡み付くも掴み潰され、古の竜が巨神のドラゴンに噛み付いた。

 そして、暗帝が住まう宮殿へ進むカルデア一行。そのマスターとサーヴァントを妨害せんとする皇帝三柱と、またその皇帝達に立ち塞がる三体のサーヴァント。

 

「良いのですか、オルガマリー。マシュさんと藤丸さん、死んでしまうかもしれませんよ?」

 

「死なないわ。アッシュ、死ぬのは貴方よ」

 

「成る程、良い殺意ですねぇ……ふふふふ」

 

 灰は微笑む。

 

「暗帝への義理、せめてローマが滅ぶまでは果たしたいのですが?

 戦うには戦いますが、程々の邪魔で満足して欲しいものですね」

 

「断る。貴公の相手は―――私だ」

 

 悪魔は笑う。

 

「私の隻狼、忍殺の時間だ。あの裏切り者共を、貴方と私の業で終わらせます」

 

「御意の儘に……」

 

 主従は挑み―――

 

「憐れだよ。悪魔を味方にしてまで人理を求めるとは……ふ、そこの男に理は皆無。況してや人理など、魂を潤すエネルギーと認識する外道魔道にして、悪鬼羅刹。

 オルガ……貴様の星は、地に堕ちたようだ。

 まだそこな簒奪者の方が、燃えて消えた人理に有益。何よりも、我らの偉業こそ人間として生まれてしまった貴様らの魂に、不運も不幸もない平等な希望を与える星となる」

 

 ―――そして、魔神柱は心の底から憐憫した。

 

「魔神の柱……―――ほう、名はレフ・ライノール・フラウロスと。では貴公、聞くがその星に苦しみはあるのかね?」

 

「――――なに?」

 

「成る程。その魂より、概要は見て理解したぞ。残念であるが、死の無い惑星に価値はない。そも……苦しみのない世と言うが、この星の巡りを見給え。

 魂に終わりなく、最初から永劫を巡っているではないか?

 限りある人生の繰り返しが輪廻であるも、魂も不死ではなく、やがて輪廻から無へ枯れるぞ?

 命に終わりが宿るが……さて、一生で己が全ての魂を使い潰す世になれば、永遠に眠れぬ魂によって如何なる世となる?

 それを永遠の命を得た魂が乗り越えたとして果てへ至る時、もはや人生は腐れ、その腐れも最後は枯れ、結局は私や灰や、あの悪夢で眠りに引き籠る狩人の有り様だぞ?」

 

 永遠の先―――悪魔は、そこで哂っている。

 

「人は、死ぬ。全く以って、それで良いのだよ」

 

 誰にとっても魂なぞ所詮は永遠。生まれては死に、生まれては死に、輪廻を繰り返す。悪魔はソウルを見通す者であり、魂の全てを観測してしまう故、魂の個としての輪廻にも終わりがある事も分かっている。だが、それもまた魂が生まれた無へ完全に還るだけの理。

 であれば、せめて命と言う一夜は苦しみの中で、何かしら終わりに報酬があるべきだろう。

 

「そして人は、必ず死ぬべきだ。分かるだろう、魔神柱。

 至極突然な帰結さ。魂を悪魔へと堕落させる星を、我ら人間は―――地獄と、呼ぶ」

 

 答えは――悪魔だった。

 人が悪魔へ堕ちるのではない。どのような魂だろうと永遠の先、魂そのものに餓える故に、終われなければ悪魔となるのがソウルの因果律だった。

 

「貴公らの終極は、正しく―――堕星。潔く、死なせてやれ。

 殺めたソウルに最期(オワリ)を与えるのも、悪魔と化した私の責務なのだから」

 

 救い無き獣性の終わり。人類悪ですらなく、人類愛など皆無。言うなれば魂の性。古い獣に由来する人間の到達地点。

 それが人間のデーモン―――悪魔殺しの悪魔(デーモンスレイヤー)の正体。

 

「―――黙れッ!!」

 

 魔神柱は絶叫してしまった。獣が作った獣性の楽土を夢見たが、果たして人理焼却式は自らの被造物を永遠に愛し続けられるのか。その疑念の答えこそ、魔神柱である。被造物が造物主に絶対服従する理など、意志持つ魂に在る訳がない。

 魂――それが、あらゆる人間性の根源。

 命に宿るそれを克服しない限り、死が亡くなった世を夢見た所で、そもそも始まりの根源より、もはやどうしようもない世界なのだと。

 

「いけませんねぇ……悪魔、貴方は残酷過ぎる」

 

 啓蒙とは、無知を啓くこと。未知を既知とする洞察力であり、真理を解する思考。

 不運だった。教授は所長の瞳によって発狂寸前になった過去があるため、高度な思考回路はより啓蒙深く化し、悪魔の語る真実を理解出来てしまう。

 

「悪魔め、悪魔め! 魂が、そもそもそう在るならば! 根源の内側に在る限り我らの世界、我らの星に……待て、待て待て待て!

