東方人形誌   作:サイドカー

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アリスと団扇で煽ぎっこしたい ←熱暴走&煩悩ダダ漏れ

拝啓 皆さま、生き残っておられますでしょうか。
お待たせしました最新話、ごゆるりと読んでいただけると嬉しいです。
サイドカー


第五十話 「あなたと飲みますミルクティー」

「…………」

 ただ真っ直ぐに、真剣な面持ちで目の前に意識を傾ける。わずかなタイミングも逃してはいけない。時の流れ、色の広がり、温度から匂いに至る端々に全神経を研ぎ澄ませろ。まさに勝負の一瞬。神のグラスと呼ばれるバーテンダーになった気持ちで、至高にして究極の一杯を思い描く。

「優斗様、そろそろよろしいかと」

「わかりました」

 後ろに控えていたメイド長のアドバイスに頷き、火にかけていたヤカンを手に取った。あとは彼女から懇切丁寧に教わった手順を忠実に再現するのみ。沸騰したてのお湯でポットをさっと素早く洗うと同時に容器そのものを温める。茶葉とお湯を入れ、すぐさま蓋をする。しばらく待つと、茶葉がふわふわと浮いたり沈んだりし始めた。よしよし、イイ感じにジャンピングしてるな。蒸らす時間は三分。チラチラと壁掛け時計を確認してその時を待つ。

「……この瞬間を待っていた!」

 時間ジャスト。あらかじめ用意していたカップに茶漉しを通して紅茶を注ぐ。優雅さを感じさせる香りと湯気が仄かに漂った。

 入れたての紅茶を講師に差し出す。

「どうぞ、咲夜さん」

「ええ、頂戴いたします」

 彼女の綺麗な指がカップの取っ手にかけられる。恭しくも気品ある所作で持ち上げ、ほんの少量だけ口にした。咲夜さんは静かに目を閉じて余韻を確かめている。採点待ちの緊張感よりも、その様子に見とれるほうに軍配が上がるのは男の悲しい性である。さながら女神が降臨なすったと思しき美しさ。うっかり跪いて頭を垂れてしまいそうになる。

 数十秒が経過したあたりか。やがて、沈黙していたメイド長がふっと表情を緩めて言葉を紡いだ。

「合格ですわ。これでしたらお嬢様にお出しすることも可能でしょう。今までの成果が十分に表れております」

「マジですか!? いやー、いやー!」

 お褒めの言葉にだらしなく顔がにやける。鼻の下も伸びているかもしれない。

 今更かもしれないけど、一応説明しておこう。

 かつてトラブルの原因にもなった紅茶レッスンだが、実は今日まで密かに?続いていたりするのである。その成果がようやく形になったという次第だ。思い返してみると、紅茶ひとつでえらく波乱万丈な展開にまで膨れ上がったものだが、何はともあれこれでようやくアリスに振る舞うことができるぜ。咲夜さんにも心から感謝の意を表したい。ただでさえ忙しい身なのに、俺のわがままに付き合ってくれたのだから頭が上がらない。もちろんタダで教わる気はなく、対価として彼女の仕事を手伝って多少は恩返しした。これでわちきもlike a butler。AXL万歳。

「咲夜さん、度重なるご教授ホントにありがとうございました。あと、こんなに手間のかかる不出来な教え子で申し訳ないです」

「いえ、私も楽しい時間を過ごさせていただきましたから。それに、大切な相手のために頑張る優斗様は素敵でしたよ。本音を言うと、アリスが少し羨ましいくらいです」

「いやはや、照れますなぁ。ですが、俺は咲夜さんのためにも頑張れる男なので心配には及びませんよ」

「うふふ、また頼りにしてもよろしいでしょうか?」

「もちろんですとも!」

 ググッと力こぶを作るマッスルポーズで男らしさをアピールする。彼女がお呼びとあれば、たとえ令呪がなくても参上してみせよう。

 レッスンが終わったところで後片付けに入る。その後、俺は麗しいメイドさんとともに紅魔館の厨房を出た。大図書館にいるであろう、人形遣いに会うために。

 

