東方人形誌   作:サイドカー

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ここからは主人公のターンだぜ!

時系列的には第十五話の続きとなります。約一か月ぶりの投稿となってしまいましたが、今回もごゆるりとお付き合いいただけると嬉しいです。


第十九話 「気分屋の行方」

 熱い。ドクドクと重く脈打っている感覚が、まるで全身に伝わっているかのようだ。嫌な汗がじわりと頬を滴り、荒い呼吸はなかなか収まらない。一度座り込んでしまった体は、立ち上がる気力こそかろうじて残っているものの、再び走り出すことを断固拒否している。

「ぜぇ……ぜぇ……あー、くそ」

 とっさに転がり込んだ茂みの陰で、俺は息をひそめながら舌打ちじみた悪態をついた。もちろん、そんなことをしたところで背中の痛みが和らぐことも無ければ、体力が回復することも無い。

 こっちから見ることは出来ないが、きっと後ろは見ただけで血の気が引くような惨状になっているだろう。といっても、首やら胴体やらが上下分離せずに済んだおかげで、なんとかこの世からサヨナラする事態は免れた。これぞまさに九死に一生というやつかね。

 

 生存本能かはたまたニュータイプに目覚めたかは知らんが、熊妖怪に襲われた俺は、奴の鋭い爪が振り下ろされる瞬間に、半ば無意識に体を捻った。それが功を為し、刃物のような一撃は俺の身体を直撃することなく、背中を抉る程度に収まった。もっとも、攻撃が当たった時に、有り得ないくらいの激痛が傷口を中心に全身を襲ったのは言うまでも無い。それでも、俺は痛みすら無視して、敵から逃げるためにただがむしゃらに走り出した。だが、負傷した手前、思うように足に力が入らず、まともに距離を稼ぐ前に躓き転倒してしまった。その際に、受け身を取るのにも失敗して、肩を強打するという追加ダメージもくらった。心身ともにズタボロになった俺は、身を引き摺るようにして、かろうじて近くの茂みの陰に隠れることにはギリギリ成功したのだった。色々と長かったので要約すると、こいつぁヤバいの一言に尽きる。

「ぐっ……まったく、何て日だ……」

 生きているだけ上等と言っても、痛いものは痛いのだから仕方ない。しかし、痛みに絶叫してのた打ち回っていたら敵に見つかる。俺は隠れている場所から少しだけ身をずらして、向こうの様子をうかがうことにした。そこでは、

 

「ホラホラドウシタ? 隠レテモ無駄ダゾ? ンン?」

 

 勝者の余裕からか、チンピラっぽい口調で挑発しながらウロウロと周囲を探るあの野郎の姿があった。完全に見下されているが、事実どうしようもない。幸いにも、俺がこの辺に隠れているのを把握されているだけで、正確なこちらの位置まではバレていないようだ。

「さて、どうする? 戦う……のは無謀か。ここは逃げるしかないわな」

 あからさまにバカにされているのは癪だが、生憎こちらは剣も銃もバールのようなものも所持していない。武器も無ければ、弾幕も能力も持ち合わせちゃいない。戦闘シーンに突入したところで勝率は皆無だろう。となると、ここは第二部よろしく逃げるのが策ってもんだ。

 向こうは俺がこの辺に居ると思い込んでいるようだし(まぁ正解なんだが)、うまいこと木とか茂みとかの裏側に隠れつつ、来た道を逆走すれば見つからずに逃げられるかもしれない。ありがたいことに、山の中なら隠れポイントが周囲にいくつもある。やれやれ、見つかったらアウトってどこぞのスパイゲームみたいだな、とか余裕ぶったことを考えて精神を少しずつ落ち着かせる。限りなくやせ我慢だが、意外にも効果があった。ある程度、調子が戻ってきたところで、