 世界の外側に根源があるならば……まさか、まさかこの世は内側の――」

 

「貴公、外なる世を見たことはあるかね?」

 

 脳内に、悪魔の声が静かに鳴る。魔神柱は魂が啓かれる絶望を知る。

 

「――は?」

 

「人理とは、小さな欺瞞である。我ら人間の魂と同様に。

 よって、我らの魂に貴公らの善意は無価値である。

 星に魂があるならば何故、根源の内にあるこの世にも魂がないと思うのか?」

 

 知るべきではない。知ってはならない。魔術式が、自らの論理性を疑ってはならない。

 

「魂が介さぬ自然など、この宇宙に非ず。

 望まれたのだよ……何もかもが、何かしらのソウルから」

 

 人理など、そもそも如何程にも可能。もし、魔神柱が己が願望を叶えるならば、根源と言う魂の大元を克服しなけらばならない。

 ―――認められない。許されない。

 全ての魂に価値が無い故に等価値で在る何て、何をやっても魂に還るだけになってしまう。それでは新たなる星を創生したところで、その惑星で生を受けるヒトは同じ因果を繰り返すのみ。最初から、ただ救われないだけだったと、そんな世界は許されない。真理も、虚構も、等価値なんて有り得ない。

 不死だろうと、永遠だろうと、今の人類種と変わらない。死に関わらず、魂が魂である時点で無意味なのだとしたら、そもそも人間が愚かなのではなく、ヒトのその根源からもはや終わっていただけ。狂っているのが地球だけではないとしたら、救いを想定した基盤に罅が入ってしまう。

 

「―――戯言を!」

 

 魔神柱であろうと悪魔の叡智は激毒。深く聞けば魂が狂い、生涯の目的と決めた信念も霧へと散する事だ。

 堪えきれぬ、と魔神柱は己が魂の意志が可笑しくなる前に瞳より邪気を発する。視線に載った呪いは物理的干渉能力を有し、まるで光線のように悪魔へと撃たれた。

 その分かり易い怒気を、忍びが見切れない訳がない。

 障気。怨念。遺恨。謂わば、怒り恨む死者の遺志を忍びは業として背負う者。

 楔丸で受けた邪眼の念を刃に纏わせ、そのまま忍びは会得した流派技――桜舞いを、灰と教授へと斬り放つ。

 最初の一閃。次の二閃。最後に全力と三閃目。空中を得意とする忍びならばこそ、剣を振るのに地面を必要とせず、むしろ大気を足場にして身をこなしだけで行う瞬間三連撃は、避けるに難しく、防ぐのも厳しい剣技。それは大気ごと裂く故に刀身から斬撃が伸び、魔神柱の邪眼の呪詛を纏うことで更なる広範囲の切断領域を生み出した。

 念の纏われた桜舞い―――ただ、恐ろしいだけの業ではない。

 生まれ故郷を守らんと足掻いた男の執念が宿り、技自体が見る者に美しさを覚えさせる流麗なる動き。

 

〝星見の忍び。いえ、薄井の狼ですか。

 葦名特異点で修羅がデーモンとして具現化していましたが……あぁ、喰らうに良いソウルでありましたが、伝承の大元には敵いませんね”

 

 だが、何事も相性がある。身を覆う程の大盾であれば、同時三閃で迫る超絶技巧(燕返し)が相手であろうと真正面から力で乗り越える事も可能。そして、呪いと因果律に対する絶対的な幸運を宿す運命力(ヒューマニティ)があれば、因果逆転(ゲイ・ボルグ)が相手でも正面から防ぎ切る。

 百戦錬磨を超えた守りの業―――崩すのに、如何程の業が要るのか。

 灰を相手にし、究極の一があれば通じると言う当たり前は容易く夢幻と崩れ去る。

 

「ぐわぁーー――――!!」

 

「―――あっ……その、重ねてすみません。つい興奮して、後ろにレフさんいるのを忘れました」

 

「人と協力することを覚えんのか、貴様ぁ!!?」

 

 尤も、背後の人間を守ることには徹底して無頓着。邪眼の呪詛を纏うことで伸びた斬撃は灰だけでなく、魔神柱にまで攻撃範囲が広がっている。灰は協力して戦うことはあるも、自分の命は自分でまず守るのが戦線を維持する大前提であり、同格の人間としか共闘は慣れていない為、教授は真っ先に被害を受けていた。

 

「はぁ……悪魔対策に、探求者のソウルを貸しましたよね。とっとと使って下さい」

 

「とっくに使ってるわ、戯け!!」

 

「へぇ……早いですね。やはり、似た者同士でしたか」

 