 

「おーい、アリスー」

 彼女の名を呼びながら図書館に足を踏み入れる。だがしかし返事はなかった。誠に遺憾である。

 その代わり、奥からアリスたちの話し声が聞こえてきたのでそちらに向かう。ひょいっと顔を覗かせると、アリスがフランを椅子に座らせて何やら作業していた。てっきり読書をしているのかと思いきや、いつもどおりフランがくっついてきたようだ。その近くではこれまたいつものように本に没頭して我関せずまっしぐらのパチュリーと、主の傍らでアリフラを微笑ましそうに見守っている小悪魔もいた。

「せっかく綺麗な髪しているんだから、ちゃんと手入れしないともったいないわよ? フラン」

「えへへー、アリスにやってもらえるからいいもーん」

「もう、甘えん坊さんなんだから」

 アリスがフランにしていたのはヘアーブラッシングだった。髪を梳いてもらっているフランが嬉しそうに足をパタパタと揺らしながら無邪気な笑顔を振りまき、その後ろでアリスが丁寧に櫛を入れている。二人が繰り出す姉妹オーラが半端ない。心が浄化されていく。

「幻想郷はここにあった」

「今更ね」

 思わず口に出た感想に、真っ先にツッコミをいれたのは以外にも沈黙の読書家だった。ただし、やっぱり本から顔を上げていない。パチュリーって周りに興味なさそうにしているわりにはよく見ているよな。表情一つ変えずにアリスをからかったりもするし、人は外見によらないものだ。

 そんな俺たちの短い会話が聞こえたのか、アリスもこちらに気付いた。

「あ、優斗。そっちはもういいの?」

「まぁな、アリスの方こそコレはどういう展開なん?」

「うーん……気が付いたらこうなっていたのよね」

 そういって彼女はサラサラとフランの髪に指を通す。頭を撫でられたフランが「んにゅー」と猫みたいな声をあげて気持ちよさそうにしていた。我がハートフルメモリー集に新たな一ページが刻まれる。

 俺がほんわかした気分になっていると、咲夜さんがパチュリーの前に出て声をかけた。

「パチュリー様、そろそろ休憩されては?」

「そうね。咲夜、悪いけどお茶を用意してくれるかしら? アリスたちの分も合わせて」

「畏まりました。ああ、でしたら本日は優斗様が淹れた紅茶はいかがでしょうか?」

「咲夜がそんな提案してくるなんて珍しいわね。私はどちらでも構わないけど」

「ユウがお茶入れてくれるの!? じゃあじゃあ、せっかくだからみんなでお外でお茶会がしたいわ!」

 メイド長の一言に、フランが目を輝かせて俺を見上げた。無垢でつぶらな瞳が期待の一色に染まっている。合格もらって即出番とハードルを上げられている件について。まぁ、アリスもいるし俺にとっても願ったりではあるが……

 どうしたもんかと咲夜さんの顔を窺うと、「期待していますよ」というニュアンスが伝わってくる魅惑的なウインクで返された。ドキッとした。むっとしたアリスに軽く睨まれた。ビクッとした。

 その辺をまとめて誤魔化すべく、わざとらしい咳払いを一つ。

「いいですとも。此度のティータイムは天駆プレゼンツの提供でお送りいたしましょう! でさ、アリス」

「何かしら?」

 アリスの青い瞳が俺に向けられる。サプライズが事前にバレてしまって改めて言うのは正直いってハズい。とはいうものの、もともとは彼女に捧げるのが目的なのだから、やはりハッキリと伝えるべきだろう。