「……よっしゃ」

 動きたくないと駄々をこねる己の肉体を無理やり動かし、足音さえも最小限にその場から少しずつ移動する体勢をとる。マンガとかだったら、ここで何か踏んだりしてヘマするところ、ゆえに足元にも注意を払いつつ移動するタイミングを狙う。ダンボールでも被って移動してたら完全にスネークである。

「というか、あんまり距離稼げてなかったんだな……」

 目線をずらして思わず呟いてしまった。俺がもともと居た場所が、ここからでも目視できるくらいの場所にあったのに今気が付いた。あれだけ必死に走ったにもかかわらず、地底入口の穴が意外に近かったことにがっくりする。火事場の馬鹿力は都市伝説だったのか。

「まぁ、何にしてもまずは無事に逃げ切らないと」

 少しでも動きやすくして成功率を上げるべく、俺は自分のトレードマークともいえるグレーのジャケットを脱いだ。見事なくらいにバッサリと裂かれ、血がベットリと付着しているのを見て、若干気が遠くなりかけたが、なんとか持ちこたえる。SAN値チェックはセーフだったようだ。

「あとで迎えに来るからよ。しばらくお別れだ、相棒」

 服に別れを告げるというシュールなことをしつつ、俺は上着をその場に置いた。脇に抱えて移動しても良いのだが、両手はフリーにしておきたいところ。まずは身の安全が最優先だ。とことん身軽にするなら、今さっき作ったものも置いていくべきなんだろうけど、コイツはもしもの時の保険としても使える。というわけで俺はブツを体に巻きつける形で装着した。イメージ通りなら、うまく機能してくれるはずだ。

 さて、準備は整った。俺はもう一度チラリと敵の様子を探る。出来れば俺のことは諦めて、さっさと何処かへ行ってほしかったのだが、残念ながらそうは問屋が卸さなかったようで、同じ所に奴は居た。

「あーあ。アリスに何て言うかなぁ」

 今朝追い出した相手が傷だらけで帰宅してきたら、間違いなく驚くよね。あまり心配かけたくないんだけど、優しいアリスのことだ。というか、怒らせるわ心配かけるわ、どうしようもねぇな俺。帰ったら、紅魔館で咲夜さんから紅茶の淹れ方を学んでいたことを白状するか。本当なら、こっそりサプライズやって、アリスをビックリさせたかったんだが、致し方あるまい。

「……いざ」

 俺は少し腰を浮かせると、抜き足差し足忍び足で今いる場所からちょいと離れた茂みの陰へ、さらにそこから数メートル先の木の裏側へと拠点をコソコソ移動する。危険極まりない状況であるはずなのに、このスリルに興奮を覚えてしまった俺は、ひょっとしたらおバカなのかもしれぬ。アリスに呆れられても文句は言えんな。

 隠れ場を転々と変え、ようやくさっきまで自分が立っていた、地底入口近くまで辿り着いた。奴とも大分距離が開いたし、これは上手く逃げられるんじゃないか? 向こうでは未だに熊が「ホラホラ出テコイヨ?」などと嘲っている。バカめ、俺は此処だってばよ。

 内心ほくそ笑みつつ、俺はその場を後にしようとした時……

 

「ソノ便所タワシノヨウナ頭ヲ地面ニ擦リ付ケテ許シヲ請エバ、見逃シテヤランデモナイゾ? ククク」

 

「…………」

 プツーンと何かのスイッチが入った。俺は無言で立ち上がり、まっすぐな足取りで隠れていた場所から姿を現す。もはや逃げるという選択肢は消え失せた。ヤツとはじっくり話し合う必要がありそうだ、この拳でな。

「さっき武器が無いと言ったな。ありゃ嘘だ」

 俺は誰にでもなくそう言って、そこにあった「ある物」の前に立ち、右足を大きく振り上げ膝を曲げた。そして、大体半分より下くらいの高さを狙って、踏み潰すような蹴りを放つ。俺が狙った物、それは地底入口であることを示す立て看板だった。踏みつけ攻撃が当たった途端、支えとなっていた棒は、バキッと乾いた音を当てて根元から折れた。俺は倒れた看板を拾うと、ブンブンと数回軽く振ってみる。公共物っぽいものを破壊したのは黙認していただこう。