 火の守り。柱を覆う炎膜によって忍びの邪眼纏いの桜舞いは最小限まで威力を弱められ、教授はほぼ無傷である。

 アン・ディール―――簒奪者と化す絶望を焚べる者が、名を借りたその本人。

 しかし、何故か良く馴染んでいる。教授は自分の魂にそのソウルの適合率に驚くも、都合が良いなら道具に是非を問う時間はもう過ぎた。

 

〝嘗めてるわね……いえ、そう思わせてる事を誘ってる挑発ね。

 まぁ、どちらにしたって嫌な女。そこまで人を煽る事に固執するなんて、どんな糞外道の遺志を好んで継承したんだか”

 

 所長は加速の神秘を纏って疾走を開始。同時、悪魔は濃霧(ソウル)を纏って老いた王(オーラント)の加速を行う。悪魔と所長は左右に散開しつつ、挟撃を狙う。そして灰は闇を滲み出しながらも残り火を纏い、ファーナムの薪として身体を王として蘇生させた。

 灰が対するは、火の飛沫とガトリング銃による弾幕。悪魔と所長は先手の嫌がらせとして生命力を僅かでも削り取る。

 しかし灰はその気になれば戦技として己がソウルに修めたマジックパリィで魔術など完封出来る上、神秘の触媒として常に腕輪のように備えている獣のタリスマンによって、魔術を使うだけなら杖や鈴や御守と言った触媒をソウルから取り出す必要もない。まるで武器に宿るソウルから神秘を引き出す戦技のように、神の竜の全力の殴りと対峙した時と同じく、魔力の盾や魔力の武器と言ったエンチャント系列の神秘を使える事だろう。

 とは言え、獣のタリスマンはデーモンスレイヤーが担い手となる『(ケモノ)』の絶対神秘。例え暗い魂に最初の火を簒奪した灰であろうと、悪魔の如くソウルの業を獣として引き出せる理は存在しない。

 

〝弾幕で私狙いとしつつ、命を狙っていますのはレフさん……と見せ掛け、オルガマリーは何が何でも悪魔に私を擦り付けたい筈ですので……狼さんが、私を一度は忍殺を狙って来るのが必然ですかね?

 となれば、オルガマリーはレフさん狙い。

 狼さんと悪魔で私を抑えつつ、自然と悪魔だけに移って行く雰囲気になりましょうか……”

 

〝……って、見破られてるのを私が見破ってるのも、アッシュは見破っている。となると、敵対行為を通じた共同作業がこの殺し合いの本質ってことになる。

 ガトリング銃も悪魔の火弾も牽制にならないし。

 やっぱり、本気でまずは私がレフを狩り殺さないと戦略が進まないんだけど……私の隻狼を、この悪魔に預けて灰狩りなんて勘弁して欲しいわ。だったら、私がこの悪魔と組んだ方がマシなんだけど”

 

〝どう致しますかね。私はどっちでも良いですし、どのような結末でも宜しいのですが”

 

〝この女……畜生、心理戦で待伏せするとか本気でムカつくわ―――仕方ない。仕方ないけど、灰に乗ってやる。

 それにこの悪魔は自分に不利益がなければ、女の我が儘を聞くのが趣味みたいな……あれね、男を演じるのを好んでる節があるから、言う事を聞いてくれるでしょう。

 まぁそれも、灰の暗い魂を喰らったことで人間性を得た故の、魂に生じた故意的な思考のバグでしかないんだけど”

 

〝裏切り者を狩るのも、貴女の使命です故に……であれば、カルデアの職員を虐殺したレフ・ライノールを、貴女だけは決して許してはならないのです。

 人類種と言う因果に挑む善が相手だろうと、貴女だけは狩らねばなりません”

 

〝悲劇好きめ。人は苦しみに対しなけば魂に価値は生まれないと、手前勝手な演劇を作る悪趣味女が……ッ―――”

 

 大楯で防いでいても、埒は開けられない。灰の左手に杖一本。それが発する歪んだ光壁が全ての軌道を捻じ曲げる。悪魔と所長の弾幕が放たれた一秒後には何十発もの火と血の弾丸に覆われるが、機関銃が弾丸の雨を降らす戦場を知る灰にとって、一発一発が幻想種の頭蓋骨を粉微塵にする狩人のガトリングだろうとも……いや、圧縮された神秘の血弾だからこそ、光壁の防御対象となる良い鴨である。無論、悪魔の火弾も同様だ。

 火の飛沫を弾かれ、悪魔は灰の技量を再認識。歪んだ光壁と言う魔術を一目で解し、神秘を主軸としない物理攻撃なら何の問題もない。

 啓蒙(エンライトメント)とは―――洞察(インサイト)