「……まぁ、その、なんだ。色々とネタバレしちまったけど、日ごろの感謝とか労いとかも込めてあるからさ、よければアリスにも堪能してもらえると嬉しい」

「ええ、もちろんよ。だって……ゆ、優斗が私のために頑張ってくれたのも、知ってるから……」

「そっか……ありがとな」

「うん……」

 言葉が尻すぼみになっていくアリスの頬がほんのりと染まっている。彼女は恥ずかしげにモジモジと両手を重ねて顔を伏せた。かくいう俺も照れくさくなってきて後頭部をポリポリと掻いて目を逸らしてしまう。いかん、アリスが可愛くて直視できん。

 俺たちの半径数メートル四方が温かくむず痒い空気に包まれる。このままではマズイ、具体的には俺の理性が危ないって意味で。どうする俺、どうするよ!?

 葛藤を繰り広げていたまさにその時、メイド長が動いた。

「話はまとまりましたか?」

『!?』

「では、妹様のご要望に従いましてバルコニーでお茶会にいたしましょう。お茶請けの菓子は私が作りますので、優斗様は紅茶の方を、アリスはパチュリー様の付き添いをお願いしますね」

『……っ! ……っ!』

 テキパキと役割分担を振るクールビューティーなメイド長様。一方で我々は動揺のあまり声が出ず、二人揃ってコクコクと何度も頷くしかない。俺らの慌てふためきっぷりを見たフランが不思議そうに首を傾げた。頼むから何も聞かないでおくれ。

 そして図書館の片隅では、のほほんとした表情の小悪魔が微動だにしない主に声を投げていた。

「今日も平和ですねー」

「そうね。というより、もしかして私もバルコニーまで移動しないといけない流れなのかしら。動きたくないのだけれど」

「ダッ、ダメよパチュリー! たまには外の空気を吸わないと身体に悪いわよ、ほら行きましょ!」

「アリスが早くこの場から離れたいだけじゃないの? 正確には彼――」

「ふわぁああ!? 余計なことは言わなくていいから早くー!」

「あーはいはい、わかったから落ち着きなさい」

「あぁー、待ってくださいよパチュリー様、アリスさーん」

「フランも! フランもー!」

 しぶしぶと席を立つ動かない大図書館の肩をぐいぐいと押す人形遣いに続いてフランや小悪魔も図書館を後にする。咲夜さんは「お嬢様にお茶会のことを伝えてまいります」と残して忽然と姿を消す。気付けばその場に立っていたのは俺だけだった。

 ひとまず、先に厨房に戻って咲夜さんが来るのを待ちますかね。

「……その前に、水でも飲んで頭冷やすか」

 いまだに余熱が残る頬を手で煽ぎつつ、俺も知識の宝庫を立ち去るのだった。

 

 

 紅魔館のバルコニーからは遠くまで景色を眺めることができる。

 広がるのは森や霧の湖など、幻想郷ならではの豊かな自然だ。さらに、視線を下にやればこの館が誇る中庭も一望でき、まさしく貴族がお茶を嗜む場と呼ぶに相応しい。

 注目すべきは後者。中庭というより庭園とかガーデンという表現の方がしっくりくる。ここが本当に吸血鬼の館なのか疑わしくなるほどに瑞々しい緑で彩られ、合間には鮮やかな花々も咲いており、訪れた者の目を楽しませてくれる。庭園そのものがちょっとした散歩コースとして通路が整備されているところも、まさにブルジョワジーの一言に尽きる。ベタではあるが中央に噴水が置かれているのもえらく様になっている。

 そして、洋風ここに極まれりな背景をいとも容易く馴染ませるは、カフェテラスでよくある白い丸テーブルを囲み談笑する少女たち。とっつぁん、俺生きててよかったよ。

 瀟洒な従者に呼ばれた颯爽と現れた紅魔館の主、レミリア・スカーレットが仰々しく命令を下す。

「うちの自慢のメイドから学んだ技術がどれほどのものか、この私自ら吟味してあげるわ。早く紅茶を用意なさい」

「はいはい、少々お待ちくだされ」

 ホテルのルームサービスで使うようなワゴンと向かい合う。その上に並べられた紅茶セットを順繰りに手にし、つい先ほどやったのと同じように支度を進める。思っていた以上にテキパキと作業が進んで自分でも驚いたが、理由はきっとアリスがいるからだろう。我ながらわかりやすい。