 チラリと脇目を振ると、看板をへし折った音を聞きつけたらしく、熊妖怪もこちらを見据えつつ、スローな動きで近付いてきた。さっきみたいにいきなり襲ってきたりはせず、俺を見て鼻で嗤っている。もうこれパーフェクトになめられているな。灸を据えてやらねば。

 俺はホームラン予告をするバッターみたく、今しがた手に入れた武器の先端を相手に向ける。

「おうおう、愛用のジャケットを台無しにしただけでなく、俺の髪型までバカにしやがったな? お前は七つの大罪のうち二つを犯した。よって俺が裁く!」

「ハッ! イキガルナヨ雑魚ガ!」

 俺の宣戦布告に熊が吠える。ちょっとした煽りに対してここまで乗るとは、マジでチンピラだ。直後、まさに野獣という勢いで再びこちらに突進してきた。だが、俺は動かない。ギリギリまで奴を引き付ける。

「クタバレクソガ!」

 敵が目の前にまで接近し、鎌のような鉤爪を振りかざす。瞬間、俺は身を低くかがめ、スライディングじみた動きで奴の背後に回り込む。そして、がっしりと重心を固定すると、肩の痛みさえも構うことなく、遠心力全開のフルスイングをぶつけた。

「どっせぇええええい!!」

「グォオオッ!?」

 直撃した看板はその衝撃に耐えられず、妖怪に当たると同時にバラバラと粉々に砕けてしまった。だが、渾身の一撃は狙い通りの効果をもたらした。

 突進した勢いを殺し切れず、さらに背後から重い衝撃を食らい、熊妖怪の重心はそのまま前に傾いた。奴が倒れたその先は、

「ダ、ダニィイイッ!?」

 地面ではなかった。広がっているのは奈落の奥深くまで続く巨大な穴。そう、地底への入口だ。熊は体勢を必死に戻そうとするがもう遅い。俺は再度膝を曲げて溜めを作ると、看板をへし折った時よりも、さらに勢いのあるドロップキックをお見舞いした。まさに、とどめのライダーキックである。

「沈め、銀河の果てへ!」

「ギャァァアアアア!!」

 体勢を立て直すことが叶わず、とうとう熊妖怪の全身は宙に投げ出された。そして、重力の法則に従い、一瞬ゆっくりと直後一気に落下していった。

「完全勝利……ってな!」

 ところで、実はここで一つ問題が生じていた。

怒りが有頂天していた俺が放った飛び蹴りは、俺が想像していた以上の威力があった。そのおかげで奴を地底に叩き落とすことが出来たのだが……

 

 俺自身も勢いを殺し切れず、奴と一緒に奈落の底へ落下中の身となったのである。

 

 絶叫系アトラクションの如く、物凄いスピードでぐんぐんと高度が下がっていく。

「うぉおお!? すっげぇ風圧、これがGか!?」

 アホなことを言っている間にも、落下は続くよ何処までも。普通だったら喚き散らすか死を覚悟するかなんだろうが、もともと行く予定だった場所なので、しっかりと手は打ってある。予定と違う点があるとすれば、隣に道連れがいることくらいか。

 俺はすぐ傍で絶叫している熊に目を向けた。直後、

 

 ボワンッ

 

「……へ?」

 突如として奴の巨体が白い煙に包まれた。まるで忍者が煙玉を地面に叩きつけたかのように、もくもくと謎の気体が上がる。とはいえ現在進行形で強烈な風圧を受けているため、煙は間もなく晴れた。煙幕が完全になくなった時、熊妖怪の姿はなかった。そこにいたのは、