 ソウルとは―――生物が思考し、世界を理解するためのエーテル。

 名の通り、人が魂と定義した神秘であり、魔法であり、奇跡であり、人間の業である。

 悪魔が棲んでいた世界において、業深き要人共こそあらゆる悲劇を生んだ諸悪の根源。

 彼らの行ったソウルの業の探求が、眠りに付いていた古い獣を呼び起こす。それら全てを背負い、旅する要人になってまで、古い獣から世界を守る悪魔とは、即ち―――世で最も、世界を理解する“ソウル”となった何者か。

 ヤーナムにおける狩人が持つ啓蒙(インサイト)が、隠された世界の真実を認識する悪夢由来の神秘であり、故に悪魔そのものと言えるデモンズソウルは世界を観測・認識することで、拡散して消滅する世界を維持・固定する。

 人間に許された魂の仕業と言える要人のそれを、悪魔は旅する中で究極の一に深化させていた。

 悪魔が理解出来ない魂はなく、法則もなく、世界を運営する仕組みもまた容易く紐解かれ、新たな啓蒙と言う名の業もヤーナムで会得してしまった。

 

〝だから、悪魔に神秘で競い合うのは悪手なのですよね。とは言え、斬り合いもまた強いのでどうしようもないのですが……”

 

 直後、背後より死の気配。灰は己がソウルで完璧な気配遮断がされた忍びを察知し、一撃死を可能とする致命攻撃が刹那の後に来ると理解。故に、魔術はその為の誘い。光壁を発しつつ、灰は忍者のようにバックステップを行い、自分の背中を狙う忍びの更なる背後へ瞬間的に移動。

 右手に持つは複合変質強化(亡者・熟練・闇)されたロスリック騎士の直剣。

 斬り合いと突き合いを両立された直剣であり、灰が好む一撃必滅の致命を可能とするソウルの武器。

 

「ゴォ……ッ―――」

 

「――まず、一回」

 

 忍びの背から心臓を騎士直剣(ロスリック)で一刺し。そのまま、あろうことか火の飛沫とガトリングの弾幕の盾に忍びを利用。

 それを認識したところで、既に撃った後の血弾と火弾は止まらない。

 

「悪魔やめろッ!!」

 

「しかし、もう蜂の巣だが。

 むしろ、貴公の方が――」

 

 自分の血弾が、自分のサーヴァントを貫く光景。

 

「―――ぁぁ、ぁぁああああああ!!

 あの灰、燃え殻の、焚べる簒奪者の……ッチ、糞が、あのクソオンナ!!」

 

 灰に盾とされた忍びの姿は余りに無惨。血濡れで肉片が飛び散り、骨も砕けてしまっている。もう息はしておらず、だがしかしこれを行ったのは悪魔と所長による残虐行為。

 その上で、灰は屍となった忍びの後頭部を左手で掴んだ。

 燃え上がる手に宿るのは呪術の火(パイロマンシーフレイム)。記録された呪文を呼び起こし、ソウルを通して魔力を爆破させる。

 呪文の名は黒炎(ブラックフレイム)。暗い魂を持つ簒奪者の灰は、最初の火を黒く燃やし、物質的な重さで以って忍びの頭部を爆散させた。

 

「見て下さい、オルガマリー。ほら、貴女の大好きな狼さんの頭がボンっと弾けました」

 

 飛び散る焦げた脳漿。

 頭蓋骨が消えた首無。

 

「人は死ぬと魂が抜けた燃え滓になります。そうですよ、これは塵滓です。古い葦名の国を踏み躙った忍びには、とても相応しい(イヌ)の格好だと思います」

 

 騎士剣を抜き、忍びの死体へ片足を乗せる。

 グリグリと、まるで虫けらを踏み躙る様に。

 

「何故、命を踏み躙るのは人をこんなにも楽しませるのか……ふふふ。これだから、ソウルの奪い合いは堪りません。

 そうでしょう、オルガマリー?

 人の遺志を狩る貴女でありましたら、私の有り様を哂わずには居られませんよね?」

 

 誘いだと分かっている。忍びは死んでおらず、それを灰も分かっている。その上で所長は血が脳味噌から引かず、脳細胞が沸騰する殺意で意志が煮え滾る。瞳が流れ星のように輝き、狩人そのものと言える殺気を纏い、何もかもが加速する。

 

「アッシュ・ワン―――ッッ!!」

 

 速く、早く、迅く。何よりも、誰よりも、悍しい程に加速する狩りの業。 

 

「燃えろ、カスどもが!!」

 

 瞬間、熱波が地面を爆裂させた。教授の火線が瞳より放たれ、ローマの街並みごと悪魔と所長を薙ぎ払う。しかし、もはや星見の狩人として加速する彼女を捕えられる道理は無し。そして悪魔はその熱閃を容易く、貪った灰のソウルから学んだ歪んだ光壁で防ぐ。魔術である時点で悪魔に通じる道理もまた無し。

 

〝狩る。狩り殺す―――この、灰め!”