 完成した紅茶を全てのカップへ、濃さが均一になるように往復しながら注いでいく。皆が見つめる中、とうとう最後の一滴がポツリと落ちて水面に波紋を作った。品定めの視線を遠慮なしにぶつけてきたレミリアの口から「ほう……」と感嘆の声が漏れる。

「なかなか似合うじゃない」

「うん! ユウとってもカッコいいね、アリス!」

「ふぇえっ!? そ、そうね……」

「すっかり見惚れて声も出なかったのかしら?」

「パッ、パチュリー!? いい、いきなり何を言うのかしら!? ちょっとボーっとしていただけよ!」

「アリスさん可愛いですー♪」

「もー!!」

 女性陣が随分賑やかで楽しそうだ。淹れるのに集中し過ぎたせいで彼女たちのトークの中身はほとんど聞いてなかったのが悔やまれる。アリスが耳まで真っ赤になっているのは何故に。

 人数分のカップを咲夜さんと手分けして皆の前に並べていく。ちなみにテーブルの中央にはメイド長お手製のクッキーが大皿にびっしりと敷き詰められて香ばしい匂いを放っている。短時間でこれだけの量を出せるあたり流石としか言いようがない。

 やがて全員に行き届いたのを確認し、俺は皆に一礼して告げた。

「どうぞ、ご賞味くださいまし」

 その言葉を合図に、各々がカップを口元に運ぶ。またしても訪れるしばしの静寂。最初に感想を述べたのはレミリアだった。

「咲夜には遠く及ばないわね。素人が覚えたばかりというのが丸わかりよ。だけど、飲めないレベルではないわ」

「お姉さまったらシンラツぅ~。私はいいと思うな。おいしいよ、ユウ」

「可もなく不可もなくね」

 レミリアに続いてフランとパチュリーも感想を口にする。まさに及第点といったところか。何かのマンガで読んだが、紅茶は淹れ方が悪ければ飲めたもんじゃないが、キチンと淹れれば世界一上品な飲み物だという。

 それはさておき、もっと重要なのはこっちだ。

 俺が一番感想を聞きたい相手がまだ一言も反応を示していない。もしかして不味かったのかと心配になったあたりで、ようやく彼女――アリスが口を開いた。柔らかな笑顔と共に。

「おいしい……どこかほっとする味ね……」

「おお、そうか! あぁ~~、よかったぁ~~。マズってたらどうしようかと思ったぞマジで」

「ふふっ、大げさなんだから」

 可愛らしく顔を綻ばせるアリスにつられて俺も脱力しながら笑みで返す。努力が実った、というほど大層なものではないが、じわじわと喜びが込み上げてきて顔のニヤケ度が増していく。

 ……次は二人きりでお茶会がしたい、なんて言ったら彼女はオーケーしてくれるだろうか。なんつって。

 

 

「さあ、優斗様も席にお着きください」

「はへ? いやいや、今回は俺もおもてなしする側ですからお構いなく」

 唐突に咲夜さんから椅子を勧められた。そう仰いましても、彼女だけに配膳を任せるのは男が廃るというもの。ブンブンと両手を振って遠慮の意を伝える。だが、向こうも引けないものがあるようで、逆に説得されてしまうのだった。

「あとは私にお任せください。優斗様もお客人なのですから、いつまでも立たせてしまうのはメイドとして見過ごせません。何よりも、もう一人のお客様もそれをお望みのようですし」

「え――」

 どういうことですか、と聞くよりも先に。

 誰かが俺のシャツの袖口を摘まんでくいっと控えめに引いてくる。どことなく懐かしい感じを覚えて、隣を見る。

 

「ほら、優斗も一緒に……ね?」

 