「ヤダー! シニタクナーイ! シニタクナーイ!!」

 小柄な狸が一匹、ぴーぴーと喚いていた。サイズは先程までとは天と地の差で、せいぜい猫か小型犬くらいしかない。

「こいつ、化け狸だったのか?」

 俺の視線にも気付いてないくらい悲鳴を上げまくっている、何とも情けない小動物が目の前にいた。なんつーか、こんないかにも雑魚っぽいのとガチで戦ってたのかと思うと、ちょっと泣けてきた。

 このままいけば、このチビ助は地面にダイレクトアタックして、真っ赤な花を咲かせるであろう。ほっといてもいいが、後々になって変な罪悪感に悩むのも嫌だし、助けてやるか。

 俺は痛めていない方の腕を伸ばし、狸の首根っこをがしっと掴んだ。

「ヒィッ!?」

「じっとしていろ、死にたくないならな」

 そして、もう片方の手を背中に伸ばし、モビルスーツのバックパックのように装着していた、折り畳んである「それ」を抜き取ってから手を放した。直後、「それ」は空気抵抗を受けてバサバサと大きく広がる。やがて全開になった「それ」には猛々しい字体で書かれている「大日本帝国」の五文字が姿を現した。その四隅にはロープが通してあり、均一なバランスになるようにそれぞれを俺の身体に巻きつけている。ここまで言えば、俺が何を作っていたかお分かりいただけるだろうか。

 俺が作っていたのは即席のパラシュートだった。いつぞや、香霖堂で見つけた戦艦ヤマト系の旗を見たとき、何かに使えそうだと思っていたのよね。んで、閃いたのがコレ。空は飛べずとも、ようは無事に着地できれば地底には行けるはずと踏んだのだ。気分は忍者ハットリくんかパラソル広げたカービィか。落下速度はどんどん低下していき、ふわふわゆったりとした優雅なものに変わる……かと思いきや案外スピードが落ちない。アレだ、急ブレーキを踏んだからって、その瞬間に車が完全停止するわけではないというのと同じ感じだ。さらに、ふと下を見ると地面っぽいものが見えてきた。あ、ちとヤバいかも。

 ブレーキが間に合うか、激突が先かというデッドヒート。この運命やいかに!?

「お、女の子とイチャイチャする前に死んでたまるかぁああああい!!」

 俺の叫びと同時に、ついに両足が地に触れた。瞬間、ベタなマンガの描写にありそうなビリビリとした痺れに似た衝撃が、足の裏から脳天にかけてじんわりと上ってきた。だがラッキーなことに骨がポッキリ折れる効果音はしなかった。どうやら落下速度はかろうじてセーフゾーンだったようだ。

「あー、死ぬかと思ったわい」

 これまたベタなセリフを言いつつ、安堵の溜息を吐く。掴んでいた狸を地面に降ろし、身体に巻きつけていたロープを解く。いやしかし、本当にうまくいくとは、今更だけどミスってたら大惨事だったな。

 自作パラシュートを軽く畳んで、その辺の岩の陰に隠す。もう使うことは無いので持ち歩く必要もなくなった。とはいえ捨てるのもそれはそれで勿体ないし、もし余裕があれば今度回収に来るとしよう。覚えていればだけど。

 パラシュートを適当な所に置いていると、狸が動揺した様子で話しかけてきた。

「アンタ、ナンデ助ケタ?」

「さぁな。気が変わったってところだ」

「ナ……」

「じゃあな。帰りは自分でどうにかしてくれ」

 俺は狸に向かって短く告げると、その場を後にしようと歩き始めた。だが、

「マ、待ッテクレ! イヤ、待ッテクダセェ、旦那ァ!!」

「旦那ぁ?」

 狸に呼び止められた。しかも旦那とか言われた。俺は足を止めて相手の方を振り返る。すると、小動物が俺の足もとに駆け寄ってきたかと思うと、おそらく土下座のつもりであろう、身を伏せて懇願してきた。