 

〝良い殺意です。やはり殺し合いは善悪正邪を問わず、魂から相手を認めないといけません”

 

 対人戦闘において、ただ殺す事に長けた古狩人の仕掛け武器―――獣狩りの曲刀。

 古都ヤーナムにて、人間を獣として殺していた狩人が英雄として活躍した時代。

 小回りが利きながら、大型の刃による殺傷能力も高く、一撃で人体を両断する凶器であり、加速の業を持つ狩人との相性が非常に高い工房産量産武器。

 だが、あらゆる武器と対峙してきた灰にとって敵が振う得物に好き嫌いはない。

 魔速の迅で踏み込む狩人を相手に、灰は左手でレディアの触媒剣を握り締めた。

 その名をブルーフレイム。灰となった残り火の時代において紛失した武器であるが、火の時代全てを記録する最初の火からソウルで以って再現した物。

 

「―――ッチ!」

 

「……フ―――」

 

 一歩先に待ち受ける誤差が皆無の逸らし(パリィ)の誘い。一見、盾でもない上に瞳で啓蒙された事で魔術の触媒となる魔剣だと真の姿を見破ったが、その情報こそが詐称(フェイク)となる灰の策謀。全ての業を己がソウルとして修得した故に、彼女が持つ時点で使い慣れたパリィ用の防具ともなる。

 その躊躇いを灰は見逃さず、ファランの速剣を結晶魔力で強化されたブルーフレイムで振う。狩人はギリギリで回避するもその直後、更に黒剣で強めた騎士直剣による二刀流を舞う。

 ―――高速二刀連撃。

 盾無しの本懐。攻撃こそ相手に攻撃を許さぬ最大の防御。

 灰の一撃で生命を一気に抉り取られ、体勢を僅かでも崩せば次の手を避けられず、連続で斬撃を受けると狩人は悟る。一刀でもそのまま受ければ即死の嵐。しかし狩人の加速のステップで避けても、避けた先を読んだ様に灰もまた迅速にステップを踏んで動き、一瞬も逃げる隙を与えない。

 

〝こいつ、盾使いが巧いと思ったら双剣も……!”

 

〝何でも使いますが、如何に素早く殺すかを突き詰めれば自然とこうなりますので”

 

 逃げ切れない、と一秒で狩人は察した。灰の攻撃に合わせて曲刀で攻撃を受け流すも、闇と結晶が余波となって生命を蝕む。腰に備えた血晶石仕込みの短銃で、生きる意志を滾らせて常に生命力を回復させてはいるが、それも灰が相手ではジリ貧だ。そして瞬間瞬間、狩人はエヴェリンから水銀弾を放つも、それさえも灰はまるで忍びのように弾き逸らす。パリィを鍛えた者は、相手が狙うパリィのタイミングを先読みするのも日常作業。しかも結晶魔力だけではなく、ブルーフレイムは強い魔力の盾の呪文も複合強化されており、脅威的な防御能力も有している魔剣と化していた。長い長い神秘の研究期間が、簒奪者の業を灰として完成させたのだろう。

 直後、衝撃。狩人は相手の斬撃を受けたと同時、足元を滑らせた様に転倒。

 灰のブルーフレイムを完全に回避を出来ないが、何とか剣戟に合わせて避けながら受け流した筈なのに、狩人は自分のステップの勢いも相乗して地面を転がってしまう。

 

〝この魔術、フェイントにしか使えません。けれどもフェイントには便利な隠し道具ですね”

 

 一切の攻撃力がない魔術――衝撃。呪われ人だった頃には、まだ使いこなせなかった無能な呪文。

 こけおどしにしか使えず、使い方も非常に限られるが、ほぼ全ての魔術を瞬間詠唱可能な程に己がソウルを限界を超えて極めた灰であれば、斬り合いの中でも有益な殺人道具に成り変わる。

 

「ッ―――!?」

 

 転んだ狩人は顔を咄嗟に上げ、地を奔る神秘を刮目。レディアの魔剣(ブルーフレイム)より、地表を覆い尽くす勢いで白竜の息が放たれた。それと同時に、灰は空中に飛び上がりながら双刃剣撃による十文字斬りを行う。

 地面に居れば結晶魔力で呪い殺され、ジャンプして避けても灰が上空に待ち構える二段決殺。

 

〝ギィ……グ、畜生。何この呪いの結晶、脳漿が漏れそう……!”

 

 しかし、狩人故に彼女の瞳は結晶に宿るソウルの呪詛を直視もしてしまう。体は問題なく動くも、己が意志が白竜の狂気と怨念で蝕まれる精神的損傷を受けるが、今はそれどころではない。眼前の死に対し行動しなければならず、この思考も時を止めてる間の零秒で済ませて動かなければならない。

 一秒もせずに訪れる死の間際。死に様を二択選ぶしかない危機的状況下。

 そして忍びは回生もせず、思念だけで首無し死体となった己を動かした。

 

〝―――は?”