 頬を桜色に染めて、上目遣いで俺を見上げる金髪碧眼の美少女がいた。照れ顔で見つめられてのお誘いセリフに、ズキューン!とハートを射抜かれる音が直接脳内に響く。滾る鼻血衝動を気合と根性で押し返す。あやうく紅茶とクッキーがスカーレット仕様になるところだった。

「あー……うん。したっけ、お言葉に甘えさせていただきます」

 促されるままに空席に移る。アリスも咲夜さんも嬉しそうだからいっか。ここで断固拒否する方が彼女たちに対して失礼だろう。

 椅子に腰かけ、なんとなく周囲を見渡す。ふと、例の庭園が目に留まった。

「そういえば、ここの庭は美鈴が手入れしているんだっけ?」

「あの子はこういうのが得意みたいでね。それだけじゃないわ。あの庭、他の者の趣味嗜好も反映されているのよ」

 俺の問いにレミリアが答える。どうやら美鈴の仕事は門番だけではないらしい。大変そうだな。あとで彼女にもお茶とお菓子の差し入れを咲夜さんに頼んでおこう。

「他の者の趣味嗜好?」

 レミリアの言葉に気になる内容があったので質問を重ねる。すると、今度はメイド長が主の代わりに教えてくれた。

「あそこには、パチュリー様が研究の素材として用いる植物や、私が調理で使う香草なども栽培しております。有害なものはありませんが、引き抜くと衝撃にも似た大音量を放つものも植えてありますので、立ち寄る際にはお気を付けください」

「めっさ聞いたことがある植物な気がしてならんのですが。そういえば、アリスの家にも庭っていうか花壇あるよな」

「ええ。知り合いに花妖怪がいて、よく種や苗を分けてくれるの。ガーデニングのコツなら彼女に聞くのが一番ね」

「そんな人がいるのか。今の時期ならヒマワリ畑にでもいそうだな」

「あら、よく分かったわね。正解よ。太陽の畑って呼ばれるくらい、本当に綺麗なヒマワリ畑なの。今度一緒に行きましょうか?」

「おっ、そいつぁグレート。ぜひぜひ」

 アリスと二人で花畑にお出かけなんて、そんなん最高に決まってるじゃないか。その花妖怪さんとやらも気になる。しかもヒマワリ畑って、もはやNavelっつーかSHUFFLEじゃねーの。俺もいつか神にも悪魔にも凡人にもなれる男とか言われてみたい。

 そんなこんなでお庭トークに盛り上がっていたら、またまたフランが要望を言い出した。

「私にいい考えがあるわ! このあとみんなでお散歩しましょ!」

「めっちゃ日差し出てるけど大丈夫なのか?」

「日傘があるから平気だもん! 行こ、アリス!」

 真っ先にアリスを呼ぶあたり、つくづくこの子は彼女に懐いているのだと感心せざるを得ない。そのうち紅魔館にアリスの部屋ができてそうな気がしてならない。レミリアならやりかねんな。

 無垢な少女のお願いを優しい彼女が断るはずもなく、午後の予定は確定した。

「そうね。図書館に籠ってばかりの誰かさんもいるし、私は賛成よ。優斗もいいわよね?」

「ん、俺は一向に構わんよ」

「決まりかしら。ふふ、楽しい午後になりそうね?」

「ねー!」

 二人の金髪少女が微笑み合う。同じ卓を囲むのは、溜息を吐きつつも拒否しない諦め顔の魔法使いと、その様子をくつくつと意地悪く笑ってからかう吸血鬼。小悪魔も乗り気みたいだし、咲夜さんも微笑を浮かべている。いやぁ、癒されますなぁ。

 おのずと紅茶に手が伸びる。砂糖は入れていないはずなのだが、不思議とさっきよりも甘い味がした。

 

 

つづく

 




次回(予定)
第五十一話 「向日葵畑で捕まって」

誰が登場するんでしょうねぇ?
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