「何だってんだ、一体?」

「コレマデノアッシハ、タダノチンピラデシタ。デスガ、殺ソウトシテキタ相手ヲ助ケル、旦那ノ懐ノ深サニ惚レヤシタ。ドウカ、アッシヲオ供ニ加エテクダセェ!」

「んなこと言われてもなぁ」

「頼ンマス、旦那!」

 何か知らんが改心したらしい狸妖怪に、必死に頼み込まれる俺。まぁ、拒否する理由もないし、仲間が増えて嫌なことは無いか。そう考えて俺は「わぁーった、付いてこい」と了承する。狸は「アリガトウゴザイヤス!!」とまるで高校球児のような威勢で頭を下げた。

「ところで、お前の名は? お互い名前も知らないというのもアレだし。俺は天駆優斗」

「申シ訳ネェ、アッシミタイナ低級妖怪ジャ名前ナンテ無インデサァ。佐渡ノ二ツ岩ホドノ方ナラアルンデスガ」

「名前が無いって、悲しいこと言うなよ。よし、じゃあ俺が名付けてやろう。熊に化けられるから『クマ吉』……はダメだな。じゃあ『タヌ吉』だ。今日からお前はタヌ吉だ」

「タヌ吉、デヤンスカ?」

「別のが良いか?」

「イエ、旦那カライタダイタ名デサァ。コレ以上ノモノハゴザイヤセン」

「そっか、なら良いんだ。んじゃ行くか、タヌ吉」

「了解デヤンス、旦那」

 こうして一人と一匹は地底を探索するための一歩を踏み出した。

 

 

 地底の道は、まるで洞窟の中を歩いているような感覚だった。周りは岩ばかりで薄暗いし、俺とタヌ吉の足音くらいしか聞こえてくるものがない。まぁ、聞いた話じゃ旧都とかいう街っぽいのが奥にあるらしいし、このまま進んでいけば大丈夫なはずだ。それに、話し相手がいるというのも、退屈しないで済む。

「トコロデ、旦那ガ言ッテイタ七ツノ大罪ハ他ニハドンナノガ?」

「うーむ、そうだな。福神漬けのないカレーとか、紅しょうがのない牛丼とか?」

「急ニ規模小サクナリヤシタネ」

 さっきのあれはノリとテンションで適当なこと言っただけだしな、と軽く流す。と、前方にこれまでとは違うものが見えてきた。歩みを進めていくと、それが橋であることが分かった。牛若丸とかが歩きそうな、レトロ感あるブリッジがそこに架かっていた。

「オイ見ろよ、橋だぜ」

「橋デヤンスネ」

 他に言うことないのか、俺達ゃ。とりあえず行ってみようということで、件の橋に近付いていく。目の前に到着すると橋の上に、誰かが一人ポツンと、こちらに背を向ける形で佇んでいた。その人物が俺達に気付き、ゆっくりと振り返る。

 

「地底まで何しに来たのよ? 妬ましいわね」

 

 そこに居たのは、女の子だった。アリスと同じく短めの金髪、違う点を言うならば彼女の方は、髪の一部を後ろで軽く束ねているということか。じとっとこちらを見る眼は、エメラルドのような緑色をしていた。さらに、よく見れば彼女の耳はやや尖った形、いわゆるエルフ耳というものだった。服装はペルシャらへんの民族衣装のような、綾模様をした紺色の半纏みたいな服の上に、茶色い薄手の服を重ねたもの。首元にはスカーフのような布が巻かれている。

 これがまた、めっちゃ美少女だった。どことなく不機嫌そうな態度が、ツンデレっぽい印象を受ける。それも含めて、非常にグッドな可愛い女の子がそこにいた。

 俺は痛みやら疲労やらを完全に忘れ、紳士然とした立ちポーズをビシッと決める。そして、演劇俳優のような無駄にカッコつけた動きで右手を差し出した。

 

「君と出会うために来たのさ!」

「は?」

 

 

つづく




次回から地底編!

第二十話 「三角関係の予感? ~可愛いあの娘は妬ましい~」

あの男は何をやらかすのやら。
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