 

 思考内に灰は疑念が走った。回生は知っていた。不死なのも解していた。頭を黒炎で吹き飛ばした程度で死ねる強敵でもないと分かってもいた。

 だが―――遺魂となってまで、主を守れる男とは判断しておらず。

 忍びの死体に晒していた隙だらけの背中に、灰は独楽の様に回転投げされた瑠璃の手裏剣を命中させられた。

 

「ぬぅ……」

 

 桜色の光が舞い、忍びは回生によってその場で蘇生。魂と思念だけで肉体を動かしたのは初めてであったが、忍びは滅私の精神だけで不可能を覆し、宝具として得た護国の首無しの加護によって、主を助ける為に灰の戦術を打ち破る事に成功していた。

 忍びが放つ手裏剣の軌道を、まるで箒星のようだと灰は関心する。肉体からソウルの魔力を噴出し、背中に刺さった手裏剣を抜き取る。着地は無事に行えたが、獲物は逃してしまった。

 

「殺気もなく、攻撃を先読み出来ませんでしたが……へぇ、狼さんはサーヴァントの筈ですのに、まだまだ自分の意志を私達人間と同じく成長させられるのですね。

 カルデアの外法……私としたことが、英霊の先入観を捨て切れませんでしたか。強化人間のマシュさんと同じく、サーヴァントの皆さんも強化英霊でしたものね」

 

 ステーテスが外的要因で強化されるのは分かる。スキルも改竄されればランクアップすることも可能。しかし、魂の意志が更に強くなり続けるのは死者には不可能な筈。今を生きる人間の特権であり、精神が今より前に進化する人類種の証。

 灰は忍びを所詮は、死人還りのサーヴァントと内心で侮っていた。だがサーヴァントになろうとも人が持つ魂の意志を失わない彼は、肉体や魂に関係なく、その心が素晴しき人の強さを持つと灰は“人間”として感動した。

 

「抑止の尖兵(イヌ)が人間を虐殺する場面は幾度か見ましたので、彼らのソウルを熟知はしているのが、今回は逆に仇になるとは皮肉です。

 とは言えオルガマリー所長のサーヴァントでありましたら、魂の改竄などお手の物。半端な受肉など生温く、折角生きた肉体を与えるなら、そうするのが一番良い戦力増加ですから」

 

 狩人はその隙を逃さず、強化された脚力で地面を結晶化させる竜の吐息から跳び逃げた。しかしながら、忍びがいなければ確殺されていただろう。そして一息吐く狩人の耳に聞こえてきたのは、カルデアに対する深い嘲りだった。

 裏切り者風情が話す正論は実に彼女の神経を逆撫でし、むしろ正論だからこそより感情を刺激した。怒りの余り、反論しなければ銃弾を撃つ不意打ちすらする気力も湧かない程に。

 

「父とカルデアを策謀した立場の貴女が、それを糾弾するとは―――哂わせる!!」

 

「だから、笑ってしまいます。その娘は組織を良くしたと言うのに、最初から未来が詰んでいたのは腹痛ものの笑い話(コメディ)でしょう?」

 

 顔面を銃弾で吹き飛ばされるより、背後から尻に手を入れられて臓物を抜き取られるより、狩人は腑が煮え滾る憤怒を覚える。普通ならばこの程度の挑発は耐えられると言うのに、灰の言葉は相手のソウル自体へ直接的に囁く魂の言語。その気になれば統一言語の真似事すら可能な魂への命令権を有する程だが、狩人のような不死の意志を持つ者であれば無効化は容易い。

 しかし、虚無へ至った明鏡止水の魂だろうと、感情を波立たせるのは実に容易い事。

 悪魔殺しの言葉がソウルに響く最悪な要人の業で在る様に、灰の言葉は必ず相手の人間性を刺激する強さを持ってしまう。

 

「この……ッ―――」

 

 瞳が赤く充血する。獣血が滾り、白血が脳より零れる。意志へと憎悪と憤怒をさせる灰の言霊は血を蒸かし、赤い血液が流れ出て、噛み締める顎の力で奥歯に罅が入ったが、狩人は強引に自分の意志を冷却させた。

 落ち着け、と言う凶悪な自己暗示。

 感情一切、思考回路ごと瞬間凍結。

 情緒は無用。酩酊も不要。獣血と神秘で以って、血流と脳髄を稼動。狩人の業こそ受け継いだ遺志であり、ならばオルガマリーは己が意志を狩りのみに専心すれば良い。自分自身とも言える己が魂も自在に狩り道具としなくては、獣血に呑み込まれ、神秘に蕩け消えるのだから。

 

「――――隻狼、灰を殺せ。

 そこの悪魔殺しを巧く利用してね」

 

「……御意」

 

 主が完璧な狩人と化したのを忍びは悟る。悍しい血臭が気配に融け、濃密な殺意がローマの市街を悪夢に染め上げる。感性の鋭い者にとって地獄以外の何物でもなく、何もかもが狂ってる空間と成り果て、ただ居るだけで正気を失って発狂することだ。

 しかし、この場にいる者は全員が最初から狂っている。人を容易く精神崩壊させる狩人の殺気も微風程度の圧迫感であり、既に狂ってしまったレフにとっても発狂など治す必要もない日常の病魔。

 

「ごめんなさい、悪魔。頭に血が昇っていたわ。あの女、私の隻狼と一緒に殺して。

 その間で、あの肉柱は私が―――()る」

 

「良いのだ、貴公。まだ若い娘であれば、稀に怒り狂うのも人生の華であろう」

 

 教授の邪眼熱線を全て一つも逃さず防いでいた悪魔は、兜の裏で表情を一切変えずに狩人を気遣う。悪魔がそうする事が皮肉であるのだが、それに反応する人間性を狩人は蕩け消す。

 

〝欺瞞の導きよ……――”

 

 淡い光の導きの神秘―――月光の聖剣(ホーリームーンライトソード)脳内(ユメ)から取り出し、狩人は殺意を一点に凝縮。狙いはレフ・ライノール・フラウロス一柱。

 光が集束する。

 月が天元する。

 だが、まだまだ足りない。光が足りない。

 水銀弾を融かし、魔術回路を励起させ、淡い導きが顕現する。

 肉片一つ、細胞一つ、要素一つ、何も残さず、月明かりに消えてしまえ。

 

〝ルドウイークさんの聖剣ですか……でしたら、どうか原初の月光を啓蒙されて下さい”

 

 魔神柱と灰を熱却する火力を誇るオルガマリーの月光の聖剣。それを阻止する為に教授は邪眼を前回に魔力熱線を放つが、やはり悪魔の魔術を突破は出来ず。火炎を纏った柱の触手を地面から生やして攻撃もするが、悪魔は火柱を嵐のように地面から吹き出し、その全てを的確に迎撃。

 悪魔は魔神を前に、何も許さず、何もさせず、何もかもを封殺した。だが悪魔からは攻撃をせず、まるで水遊びをする幼子を見守るように魔神の抗いを愛でるのみ。

 

〝ソウルの始まり。古い獣を目覚めさせ、我ら全ての悲劇を始めた要人。悍しきエーテル使いの人間が生み出したソウルの業よりも、更に昔々の神秘です。

 神の狗となった古い竜のミディールさん。残滓しかなくとも、どうか私のソウルの中より見て下さい”

 

 白竜の尻尾でなく、公爵の蜘蛛でもなく、妖王の執着でもなかった。月光の騎士が残した宝具ですらなく、もっと遥か昔に存在した最も古い月光。悪魔が生まれた時代よりも古く、要人が世界を霧の中へと滅ぼす前の旧世界。

 ムーンライトが、古い獣より昔の時より繋がっていた。

 闇喰らいの古竜から甦った魔術―――古い月光(オールド・ムーンライト)の幻想が、灰のブルーフレイムに纏まり付く。

 

〝ビトーの宝具、月明かりの大剣。いや、あの特異点にて得た騎士王のソウルにより、新生した我が宝具、月明かりの聖剣。

 古い獣が甦る前の姿に近付けたと思ったが……あぁ、あれが光の黒竜のソウルなのか”

 

 悪魔は古いソウルを見た。美しい輝きと、麗しい淡さが、彼の魂をソウルが感動させた。ならば、悪魔は見届けることを喜ぶのだろう。

 狩人の月光と、灰の月明かりが同時に放たれる光景。

 地上に二つの月がぶつかり合う奇跡を、悪魔はデモンズソウルで観測しなくてはならない。

 

「――――!」

 

「ふふ………」

 

 掛け声などなく、真名解放も存在しない。狩人と灰から放たれ、衝突する月光と月光。余りにも綺麗な光の渦であり、刃の奔流がぶつかる中心地はまるで星の小爆発のような輝きだ。

 そして、狩人の啓蒙は残酷だ。瞳を持つ本人へ、数秒後に訪れる惨死の未来を脳裏に映し出す。

 

〝この……桁が、違うっての――――!?”

 

 白竜シース本人よりも尚、恐らく灰は月光を理解している。あらゆるソウルを弄繰り回した叡智によって、妖王よりも遥かに外法の理念を会得している。その概念を、灰は最初の火を抱く暗い魂で発するとなれば―――ソウルそのものが、世界に匹敵する神秘である。

 そも、真っ向から相手をして良い存在規模ではない。人間で在る事で外部から一切観測不可能となっているが、例えるならば簒奪者の灰とは、恒星を吸い込んだ人型サイズのブラックホールような生きる事象。

 

「幼年期を超えない赤ん坊を相手に、少しは手加減をした方が宜しかったでしょうか?」

 

 嘲りですらなく。それはただの事実確認。オルガマリーの月光は、アッシュの古い月光に抵抗なくあっさりと呑み込まれ―――悪魔が放つ火の玉が、中心地に当たると同時に全てを炸裂させた。

 恐ろしいことに獣の似姿から放つ火炎塊一つを当てて爆ぜるだけで、ぶつかったことで弱まっているとは言え月光同士の濃密な神秘を、真っ向から強引に塗り潰す凶悪な概念。元は巨竜から見出したソウルの業であったが、悪魔が振う今のソウルの光と同様に、もはやその巨竜を容易く焼き殺すデーモンの魔術と化していた。

 

「悪魔………」

 

「貴公の業ではまだ届かぬよ。純粋に殺し足りん。故、貴公は貴公の怨敵を狩り給え」

 

「……あぁ、そうね。今の私じゃ、冷酷に徹してもあの女に届かない」

 

 聖剣を両手に握る。狩人は灰の姿を瞳から外し、鏖殺も手段から外す。焚べる者(ファーナム)の騎士甲冑を着込む灰は、本当の意味で人間と呼べる者であり、まだ幼年期を迎えたばかりのオルガマリーでは敵わない。

 今はただ走り、奔り、切って、斬れば良い。

 導きの聖なる月の剣で以って、裏切り者を裁けば良い。

 その背後へ灰は、強いソウルの太矢を撃つ。自動追尾する矢は魂が生きようとする命の熱量を奪い取る光であり、当たれば魂を霧散させる対魂魔術。

 忍びがその主への脅威を見逃す訳もなく、太矢と所長の間に入り込んでいた。彼は躊躇わず楔丸で矢を切り裂いた上で刃に纏わせ、即座反撃でソウルの太矢を放ち斬る。だが、その飛んで来た忍びの奥義を灰は直剣をクルリと使い慣れた曲剣のように一廻りさせ、更に忍びへと弾き返す。忍びは身軽な動きで簡単に避けるも、自身の奥義を灰の魔術が加わった忍びの殺人技をあっさりと攻略された事に僅かとは言え驚いた。

 しかし、灰は悪魔も相手にしなければならない。背中から心臓を狙うバッグスタブが迫るも、あろうことか灰は自分の腹部に騎士直剣を串刺し、そのまま刃を背後にいる悪魔の心臓にも突き刺す。その直後、刃を抜くと共に後方宙返りを行い、悪魔の肩に片手を置いて一瞬でその背後に回った。その上で武器の柄頭で渾身の力を込めて心臓を背中から殴り穿ち、悪魔の全身に衝撃を貫通・伝播させることで脱力状態にさせ、穿った心臓を更に騎士直剣で背後から串刺しにする。

 そして刺し貫いた儘、その後頭部へ―――ブルーフレイムを突き刺した。

 直後、衝撃と言う本来ならこけおどしにしかならな魔術を、灰は躊躇わず悪魔の脳内から直接発射。悪魔は兜ごと頭蓋骨を爆発四散させ、先程の忍びと同じ首無し死体となって倒れ伏す。

 

「侍の切腹は得意分野でしてねぇ……ふふふ」

 

 レディアの魔剣(ブルーフレイム)より白竜の息(ホワイトドラゴン・ブレス)を放ち、結晶の吐息がうつ伏せとなった悪魔へと降り掛った。白竜の呪詛がデモンズソウルと魔術反応を引き起こし、魂を結晶として石化現象が発生し、悪魔の死体はクリスタルと化した。

 惨過ぎる死体打ち。だが悪魔は死ねば、(ケモノ)の奇跡によって蘇生する。しかし結晶化によって死ぬ前に生きた儘に封印すれば、その奇跡は発動しない。時間稼ぎにしかならないが、忍びの業と一対一で存分に味わうには十分な間を稼げるだろう。

 

「それでは狼さん、私と遊びましょう?」

 

「―――――」

 

 音もなく忍びは楔丸を構える。ここで灰を喰い止めなければ、主であるオルガマリーは悪魔のように惨死する。せめて魔神柱フラウロスを討つまでは、と彼は決死の精神で灰に刃を向けた。

 







 読んで頂き、有難う御座いました。
 エルデン・リング、楽しみで堪りませんね。ダクソ2の両刃剣が復活していましたので、ブルーフレイムみたいな触媒剣も復活していると個人的には嬉しいです。ヘイゼルのつるはしも好きでしたが、やっぱりブルフレみたいな剣でソウルの大剣や古い月光を使いたかったと言うロマンは捨てがたいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。